2008年08月16日

ヴェルディを考える

読売グループを事例として野球とサッカーの違いなどについて考えながら
ヴェルディの今後を考えてみたい。
ヴェルディを取り上げたのは,
日本におけるスポーツビジネスの形態は野球のシステムが全てではあったが
サッカーのシステムが新たに出現し,約15年経った今,
日本のスポーツビジネスの形態にも大きく影響を与え,
スポーツビジネスのあり方が変化していくだろうと思っているからである。

プロ野球とサッカーの違いをいくつかあげるとすると,

①地域密着
②リーグとクラブとの関係
③各種統括団体との関係

となる。

現在,野球でも地域名を球団名に入れたりしているが,基本的に
企業の広告塔としての役割りは変わらない。サッカーの場合,
ドイツのサッカークラブを参考にしたこともあって
おらが町のおらがチームということで,地域との連携を得て
運営する形をとっている。
基本的なスタンスは地域のスポーツクラブである。
このほか,サッカーでは,自治体,スポンサー,サポーターを
ステークホルダー(利害関係者)として認識し,
クラブ運営を行なっている。野球で言うファンと
サッカーのサポーターは意味が異なることに注意されたい。

リーグとクラブとの関係での違いは,サッカーはリーグとクラブが
個々独立した主体となり,リーグ運営ではリーグが
イニシアティブを持って運営に当たる。
野球の場合はオーナー会議などのクラブ側代表者によって
運営されているため,リーグ側(コミッショナー側)は
実質的な権限を持たない。コミッショナーが交代したため,
今後は変化があるかもしれない。
しかし,クラブ側がリーダーシップを持つことは変化しないだろう。

さらに,放映権料の扱い方にもその違いが現れている。
野球は各チームの収入としているがサッカーでは,
リーグが一括しクラブに配分する。経営基盤の小さなクラブには
主要な収入源となっている。野球では巨人戦の放映権料が大きいが,
特定チームによる金銭的影響力が大きく,フェアなリーグ運営を望めない。
今季のクライマックスシリーズでセリーグにおける
開催方法が変更された。もちろん特定のチームが変更を求めたためである。

サッカーの場合,地域密着を謳っているためか,その地域の新聞や
ローカル放送局が当該クラブ報道の中心になっているケースが多い。
たとえば,東京MXテレビだとFC東京,京都放送では京都サンガなど
地域ごとの放送が少なからず存在する。
京都の新聞では,シェアは京都新聞が1位となっている。
もちろん,サンガの情報も的確である。
読売新聞もサンガの情報はあるが,他情報からの転載であろう。
取材しているとは思えない情報量である。
地域ごとの読売新聞のシェアは思うほど高くはない。
サッカーのような地域ごとに存在するチームに合わせた紙面などは用意できていない。

統括団体とはアマチュアとプロ,あるいは学生などの団体を指している。
サッカーは世界に一つの統括団体を持ち各国にひとつのサッカー協会が
国内のサッカー競技を統括している。
もちろん,イングランドの特権を除いてである。
アマチュアとプロの関係はピラミッドとなった組織構成の中で
上部にプロ,下部にアマチュアが組織され,
アマチュアクラブが基準を満たせば,
プロリーグに参加できるシステムとなっている。

野球は,アマチュア,プロ,学生などさまざまなカテゴリーで,
個々別々の統括団体を組織している。
国際大会に参加する場合は,それぞれの団体の規約などはそのままで,
新たに団体を創設し,その新たな団体で日本代表を組織し参加する。
オリンピック日本代表も,国内の各団体が
加盟する団体『全日本野球会議』から組織されている。
オリンピックが終われば,業務終了となる団体である。
野球では,各団体の横のつながり,
特に,アマチュアとプロの間につながりはない。

さて,読売グループのスポーツに対するスタンスは,
プロ野球のスタンスと同じである。
プロ野球の興行において,2リーグ12球団全体としては
その利益などから言って成功とは言えないが,
読売新聞の販促には大きな成功となった。
サッカーについては,アマチュア時代から関係を築き,
1969年,日本でアマチュアサッカーリーグが誕生した後に
クラブを創設した。当時,学校体育でのサッカーが主流の時代にクラブを
創設したことは先見の明があったと言えよう。
1993年,Jリーグの創設に当たって,当時のリーグ創設者たちは,
プロ野球のような企業の広告媒体として,存続するのではなく,
独立した株式会社としてクラブを運営し,
企業はスポンサーとして参加するという
手法をとった。そこで,各クラブに順次地域名プラス愛称のクラブ名に
変更してほしいと協力を要請した。
読売グループではスポーツは販促のために参加しているのであって,
地域密着や地域に貢献するといった意識はなかった。
いまだに企業名を名乗れないことに不平不満を言う社長がいることも
Jリーグの理念を理解していないことの証だろう。

