2010年03月22日
母校大村工業の試合を、長崎北高校の教員として視察に来た朝長孝介先生と、試合の合間、こんな話をしました。
「最近は、絶対的エースと言えるような選手が減りましたね」
そもそも、絶対的エースとはどんな存在か。
チームや選手によって考え方はそれぞれだと思いますが、私が思う絶対的エースとは、何とかしてほしい場面で何とかしてくれる選手。勝負どころで迷わず託すことのできる選手。
技術と精神力。どちらも兼ね備えた選手が、絶対的エースと言えるのではないかと。
私たちが高校生だった頃は、加藤陽一選手がまさにその絶対的エースでした。
春高ではないのですが、愛知国体で今も鮮やかに覚えているシーンがあります。
沖縄選抜と対戦した大分選抜のエースだった加藤選手が、ジャンプサーブを放ち、沖縄選抜はそのボールをやはりエースの徳元幸人選手へ。徳元選手の強烈なスパイクをバックセンターでレシーブした加藤選手は、3面のコートがつくられた広い会場に響き渡る声で、叫びました。
「持ってこい!」
レシーブの後で万全な体勢ではない中、きれいに跳びあがり、センターから、突き刺さるようなバックアタックを決め、大分選抜が勝利した試合でした。
ココ、という勝負どころで逃げない。
それも絶対的エースに不可欠な要素と言えるかもしれません。
今大会で、絶対的エースと呼ばれる存在になり得る可能性を持っている、と言われるのが東洋高校の柳田選手、鎮西高校の池田選手、福岡大大濠高校の山田選手の3人。
山田選手の試合は他コートの試合と重なり、見られなかったのですが、柳田選手、池田選手は今日の試合の中でも片鱗を感じさせるプレーがありました。
とはいえ、勝ち上がり、連戦が続くこれからがエースとしての真価が問われるゲームになります。
明日は朝一番、10時から東洋高校と福岡大大濠の試合が行われます。果たしてどちらのエースが、真のエースと成り得る選手なのか。大会4日目も、見どころが満載です。
posted by tanaka yuko |23:53 |
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2010年03月22日
個人的に、今大会出場選手の中で、見られるのを一番楽しみにしていたのが広島・崇徳高校キャプテンでセッターの合田選手でした。
彼は素晴らしいセッターです。
トスの質。
ボールの落下点を読み、移動するスピード。
位置を決めてからの安定感。
ボールを出す瞬間までレフト、ライト、クイック、どこに出るかわからないトスアップとモーション。
昨年の春高で初めて見たとき、さらに成長した姿をインターハイで見たときも驚きましたが、この春の進化はまさに驚愕。それでもあまり調子がよくなかったと聞きました。
ベストパフォーマンスをしたら、どれだけすごいのか。
公式練習から1本1本のトスに見とれてしまう者としては、楽しみで楽しみでなりません。
中でも、バックトスの美しさは圧巻。秀逸です。
もう1人、今日の試合で注目すべきセッターを見つけました。
宮崎工業の主将、村前選手です。
魅力はトスワーク。
いつ、どこで、なぜ、ここに上げるのか。
それを明確に説明できるセッターで、勝負どころがわかっている。
考えてバレーをしているから、できることであり、それができる技術と勘、センスがあり、それだけの努力をしてきている選手なのだと、今日の相馬戦を見ていていろいろな場面から感じられました。
明日は3回戦。
シード各校が登場します。
残念ながら崇徳高校は今日の2回戦で負けてしまいましたが、宮崎工業は川崎橘と対戦します。
小さなチームが、高さのあるチームにどう対するか。
これ以上ないほど、セッターにとっては腕の見せ所とも言うべき試合です。
1本目と、終盤の勝負どころのトスワークに、特に注目して、しっかり見てきたいと思います。
posted by tanaka yuko |00:29 |
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