2011年07月19日
私がみた今回のベストゴールは、やはり沢選手が決めた、最後の同点弾だ。
(スウェーデン戦の川澄選手の3点目も捨てがたいし、ドイツでの丸山選手のゴールも価値があるが)
ニアに走りこんだ沢が、カンフー映画のように、蹴りこんだあの奇抜でトリッキーなゴール。
「サッカーの神様っているんですね」
と語った沢選手がいうように、ぎりぎりの時間で、神様がのりうつったかのように、
時間が一瞬とまったかのように、アメリカチームの虚をつくような、あの空間をほんのわずかな時間だけ、支配したような、ゴールだった。
観戦したファンが語るように、日本のサッカーの歴史を変えたゴールだった。
私はファンの中で「国民栄誉賞」ものだという、意見には同調できない。
というより、「国民栄誉賞」とか「人間国宝」などというものは、なくすべきだと思っているから、そうは思わない。
むしろ、後で出てくるが、女子リーグを、盛り上げていき、女子サッカー文化が日本に根付く事が、選手たちの願いだと思う。
とにかく、彼女たちは、日本人として、尊敬すべき選手だ。
佐々木則夫監督も、「尊敬できる選手を預からせてもらって、感謝している」と語っている。
今大会については、静かに湧きあがる喜びと感謝を述べる沢選手の言葉が、多くのことを物語っている。
『最高の舞台で、最高の仲間と一緒にメダルを取れたのはうれしかったし、楽しかった。今日の決勝戦は優勝するシーンしか想像できなかった。日本が青のユニホーム、青のパンツ、青のソックスで戦って、表彰台の上でトロフィーを掲げるシーンまで鮮明に想像できていたし、ユニホームの色も含め、本当にそうなりましたね。また、今日は川澄にネイルを新しく塗り直してもらったんです。これをやる日は必ず点が取れるんです。
今大会で優勝できたのは、中堅世代の選手たちのおかげだと思います。北京五輪の時もいいチームでしたが、あのころに若手と呼ばれていた選手たちが成長して、すごく頼もしくなりました。宮間や大野、近賀、矢野などの中堅世代が、さらに若い世代を引っ張ってくれて、わたしたちベテランの背中を押してくれました。彼女たちはピッチの中でも外でも、すごく頼もしいです。「なでしこジャパンは今までと何が変わったか」と言われれば、そこだと思います。MVPも得点王も、みんながいてくれたから取れた賞だと思う。本当に感謝しています。
得点シーンは(コーナーキックのキッカーの)あや(宮間)に「ニアに蹴るから」と言われ、わたしが「一番前に行くからね」と返していたんです。ゴールにボールが転がっていて、みんなが喜んでるのを見て「あ、点が入ったんだ……」という感じでした。アメリカに対してゴールを取れたのがうれしいし、あそこで同点にできたのもすごくうれしかった。本当にみんなが最後まであきらめずに走り続けた結果が、優勝につながったのだと思います。みんなに感謝したい。
W杯で優勝したわけですから、今後は日本の女子サッカーに向けられる期待のハードルは上がるかも(笑)。自分自身、18年間代表としてやってきて、苦しい時代も見てきています。ここに来るまで本当に長かったと思います。でも、こうやって自分が好きなことをやって、たくさんの人が笑顔になってくれたり、応援してくださったりするのはすごくうれしい。今後、女の子がサッカーをやれる環境がもっと整い、また、サッカーをやりたいと思う女の子たちが増えてくれればいいなと思います。
帰国したらすぐにリーグ戦(24日、対ジェフユナイテッド市原・千葉)があります。休む暇もなくて、気持ちの切り替えも難しいんですけど、今度はなでしこリーグ優勝を目標にしていきたいです。北京五輪の時もそうでしたが、注目されたのは一瞬だけでした。それを持続させるためにも、自分たちがしっかり結果を残さなければいけないと思います。たくさんの方たちに女子サッカーのいいところを見ていただけるよう、足を運んでいただきたいと思います。
そして、ロンドン五輪のアジア予選(9月)もすぐにあります。中1日、中2日などのタイトなスケジュールなので、しっかり体のケアをしてコンディションを整え、ロンドン五輪に出場したい。五輪でもみんなで力を合わせて、またメダルを取りたいです。W杯に優勝したらしたで欲が出てくるもので、五輪のメダルも欲しいなと思います。』
(スポーツナビより)
サッカーファンなら、青いユニフォームに愛着を感じ、高揚する思いがある。
中堅選手の成長が、日本の女子サッカーを支えてきたベテランとうまく融合し、絶妙なバランスをもたらしたのだろう。若手も、引っ張られた。それを、絶妙に指揮したのが佐々木監督だった。
女子サッカーの課題は沢選手が言うように、この注目が持続するか。
私はJリーグを見て、最も感動したのがサポーターの応援だった。
試合前の応援をみるのが、とても、おもしろかった。また、基本的にそのチームを愛し、応援している雰囲気を感じられて、感心したものだ。
それぞれのチームに個性があるのも、おもしろかった。
一方で、一般の人でも、自由に楽しめる雰囲気はほしいとも思う。
何か、排他的な雰囲気、同調して応援しないといけない雰囲気はなくしていってほしいが。
ともかく、そういったファンはきっと、女子サッカーにもいるだろうし、そういった人たちが増えることで、Jリーグのようになっていってほしいと思う。