創設当初,読売ヴェルディを名乗っていたが,
Jリーグからの要請で企業名をはずし,ヴェルディ川崎を名乗った。
川崎市をホームタウンとしたため川崎を名乗ることになったが,東京への
ホームタウン変更に固執して,2001年,ホームタウンを東京へ変更した。
ホームタウン変更と同時に読売グループ本体がクラブ経営を撤退し,
日本テレビの所有になっている。グループは同じだが
読売本体とは距離があるといった感じだろうか。
よみうりランド(東京都稲城市所在)ではヴェルディのロゴマークを
見ることはなく,「うさぎ」ばかりであった。
また,調布市ではFC東京の旗があり,FC東京を応援する弾幕が
掲示されているのを見ることができる。
読売グループにとって川崎市は腰掛けにすぎなかったのだろう。
川崎市が用意した等々力競技場は川崎フロンターレのホームスタジアムとなった。

ヴェルディのようにホームタウンをクラブと関係のない都市に置き,
チーム作りを始めたクラブがJリーグにもうひとつあった。
ヴェルディは希望するホームタウンに固執したが,
三菱自動車フットボールクラブは埼玉県浦和市にホームタウンを置き,
地域に密着したチーム作りをしていくことを決めた。
みんなから「お荷物」と言われたクラブは昨年,
アジアチャンピオンズリーグの覇者となった。
もちろん,ヴェルディにも輝かしい歴史があるが,
2000年以降,輝かしい歴史は立ち止まっている。

2チームの試合平均観客数を見てみよう。
レッズは2000年以降,J2降格を経て観客数を増加させていることが
分かる。
ヴェルディは減少に歯止めをかけてはいるが,
1993年当時の観客数には届いていない。
2001年の増加は,2002年のワールドカップ効果と
ホームタウン変更による効果のうち,どちらが大きいかは判断できない。
ただし,2001年には他クラブも,観客数を増加させているため,
ワールドカップ効果のほうが大きいかもしれない。
2001年以降,ヴェルディは東京をホームとしている。
このため,サポーターはこれまでの観戦者とは違う可能性がある。

2チーム平均観客数


この2チームの差は,地域密着とサポーターの位置づけの
違いにあるように思う。
この2つのクラブはホームを地域密着のための基礎として
位置づけていたかの違いがあった。
というのも川崎時代のヴェルディは,
東京で試合をする機会が多く川崎市では
あまりホームゲームをしていなかった。
川崎市のヴェルディへの愛着は醸成されなかったと考えるほうが
自然だろう。
3チーム平均観客数


3チームの平均観客数を参照しながら,これまでの動きを確認してみよう。
東京をホームタウンとするクラブはFC東京があり,
2001年以降,確実に観客数を増加させている。
川崎フロンターレも同様に観客数を増加させている。
しかし,ヴェルディは減少傾向に歯止めは掛かっているものの
1993年当時と比較すれば大きく観客数を減少させている。
1993年当時のサポーターたちはどこへ行ったのだろうか。

ヴェルディの誤算の大きな要因は,
プロ野球とは違うサポーターの存在と彼らの成長だろう。
プロ野球は巨人中心で進めていくことに
反対するリーグ関係者はいない。
というか反対できない。放映権料約1億円が収入として
他球団の入ることを考えれば反対できるはずがない。
野球ファンは観客であり,決してステークホルダーではない。
ファンが球団の運営についてコメントすることはないし
影響を与えることもない。近鉄球団の消滅は記憶に新しいが
ファンの声はまったく届かなかったことも考えれば,
ファンは客に過ぎず,チームに対してなんら影響力はない。
経営者の為のリーグであって,そこに観客はいない。

