2010年03月21日
基本に忠実に、すべきことをする。
4年ぶりに春高出場を果たした大村工業のバレースタイルは健在でした。
08年の初夏、台湾でNECブルーロケッツが地元の小中学生を対象に行ったバレー教室の取材をする機会がありました。
言葉が通じない中、最もスムーズに指導を進め、子どもたちからの反応がよかったのが現在はJTでプレーしているセッターの菅選手でした。
そのコツを聞いてみたところ、菅選手の答えは「僕自身が、高校でみっちり基礎を叩きこまれたから、まず教えるべきは基礎。それはどんな相手でも変わらないから、身振り手振りでも伝わるんです」。
今日、大村工業の試合を見ていて、膝を曲げる、重心の移動とともにボールを押し出す、基礎の基礎から丁寧に教えていた菅選手の姿と言葉を思い出しました。
たとえばブロックジャンプの際。相手がオープン攻撃ならばきっちり3枚揃えて膝を曲げて踏み込んでから跳ぶ。チャンスボールこそ、丁寧に、落下点に素早く入り、ボールを正面で受け、きちんと膝を曲げて返すべき方向に送りだす。
バレーボールの技術本ならば、基礎の基礎ページに載っているようなことであり、全国大会に出てくる選手なら当たり前のようにクリアしているべきことですが、手先のプレーは器用でも、すべきときにしっかり基礎をこなしていると感じさせる選手は意外と少ない。
まずオープントスが上げられなければ平行トスなど上げられるはずがないし、オープンスパイクが打てなければ速いトスに対応することはできません。
夏場の暑い時期に体力づくりと並行して、三角パスや二段トスなど地道な練習をひたすら繰り返して、体に基礎をしみこませる。
基本がしっかりできているからこそ、広がるのびしろ。菅選手だけでなく、昨年現役引退した朝長選手や、サントリーの松崎選手、豊田合成の丸山選手、大分三好の小西選手など、今も多くの大村工業卒業生がVリーガーとしてバレーボールを続けていることを改めて納得しました。
大村工業の次戦は東京第一代表の東洋高校。
今大会ナンバーワンアタッカーと呼び声の高い、柳田選手を擁する東洋にとってはこれが初戦。実に楽しみな一戦です。
posted by tanaka yuko |00:07 |
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