そのためには、なでしこジャパンが、コンスタントに活躍することが必要だろう。
とはいえ、W杯で優勝してくれたのだから、心から感謝したい。
金銭的にも厳しい中で、ここまで、情熱を向けた選手を賞賛したい。
「真に崇高な勝利」
心からこう思える勝利を目撃できる機会なんて、めったにないのだから。
posted by 暁某 |18:16 |
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2011年07月19日
W杯で、自国のチームが優勝する。これを、目撃できたことは、きっと、最高の幸せに違いない。
小倉純二・日本サッカー協会会長の話
「W杯で優勝できるなんてこんな幸せな会長はいない。日本の女性の素晴らしさが証明された。将来、日本で女子W杯を開催した際は、沢に大会委員長をやってもらいたい。」(共同)
女子サッカーは今、創成期から次の段階に移るぐらいの時期なのかもしれないが、歴史に名を刻んだ。これから、発展していくだろう女子サッカーにおいて、この栄光が、色あせることは決してないだろう。それが、W杯の優勝という栄誉だと思っている。それだけ、優勝することは価値があり、難しいものであり、運も含めて、選ばれたチームだけしか、手にすることは出来ない。
優勝から時間がたち、ネット上には、各国がなでしこを、賞賛する記事が、あふれかえっている。これを、チェックする喜び。
「真に崇高な勝利」
「おめでとう日本。あなたたちはアジアの誇りだ」
「地震、原発事故と大災害に見舞われながら、日本女子は運に頼らず奇跡を成し遂げた」
(ベトナム)
「予想外のチームが大会の主役になった」
(ブラジル)
「日本は男女含め、FIFAが主管する成人のワールドカップ サッカー大会で頂点を極めた初めてのアジア国家という栄誉もあわせて享受した」
(韓国)
「日本チームはまるで女子サッカー界の(スペインの名門チーム)FCバルセロナだった」
(中国)
「青い奇跡だ」
「際立ったのは、強い意志を実際に土壇場の得点に変える能力だ」
「日本選手は(震災という)悲しい来歴だけではなく、すばらしいプレーでも観客を感動させたのだ」
(ドイツ)
W杯の勝利が歓喜なら、W杯の敗戦はやはり絶望だろう。
虚脱とともに、やる気を失わせ、次の日のテンションを左右するぐらい、サッカーには影響力がある。
歓喜だけを味わえるのはたった1国だけ。
それが、我が母国になるとは、やはり最高にうれしいことに違いない。
W杯では、優勝候補がしのぎを削り、力が均衡することも多く、審判のジャッジなど様々な要因が、試合に影響を与える。
優勝候補が敗れていく光景を、サッカーファンなら何度も目にしたことだろう。
結局のところ、W杯で優勝することは、奇跡的なことに違いない。
それをたぐりよせ、最後の最後で勝ち抜く要因は、なでしこジャパンが示した、意志に他ならない。
「私はFIFAに36年以上いるが、これ以上の驚きはないんじゃないかな。奇跡というのは時々目にするものだが、とても稀なものだ。私の考えでは、日本が優勝するとすれば驚きだが、過去数年の彼女たちの働きを見れば、彼女たちが意義のある前進をしてきたことが明白に分かる」
「彼女たちが決勝に残ったという事実は、圧倒的な支持を集めていたドイツを破ったことが運とは関係なかったと立証するものだろう。彼女たちのランキングは上り続けているんだからね」
(FIFA ゼップ・ブラッター会長)
女子サッカーは今のところメジャーではないが、将来的には女子ゴルフのようにメジャーになっていく可能性をもっている。
なでしこチームの試合は、本当におもしろかった。
もちろん、こう思えるのは、なでしこチームが、最高のサッカーを体現してくれたからだろう。
撃破したチームは、ドイツ、スウェーデン、アメリカと名だたる強豪ばかり。
テレビがないので、youtubeでダイジェストでしか見られなかったが、(リアルタイムで見た人は、最高だっただろうが)なんと、劇的な勝利の数々。
W杯において、フェアプレーを押し通し、エンターテイメント性、つまり、サッカーの醍醐味を表現し、劇的な試合を続け、勝利までかっさらった、なでしこチームは、素晴らしいとしかいいようがない。
日本のスポーツでは、メダルを初めて取り、満足してしまう、そういうことが過去のスポーツ史で多々みられたし、準優勝でも大きな賞賛を得たことは間違いない。しかし、貪欲に、あきらめない姿勢を貫いたこのチームの精神的なタフネスは、特質すべき点であり、ライジングサンとでも呼べるような、
安全といってきた原発推進者たちがばらまいた、放射能に苦悩する日本人の曇った心に、突如として光を差してくれるような輝きだった。
キャプテン翼というマンガの世界でしか見ることができない夢を、なでしこチームが、実現した。
私はやはり、日本サッカー協会が、かなり優れた組織だと思っていて、
日本のサッカーをここまで盛り上げ、強化させてきた日本サッカー協会も、賞賛したい。
Jリーグというビジョンをかかげ、持続させ、礎を築いた川淵氏をはじめとする関係者の努力と情熱を評価したい。
posted by 暁某 |14:13 |
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2011年03月07日
W杯後、明治大学を訪ね、監督と会談した際にも、その人柄がみてとれた。