ここで,水戸ホーリーホックを紹介しよう。
Jリーグで最も資本規模の小さなクラブであり,
茨城県水戸市を中心とした地域をホームタウンとしている。
もともと企業チーム(プリマハム所属)があり,
この企業チームを母体としてプロ化されたのが水戸であった。
なぜ,ここで,水戸が出てくるのかと言うと,
ヴェルディを除く各クラブのサポーターの意識を垣間見るためである。
水戸サポーターは,何か企画をしてサッカー観戦を楽しむ人たちでもある。
国立でのヴェルディとの試合では,「国立前田祭り」として観戦を楽しんだ。
さて,水戸サポーターは他クラブサポーター(鹿島を除く)が
自チームのゴール裏に来ることを拒否しないこともあって
多くの他クラブサポーターが水戸を応援しに水戸ゴール裏へ集まった。
要するにヴェルディは巨人と同じような「アンチ」が多いチームなのである。
野球だとファンは単なる客に過ぎない。他球団のファンから嫌われようが,
アンチ巨人ファンなど無視すればよい。
さて,サッカーのサポーターはステークホルダーである。
さらに,リーグと各クラブは別主体である。
クラブ運営にサポーターは影響を与える。
たとえば,今季,京都サンガではサポーターミーティングで意見を募り,
改善策を進めている。
リーグは読売の都合に合わせてルールの変更はしてくれない。
野球では都合の悪いルールは変更してしまえばよかったが,
Jリーグではクラブの都合(勝ちやすくするなど)による変更はない。

また,クラブが窮地に陥った場合,
助けてくれるのはリーグと他クラブサポーターである。
サガン鳥栖,ヴァンフォーレ甲府など
経営悪化に伴いクラブ消滅の危機にあったが
当該クラブサポーター及び他クラブサポーターも
それぞれのクラブの行く末を心配し,協力的であった。
ヴァンフォーレスポンサーもサポーターによる購入活動などから
スポンサーから離れることなく現在に至っている。

こうしたサポーターの成長は,ヴェルディの観客数激減として現れ,
他サポーターの不信感を醸成した。
Jリーグを理念を理解したサポーターによる不信感は
これまでのヴェルディの言動にその要因がある。
あらたなサポーターを開拓しても,ファンと言う意識を持つのであれば
輝きを取り戻すことは難しいだろう。


posted by zion |13:18 | コメント(18) | トラックバック(0)
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ヴェルディを考える

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プロ野球界も近年では、読売通れば何でも引っ込む、とはいかなくなってきているようです。
パ・リーグの各球団が公然と読売にたてつくようになってきているようですね。

posted by AH | 2008-08-16 13:52

ヴェルディを考える

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ヴェルディもサポーターを定期的に集めてミーティングくらいはやってますけどね。
後は地元で細々とした活動もやってるみたい。東京住みじゃないので聞いた話ですが。

過去の不の遺産はまだ強いし、正直読売のトップがどこまでJの理念を理解しているのかも怪しいものですが、現場レベルではそれなりに動いているようです。

posted by ddd | 2008-08-16 14:03

ヴェルディを考える

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ヴェルディが東京移転した8年前に同じようなことが言われていましたね(苦笑)

とりあえず、いまだに企業名が法人名に残っているクラブは、ヴェルディの他に
・JEF千葉 (東日本ジェイアール古河サッカークラブ)
・大宮アルディージャ(エヌ・ティ・ティ・スポーツコミュニティ 株式会社)
・柏レイソル(日立柏レイソル)
・ジュビロ磐田(ヤマハフットボールクラブ)
があります。神戸と草津は微妙ですね(笑)

ちなみに現在のヴェルディは日本テレビフットボールクラブです。読売新聞(またはナベツネ)とは直接には関係ありません。
それと、ヴェルディのホームゲームは日テレの深夜枠で放映されています。まあ、キー局なので生中継はまず無理ですね。

posted by 稲城市民 | 2008-08-16 14:29

ヴェルディを考える

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Verdyの観客動員数の落ち込みの一因は、J-Leagueブームで、きゃーきゃー言うだけのファンが一時的にスタジアムを占拠してしまい、嫌気が指したOld fanたちがいなくなったことでは?

