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海峡両岸棒球対抗賽 1日目

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参加各チームロースター

中国と台湾の対抗戦、「海峡杯」(海峡両岸棒球対抗賽)がついに開幕しました。
大会概要については前回の記事を参照ください。

ネットで観戦できた試合のみ細かい戦評を述べたいと思います。

●1日目 10/24
【台北市4-3広東】
・広東スタメン
4唐 煒(8)
8頼競峰(69)
9那 闖(99)
D林暁帆(83)
7斉 択(86)
5李新雄(91)
6賈徳龍(31)
3馮 毅(39)
2馬輝利(22)
P王 培(89)→陳俊毅(66)

・試合経過
初回から両チームサクサクの試合展開で1時間経たずに4回が終了、劉広標が一塁コーチを務めていたのが印象的だった。先発マスクはベテランの馬輝利。打撃のいい梁永楽はロースターに連なるものの帯同しておらず、レギュラー捕手・孟偉強も怪我の影響があるとみられる。

6回に台北市がラッキーなバントヒットを足がかりに2点を先制、外野の怪しい打球処理もあって更にピンチの状況で、広東は陳俊毅にスイッチ。後続を断ち切る。
7回、表に李新雄のタイムリーで1点返すも、その裏タイムリーと賈徳龍の中継送球エラーでさらに2失点。
最終回、土壇場で連打が飛び出し、林暁帆のタイムリー二塁打と内野ゴロの間に2点。しかし反撃及ばず4-3で試合終了。

先発王培…4回までノーヒットを継続、最速は134km。相変わらず大小の大きく曲がる変化球を多投するスタイル。この日は調子が良かったらしく、効果的に変化球でストライクが取れていたのが大きかった。
陳俊毅…守備の乱れもあって失点はしたものの、これまでと変わらない130km台の直球にスライダーを上手く使って安定感ある投球。

・気になった野手
頼競峰…昨年キャンプから代表入りした選手で非常に期待していたのだが、正直期待はずれ。守備に目立ったミスはなかったが、打撃にも特筆すべきことはなかった。正直、この日のプレーでは代表に物足りない。
那闖・・・同じく昨年から代表入りしているパワーヒッター。ハンドボール出身の異色選手。この日も鋭いヒットを打つなどスイングスピードの速いバッティングは素晴らしかったが、外野守備はフライは問題なく処理したものの、ゴロ処理と肩に欠点がある。一塁も守れるというが、代表ではDHが無難か。
李新雄・・・もともと内野手だが、ここ数年は右翼手でレギュラー。しかし今年に入ってから三塁もよく守っているようだ。これまでの映像から右翼守備も下手ではないと感じていたが、三塁守備も次第点。ただしスローイングのフォームが外野手っぽいというか不自然なのが気になる。バッティングでも2安打。外野と三塁が守れ、実はこちらが代表にピンポイントだったり。

ちなみに広東に日本人コーチの原田勝美氏(全日本野球技術普及協会、元インドネシア監督、元城西大学監督)が赴任しています。


【合作金庫4-1天津】
天津スタメン
8楊順意(32)
4侯鳳連(16)
6王靖超(55)
D張振旺(22)
7劉若律(31)
9古汶鑫(52)
5王 凱(61)
3張皓玥(5)
2于海超(27)
P蘇長龍(58)→呂建剛(17)→李鑫(11)→李梓踉(20)

・試合経過
正捕手・張振旺がDHで4番に座り、二番手捕手の于海超がマスクをかぶった。
2回、王靖超の連続失策に安打なども絡み2失点。
4回、呂建剛にスイッチ、2イニングを無失点。
6回から李鑫が登板、しかし7回に2点を失う。
8回表に侯鳳連のレフト前にポトリと落ちるタイムリーで1点返すが反撃そこまで。裏は李梓踉が全く危なげない投球で3者凡退に抑えるもそのまま試合終了。4-1。

先発蘇長龍…直球の球速こそぐらいと2008年アジアシリーズの頃より若干落ちていたものの、大崩れしない投球。タイプではないが、三振を多く奪っていたのが印象的だった。この日はフォークをあまり投げていないように見えた。
呂建剛…直球が135前後出ており、一時期よりまた速くなっている。スライダー、カーブのキレともに申し分なく、アジアシリーズに向かって順調な調整ができていると見た。このあたりはさすがである。
李鑫…130中盤の直球と縦割れの変化球を中心にのらりくらりの投球。代表では先発が有力視されているが、私は中継ぎで使ったほうがいいのではないかと思う。
李梓踉…格の違いを魅せつけるかのような投球。あっという間に三者凡退。この日は140には届かなかったものの、投球スタイルは健在。

・気になった野手
・王靖超…体格が良くなり、打撃も好調なようだが、昨年から言うとおり守備がいただけない。NPB時代に肘を痛めた影響からか、スローイングが極端に悪くなっており、ゴロ処理でもこの日2失策。まだ若いし、ショートでできる選手だとは思うのだが、守備面は伸び悩みの感が。
・劉若律…天津の若き大砲と言われるが、この日は目立った打撃なし。選球眼があまりよくなさそう。外野守備は大きなミスこそなかったものの、あまりうまくないと思われる。
・張皓玥…天津の一塁を実力で奪った若手。一塁専任で下位を打つというちょっともったいない選手ではあるが、ポテンシャルは高そう。この日もヒットを放った。体の線がまだ細いので、あと数年辛抱して使うのかも。
・于海超・・・二番手捕手。暴投くさい送球もあったが、ストライク送球で一度盗塁を刺すなど伸びしろは感じた。一度内野に転向しているだけに、可能性はいろいろありそう。キャッチングでポロポロしない二番手捕手は実はすごく貴重だったり。
・劉志成…代打で登場。一度引退→復帰の大ベテラン。天津黄金時代に中軸も打った元右翼手。この日もヒットを放った。

【台湾電力4x-3江蘇】(延長10回)
3-3で迎えたタイブレーク10回裏、走者3塁に送られて登板した胡洪雨が、初球をまさかのサヨナラ暴投。まさかの結末で江蘇サヨナラ負け。
【新北市3-0四川】
2安打完封。完璧に封じられたが、失策0、失点3に抑えた。



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