大学時代、一年目の長友は、腰をいためたりして、スタンドで太鼓を叩いて応援していた。
太鼓を昔からやっていたそうで大変うまく、それで有名になり、鹿島のサポーターにスカウトされるほどだった。
監督は、長友をSBに転向させた。最初は腐っていた長友は、一軍を辞退までして、
攻撃的MFにこだわった。しかし、監督は長友の資質を見抜いて、SBで起用し続けた。
そんな恩師に、感謝の気持ちを、目をかすかに潤ませて述べる長友は、本当に気持ちの良い人間だと感じた。
長友のこの姿勢の良さが、彼のキャリアを向上させているようだ。
大学の後輩には、当時の長友が「外人にみえた」「ゲームに出てくるような感じだった」というような、異次元の存在で、観客から笑われるぐらい「早かった」そうだ。
また、彼は体幹マニアを称するが、youtubeにその体幹の訓練や、それを教わる先生との会話が、アップされている。大変、興味深いが、それと同時に、根気よく、先生とのインタビューに応じる長友に感心させられた。インタビューは数十分ぐらいあり、相当長いのだが、決して、嫌な顔一つせず、誠実に丁寧に答える。W杯後のことだが、決して、おごることがない。すごいな、と思った。
世界一の代表バックになりたいという、大きな目標は、日本代表を世界一に導きたいという、意思の表れにほかならないだろう。思いは具現化する? はたしてどうだろうか。そんな、夢物語、キャプテン翼でしか目にできなかった日本代表の活躍は、やはり、かすんでさえいない、夢のまた夢でもある。
しかし、インテルに入団した長友も本当にすごいニュースだったけれど、ゴールを決めた映像は何度見ても、興奮するし、気もちが良い。スタジアムに響く、「ナガトモ」コールは、
本当にうれしかった。
夢を口に出すことは、初めの一歩なのかもしれない。
夢は具現化するか、かすんでいるか、それよりも、まず、目の前に集中し、着実に歩んで行くこと。長友と同じく、世界で戦う選手たちが、代表に集結するために、戦っている。
「すべては、代表のために」そんな合言葉が聞こえてくるようで、本当にうれしくて、頼もしい。こういう時代が来るとは、正直、全く思わなかった。
長友は口癖のように、「感謝」という言葉を口にする。
今回のゴールもまた、サポーター、選手、そして、監督への感謝を口にした。
特にレオナルド監督には、「素晴らしい監督だ。僕がミラノにやってきた時から、監督は僕のために尽力してくれた。だからとても感謝していることを監督に示したかったんだ」※と、感謝の気持ちを述べている。
インテルでの長友の挑戦はまだ始まったばかり。新たなSBの移籍が噂されるなど、安住の時はない。日本代表の招集に、レオナルドは「問題ない」と答えるなど、まだ、まだ、長友のポジション争いは続いて行く。
ホイッスルと同時に、サン・シーロスタジアムに立つために、長友は戦い続ける。
※サッカーキングより引用。
posted by 暁某 |19:03 |
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2011年03月07日
サン・シーロスタジアム、一気にこの名前が日本にも広がった。
日本代表のサイドバック、長友が移籍したからに他ならない。
この左サイドバックを務める小柄な選手が、インテルで、ゴールを決めた。
この選手の素晴らしい所は、勇気や心意気というものを、見て取れることがあることだ。
後半、途中で入った長友は、猛然と、敵のペナルティエリアに突っ込んで行った。
まるでCFのようだった。
ゴールを決めてやろうという強い意思と気迫にあふれていた。
4-1という得点差があっての行動だろうが、ポジション争いの真っただ中で、これはリスクが大きい行動でもある。これで、点を取られれば、目も当てられない。
しかし、長友はゴールに突進していった。
この気迫とスピード。アジア大会で、何度もみた、長友のすごさ。
それに、チームメイトも答え、パスを送った。
そして、長友は、そのあたり負けない体幹を活かした。
DFとせり、鋭いターンで左足を振りぬき、ゴールを奪取した。長友はセリエAで、初得点を決めた。
得点後、長友はムードメーカーのようにさえ見えた。
多くの選手が長友にかけより、初得点を祝福した。5点と言う大差ということもあり、サン・シーロはお祭り騒ぎになった。現在、2位であり、優勝を狙うチームにあって、この大勝は、大きな勢いになるだろう。そんなムードもあって、この5点目は、素晴らしい瞬間になった。
長友はアシストしたフシン・カルジャに感謝のハグをし、あのスナイデルに!後ろから、抱きかかえられた。そして、レオナルド監督に向かって行って、ハグをし、ベンチ前でも、もみくちゃになって、祝福された。レオナルド監督もうれしそうに、長友の頭をつかんでいた。
そのあとは、選手の間で、ヨーロッパ人が思う日本的なお辞儀という、パフォーマンスが示された。お辞儀にはスナイデルや他の選手、エトーも参加していた。みな笑顔で、祝福している様子が伝わってきた。ポジション争いをするギブは若干、複雑そうに、長友の頭をポンと叩いて祝福し、他の選手は長友を囲み、一緒にお辞儀をした。
長友が短い間に、選手たちにとけこんでいる雰囲気が伝わった。
この人懐こさ、人格は、長友の最も優れた部分かもしれない。
posted by 暁某 |04:17 |
