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WBC中国暫定メンバー 戦力分析①

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WBCの各国暫定ロースターの発表があり、中国代表も28人の暫定メンバーが発表されました。
本大会登録は28人ですが、直前まで入れ替えができるようです。
監督は以前から何度か取り上げている通り、MLBでの監督経験もあるジョン・マクラーレンが務める。


●2013WBC中国代表(暫定) *=左
・投手
ブルース・チェン*(ロイヤルズ)、卜濤*(河南)、李帥(河南)、李文明(天津)、呂建剛(天津)
李鑫*(天津)、劉宇(北京)、楊海帆(北京)、孟慶遠(北京)、羅夏(四川)
陳坤(四川)、冉松*(四川)、朱大衛(上海)、楊燕勇(上海)※兼外野手

・捕手
王偉(北京)、董偉(北京)、孟偉強(広東)

・内野手
レイ・チャン(レッズAAA)、安旭(北京)、李磊(北京)、賈昱冰(北京)、賈徳龍(広東)
杜暁磊(江蘇)、褚夫佳(江蘇)、岡村秀(江蘇)

・外野手
崔暁(北京)、頼競峰(広東)、陸振洪(江蘇)


各国が「一次ロースター」や「候補選手」の名で今大会の骨格が判明していく中、いつもの様に直前まで情報がわからない中国代表に、私は今か今かと待ち望んでいたわけですが(笑)
世代交代を強力に推し進める過程で、若手中心で構成された昨年末のアジア選手権メンバーを中心に選出するということは以前からずっと噂されておりました。
その点での予想はできていたわけですが、実際フタを開けてみると若干のサプライズもあるメンバーを暫定登録としてきましたね。

一次リーグで日本の相手でもある中国。
戦力選手の特徴について、第一弾は投手と捕手を分析してみたいと思います


【投手】
・ブルース・チェン/陳用彩 (カンザスシティ・ロイヤルズ) 左左 1977.06.19 188cm/95kg
今代表一番のサプライズ。中国系パナマ人で、かつて2度のWBCにも出場したパナマ代表のエース。現役メジャーリーガーがまさかの中国代表くら替えである。
事前に報道が出たとおり、パナマの予選敗退を受け、中国での出場を望んでいるというもの。メジャー通算71勝のベテラン左腕は、間違いなく中国でもエースの扱いだ。

・卜 濤/ボー・タオ (河南エレファンツ) 左左 1983.01.15 183cm/85kg
WBCは3度目、国際大会経験豊富な本格派左腕。今大会は先発の軸として期待される。
大きな体から繰り出される140km前後の直球と、曲がりの大きいスライダーが持ち味。牽制やフィールディングも上手いが、癖がないので捕まるともたないのが難点。

・李 帥/リ・シュアイ (河南エレファンツ) 右右 1985.07.11 188cm/73kg
長身から投げ下ろ・・・さないアンダースロー。2006WBC代表。
渡辺俊介を参考にしたという低い出所と、一旦上から投げるように始動するフォームが特徴。最近は二段モーション風も見受けられる。
直球は120km台だが、変則からの小さなスライダーとシンカーなどを織り交ぜた投球は、初見では捉えづらいだろう。
立ち上がりに難があるが、今大会は中継ぎ起用が濃厚。

・李文明/リ・ウェンミン (天津ライオンズ) 右右 1988.10.13 195cm/87kg
2009年のアジア選手権でアマチュア日本代表相手に好投した、長身変則系右腕。担ぎ投げのような独特のフォームから、最大の特徴はナックルボール。
130km台前半の直球と110km前後のナックルボール、ナックルカーブを主体とした投球。ナックル系の割合は半分ぐらいで、捉えやすいスピードの直球も割と投げる。ここ最近調子を落としているといわれることから、変則ながら打ちやすい部類ではないかと。

・呂建剛/リュ・ジェンガン (天津ライオンズ) 右右 1979.02.19 185cm/90kg
元中日、日本でも知る人が多い近代中国棒球史に残る名投手。2009WBC台湾戦勝利の立役者、アジアシリーズや北京五輪での好投など、大車輪の働きは国内外で数知れず。
サイド気味のスリークォーターから、130km台後半の直球とキレのあるスライダー・カーブ・チェンジアップなど多彩な変化球が持ち味。コントロールも非常に良く、強豪国相手でも大崩れすることはまずない。
最近ではコーチの役割も担っており、今大会はセットアッパーとしての起用が濃厚。

・李 鑫/リ・シン (天津ライオンズ) 左左 1992.04.10 184cm/75kg
130km台後半の直球とスライダー、カーブ、チェンジアップを操る、若手左腕で最も評価の高い投手。2011年CBL新人王。
変化球でのカウント稼ぎや、細かいコントロールなど非常にまとまっており、「投手らしい投手」として将来を嘱望される。右打者への対応が課題。
昨年のアジアシリーズやアジア選手権では、まとまっているが故に韓国・台湾に打ち込まれた場面が多々見られたが、中継解説者等から非常に高い評価を得た。今大会では3人目の先発を劉宇と争うポジション。

