2008年08月03日

ジョゼ・モウリーニョ

移籍市場も動き始めプレシーズンマッチも始り2008-09シーズンの陣容が徐々に見え始めてきました。
今シーズン、私が注目しているチームのうちのひとつにインテルがあります。
ジョゼ・モウリーニョがどんなチームをつくり上げてくるか、たいへん興味があります。

インテルの移籍の動きとして、現時点では
アドリアーノの復帰、ローマからマンシーニ、ポーツマスからムンタリを獲得。
モウリーニョのもとへ、かつての師弟が集まるのかと思いきや、そうでもないようです。
(ランパードは家族のことを思い今シーズンはイングランドに留まることを決めたようです。)
含有戦力のみでもモウリーニョは行けると踏んでいるのか。
8/31のメルカート締め切りまでに動きはあるのでしょうか。

モウリーニョのチームづくりで注目しているポイントは、
選手との対話を重要視し、最高のモチベーションでピッチに送り込むマインドコントロールのうまさ。
シンプルな言葉で明快に、選手本人に直接伝える、そして選手との信頼関係の厚さ。
さらに、選手の能力を最大限に引き出すためのトレーニング哲学をモウリーニョは持っています。

「トレーニングを実のあるものにするのは、選手の頭脳である。
トレーニングの目的を明確に認識し、プレーを忘れないようにする頭脳が必要だ。」

モウリーニョのサッカー哲学には
「プレーすることとは、基本的には考えることである」
という発想があります。
考えることは、集中力を要することであり、そのために集中力を高めるトレーニングプログラムが組まれます。

集中力はトレーニングで鍛えることができるもので、
選手に考えさせ、コミュニケーションを取り合うように仕向け、常に集中を強いられる複雑なトレーニングを組むのだそうです。
そして、選手たちがそのプログラムを容易にこなせるようになったら、さらに複雑な新しいプログラムを考える。
こうしたトレーニングを繰り返し、習慣化することにより集中力が高まるのだそうです。

モウリーニョがかつて、ベンフィカの監督に就任して間もない頃、
選手たちは、ボールを奪われてもすぐに取り戻そうとしない、
ボールを奪っても攻撃に転じる速度を上げないという、モウリーニョにとって最悪な状態だったそうです。
そこで、モウリーニョは、場面転換における集中力を高めるトレーニングを行ったのです。
そのことにより不調だったベンフィカを建て直しました。
その後会長の交代劇により、わずか8試合の指揮を執った後ベンフィカを離れてしまいましたが。


このトレーニング方法、やり方は違うものの、どこかで聞いたことありませんか?
そう、何色ものビブスを使って複雑なルールを決めてやる練習。
サッカーをご存じの方にはあえて言う必要はありませんよね。

トレーニングでできないことは試合ではできない。
そして、最高のモチベーションで試合に臨むためには、最高の集中力が必要なことなのでしょう。


「もし、朝目覚めて自分にモチベーションがなかったら、私は監督であることをやめる。」
選手にも同じメンタリティを求めるモウリーニョ。

潜在能力を持っているインテルの選手たちに、モウリーニョのメンタリティが加わるとどういうサッカーになるのか?
今年のインテルがどうなるか楽しみであります。

そして、我々はすでに、モウリーニョのメンタリティが注入されたチームを目撃しています。
イングランドプレミアリーグが世界最強リーグだと言われ始めたのは、いつからでしょうか?
それは、そんなに昔から言われていたでしょうか?
少なくとも、モウリーニョがチェルシーの監督に就任した以降ではないでしょうか。
チェルシーがモウリーニョ就任後、圧倒的な強さでプレミアを制し、いつしか打倒チェルシーを合言葉にイングランドのチームがレベルを上げていったように思います。

カルチョスキャンダルなどで低迷するイタリアサッカーにこのモウリーニョのメンタリティが注入されるとどうなるのか。今後が非常に楽しみです。

さて、そのインテルのプレシーズンマッチがスカパー!で生中継されることが決まりました。
8/8(金)25:55から、アムステルダムトーナメント2008 インテルvsセビージャ 
8/9(土)28:10から、アヤックスvsインテル

この大会には、アーセナル、インテル、アヤックス、セビージャの4チームが参加します。
モウリーニョがどんなチームを作り上げてきたか、ぜひチェックしたいと思います。
また、この大会には、私が注目するもうひとつのチーム・アーセナも参加します。
アーセナルについてはまた、つぎの機会に書こうかと思います。


参考文献
「ジョゼ・モウリーニョ-KING OF 監督 誕生ストーリー」
「モウリーニョ-どうしてこんなに勝てるのか」
「週刊サッカーマガジン・8/12号」

posted by yuspo |00:07 | セリエA | コメント(2) | トラックバック(0)
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ジョゼ・モウリーニョ

コメント投稿者ID :

モウリーニョの言っているように考えながらスポーツをやる人って残念ながら少ないよね。自分もバレーの県選抜チームに入ってようやく一緒に考えながらできる仲間がいて嬉しく思えたし。
しかしモウリーニョは本当にカリスマ性がずば抜けてますよね。やはりそのカリスマ性は彼の頭の良さを存分に活かした緻密な理論によって選手を洗脳できるところにあるのだろう。それと人間自体の魅力。
インテルは少なくともリーグは優勝で間違いない。

posted by キャンデ・ろろろ | 2008-08-03 01:29

ジョゼ・モウリーニョ

コメント投稿者ID :

プレミアをひとりで盛り上げたっていうのは、本当に偉大なことをしたなと思いますね。確かにモウリーニョが来てからプレミアのよさがより明確になったし、どんなチームでも上を目指す意思というのが感じ取れた。

別に特別なことは何もしていない。いい選手ばかりなのに頑張れるチームに仕上げられていたのを見て、どのチームも刺激されたのでしょう。

イタリアサッカー界にはカンフル剤的な存在でしょう。そういう視点からも楽しめる来シーズンは本当に楽しみです。

posted by たけ | 2008-08-03 08:17

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