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2011年01月30日
長友が左サイドをかけあがる。アジアカップで何度も見た光景だ。
切り返し、勝負を仕掛ける。二人に囲まれ、まだ、具合が悪い。
遠藤に戻す。遠藤は、いったん、DFの今野にボールをわたし、再び受け取る。
そして、無造作に、ポンと長友に送る。
今度は1対1の状況になる。
長友は再び、右サイドバックのウィルクシャー勝負を仕掛け、あっという間に、完全に抜き去る。そして、シンプルにパスを出す。
速すぎず、遅すぎず、的確なボールが緩やかな弧を描き、吸い込まれるようにそこに待つ
李の足元へ。
李が、打点を的確に合わせダイレクトボレーを放つ。
ふかすことも、蹴りそこなうこともなかった。
ボールは糸を引くような美しさで、ゴールに突き刺さった。
難敵のキーパー、シュウォーツァーは、ほとんど反応することができなかった。
2011年のアジアカップは、日本にとって、最高の幕切れとなった。
優勝セレモニーで、本田が、MVPを受賞した。
間のびのするセレモニーであったが、優勝トロフィーを受け取り、金の紙吹雪と、花火が打ち上げられる煌びやかな雰囲気の中、we are the chinpiomが流れる至福の一時は、カタールワールドカップの期待を感じさせるものでもあった。
カタールと言えば、やはり準々決勝での死闘が思い出される。帰化した選手が5人もいたり、不可解な判定に怒りを覚えたものだが、香川の存在感を存分に発揮した試合でもあった。また、同時に、W杯をへた日本代表が備えた不屈の精神・・・というと、ややおおげさかもしれないが、決して折れない心、先制されるともろさをみせるメンタリティー・・・日本的な精神性(などといわれたものだが)、が、改善されているのを見せつける試合だった。
決勝で驚いたのは、カタールの国の人々が、日本をやけに応援していたことだろう。これは、うれしかった。カタール戦の勝者、また、アジア国として、親日的背景(日本企業が多くカタールに進出している)等々があり、ウェーブや歓声は、前回優勝した、中国大会とは比べ物にならない、サプライズだろう。
この大会を通して日本の優れた面を多くみることができた。偉大なる団結と語る、チームメンタリティー。途中出場の選手が、活躍する背景になっている。
南アフリカでのW杯で目立ったのが、サブメンバーとレギュラーメンバーの一体感だろう。
つまり雰囲気作りの重要性だ。ドイツW杯では日本は惨敗したが、派閥ができ、控えとレギュラーの溝等、雰囲気はおせじにも良くなかったという。
そういう意味で、南アフリカで得た教訓が、しっかり根付いている。
ザックは「日本の団結力」といっているが、映像で見ていても、レギュラーもまた、控えに気を使っているシーンを見てとることができた。
たとえば長谷部は少しずつキャプテンとしても成長しているように思うが、サブメンバーへの配慮ある発言、ゴールを決めた時、控えの選手に飛び込んで行ったり、
チームの雰囲気作りにも貢献しているのではないだろうか。
団結、そして、精神力に加え、攻撃への意識の高さもまた、W杯以後の目指すべき姿であった。実際、アジアのレベルもあがって、拮抗している中、日本と対戦する中東勢などは、守備を固めるカウンターを徹底してきた。日本もまた、南アフリカでは守備を固める戦略をとった。そこで得た教訓こそ、攻撃への重要性。つまり、守備だけでは勝てない、だ。
守備的戦略は、先制できた時は効果的だが、劣勢になるシチュエーション、先制された時、得点が必要な時等々、ピンチの時にはもろさを持つ。日本は、だからこそ、リスクを負ってでも、攻撃を重視する戦略を、向上させている、そういうようの思える。
そして、実際、この試合、10人になった試合が2試合あり、先制された試合がカタール、韓国戦などあったが、勝利に結びつけたのは、大きな成果だ。
この中心にいた本田の存在感は光った。強く、正確なパス、守備もでき、何より、ピンチを打開する精神力こそ、彼の存在感を際立たせているように感じた。その本田と何度も、決定的チャンスを作った、長友のすごさが目立つ大会だった。全試合出場し、1試合で15kmも走る体力、スピード、センタリング、1対1の強さ、急速な成長を遂げているのを示した。特に試合を通して途切れない無尽蔵のスタミナは、後半になって、体力が厳しくなればなるほど際立ってくる。敵の動きがとまりだす後半の終盤こそ、長友の時間である。
バスケットボールでは、ピンチの時、正念場の終盤で活躍する選手をクラッチシューターといって、称賛するが、まさに、長友は、クラッチな選手だった。
この左に香川が加わって、素晴らしい攻撃を見せた試合がカタール戦だったが、日本の左サイドは、楽しみな攻撃になる、見るべき価値があるものだ。
その香川のけがは、本当に残念なものだった。疲労による蓄積がもとに起る骨折で、メッシなども同じ箇所を痛めているそうだ。
ドイツリーグの選手が休息に充てるべき時間に、激しい試合をやらざる得なかった。
期間がもっと違っていれば、避けられたかもしれないだけに、本当に残念だ。
日本協会もアジアカップの開催期間の変更を提案したそうだが、選手の負担を避けるようにしてほしい。
MVPの本田が誰をMVPに上げるかと言えば、遠藤だった。
