2009年04月06日

【アーセナルvsマンチェスター・シティ】 「コロ・トゥレのドリブル」と「ベントナーの左足」

■ スターティング

何とか本来の調子を取り戻しつつあるガナーズ。セスク・ファブレガスが復帰を果たしたことで、その好調を確固たるものにしたいところ。エミレーツ・スタジアムにシティを迎えたアーセン・ベンゲル監督は、復帰明けのファブレガスをトップ下に、その後ろに二枚の守備的MFを並べた。

アーセナル:4-5-1
GKアルムニア、DFサニャ、トゥレ、ギャラス、クリシ、MFデニウソン、ソング、ウォルコット、 ファブレガス、アルシャビン、FWアデバヨル
※スカパーでは4-4-2と表記されていたような気もするが、実際は4-5-1

マンチェスター・シティ:4-4-2
GKギヴン、DFオヌオハ、リチャーズ、ダン、サバレタ、MFライト・フィリップス、コンパニー、デ・ヨング、ブリッジ、FWロビーニョ、ベラミー

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■ 試合

開始8分、MFファブレガスの柔らかいフリーキックからFWアデバヨルが頭で決めて先制。DFは完全に釣られており、FWアデバヨルはフリーの状態であった。その後も基本的にはアーセナルのペースで進むが、シティのGKギヴンが素晴らしい活躍を見せて最小失点で抑える。シティの攻撃はその殆どが二人のFWの個人技頼りであったが、FWロビーニョはただの曲芸師以外にはなりえなかった。

後半もアーセナルが試合を支配した。MFファブレガスの素晴らしいロブ・パスをFWアデバヨルが流し込んだのは49分。またもやこのホットラインで試合を決めるゴールをあげ、危なげなく勝利を収めた。終盤に投入されたFWベントナーの左足がとんでもないシュートミスをしたが、笑って済ませるほどの余裕を持った快勝であった。

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■ 気になった選手たち

ガナーズの右SB、サニャは素晴らしい働きを見せた。この試合のMVPの一人であろう。タイミング、スピード、スタミナ調節、全てをクリアした最高のオーバラップを何度も繰り返していた。DFサバレタがいらついていたのは、紛れもなくDFサニャのプレッシャーによるものである。

初めてプレミアのアルシャビンを見たが、既にフィットし始めているのには驚いた。パス&ゴーを非常に高いレベルで行える彼は、更に光っていく可能性がある。この試合でもアデバヨル ソングとの見事なワン・ツーで観客を沸かせた。

2アシストで上々の復帰戦を飾ったセスク・ファブレガス。加えてMFナスリ、FWファン・ペルシーが戻ってくれば更なるガナーズの躍進が見られそうだ。あとはFWエドゥワルドの本格復帰を望むばかりである。…あ、『幻の選手』ことMFロシツキーにも期待したいところではあるのだが…。

最後にGKの活躍を忘れてはならない。マヌエル・アルムニア、シェイ・ギヴンの両GKの安定感が際立った試合であった。アルムニアはイングランドに帰化して代表入りする噂もあるが果たして…。確かに「カシージャス+レイナ」に挑むよりは可能性を感じる『移籍』ではあるが。

posted by zeppelin |21:59 | マッチレポート | コメント(5) | トラックバック(0)
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2009年02月12日

【日本vsオーストラリア】 ほんの少しだけ、戻った高揚感

昨日、本当にひさしぶりのことですが、代表の試合でほんの少しだけ高揚できました。何がそうさせたのでしょう?W杯最終予選という舞台?韓国以来の『宿敵』?それとも代表のパフォーマンス…。いろいろ絡み合ってのことだと思います。
さて、駄文ですがお付き合いくださいますようお願い申し上げます。

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■ 視聴率

まず最近下降気味で心配している視聴率だが、22.9%(ビデオリサーチ)だったらしい。

11.6% 19:00-19:11 EX* アジア地区最終予選「日本×オーストラリア」
22.9% 19:11-21:24 EX* アジア地区最終予選「日本×オーストラリア」

