2008年05月21日
浦和とガンバの件でいろいろとブログを見てみるとサポーターの乱闘
について述べているものが多い。サポーターの件と選手の件は別に考える必要が
あると思うし,その功罪は選手のほうが重いと思う。京都サンガサポーターブログでは
選手のほうを問題視していることが多いのもガンバの選手がやったこと以上のことを
浦和の選手が西京極でやったからである。結論から言うと浦和はダブルスタンダード
だということであろう。
さて,関西の4チームでは,各クラブ間で情報交換をしていることもあって
親密な関係にある。しかし,サポーターは別で,吹田にあるチームを不愉快に
思っているサンガサポは多い。風船を投げつけ,これを発端としてレッズサポと
ガンバサポの乱闘が起こったようであるが,もともと,ガンバサポは
相手チームに対してリスペクトしない人が多く,起こるべくして起こったとも思う。
しかしである。レッズサポもやられたらやり返せでは,あまりに低レベルではないか。
どちらも相手の批判など出来ないだろう。
さて,批判したいのはサポーターではなく,選手のいざこざのほうである。
西京極で行なわれたリーグ戦における浦和戦では,「田中」と言う選手は監督の
誕生日をピッチ上で祝い,勝利をたたえて輪になっていたガンバの選手よりも
不愉快な行動をとっていた。自分たちは良くて相手チームはだめだと言う
ダブルスタンダードでは誰もこの男とこのチームを信用することは出来ない。
もう口頭注意ではこの男には通用しないだろうから,
厳しい罰をクラブに与えるべきであろう。
posted by zion |12:13 |
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2008年05月06日
サポティスタ(サッカー関連のサイト)でリンクがあって
いつも思うことと合わせて書いてみます。
http://www.ytv.co.jp/mon/04_hanashiatta/bn/04pro-490.html
上記のリンクは、2008年3月14日(金)に読売テレビ本社(読売テレビ役員会議室)で
行われた「第490回番組審査会」で審議された内容を紹介したものである。
その一部を抜粋しよう。
■読売テレビ番組審議会委員長
「私がサッカーは嫌いだと申しましたけど、どうしてもサッカーが好きになれない理由
というのは、実際に幾つかあるんです。それについて、この番組に関連して申しますと、
例えば、どんなスポーツにも応援団とか、ファンというのがいるんですが、
サッカーだけは、日本でも、応援団と言わずにサポーターという、それからして
気に入りませんけどもね。しかも、あらゆるスポーツの中で、応援団が、
たまに殺し合いをするとか、警察が大勢入らなかったら収まらないような大乱闘が、
たまにだったら、ともかく、しょっちゅう起こる。というのは一体どういうわけなのか。
気に入らない理由は、ほかにもいろいろありますが、きょうの番組に関連して言えば、
例えば、そういうことも好きになれない理由の一つなんですが、安井さんのように、
スポーツ局のディレクターというスポーツの専門家といいましたね。その分野に詳しい方に
ご意見を伺いたいんですけれども、どうしてサッカーだけは、サポーター、
つまり応援団というのが、殴り合いはするわ、殺し合いはするわ、警察が大勢
来てないと何が起こるかわからない。 かつ、なぜサッカーだけがそうなるのか、
テニスにしたって、野球にしたって、そんなことにならないんですね。ラグビーにしろ、
アメリカンフットボールのような似たような激しいスポーツでも、そういうことは、
まず起こらないと。なぜサッカーだけ起こるのかと、これちょっと教えて
いただきたいんですが。」
■読売テレビ制作スポーツ局ディレクター
「私も実は、スポーツ部に来たのが、わずか1年半ぐらい前でして、スポーツの
専門家というわけではありませんでして、しかも競技経験が全く私、
ありませんでして、ただ、今おっしゃったように、確かにサッカーというものに対する
違和感というのは、私も常々感じておりまして、私が好きなスポーツは、
野球とラグビーなんですけども、やっぱりサッカーというのは、
先ほどおっしゃったように、本当に応援団とサポーターと言ったり、
場所によっては殺し合いにまで発展したりという、すごく野蛮な面があったりする
というのは、何となく気にはなっていたんですけども、やはり、おそらく、