アジア杯で優勝経験がある唯一のメンバーが、遠藤だった。
その遠藤の的確かつ落ち着きある指示や経験こそ、僅差の激闘を勝利に結びつけたと、
本田は語っている。
「長友に勝負にいかせたが)相手の右サイドバックの8番(ウィルクシャー)がバテバテだったし、そんなにディフェンスがいい選手じゃないので、佑都(長友)に、持ったら1対1をどんどん仕掛けろって言ってました」(スポーツナビ)
というように、韓国とのPK戦などで待っている時も、そうだったが、遠藤は常に冷静さと平常心をもつ選手で、プレーでもボールを落ち着かせ、的確なパス能力ももっているが、
貴重な存在だった。
GKの川島は序盤から中盤は、不安定さがみてとれたが、終盤になり、重要度がました試合になるほど、能力を発揮していった。ベルギーでの挑戦はチームの事情もあり、結果がでていないが、韓国戦、オーストラリア戦でみせた輝きは、W杯を思い起こさせるものだった。
夕刊フジが、川島を西川に変えろという、うむで、スキャンダルな感じで問題視していたものだが、私はW杯でさんざん川島をほめたたえていた(夕刊フジはわからないが)マスコミが、ちょっとばかり駄目になったから、足を引っ張るような風潮は残念な思いだった。
サッカー、特に日本代表ともなれば、勝利の味は格別だ。よく、歓喜などと、表現されるし、テレビ朝日の以前のキャッチコピーは「絶対に負けられない戦いが、ここには、ある」だった。しかし、サッカーはたいてい勝者と敗者しかいない(引き分けもあるだろうが)。
代表戦ではもちろん観客は勝利を期待する。もちろん私もそうだ。その分、ふがいない試合、あるいは結果がともなわないと、そのはけ口で、選手、監督をバッシングする傾向がある。だから、ザック監督がいうように「温かい目」で見守ること、も必要だろう。
今回、ザック監督の能力を示す場にもなった。イタリアでは「過去の監督」、などと呼ばれることもあるそうだ。しかし、今回、示した彼の監督ぶりは、素晴らしいものだった。
信頼した選手、つまり、選んだ選手は辛抱強く使い続ける。前田も序盤は点をとれずに、ぱっとしなかったが、使い続け、サウジアラビア戦で初ゴールを決めた時、ザック監督がなんとも言えない表情で喜んだ姿が印象的だった。
ザック監督はたとえば川島にもただ「信頼している」、と伝えたように、選手への信頼を重要視している。川島が粋に感じて、活躍した。
「普段の生活、言葉、振る舞い。すべてから信頼を感じる。だから応えようと思う」
(サンスポ)
思い出されるのが、Jリーグの試合を一日2試合、ダブルヘッダーで見るような、精力的な働きだろう。そうやって、熟考して選んだメンバーだからこそ、信頼という言葉を、選手に伝えることができるのだろう。
本田も韓国戦後、やりやすいというようなことをいってザック監督への信頼を示していたが、PKをはずした本田を1番目のキッカーにするような、信頼と共に、勝負師的な決断もまた、彼の要素の一つである。
また、レギュラーは基本的に固定する。そうすれば、選手も安心して能力を発揮していく。ザックのそういった采配が生きた結果に思える。
そうやって選手に安心感と自信をもたせる能力を感じた。
また、彼はまた雄弁というより、話すスピーチ、マスコミ対応もうまい。
私は監督の会見をみるのが好きなのだが、気配りのある選手への言葉(控え選手へのコメント等)、微妙な質問への受け答えなど、洗練された言葉使いは、さすがイタリアで経験してきた監督と言った印象をもつ。実際、彼のマスコミ対応を見ていると、インタビューの後、愛想よくマスコミに握手したり、一言声をかけたり、気配りが行き届いている。
サッカー協会のスタッフにも同様のようで、協会側が働き過ぎで、休息をとらせないと、休まないような真面目な人間だと、心配するほどのようだ。
今大会、ザック監督は、日本人にフィットすることを示したようだ。
今回、素晴らしい結果に終わった。ホームのカタールを破り、韓国に競り勝ち、強豪のオーストラリアにも勝利を収めた。一方で、どの試合も、日本が負けてもおかしくない薄氷を踏む勝利でもあった。
多くの日本選手が海外に出ていく中で、競争はより激化し、レベルは上がっていくだろう。
中心選手も見えてくる中で、日本サッカーの可能性をより示した結果になった。また、ザック監督への信頼感も増した。
何より、素晴らしい勝利を収めた選手たちやスタッフ、サポーターに称賛したい。
サッカーはおもしろい、それを再認識した大会だった。
posted by zerostart |20:42 |
サッカー日本代表 |
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2011年01月22日
ゴールには色々な感情が含まれている。
歓喜、情熱、怒り、悲しみ・・・伊野波が決めた3点目のゴールは、まさに、怒りのゴールだった。
今回の勝利はまさに、胸のすく試合だった。
負けていれば、それこそ、胸くそ悪い試合だっただろう。
ともかく、日本代表における、激闘の試合の一つだ。
選手同士の試合以外の部分、つまり、12番目の存在の介入が、試合を台無しにすることだってあるのだ。
アウェーの洗礼とはよく言ったものだ。
それどころか、中東でやるときにはは「中東の笛」という言葉さえある(早く死語になってほしい)。
しかし、そんなことがあるだろうか?
