2008年01月20日
懸賞金に土がつく!?
相撲の世界というのは、伝統的な日本的美を保っていますから、 たいへん縁起かつぎをする世界でもあります。 ですから、力士は多かれ少なかれ験かつぎのおまじないや食べ物があることが多いですね。 たとえば、某関取は、負けた後は必ずお決まりの寿司屋で食事をするそうです。 そこの寿司屋の親方が握った特製連敗回避寿司ともいえるものを食べると、 本当に連敗がとまるのだそうです。 こういったことを馬鹿にする人は、多分相撲好きではないでしょう(笑) そんな世界ですから、自ずと忌み言葉のようなものもあります。 たとえば「負ける」なんていう言葉もあまり使いませんね。 負けた場合は「黒星」といった言い方をしたり、「土がつく」と言ったりします。 私などはこういった言い回しになんとも古典的美を感じてしまうのですが、 今回は「勝ち」にも「土」がついてしまうというとんでもない事態。 ……だと思うのですが、意外ご本人は気にしていない様子。。。 これはご存知のように、2008年大相撲初場所6日目(18日、両国国技館)では、 朝青龍と雅山の対決があり、6本の懸賞がたちました。 朝青龍は雅山を下して4連勝……やっと本場所の勘が戻ってきたか、朝青龍!!と ファンの方なら喜んだはず。 もちろん、朝青龍だって勝ってほっとした……はずですよね。 でもって、勝利後は行事から懸賞金をもらうわけです。 この日は6本立ったわけですから、金六封ですね。 それが、行事が朝青龍に手渡そうとしたときに、行事の手に座布団がぶつかります。。。 「え?????」 たぶん行司さんの頭の中はパニックでしょうね。 だって、懸賞金は土俵に落ちて「土がつ」いてしまったのです。 しかたなく、土俵に落ちた懸賞金を拾って朝青龍に渡すわけですが…… 朝青龍のことですから、なにかヤバいコメントでも出すかな? と思ったら、 案外平気な御様子。 さすが横綱!!! と、アンチ朝青龍の私も思わず「あっぱれじゃ!!」と懐から扇を出して、 パシッと畳を叩いたのでした。 ただし、おもしろいのは行司さんのコメント。 「これまで、横綱が勝ったときに座布団が舞うことはなかった……」 横綱が負けると、怒ったファンが座布団を投げる光景は大相撲ならではのイベントですが、 さすがの行司さんも、まさか「横綱が勝ったことに怒って座布団が舞う」なんてことは 考えていなかったのですね。 つまり、ふだんは 「座布団が舞うから気をつけなくちゃ」 と思うときがあるということですな。 そのあたりに、「形式美の中の日常」がうかがえて、大変に面白いです。 アンチ朝青龍ファンの方もこれは必見です
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posted by yutawiki |00:53 |
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