良く踏ん張った、という視聴率ではないだろうか。ちなみに前回のW杯最終予選・ホームゲームの視聴率は以下の通り。

2005/02/09(水) 47.2% EX* 19:17-21:34 ×北朝鮮
2005/03/30(水) 40.5% EX* 19:17-21:33 ×バーレーン
2005/08/17(水) 26.0% EX* 19:17-21:33 ×イラン

イラン戦は消化試合にも関わらずこの視聴率。現在の視聴率を見ると、完全にバブルがはじけた様子だ…。失ったものは大きいが、何とか以前の熱気を取り戻して欲しいものである。そのために必要なものは何だろうか。やはりスター選手の招集→ライト層の取り込み、の作戦しかないのだろうか…。そもそもスター選手がいなくなってきているという問題もあるが。

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■ 総評・採点

岡田監督の日本代表には否定的な私だが、悪くない試合であった。やりたいサッカーは見えているので、あと少し足らない何かを見つけなくてはならない。またホームで勝ち点1という結果は良いものではないが、予選の順位を鑑みるとこれもそう悪くはないだろう。

終始日本が試合を支配するもスコアレスドロー。おしいシュートシーンは何度か見られたが、攻め続けても完全な決定機という意味では一度も訪れなかった。田中、玉田、大久保、岡崎(+興梠)といったタイプのFW陣で決定機を作るには、完璧に崩すorキレイに裏を取る以外には難しいと思われるが、それはアジア上位レベル以上には難しい。やはり強引さを持ったFWが必要だと思われるが…。

ディフェンスはほぼ完璧だった。危険視されていた高さ問題もクリアし、危険なシーンはほとんど見られなかった。確かにオーストラリアはアジアレベルでは危険な存在だが、圧倒的な相手では無い。「ヒディング氏無し+ホーム」というドイツW杯時とは違いすぎる好条件ではあったが、攻めさえ熟成されれば悪夢を振り払うための条件は整った。

またフィンランド戦で好プレイを見せたFW岡崎はベンチ。そしてMF中村(憲)に至ってはベンチ入りも果たせなかった(ちなみに遠路はるばるドイツからやってきたMF稲本もベンチ外)。サブのメンバーを見て、試合状況に対応するための構成として納得いかなくはないが、MF中村(憲)はねじ込むべきだったのではないかと思わざるを得ない。

GK:
18 都築龍太 5.5 見せ場無し。よって平均点。
DF:
2  中澤佑二 6.5 ケーヒルを完璧に抑えた。
4  闘莉王  5.5 守備は無難に。フィードは武器になった。
6  内田篤人 6.0 突破は見事だったがシュートの判断は微妙。
15 長友佑都 5.5 パスの凡ミスも目立ったが守備は及第点の動き。
MF: 
7  遠藤保仁 5.0 いつもの様にはリズム作れず。下がり目すぎた。
17 長谷部誠 5.5 運動量でチームに貢献。シュートも惜しかった。
10 中村俊輔 5.5 ラストパスの精度はさすがだが、物足りない。
9  田中達也 6.0 チェイシング、フリーランニングでチームに貢献。
8  松井大輔 4.5 チームコンセプトの理解が薄すぎる。
FW: 
11 玉田圭司 5.5 テクニック、キレはさすがだが…。

SUB:
16 大久保嘉人 5.5 何度か抜け出すも決めきれず。
13 岡崎慎司   -  短時間のため採点不能。

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長々読んでいただき、誠にありがとうございました。
ご意見、ご感想、ご批判、間違い指摘、等何でもお待ちしております。

posted by zeppelin |21:23 | マッチレポート | コメント(8) | トラックバック(0)
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2008年06月11日

【オーストリアvsクロアチア】 「ヘルツォークの再来」&「スーパー・オールディーズ」、登場

※解析や解説、では無く、あくまで私の感想文です。

■ 開催国

前日。日本戦でビールを飲みすぎたことにより、開幕戦「スイスvsチェコ」の前半5分で眠りに落ちてしまった私にとって、この試合が実質的なEURO2008初観戦であった。そしてこれからの大会の予感が膨らむ素晴らしい初戦となった。

前回のEURO2004でのポルトガルがそうであったように、私はどうしても開催国に肩入れして観戦してしまう節がある。開催国の選手達というのは、『国民の期待』のようなものが大きくのしかかり、他の国には見られない緊張感を醸し出しているものだ。選手と国民の、緊張感と期待が勝利によって開放・爆発する瞬間というのは何度みても高揚させられる。

