2010年03月27日
オシム氏、韓国戦について語る
先日、スカパー!のワールドカップ・マンスリー番組の2回目、オシム氏と元川崎監督関塚氏の対談を観ました。その中で、オシムさんが東アジア選手権の韓国戦を見た印象を語っていました。 この人はホント日本サッカーをよく考えてくれていますよね。頭が下がります。 日本サッカーにとって、噛みしめておかねばならぬお言葉でしたので、ここに転記しておきます。 オシム氏談: 『東アジア選手権の日本対韓国は観ました。 観た印象では選手からイニシアチブが出ていない。あの調子だと100試合やってもゴールは生まれないと思う。アグレッシブなプレーができていなかった。 相手と殴り合いをしろと言う訳ではない。意地というか、気迫、誇り、国の代表でやってるということ。国のサッカーを代表しているということだ。 自分というプレーヤーをどう表現するか考えなければならない。プレーが上手くいかなかったら普段の倍走ったり、積極的にプレーすれば良い。 今からだとチームを変えるには時間が足りない。我を忘れてパニックになってはいけない。良い雰囲気を作ろうという気持ちで分析を始めることだ。ワールドカップを前に雰囲気を台無しにしては選手が気の毒だ。 重要なのはサッカー協会の組織を動かすことだ。専門の組織が正常に機能することが不可欠だろう。 それだけではなくサポーターやメディアが、自分の意見を持って批評したり批判したりする自由はあるが、岡田監督の代表ではなく日本の代表だから応援する。 そういう気持ちを持つことが大事だ。 全てをゼロに戻すというのことではない。批判も良くない。 チームを良くするためには建設的な議論が必要だ。 日本代表は岡田監督の代表ではないと改めて申し上げましょうか? Jリーグの選手たちを代表しているのが日本代表だ。 代表監督というのはプレッシャーが大きい。 だからそこで日本のサッカー界から出てきた代表が、今の日本代表なんだという考えに立てば批判はでてこない。 スタッフ側は根拠のある批判は受けて立って改善する。そういう姿勢を見せる必要がある。批判をするための批判は、相手にする必要はない。 日本人というのは、「あなたの仕事は良くない」と言われることに非常に弱い。岡田監督のことではないですよ。 一般論として自分の仕事を批判されることに慣れていない。メンタル的に弱い。監督は自分で責任を持っているのだから、他人と違う意見を持っていても良いと思う。 対話が大事だ。代表監督もJリーグの監督と選手やサッカーのスタイルについて話をすれば良い。 まず岡田さんは気を楽にしたら良いと思いますよ。 対戦相手のデンマークもカメルーンもオランダも、多くの選手はヨーロッパの一流リーグでプレーをしている。彼らは毎週2回ずつビックゲームを戦い、プレッシャーやストレスに耐える訓練をしている。』 -海外からJリーグに戻った選手について― 『サポーターは戻ってきた選手に、海外に出て行った時と同じかそれ以上のプレーを期待している。 選手たちは、海外のチームで試合に出場できなかった時の状況を良く考えることが、日本に帰ってきてからのプレーに繋がる。 世間では海外でのレギュラー争いの話題ばかりで、プレーについては誰も話をしない。 重要なのはサッカーの中身だ。選手たちのプレーについて専門家が話さなければならない。 日本の場合、選手やプレーの質について判断する力が率直に言って高くない。 豊かな日本社会の中で、負けても怒らない優しい環境で応援されている選手たち。 彼らのレベルを上げるためには、サポーターが厳しくならなければいけない。 それが魅力的なサッカーを作ることに繋がる。』 スカパー!「2010ワールドカップマンスリー番組#02 “オシム2010Jリーグへのメッセージ”」より その他にも、選手育成について、トレーニングについてなど、とても良いことを言われていましたので、ご覧になっていない方は、ぜひご覧ください。
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posted by yuspo |13:01 |
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