日本リーグ時代に大勢いた読売のファンはサンバのリズムに乗って楽しそうにサッカー見てましたよ。
それがイナゴの大群に襲われ、根こそぎ食いちぎられてしまった。そんな印象を浦和のOld Fan達は持っています。

それに追い討ちをかけたのが本拠地移転です。そして、もうひとつやってはいけないチームの吸収合併をした横浜’F'マリノスは、遂に三ツ沢さえ埋めることが出来なくなってしまいました。

posted by Far East Hammer | 2008-08-16 14:36

ヴェルディを考える

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読売新聞が経営から離れ、J2も経験し、今のヴェルディは昔のバブリーなころとはかなり違ってきた印象があります。野球のG球団と同列に論じることはできませんよ。
管理人さんは首都圏にお住まいかどうかわかりませんが、同じ東京をホームタウンとする2チームですが、多摩川を挟んで北(FC東京)と南(ヴェルディ)できちんと住み分けができています。調布市はFCのホームタウンなので、FCの応援が多いのは当然です。逆に稲城市や多摩市ではヴェルディのペナントが目に付きます。それにホームタウンでの普及活動も着実に行っているようですし、昔のように全国区を目指そうという雰囲気は感じられません。
確かに川崎から東京への移転経緯など、当時は我が物顔の言動もありましたが、今は他と変わらないJリーグの1クラブという風に見えます。

posted by ふらっと | 2008-08-16 14:49

ヴェルディを考える

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浦和レッズも法人名は「株式会社三菱自動車フットボールクラブ」ですよ
変更すると色々手続きが大変なのでしょう
法人名はあまり関係ないですよ

posted by ウーチェ | 2008-08-16 15:20

ヴェルディを考える

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せっかくなので、水戸を単純に企業チームのプロ化と断じてしまうのはつまんない。
土浦から水戸への移転と合併あたりも絡めて、次回は是非ホーリーホックを考えてみてほしいです。

>>2つ上の方へ

今は他と変わらない、というのはそうでしょうね。

ただ、2チームともホームタウンは東京都全域、のはずで、
調布市をホームタウンとするチームはないはずです。

FC調布と揶揄されるのは確かですけど。

別に住み分けもしているわけではなく、陣取り合戦の途中経過が今の色分けになっている、とみるのが適切では。

posted by 某チームのoldfan | 2008-08-16 15:40

ヴェルディを考える

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1993J元年にスタジアムに来ていたのは
ヴェルディのサポではなくミーハー
F1や競馬(武、オグリ)からの流れてきたミーハー
彼、彼女らは今は別のものを追っかけているはず

元々よみうりランド(東京)で活動、
J設立時に東京にJ規格のスタジアムがないため川崎へ
(国立は川渕がホームと認めず)

川崎球場をホームにしていたロッテだって千葉へ出て行った

プロスポーツ2球団が出て行った川崎市・市民にも問題があったのでは?
等々力のピッチは芝が剥げてデコボコで、そこに緑の砂撒いてゴマかしてたし

フロンターレは母体富士通の川崎工場があるから
動員で人が集まった
今は富士通系以外の人も集まり立派だけど


posted by フットボーラー | 2008-08-16 19:38

ヴェルディを考える

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出ました浦和レッズとの比較
って感じですね。

posted by 都民 | 2008-08-16 21:04

人任せの結果

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ヴェルディは強いうちに都内のスタジアムを買って改築なりしていれば違う展開になったかと思います。欧州の強豪のように所有していれば黄金期も続いてたかもしれないです。行政のせいにするのは簡単ですがハードに対しての投資が他人任せで少なかった分落ちるのも早かったと思います。ちなみにブログ主が指しているよみうりランドの所在地は東京ではなく川崎です。株式会社よみうりランドの本社が東京都にあるけれども練習場や遊園地は川崎市にあります。

posted by 通りすがり | 2008-08-16 21:11

ヴェルディを考える

コメント投稿者ID :

ハードに投資しているチームってどこかあります?

都内で自前でスタジアムを持てる規模の経済力はないですよ、読売には。

既存のスタジアムのほとんどは自治体所有で他の競技イベントの使用を考えると払い下げられるところなんてありません。
コンパクトな作りのフクアリでも新設で100億近い金額が必要ですし、都内であれば地価の高さを考慮する必要があります。

国内で私有のスタジアムを使ってゲームを運営してるのは、
柏、磐田、佐川急便だけですが、これらのチームも都内であれば維持は無理でしょうね。

posted by 某チームのoldfan | 2008-08-17 00:14

ヴェルディを考える

コメント投稿者ID :

たくさんのコメントありがとうございます。
まとめて,お返事をさせていただくことをお許しください。
それと,会社名には企業名が入っているところはいくつ
かあるとのご指摘があります。確かに,そうですね。
会社名にこだわっているわけではないのですが,
ひとつの事例として書いたわけです。

>J設立時に東京にJ規格のスタジアムがないため
>川崎へ(国立は川渕がホームと認めず)
>川崎球場をホームにしていたロッテだって千葉へ
>出て行った プロスポーツ2球団が出て行った
>川崎市・市民にも問題があったのでは?