いきなり蛇足だが、オーストリアのFIFAランクは101位(2008年5月時点)である。ちなみに日本がW杯予選で対戦しているバーレーンは72位、オマーンは81位、タイは93位である。今回の試合内容からみても、FIFAランクというものが如何に参考にならないかを示していると言って良いだろう。

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■ スターティング

オーストリアのシステムは 3-5-2、スターティング・イレブンは GKマチョ、DFプレドル、シュトランツル、ボガテッツ、MFシュタントフェスト、アウフハウザー、サウメル、ゲルカリウ、イヴァンシッツ、FWハルニク、リンツ。2トップ下のMFイヴァンシッツはキャプテンで10番を背負う司令塔。90年代からサッカーを見始めて、こういうエントリーを書いたりしている私からすればたまらない布陣である。

対するクロアチアは 4-4-2、スターティング・イレブンは GKプレティコサ、DFチョルルカ、ロベルト・コバチ、シムニッチ、プラニッチ、MFスルナ、ニコ・コバチ、モドリッチ、クラニチャル、FWオリッチ、ペトリッチ。中盤はセントラルの位置にキャプテンのニコ・コバチと司令塔モドリッチ、右にサイドアタッカーのスルナ、左にクリエイティブなプレイヤーであるクラニチャルを置いてレベルの高い中盤を構成している。MFレコ、FWクラスニッチはベンチ。この布陣にFWエドゥワルドがいたらどんなに…、それは言わない約束だが。

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■ 試合

開始直後からクロアチアの2トップ、FWオリッチ&ペトリッチがハードワークなプレッシングを行う。その勢いもあってクロアチアの攻勢となり、開始わずか3分でFWオリッチがPKを獲得、これをMFモドリッチが冷静に沈めてクロアチアが先制。その後もトップの位置まで張り出すMFスルナや、タメを効果的に使うMFモドリッチを中心として、クロアチアがオーストリアを押し込んでゲームを支配する。MFニコ・コバチのクレバーなプレイも効果的であった。疲れからかプレッシングが少し弱まったところでオーストリアもミドルシュートなどで反撃したが、無得点のまま前半終了。

後半は一点してオーストリアが攻勢。これぞ開催国の意地か。逆にクロアチアを押し込め、前線との距離を開けさせて攻め続ける。ここが勝負とみたオーストリアはMFサウメルに代えて「オーストリアの英雄」MFヴァスティッチを投入。名古屋グランパスにも所属していたこの38歳のアタッカーの活躍は見事だった。タメ・展開・フリーランニング・飛び出し、MFヴァスティッチにボールを収めてから始まるオーストリアの猛攻が続く。マークが分散されたMFイヴァンシッツもスルーパス、ミドルシュートを次々と繰り出した。FWキーナストを入れてからは完全にパワープレイに終始し得点を狙ったが、ロスタイムにヘディングがゴールポストをわずかに外れて万事休す。逃げ切ったクロアチア、もう少し何かが足らなかったオーストリア、であった。

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■ 14番

解説の方が言っていたが、「クライフの再来」と称されるクロアチアのMFモドリッチ。小柄な体格だが、最大限に懐の深い部分でドリブルを行うため、ボールを失うことがほぼ無い。また巧いタメの作り方、非常に効果的なダイレクトタッチ、相手の隙を突いたドリブル突破など、まさに現代型の司令塔である。近い将来、イニエスタやセスクに肩を並べる存在へなっていくであろうプレイヤーだと感じた。

個人的にはクロアチア最大の注目株はFWエドゥワルドであったが、ご存知の通り大怪我を追ってEUROには出て来れない。それもあって、これからはこの小柄な14番に注目していきたい。今回の試合で魅せたのは、まだほんの少しの輝きだけだったのだ。

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■ 10番

この試合で一番注目していたのはオーストリアの10番、アンドレアス・イヴァンシッツだ。「アンドレアス・ヘルツォークの再来」と称されるこのMFイヴァンシッツだが、確かに90年代オーストリアの名選手であるヘルツォークとの共通点が非常に多い。同じ「アンドレアス」の名を持つ点、同じレフティーである点、同じ10番を背負っている点、同じトップ下の司令塔である点、だ。