これは私の個人的な意見なんですけども、もともとラグビーというのも、
サッカーの発展形であったことは確かなんです。たまたまサッカーでボールを
蹴り出したときに、ある少年がボールを手に持って走り出したというのが、
もともとラグビーの起源だといわれています。
サッカーというのは、それこそ、もっと原始的な、いわゆる村と村の戦争の
代わりみたいな感じで行われていたというのもありまして、ですからルールも、
そこにやっぱりないというか、非常に簡単なルールで、どこでも楽しめるというのが
いわれているんです。それが故に、結局どこの地域でも広まりますし、
誰でもやれる。逆に、エキサイトすれば本当に取り返しのつかないことになってしまう
という、ラグビーというのは、やっぱりルールが、殴り合いといったら変ですけど、
コンタクトプレー、接触プレーがやっぱり基本なので、非常にルールが
シビアですし、戦術、戦略も非常に頭脳的というたら変ですけども、複雑なんで、
やっぱりそういう意味ではラグビーというのは、なかなか入りにくいですし、
やっぱり節度を持ってプレーしないと、見ているほうも、やっているほうも楽しめない
という、おそらくそういうところが、多分サッカーとラグビーの大きな違いを
生んでいるのではないかなというのが、私の意見、何となくの考えなんですけども。」
■読売テレビ番組審議会委員長
「何か、あんまり納得できる、意見とも思えないんですけど。理由もなくはやるという
物事が、そもそも私は、あんまり気に入らないんですね。それでサッカーが、
子どもたちにまで、何かはやりのように好まれている。そういう影響が、
やっぱりラグビーなんかのファンが減っているということになっているんじゃないかと
思うんですね。」
簡単にまとめておくと,
読売テレビ番組審議会委員長は,
○ サッカーではファンをサポーターと言うのが気に入らないこと。
○ サッカーでは暴力事件がよく起こること。
○ 質問を振られた読売テレビ制作スポーツ局ディレクターは,とんちんかんな
回答ではあるが,サッカーについては委員長と同じ「嫌い」のようだということ。
ということだろう。
さて,これらの主張から考えさせられるのは,スポーツマスコミと少年時代,
サッカーを見てこなかった人たち(要するに高齢者)のサッカーへの
理解のなさである。
審議会委員長は,サッカーだけがファンと言えばよいのにサポーターと
言い換えているとし,そのサポーターは暴力事件などを毎回起こしている
野蛮なやつらだといった主張をしているが,サッカーの中継やニュースなどの
情報がほとんどない関西で,大きく扱われるのは暴力事件の報道くらいであることを
考えれば,毎日,暴力事件が起こっているように思ったのかもしれない。
少し付け加えると,関西では司会者が番組放送内でサッカーは嫌いだと
言ってのける土地柄でもある。また,マスコミの態度も野球優先であり,
サッカー報道は中身のある記事をみることはほとんどない。
さて,ラグビー好きな審議会委員長は,なぜここまで,毛嫌いをするのだろうか?
私自身,不思議でならない。まず,ラグビーとサッカーは発祥地など共通する
部分も多い。ラグビーとサッカーはもともと未分化の状態にあったのが
イングランドサッカー協会(日本に入ってきたときの名称:ア式蹴球,ラグビーは
ラ式蹴球)の発足などからサッカーとラグビーが分化した。サッカーはその後,
労働者階級を中心に根付き,ヨーロッパにおいても労働者を中心とした都市に
根付いていった。ラグビーはどちらかといえば上級階級のスポーツとして
広まっていった。ラグビー関係者のサッカーを見下す態度は,この上流階級を
中心に広まったラグビーと言うところに起因するのかもしれない。ただし,日本では
上流階級とは関係ないが。
サッカーを毛嫌いする人がいる理由として間違った情報を鵜呑みにしている場合
が多いと思う。先の委員長も暴力事件を上げていたが,日本のスポーツマスコミは
サッカーを取材し報道するスキルがいまだ不十分であり,裏を取らず飛ばし記事を
掲載することは日常茶飯事であることは,サッカーを日頃見ておられる方々には
お分かりだろう。たとえば,今季,日本代表選手としてその実力をみなが
認める(反論は受け付けませんw)柳沢敦選手が京都に移籍した。
と同時に京都を題材にした記事も増えたが,飛ばし記事も多かった。
タカチ監督就任をあげた新聞社があったがガセだったなんてこともあった。
たとえば,野球だとほとんど飛ばし記事はない。
