2010年12月31日
早いもので2010年も残り数時間。
つい最近、同じように2009年を振り返っていたような気がします。
実にありきたりな表現ですが、あっという間の1年でした。
いろいろな取材をして、いろいろな場所に行き、いろいろな人の話を聞く機会に今年も恵まれました。
そのたび考えることがたくさんありました。
行きたい場所。
行かなきゃいけない場所。
行きたかった場所。
行けなかった場所。
行けばよかった場所。
そのつど理由をみつけ、納得させる。
そうやって進んできた1年でした。
でもそれこそが、幸せな1年といえるのだと思います。
来年はロンドンオリンピックの前年、いろいろな競技で出場権をかけた戦いが本格的に始まります。
勝負の年です。
今年よりも悔いなく過ごせるように。
また、幸せだったと大晦日に振り返ることのできる1年になるように。
お世話になったみなさま、このブログを読んでくださっているみなさま。今年も1年ありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願い致します。
posted by tanaka yuko |20:06 |
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2010年10月17日
サッカーワールドカップ南アフリカ大会で高地対策を担当した杉田正明先生の取材を「論スポ」の企画でしました。
チームに帯同する前、大会直前合宿からの帯同後にどんなことをしてきたのか、改めていろいろとお話をうかがう中には、サッカーに疎い私でも興味深いことがたくさんありました。
杉田先生を初めて取材させていただいたのは、私がトレーニングジャーナル編集部にいた頃の「陸上競技学会」でした。
4×100mリレーのバトンパスの方法をどう行うのが効率的か、研究者としての立場から見解を発表した杉田先生の話を聞いたことが、初めての取材。
そのときの言葉のなかで、とても印象的だったことがあります。
「100mを4人が走るだけだったら、日本は世界レベルにはなれないかもしれない。でも100人×4の走りならば、世界レベルになれる要素はある。その最たるものが、バトンパスです」
世界選手権やオリンピックで、日本のバトンパス技術の高さに触れられることは多々あります。
埋まらない差を埋めるための技術であるのは確かかもしれませんが、杉田先生が言ったように「ただ走ったら勝てないけど、掛け算にすれば勝てる」というのは、陸上に限ったことではありません。
たとえばバレーボールでもそう。
ドラゴンボールのスカウターではありませんが、単にその人が持つ力を数値化して、足し算して、その合計数で争うだけであれば、最初から勝利チームは決まってしまいます。
でもその足し算が簡単に成り立たず、戦力値が掛け算になると、どちらが勝つかはまったくわからない。
陸上のバトンパスのように、つなぎのプレーであったり、数字や技術では示せないものであったり。
掛け算にして何倍もの力をつけさせることができるか。
足し算が引き算になってしまうこともありますから、それこそが指導者の方々の手腕が試される部分かもしれません。
1人1人が走ったタイムを合計したポイントで争う箱根駅伝の予選会も、個人戦ではなく、チーム戦。
足し算から掛け算にするための綿密なプランがあり、それに対応できるための技術を磨いた選手たちがいて、それらすべてがうまく掛け合って、9位以内という目標を達成できる。
異なる競技にもいくつもの共通点がある。
そんなことを、改めて感じる、予選会での母校の結果をドキドキしながら見ていた土曜日でした。
posted by tanaka yuko |00:00 |
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2010年10月14日
何カ月も更新せずにいたブログを、最近になってマメに更新するようになった理由があります。
先日取材した、あるアーティストの方が発した一言がきっかけでした。
「続けることは一番難しいことだけれど、それが一番の財産になる」
昔、バレーの師匠に何気なく言われたことがありました。
「セッターのトスが5mmずれても、バレーなら次のプレーにつなげられるし、アタッカーがフォローできる。でも、それがピアニストならその5mmのずれは致命的だよ」
アスリートもアーティストもミスが許されない世界です。
どちらが大変、というくくりはありませんが、ずっとスポーツ畑で育ってきた身としては、ガツンとくるひと言でした。
アスリートの方々の話を聞いて、いつも感心するばかりで、自分が何をしているかと言えば、何もしていない。
アーティストやアスリートが日々トレーニングを行うように、自分は何ができるか。
考えた結果、ブログの更新ではないかと。
昨日は更新しませんでしたが、何とか3日坊主にはならずに続いています。
千里の道も一歩から。
ちょっと遅い気づきと実行ですが、力を蓄えるべく、継続していこうと思う夜です。
posted by tanaka yuko |18:33 |
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2010年10月11日