この試合でも序盤こそ厳しいプレッシングに翻弄されたが、後半(特にMFヴァスティッチの登場以降)は司令塔として十分な働きを見せた。彼のような典型的な10番タイプは本当に私の好みのど真ん中である。ボールタッチ・ボールキープはエレガントであり、繰り出すパスはクリエイティブな曲線を描いた。

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■ スーパー・オールディーズ

これも解説の方が言っていたことだが、今期のオーストリア・ブンデスリーガではMFヴァスティッチ(38歳)、そして元ジェフ千葉のFWマリオ・ハース(33歳)を称して「スーパー・オールディーズ」と呼んでいたらしい。90年代中盤から2000年代初期にかけてSKシュトルム・グラーツでコンビを組んでいたこの二人を見て、元監督のイヴィツァ・オシムは何を想うのだろうか。

今シーズンのリーグでの活躍の通り、この試合でもMFヴァスティッチはゲームメイキングに効果的な働きをいくつも行った。ちなみにMFヴァスティッチは日本ではFW登録だったが、『オシムの言葉』の中にもあったように本質的にゲームメイカー的な選手らしい。まさに"老獪"であった。

こうなってくるとFWハースが召集されていないことが悔やまれる。FWハース、MFヴァスティッチ、MFイヴァンシッツの想像性溢れるトライアングルが見たかった、などと素人の私は思ってしまうが、オシムに言わせれば「クリエイティブな選手を3人も起用することはまさにナンセンス」であろう。

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■ 希望

オーストリアの決勝トーナメント進出はなるのであろうか。もう一つの開催国、スイスにはFWフレイの離脱が大きく圧し掛かる。この試合を見た限りでは、オーストリアに期待したいところである。

次戦のポーランド戦で何としても勝ち点3を取り、最終戦でドイツに引き分ける。それでも進出には他力が必要だが、何とか開催国として進出できることを祈って、この文を締めたいと思う。

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2008年05月24日

『採点』は本当に難しい

『採点』というものは(当たり前だが)本当に難しい。フィギュア・スケート・体操などの採点協議において、一部は「転倒したら -1.0」などの完全ポイント制が導入されているが、主観的な要素を必要とする部分も多く残っている。ことサッカーにおいては、全てを客観的に採点することは現時点では不可能に近く、議論の的となりやすい採点だと言えるだろう。(アメリカ・MLSでは完全客観的採点にチャレンジしていると聞いたことがある。)

採点方式も各国によって異なり、有名なところではイタリア式「10点満点/0.5点刻み」であったり、ドイツ式「5点満点/1点が最高点」などが挙げられる。日本で目にするのはイタリア式がほとんどである。


と、前置きはこの辺にして、今日の本題に入りたいと思います。私自身も趣味で採点を行ったりしますが、余りにも他のサッカーを見る人とかけ離れているのではないかと不安になることがあります。そこで今回は以前にメモした私の採点を晒し、「ここは私と合ってます」「ここは間違ってないですか?」などの議論・指摘をしていただけたらと思います。

対象となる試合は、2008年3月26日(水)に行われたW杯アジア三次予選「バーレーン vs 日本」です。この試合の日本代表を採点しました。この試合を選んだ理由は『負け試合であること』『少し前の試合だが実際見て採点している人は記録アリのはず』などの理由に因ります、勝手ですがご容赦ください。それでは参ります。

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W杯アジア三次予選 / バーレーン vs 日本

■ 敗戦

日本代表がW杯予選を戦ってきた中で、最終予選以外で負けを喫するというのは実に19年ぶりのことらしい。確かに10年前のマカオ戦ではFWカズが6点とって圧勝したりしてたものだった。三次予選にはそういった楽なイメージを持っている。

これは日本が弱くなった、ってわけでは多分無くて、間違いなくアジアのレベルが上がっていることによる。それは昨今のアジアカップや各大会のアジア予選で明らかになっていたことではあったが。