平等・公正を求められる審判が、政治的圧力、あるいはマネーの力によって、
影響を受けることなど。
それは、わからないが、観客の興奮が、審判に影響を与えることは、ある。
それが、ホームコートアドバンテージだろう。
しかし、それは仕方ないとして、やはり、中東の試合は、不可解な判定が多い。
日本は4試合で、2人も、レッドカードで退場している。
昨日の審判も、カードを出す傾向の審判と思ったが、そうでもなかった。
ただ、吉田のイエロー、レッドには、かなり厳しい判定だったし、
カタールの1点目のセバスチャンのオフサイドに見える判定にも甘く見えた。
長谷部が、試合後に、
こういうジャッジばかりやっていたら、アジアのレベルが上がらない
と言っていたが、まさにそう思う。
恥ずべきことだし、なんとも、情けない。
せっかくのサッカーを台無しにしてしまう。
代表には誇りがかかっている。いや、もちろん、それ以上に勝利がかかっている。
だからといって、試合外の介入は、限定的にするべきだ。
それが、審判に及べば、それはスポーツとはいえない。
サッカーの試合を純粋に楽しみたいのだ。
中東の選手が勝っているときに、よくやる、痛んですぐ時間を稼ぐ、あの姿もほめられたものではない。醜いものである。
交替になった選手が、足を引きずり、ゆっくりと、退場していく。
しかし、負けていれば、そんなことは一切しないわけで、体力に劣るからこそ、やるわけだが、気もちのよいものではない。多少やるのは、仕方ないとしても。
日本代表の素晴らしさに、フェアプレーがあげられる。実際、そういった賞を得ることもある。だからこそ、やはり、このアジア杯の不可解な判定には、腹立たしさを覚えるのだ。
試合後、お互いの健闘をたたえ、認め合い、握手をする。
中東勢との戦いでも、そういったリスペクトが生まれるようになってほしいものだ。
W杯に一度もW杯出場経験がないカタールが選ばれた。しかも、選出後に、冬に開催も検討するという、そんな不細工なコメントもFIFAから出る。それは、選出段階で、出されるべき事項ではないか。
こういうことを見るにつれて、政治介入が、あるということがわかってしまう。
少なくとも、審判のレフリングは、公平にするためにも、ビデオ判定などを、取り入れていくことを望む。不可解さが、サッカーの魅力という見方もできるが、W杯の出場のかかった予選などで、中東の笛が、再び鳴り響いては、たまったものではないのだから。
posted by zerostart |14:01 |
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2011年01月10日
親善試合と、公式戦は別物である、そう認識していても、
実際は、アルゼンチン戦に快勝したような、期待を持ってしまう。
それだけ、豪華なメンバーがそろっている。しかも、W杯ではベスト16、
FIFAのランク付けでは、W杯において、9位だった。
レギューラーの、ヨーロッパ組の人数は8人にも上る。
一昔前、中田、稲本など、数少ないヨーロッパ組に期待をもったものだが、
日本選手が急速に、ヨーロッパに進出しているのは、間違いない。
格下のヨルダンには、少なくとも勝てると、考えていた。
「2-0」くらいだろう、と正直思っていた。
しかし、厳しかった。
過去のアジア杯をみれば、今回のような苦戦も考えられた。
それでも、今の日本は強い、W杯でも結果を残した、アジアでは間違いなく
トップクラス、そう思っていたから、今回の、極めて敗戦に近い状況の中での
引き分けは、目を覚まさせるのに良い薬だった。
大事なのはメンタリティー、それこそが、W杯の教訓だと思う。
精神力こそ、最後の最後に、結果を左右するものだ。
日本には、傲慢まではいかないまでも、余裕は、あったかもしれない。
少なくとも、立場的に上である、そういう気持ちはあったのではないだろうか。
W杯の予選で、苦戦し、岡田監督が解任寸前まで行き、苦肉の策として、編み出した、
0トップ作戦が、見事に結果を出した。トーリオが言った、「僕たちは弱い」、だからこそ、泥臭く、必死でやる、そういう気持ちこそ、素晴らしい結果を生み出したのでは、ないだろうか。
だからこそ、いつでも、挑戦者、という気持ちを持って、やってほしいと、思うのである。
今回のような状況、1月と言う時期等、難しいことはあるが、4年後に向けて、心配の種を感じてしまった。
あの、W杯でのデンマークの姿は、他人ごとではない、明日は我が身かもしれない。
今のメンバーは、過去の日本と比べ、確実に高いレベルの選手がそろっている。
だからこそ、前々回のジーコジャパンのような、無残な結果にはしてほしくはない。
油断大敵と言うが、結果や経験を積んだことによる、隙はなくしてほしいものだ。
いつまでも、チャレンジャー精神で挑んでほしいと、思う。
そういう中で、良くも悪くも目立ったのが、吉田麻也だった。189cmある長身からのヘディングは、迫力があるゴールを生み出した。