川崎市は等々力の改修を進めていた矢先に,
ホーム移転があったので,川崎市の責任と言うのは
ないと思います。
また,川崎市の阿部市長はサッカーに
理解のある人ですし,川崎市自体が
サッカーを街づくりのカードとして考えています。
ですから,出て行った側のほうに要因があるのでは
ないでしょうか。


>次回は是非ホーリーホックを考えてみてほしいです。
>別に住み分けもしているわけではなく、
>陣取り合戦の途中経過が今の色分けになっている、
>とみるのが適切では。

はい,ホーリーホックも取り上げるつもりでおります。
その伏線として,先のエントリーでジニ係数を
取り上げました。要するに大きな格差のあるJ2で,
水戸は危険な状況にあると言わなければなりません。
それと,陣取り合戦と言うのが実際のところでしょうね。


>同じ東京をホームタウンとする2チームですが、
>多摩川を挟んで北(FC東京)と南(ヴェルディ)で
>きちんと住み分けができています。
>確かに川崎から東京への移転経緯など、
>当時は我が物顔の言動もありましたが、
>今は他と変わらないJリーグの1クラブという
>風に見えます。

住み分けは聞いたことがありません。
他と変わらないチームと言うのは感じるところでも
あります。


>J-Leagueブームで、きゃーきゃー言うだけのファンが
>一時的にスタジアムを占拠してしまい
>、嫌気が指したOld fanたちがいなくなったことでは?

私もそう思いますが,
人数の規模が大きいので,実際どうなのか判断の
難しいところです。


>ヴェルディもサポーターを定期的に集めて
>ミーティングくらいはやってますけどね。

はい,そうですね。やっています。
ラモスが監督のときにネット上で公表されていたものを
見ました。まぁラモスだからと言うのもあるのでしょうが,
ミーティングではなくラモスから一方的に話す
状況でした。だから,「ファン」と言う感覚が
あるのかなぁと思ったわけです。

posted by zion | 2008-08-26 00:20

ヴェルディを考える

コメント投稿者ID :

 クラブは基本的にはどこかの企業から発展してプロになっているのが多数です。しかし、問題はソコではなくて、そのクラブが考えている経営がリーグの理念に賛同しているかが問題だと思うのです。それなりに成功を収めているクラブはやはり地元とともに上手くやっています。ヴェルディのように日本TVや読売と企業色が強いクラブはサポーターから見れば白けるとも言えるんじゃないでしょうか。まぁ、ホームを変える時点で「地元密着」の理念が無いとも言えますね。

posted by sai | 2008-12-09 03:28

ヴェルディを考える

コメント投稿者ID :

saiさん,コメントありがとうごいます。
プロ野球とは違うシステムで発足しました
Jリーグですからから,
その大きな違いのひとつである地元密着が
クラブの将来に影響を与えたことは
否定できないと思っております。

posted by zion | 2008-12-10 00:51

ヴェルディを考える

コメント投稿者ID :

野球ファンでもあり、サッカーファンでもある川崎市民の一視点ではありますが、コメントを
したいと思います。


まずは野球ファン視点として。

ちょっと気に掛かるところと言えば、近鉄の消滅をあげてサッカーを美化していますが、サッカー側も
また野球同様に横浜フリューゲルスの消滅と言う経験をしているはずで、近鉄消滅に関してだけ、
「ファンの声はまったく届かなかった」という表現を出すのはアンフェアなような気がします。

企業名を出さないと、大きな支出をした場合、株主に説明しにくいと言う当時のナベツネの意見は
私自身が、サラリーマンとなった現状では納得の行く説明であるような気も少ししますし。


川崎市民として。

読売グループにとって川崎市は腰掛け。確かにそんな感じは当初からありました。
ホームを国立にしたいとか、そんな事を言っていたような覚えもあります。
川崎に関してそんな言い草をされていれば、そりゃ川崎市民はそっぽを向きますよ。
あまつさえ、本社が川崎市内にあり、絶対に移転しなく、川崎愛に溢れたチーム運営をしている
フロンターレがそばにあるのだから。

結局、現状の状況を選んだのは、野球と同様の方程式が通じると思った当時の読売グループの判断が
悪かったとしか言えないのではないのでしょうか。



まぁ、なんだかんだ書きましたが、過去の経緯とかで、私はやっぱりアンチヴェルディなんですが^^;

posted by てんぷら定食 | 2008-12-12 00:44

ヴェルディを考える

コメント投稿者ID :