・劉 宇/リウ・イュ (北京タイガース) 右右 1991.09.15 180cm/75kg
所属の北京では若くしてここ2年ほどエース格として活躍。
直球は130km台前半ながら、適度な荒れ球でのらりくらりとかわす、打たせて取る右腕。アジアシリーズ・アジア選手権では崩れなかったものの、安定感のあるタイプではないだけに、国際大会には未だ不安も残る。
先発、もしくはロングリリーフとしての起用が濃厚。

・楊海帆/ヤン・ハイファン (北京タイガース) 右右 1994.10.23 187cm/75kg
今大会最年少選出の18歳。直球が球速以上に速く見え、直球主体で押すタイプの投球。昨年のアジアシリーズから代表入り。
北京ではすでに主力だが、代表はおそらく期待枠の選出。

・孟慶遠/モン・チンユェン (北京タイガース) 右右 1988.03.09 184cm/85kg
直球が140km前後という(中国では)速球派の部類になる投手。ただしコントロールに難。
格下相手には簡単に通用する投手だが、WBCレベルではかなり難しいのではないか。1試合捨て試合を作る方針であれば、その試合の先発は十分考えられる。

・羅 夏/ルオ・シア (四川ドラゴンズ) 右右 1992.07.14 178cm/75kg
若手切り替えを推し進めるうえでの期待枠。直球は130km台後半。
チャイナスターズでは先発に抜擢されたものの、守備の乱れもあって炎上。ただし、期待していた以上の投球は見せた。
素材としては悪くないだけに、登板機会があれば、今後につながる投球に期待。

・陳 坤/チェン・クン (四川ドラゴンズ) 右右 1980.03.05 185cm/86kg
四川のエースであり、北京五輪以降代表のクローザーを務めてきたベテラン。WBCは3連続出場。
縦割れの大きなナックルカーブと、小さく変化させる動く球、スライダーのコンビネーションを得意とする。コントロールはそれほど良くない。
気性が荒く、内角を容赦なく攻めることも。今回は中継ぎでの起用が濃厚。

・冉 松/ラン・ソン (四川ドラゴンズ) 左左 1992.03.07 183cm/70kg
右腕をだらりと垂らして投げ下ろすフォームが特徴的な、細身の左腕。
好不調の波が激しく、好調時には直球は140km程度まで出るものの、不調時はストライクが入らないことも。
変化球はスライダーを軸としているが、変化球のコントロールには依然課題が残る。2009年の劉凱同様、左のワンポイントとして起用される可能性が高い。

・朱大衛/ズ・ダーウェイ (上海ゴールデンイーグルス) 右右 1988.07.25 185cm/84kg
元西武。西武戦力外後、2012シーズンから故郷の上海でプレー。前回WBCでは韓国戦で炎上の苦い思い出が。
昨年の全国選手権で日本時代の最速を超える146kmをマークし、スピード一本に絞った投球ではまだまだできることをアピール、中国で速球派としてデビューした。
しかし日本時代からの慢性的なノーコンは未だ治っておらず、この点に大きな不安が残る。マクラーレン政権ではクローザーとして起用される可能性が高い。

・楊燕勇/ヤン・イェンヨン (上海ゴールデンイーグルス) 右左 1994.05.05 178cm/65kg
2011-12シーズンのアメリカ遠征で代表デビュー。楊海帆と並ぶ最年少選出で、マクラーレン監督お気に入りの選手。
幼くして孤児となり、孤児院から代表入りまで上り詰めた異色の経歴で、「孤児の星」として売り出し中。本来は外野手だが、近ごろ投手としても登板。暫定登録上は投手となった。


【捕手】
・王 偉/ワン・ウェイ (北京タイガース) 右右 1978.12.25 186cm/96kg
第1回WBCで上原から大会第1号本塁打を放った選手といえばピンとくる日本のファンも多いはず。攻守の中心を担う、大陸の大捕手。
北京五輪の大怪我で前回WBCは無念の欠場、2010年に代表復帰。マリナーズの練習生契約を経て、近年はAAAのキャンプにも参加している。
守備でも座ったままの二塁送球を平然とやってのけるなど絶好調で、4番・捕手としての起用が濃厚だ。

・董 偉/ドン・ウェイ (北京タイガース) 右右 1990.02.22 185cm/80kg
かつて青森山田高校に野球留学後、BCリーグ・石川ミリオンスターズにテスト入団した捕手。中国帰国後は、北京でバックアップ捕手兼外野手として実力をつけてきた。
昨年の青年選手権(U23)でも活躍。チャイナスターズ選出を経て、初めての代表きっぷを勝ち取った。

・孟偉強/モン・ウェイチャン (広東レオパーズ) 右右 1989.05.31 185cm/80kg
捕手転向5年目。投手出身の強肩と、バッティングが持ち味。キャッチングと送球精度に課題を残す。
昨年のアジア選手権では三塁手として試されるなど、マクラーレン監督は捕手としてだけではなくバッティングを活かしたい模様。本大会ではDHでの起用も考えられる。



②の記事では内野手・外野手を取り上げます



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野球中国代表
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