一方でオウンゴール、パスミスなど、代表での経験が不慣れと言うのもあって、ミスも見えた。
しかし、長身だが、動きも遅くはないし、日本のCBも次世代を担う若手が出てきたのは、うれしい限りだ。
彼は、代表に定着するために、必死でやっている気迫がみてとれた。
ザックジャパンは、まだ、出発したばかりの若いチームでもある。
まとまりも、形もまだまだ、に見えた。
また、精神的な部分、団結などは、勝ったり負けたりする中で、
チームとして育っていくものだろう。
今回のアジア杯はかなり厳しい結果になるかもしれない。
しかし、ザックジャパンは始まったばかりなのだから、見守ることも必要だろう。
posted by zerostart |20:57 |
サッカー日本代表 |
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2010年03月04日
昨日のバーレーン戦
DFの中沢は頼りになるし、ベテランで安定していて、フィジカルもある。トゥーリオは感情面で高ぶる時もあり、そこが好きであるけれど、時にモチベーションが低い時がある。そういうときの調整も監督の役目だが、昨日に限って言えば、トゥーリィオが序盤で攻撃に参加しようとした時、岡田監督は「中沢、止めろ」と言っていた。これは監督として問題に思えた。とはいえ、DFメンバーは固定されているし、DF出身の岡田監督の得意分野なのだろう。安定している試合が多い。(DFのバックアップメンバーは不安要素だが)
攻撃に関して、岡田監督はバリエーションが少ないように感じる。だから、試合後、戦術がうまくいったかどうかもよくわからない。ともかく、パスを大切にし、ドリブルは選手がほとんどしない。リスクを考えてのことなのだろう。みていて面白くないが、リスクを避ける、強者に挑む日本にとっての作戦なのだろう。
これは好き嫌いの問題かもしれないし、結果をみないと判断できないことだ。ただ、オシム監督はリスクの裏にチャンスがあるという考え方だった。だから、MFの阿部をDFした。奪ったときにチャンスが生まれるからだ。
オシム監督のサッカーは連動性がみえたし、交替した選手が必ずといっていいほど、機能して流れを変えた。意図がわかった。シュートセレクトにも厳しく、中村憲剛が放って外したシュートを猛烈に怒ったことがあった。この時は確かにパスをすればチャンスが多かったようにみえた。ただ、こうやって、この監督は一つのプレーを大切にし、追及しているのだと感心したものだ。
アメフトなどでは攻撃コーディネーターという監督とは別に、攻撃戦略のスペシャリストをいれる。そういうようなことがあってもいいように思えるのだが・・・やらないらしい。
バーレーン戦、相手は初めて代表になる選手もいた。いわゆる海外リーグでやる選手は呼べなかった。アウェーの上、両者ともアジアカップの消化試合だった。
半分くらいはレギュラーではなかったようだ。
そういう点を考えて、とても一部の報道が伝える快勝とは思えない。本田は点を決めたが、FWとして機能していたとも思えなかった。もちろん、本田は海外で活躍する数少ない選手なうえ、主張をしっかりする日本では珍しいタイプ。メンタルの強さがある、今の代表でここに当てはまる選手はほとんどいない。貴重な選手で、異端児などと書かれることもあるくらいまでになった。以前の中田の登場のような期待をしてしまうがどうなるのだろう。
はっきりいって、本田のように日本代表はしっかり意見を言うべきだと思うが、たぶん言える状況ではないのだろう。日本では和を乱すというマイナス面がしばし強調されるが、議論はしても損はないと思う。
試合は相変わらずおもしろくなかったが、変化があったという点で良かったのかもしれない。
バーレーン戦後の選手のコメントを聞くと、ともかく本田という選手が入って、さらに松井が機能して、新たな可能性を見出したといった感じだった。
松井は今まででの代表の中で、かなり良い試合で、長友と連携が目立った。
W杯まであとわずかである。監督論ではなく、戦術論をするべき時にきた。
停滞した代表には変化が必要だった。最も劇的な変化は監督交代だが、それがなくなり、選手の入れ替えという変化を選択した。
となれば、前向きに、可能性を追求するしかない。
それを受け入れて、代表を応援していくことになる。
posted by 暁某 |17:20 |
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2010年03月04日
東アジア選手権
オフ明けで疲れているのかもしれない。モチベーションも低ければ、W杯前、怪我だったしたくないだろう。しかしそれを差し引いても、良い試合ではなかった。
試合が終わってもほとんどの選手が茫然としていたし、無口で黙っていた。雰囲気は最悪な状況。
この東アジア選手権は勝たねばならなかった。そうだろうか? 確かに4位を目指すという建前からいえば、格下の中国に引き分けるのも、同格の韓国に負けるのも致命的だ。しかし、W杯の前、オフ明け、様々な要素を考えれば、調整にあてるべき試合。国内組の中で、レギュラーを絞る、そんな目的もあったはずだ。しかし、いつのまにか優勝以外はないという、状況になった。