改行方法ミスった……。

読みにくくて、すいません。

posted by てんぷら定食 | 2008-12-12 00:45

ヴェルディを考える

コメント投稿者ID :

てんぷら定食さんコメントありがとうございます。

若干,確認したいことそして当方の考えることを
コメントしたいと思います。

私自身も野球観戦はします。読売は見ませんがw
野球ファンとして野球のやり方に不満があり,
サッカーのやり方がスポーツビジネスと言う視点から
見ても優れていると考えています。このことについては
また,時間を取りたいと思います。

さて,野球ファンとしてのコメントに中に
横浜フリューゲルスの消滅がありました。
実は近鉄の消滅とはまったく違う結末を迎えています。

横浜FCと言うチームをご存知ですか?
消滅しましたフリューゲルスは
サポーターや関係者の尽力により
横浜FCとして残っています。
面影を残すと言ったほうがいいかもしれません。
フリューゲルスの版権はマリノスが持っていますし,
合併したことになっていますから。

近鉄の消滅に反対したファンは
無力でしかなかったのですが
フリューゲルスの場合は,
横浜FCとしてリーグに参加できるよう
リーグや協会が便宜を図ったこともあり,
Jリーグに早く参加することができました。
この差はリーグ運営の差だと思っています。

スポーツを企業広告と考えれば,企業名の有無も
関係します。だから,企業名のチーム名という発想が
出てくるわけです。
しかし,それだと企業の業績によって
収入が変わり,そのスポーツの存続が
怪しくなってしまいます。
スポーツ(あるいはサッカー)には文化的な側面や
そのクラブと地域との関係などカネでは
説明できない部分が少なからず存在します。
その部分を理解するか否かで
企業の社会的責任が認知されているように
思うのです。
企業名ではなく何をしたのか,何をしてくれたのかを
サポーターやファンは見ていますから。
企業名を名乗らなくてもPR効果になると思うんですよ。

結局のところは「読み違い」と指摘されています。
私も同感です。
読売はサッカーも
野球のビジネスモデルでのプロ化を
念頭においていたと思います。
ですから,読み間違えたと言うことになるでしょう。

posted by zion | 2008-12-15 15:56

ヴェルディを考える

コメント投稿者ID :

あけましておめでとうございます。
てんぷら定食です。

まずは、反応が遅くなりました事をお詫びいたします。

「トピック」のヴェルディの話題からは、話題がずれてしまいますが、
私に向けて書かれた内容でもありますので反応したいと思います。


> 近鉄の消滅に反対したファンは
> 無力でしかなかったのですが

近鉄の消滅に反対したファンは無力だった。

消滅したことから考えれば、確かにそうかもしれません。
でも完全に「無力」だったでしょうか?

ご存知のとおり、近鉄消滅での騒動は凄いものがありました。
私の実感では、あの時ほどプロ野球ファンが一つになったことは
無いのではないだろうかと、そう思っています。

横浜FCが「フリューゲルス」サポーターや関係者の尽力で誕生したの
であれば、「東北楽天球団」の誕生もまた、関係各氏、そしてファン
の声が大きかった故ではないでしょうか。

ただ、野球、サッカーに限らずプロスポーツの世界では、スポンサーが
離れ資金の供給が絶たれることは「活動縮小」や究極的には「死」を
意味することだと思われます。
そこには、野球・サッカー等々プロスポーツの競技種別を問わず、
横たわる問題です。

トピック『ヴェルディを考える』では、その前提を踏まえつつも
やもすると、「サッカーの運営スタイル>野球の運営スタイル」と
断じているように思えます。

現在、人気先行者の特権かもしれませんが、現在資金の収集や選手への
還元などについては、少なくても日本においては野球の方がはるかに
上のレベルに達しています。

だからと言って、今後どうなっていくのかは未知数ではありますし、
それを持って野球のスタイルの方が上、と断じたい訳ではありませんが。


なんだか、いろいろ余計なことを書きました。


結局、何が言いたいのかと言うと、最初のコメントのとおりで、

サッカー側も近鉄同様に横浜フリューゲルスの消滅と言う経験をし
ている以上、近鉄消滅に関してだけ、「ファンの声はまったく届か
なかった」という表現を出すのはアンフェアなような気がする。

……って事なのかもしれません。

posted by てんぷら定食 | 2009-01-02 22:27

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