2009年06月27日

キューバの強さ

スパイク練習から、キューバの速さと高さは圧巻でした。
センターからクイックを打っているのかと思っていたら、パイプを打っていたり、ライト、レフト平行トスを打っているのに空中で止まっているように見えたり。
身体能力の高さ、とひとくくりにはできない強さ。第2セット以降は、より顕著に試合のなかでその強さが発揮されていました。

まず、キャプテンでもある13番のセンター、シモン・ロベルランディ選手。身長206㎝で最高到達点は358㎝、プログラムに書かれている数字だけでも高いことは十分理解できたのですが、実際のプレーを見て、ボールをとらえる打点の高さとクイックコースの幅、何から何まで驚かされました。
前半、松本選手はコミットで飛んでいたのですが「1枚で飛んでも全くダメ。空中でかわされてしまうし、その技術と高さにこっちが対応できなかった」と言うように、後半からはリードブロックへと切り替えました。
それでもなかなかタッチを取ることすらできない。先週対戦したブルガリア代表チームのニコロフ選手からも「キューバの13番はケタが違う。気をつけろ」と言われていたそうで、十分に注意を払い、対策を整えてきたはずが、「世界の壁のさらにその1枚上を行っている。すごい選手ですよ」と舌を巻いていました。

もう1つ、どうにも対応できていなかったことがありました。
相手セッターのイエレスエロ・ライデル選手の高さとトスワークです。
196㎝で、助走をつけずに飛ぶブロックジャンプが335㎝、手の長い選手です。
つまりそれだけトスアップの位置も高く、とくにネット際のボールに対しては圧倒的優位な状況へとつながります。
キューバはサーブカットを速く、突くように返すのではなく、セッターへ高く返すことを徹底していたため、ボールのさばき位置もそれだけ高くなり、セッターが前衛にいるときはツーアタックなのか、クイックなのか、とくにセンターブロックは見事なまでに翻弄されていました。
松本選手曰く、「あれだけ高い位置で取るセッターは、世界でもそういない」とのこと。手首も柔らかく、サイドへのトスもぶれずに飛ばしていました。まだ21歳、これからが楽しみであるとともに、日本にとってはおそろしい存在になりそうです。

これだけやられたセンター線に、明日はどんな対策で臨むのか。
今日とはまた違う見方を加えて、しっかり見てみようと思います。




posted by tanaka yuko |17:51 | バレーボール | コメント(0) |
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