というのよりも記事内容が概ね決まっていて,報道スタイルもほとんど
毎年変わらない。スター選手を中心にするか読売巨人中心の記事かである。
しかし,サッカーだと飛ばし記事が目に付く。この原因として考えられることとして,
記者が育っていないと言うことではないだろうか。取材をすればわかるようなことが,
取材をしていないため,頓珍漢な記事になっているものも多く見受けられるのも
そのためだろう。サッカーの報道は日本代表を中心に,スター選手を掘り下げた
形であるのも野球のスタイルを無理やり当てはめたためであろう。残念だが,
日本代表は大会前に召集される臨時のチームに過ぎない。
クラブでのパフォーマンスを取材しないで日本代表の練習だけを追いかけても
選手の特徴は見えてくるはずがない。選手やクラブが取材に協力していないと
言うよりも記者の勉強不足のほうが大きいと思うがどうだろうか。
Jリーグが出来てから15年,選手,クラブ,サポーターは成長しているが,
マスコミは成長しないままと言う印象が強い。
特に関西のマスコミはサッカーの敵になっているため始末が悪い。
ここでひとつの疑問が湧く。いくらなんでもアマチュア時代からサッカーを
追いかけていた記者がいるはずだから,マスコミ社内でなにか行動があるのでは
ないか,社内にサッカーサポーターもいるだろうから,なにか意識改革が
起こりそうなものなのだが,なぜ,起こらないのだろうか?
ここで,登場するのがプロ野球である。このプロ野球はサッカーとはまったく
異なる体制でリーグが行なわれている。「サポーター」と言う言葉もリーグの
成り立ちが違うことが起因して出来た言葉である。
要するにプロ野球は企業の宣伝媒体としてのスポーツであり,
それに乗っかっているマスコミと言う図式があるため,野球のスタイルでは
報道しにくいサッカーには対応できないのではないだろうか?
ただ,このまま,対応しないままになるか対応を急ぐのかは
日本のクラブが世界のマーケットで評価を受ければ変化するかもしれない。
高齢者が,野球と同じように見てしまうこと,マスコミが野球と同じように
報道しようとすること,これほど野球は大きな影響力があるといえるだろう。が,
それがサッカーの情報が伝わらない元凶だろう。
それに気づくころには海外のマスコミに購買層を取られているのではないだろうか。
野球と同じスタイルが変わらない限り,サッカーへの理解も進まないのでは
ないだろうか。
次に,審議会委員長の指摘したサポーターについて考えてみよう。
わざわざファンと言わずにサポーターと言っているのには,もちろん理由がある。
ただ,この理由を指摘するマスコミは皆無に近い。
Jリーグを創設するに当たって,Jリーグが取った戦略は,地域振興を掲げたこと
だった。すでにプロ野球があるため,同じやり方ではなくまた,サッカーの根付いた
ヨーロッパやスポーツビジネスの発達したアメリカなどを参考にした。リーグと
各クラブがあり,クラブは各地域において,自治体,企業,地元の人々(サポーター)
をステークホルダー(利害関係者)として認識して運営を行なっている。
ファンとは観戦者だから,ファンとサポーターとは違うことがわかる。つまり,ファンと
言う言葉をサポーターと言い換えているわけではない。マスコミは理解していない
が,サポーター自身は理解している。
たとえば,サポーターを示すわかりやすい記述が京都サンガサポーターの
ブログ(紫有人氏)にある。
http://blog.goo.ne.jp/nlns/d/20070714
さて,読売テレビのディレクターのほうも指摘しておきたいことがある。
が,次回にとっておきたい。というもの,地域密着をしなかったチームが1チームだけ
Jリーグに存在した。チーム名から企業名をはずすことに反対したチームでもある。
また,ホームタウンを変更しサポーター層は変化したはずで,
その影響を考えないといけない。さらに以前のホームタウンとはいまだ,
関係改善は進んでいない。読売グループの社員の方にそれとなく聞いてみると,
「サッカーは撤退している」と返ってきた。なかなか,掘り下げて考えてみようと
思わせるチームでしょ? 東京ヴェルディってw
ちなみに審議委員長は読売の方ではなく,大学の研究者の方です。
posted by zion |15:18 |
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