先ほども書いたが、岡田監督に感じるのは言葉足らず、しゃべるのが下手というのがある。
オシム監督と比べると、それは歴然としている。オシム監督は会見後記者から拍手が起こるほどのうまさだから、比べるのは酷だ。
オシム監督の場合はたとえば、日本人の我々でさえ知らないことをしっている。
日本について何を知っているかたずねられた時、広島、長崎の原爆に次いで第3の候補が新潟だと語っていた。日本人以上に日本を知っているオシム氏の知識には驚かされた。
常にサッカーを研究している。自らを教師的な面があると語り、人に教えたり導くことを喜びとしている。さらに、サッカーを通して、人生も語る。哲学者のような面さえあった。
彼を悪く言う人はいないとか、選考をはずされた選手も納得してしまう、そういう偉大な指導者だった。逆に、選手をはずすことで人生に影響を与える、慎重にやるべきこととも語っていた。
岡田監督はもちろん、また違うアプローチでサッカーに取り組んでいるのだろう。それを比べることはできない。
しかし、丁寧に、意図をしっかり話すこと、代表監督には必要なスキルではないだろうか。
ただでさえ、話題を探すマスコミにとって、言葉は慎重に、言葉が独り歩きして、得なことはないと思う。
posted by 暁某 |17:17 |
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2010年03月04日
予選リーグ突破、それは生易しいものではない。今回の組み合わせは死のグループとまではいかないが、限りなくそれに近いのではないか? 死のグループは強豪が2国、3国いるようなところだ。デンマーク(は組みしやすいという報道もあるが、実際はどうだろう? ヨーロッパ予選※2では最も厳しい組み合わせに入っていた。スウェーデンやポルトガルよりも勝り1位で突破した。かなり強い。カメルーンも、アフリカの強豪、有力選手はヨーロッパの一流でやっている。アフリカネーションズカップでもろさを見せ、調子はよくないのが救いだが、強い国であることには間違いないだろう。オランダはコメントする必要もないだろう。
まず、望むのは前回のW杯のようにだけはなってほしくないということだ。
マスコミはオーストラリアには勝てるという感じがあったが、実際は違っていた。選手を見てもイギリス※0などでやっている選手がほとんど。日本よりは上だったのだが、結局あの試合を落として、流れがほぼ決まってしまった。
もう勝つしかないという状況でクロアチアには何とか引き分けたが、ブラジルに大差で勝つ以外ないという状況。それが1-4というスコアに出てしまった。
あの悪夢を払しょくしてほしい、そう願うばかりである。だから、予選突破、ベスト16というのが切実な目標だと思う。
W杯ベスト4、確かにそれは高い目標だ。岡田監督は、韓国も「4位になったことがある。最初から弱気になっては駄目だ」ということを言っているようだ。それはそれでいいと思う。しかし、その意図がなかなか伝わらず、ベスト4だけが独り歩きしてしまった。
だから、どの試合でも、これがベスト4を目指すチームかという批判が多く見受けられる。
マスコミも悪い部分はあるだろう。ただ、岡田監督は話がうまいとは思えない。話が上手というのは監督にとってはかなり重要な要素に思える。
「W杯ベスト4だ!」 確か最初のW杯を決めた時か、前回のジーコジャパンがW杯出場を決めた時、スポーツ新聞に躍った言葉だ。そしてなんとなく、根拠もなく、その雰囲気でそうなのか!?などと思わなかったわけでもない。
結果はもう出ている。ベスト16どころか、1勝さえできない。それが現実。※3
戒めとして過度の期待は禁物であると学んだものだ。
※世界ランキング。
1スペイン 2オランダ 3ドイツ 4イタリア 5ブラジル
・・・11ポルトガル、21カメルーン 24デンマーク、31スウェーデン
ランキングは上位国とやると負けても上がる仕組みらしい。
だから参考にとどめるべきだが、やはり上位は関係なく強豪国ばかりだ。
ちなみに日本は31位(3月3日発表では46位)
※2 ヨーロッパ予選グル―プ1
デンマーク 6勝3敗1分
ポルトガル 5勝4敗1分
スウェーデン 5勝3敗2分
他にハンガリー アルバニア マルタ
まさに、死のグル―プ。上位3国が激戦だったのが結果によく出ている。
ここを1位で通過したデンマークはダークホース的存在である。
※3 W杯本戦で日本が勝ち星をあげたのは自国開催の時だけ。ロシア、チュニジア戦の2試合である。
初出場のフランス大会では3戦3敗
続く韓国との共同開催では2勝1分・・・ベスト16でトルコに敗退。
前回のドイツ大会は2敗1分
posted by 暁某 |17:11 |
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