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■ 試合・前半

日本のシステムは 3-5-2 のドイスボランチでスタート。前半はDFラインと前線の間延びがひどすぎて終始攻撃の形が作れず。MF山瀬は素晴らしい攻撃センスをもってはいるが、中盤でボールをキープする選手がおらず得意の飛び出しができない。DF3人とボランチ2人、そして両ウイングバックを加えた7人が守り、前線ではMF山瀬とFW2人が孤立する形となった。

いつもはキープしてスルーパスを配給するパサーであるMF遠藤がいるはずだが、中央の中盤が3枚のため先発から外れていた。この場合FW大久保に下がり目でボールを受けてFW巻の足元でのポストプレイ、MF山瀬の飛び出しを促す器用さを求めたかったが、FW大久保は前線で張り続けたままだった。FW巻の高さのポストプレイもバーレーンのDF山脈に阻まれ攻め手がない。攻撃は両サイドからの単発のドリブル突破、クロスがほとんどであった。

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■ 試合・後半

後半11分、MF遠藤がMF山瀬に代わって投入される。するとMF遠藤のキープによってやっとビルドアップ、そしてパスサッカーが形になり始めた。MF駒野からFW大久保へクロスは非常に惜しかった。27分、日本は疲れが見えたMF安田に代えてMF山岸を投入。その5分後、FKから長いロングボールを放りこまれサイドの突破を許し、センタリングからGK川口のファンブルも手伝って失点。37分にDF阿部に代えてFW玉田を投入し4バックにして攻め込むも、引いたバーレーン相手の牙城を崩せず。試合終了となった。

一体何本のミドルシュートを打たれたのか。MF鈴木のポジショニングが下がりすぎだったことと、MF中村(憲)のフォロー不足によりDFラインの前に広大なスペースが発生していた。当然ながらこれには修正が必要である。攻撃に関してはボールの落ち着くプレーメーカー(今回でいえばMF遠藤)の存在は今の日本に欠かせないことがわかった。6月の予選四連戦にはMF中村(俊)とのどちらかの先発は確実に必要だと思う。

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■ 採点

私が採点なんておこがましいですが、勇気を出してみます!

GK:
1 川口能活 4.5 キャッチング、何より判断にミスが目立った。
DF:
6 阿部勇樹 5.5 やはり阿部はボランチである。
2 中澤佑二 6.5 必要不可欠な存在。
15 今野泰幸 5.0 やはり今野はボラ…(ry ファールが多かった。
MF: 
13 鈴木啓太 5.0 アンカーを意識しすぎてポジショニングが低すぎた。
14 中村憲剛 5.5 何度か効果的なパスを通した。
3 駒野友一 5.5 アーリークロス等良かったが精度がいまひとつ。
5 安田理大 5.0 守りの判断が危なすぎる。攻撃もドリブルのみ。
10 山瀬功治 5.0 ほぼゲームから消えていた。
FW: 
12 巻誠一郎 5.5 奮闘はしたが、スルーではなくシュートが欲しかった。
16 大久保嘉人 5.0 前半はかなり攻撃のブレーキになっていた。

SUB:
7 遠藤保仁 6.0 キープ、パス、起点となった。
9 山岸智 5.5 良くも悪くもない、いつもの感じ。
11 玉田圭司 5.5 下がり目でボールを受けることを意識しすぎた。

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■ 感想

まだあと四戦あるが、焦りはある。この予選で負けたら、当然ながら日本のW杯は早くも終わってしまうのだ。6月の四連戦、初戦のホーム・オマーン戦は絶対に落とせない。

各方面でいわれていることだが、やはり最近(2000年代に入ってから)の代表には『気持ち』が感じられない(時にアジアカップなどで感じることはあるが。)。精神論だが、皆がその空気を感じているはずだ。

ラモス・カズ、ゴンらがチームを鼓舞していた時代の代表は皆熱かった。形相からして違っていたのだ。そんな気持ちが今一番必要なじゃないかとも、皆が感じている。中田英寿が鼓舞し続けても、いつからか代表からは気持ちが失われていった。

個人的には、Jリーグ屈指のレジスタに変貌を遂げた鹿島アントラーズの闘将・小笠原満男の代表復帰を今こそ熱望したい。昔からあった技術だけではなく、鹿島で見せるあの気持ちを代表に持ち込んでほしいものだ。

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posted by zeppelin |14:51 | マッチレポート | コメント(2) | トラックバック(0)
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