普及と強化。
トップで成績を収め、なおかつ裾野も増やす。
簡単なようで、とても難しい課題です。
まず土台ありきで、底辺層を固めるやり方。
反対に、頂点で結果を残すことでその影響を底辺へとつなげる噴火型。
どちらを選択することが、真の普及と強化につながるのか。
トリノオリンピックで荒川静香選手が金メダルを獲得した際、全国のフィギュアスクールには入部募集者が殺到しました。
これは典型的な噴火型がもたらした影響です。
ただ、これが土台を固めたかといえば、簡単にイエスとは言い難い。
6~7年ほど前に、子どもの体力強化を目的とした、トップアスリートによるスポーツ指導教室を取材したことがあります。
そのときは陸上、サッカー、レスリングが実施種目で、オリンピックに出場した選手たちが直接指導にあたったのですが、私が取材していたレスリングは、参加者の9割9分がレスリング教室に通う子どもたち。
当然、レスリングの基本は知っていて、受け身もできる子どもたちばかり。単純に興味を示して、レスリングをやってみたいと思った子は1人だけでした。
みんなが簡単にウォームアップをこなしていく中、その1人の子だけは前転すらまともにできません。
子どもの体力低下について、さまざまなデータを見る機会はありましたが、前転ができない子を見るのは初めてだったので、取材をしながらびっくりしました。
その子や、周囲が悪いわけではありませんが、周りがブリッジや側転を軽々こなす子ばかりだと、どうしても彼は目立ちます。
途中からとてもつまらなそうで、半分ベソをかきながらお母さんのもとへ走り寄り、帰りたい、と訴えていました。
もしも自分だったら。
間違いなく彼と同じ行動をしたと思います。
もしかしたらレスリングどころか運動が嫌いになったかもしれません。
レスリング場の隅でぐずる彼を、もう一度マットへ呼び戻したのは当時のナショナルチームのコーチでした。
「どうした、泣いてるのか?」「周りはみんな出来過ぎなんだよ、ちょっと違うことからやってみようか」
少しでも彼の興味をひくように、根気強く誘い続け、レスリングとは全く関係ないような単なる取っ組み合いからレッスンを再開しました。
泣き顔だった子も、途中から少しずつ笑顔に。
最後はニコニコ笑いながら、「またやってみようかな」とお母さんに言いながら帰って行きました。
教室終了後、コーチに話を聞きに行く際、ぐずっていた子が「またやってみようかな」と話しながら帰っていったことを伝えると、何より嬉しそうに、「そのひとことがもらえたことが、今日の教室を開催した最大の収穫で、一番大きな意味です」と言っていました。
小学生になって前転ができずにいたその子が、オリンピック選手になることはおそらく難しいことでしょう。
でも、彼が運動嫌いにならなかったことは、もっと大きな意味があるように思えてなりません。
頂点ばかりを強化することを考えていたら、裾野は広がらず、底辺を広げることばかり考えていたら、トップに立つ可能性を持ったタレント発掘にはつながらないかもしれない。
普及と強化。
多くの協会がこの2点を目標としています。
どちらもかなえられることが理想であり、目指すべき目標であることは間違いないことですが、その実現はとても難しい。
そんなことを考えた、2010年10月10日でした。
posted by yuko164 |23:40 |
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2010年10月09日
プロ野球も今日からパ・リーグのクライマックスシリーズが開幕。
いよいよ佳境です。
そしてシーズンオフになると、多くの選手が「引退」します。
引退。
現役から退くこと。
「まだできるのに」と惜しまれながら辞める人。
気付かれることなく、静かに辞めていく人。
選手の数ほど、引退も、幾つもの形があります。
先日、谷本歩実選手の現役引退会見に行きました。
1つ1つの質問に、凛として応える谷本選手の表情はとても清々しく、とてもきれいでした。すべてをやりきり、出し切った人が、ああいう表情になれるのかな、と思いながら見ていました。
小学校が6年、中学校が3年で卒業するように、競技選手に期限はありません。
ケガで突然の引退を余儀なくされる選手もいれば、いつまでも現役であり続ける選手もいます。
悔いなく終われた、と一度は現役を離れた選手が、再び競技者として
五輪を目指す人もいます。
まだ続けたかったのに、さまざまな事情でやめなければならない選手もいます。
正解も不正解もありません。
昨日の夜中に、SONGSで山口百恵さんの特集を見たせいでしょうか。
そんなことを考える雨の土曜日です。
posted by tanaka yuko |19:48 |
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2010年10月08日
実に私的なことですが、12歳の頃から、とってもとっても大好きなアーティストがいます。
ライブには何度も行ったし、CDも出るたび買っていました。
今も変わらず大好きなその方に、たまたま友人を介してサインをいただく機会がありました。
サインの横には、「頑張って、スポーツライター、続けて下さい」と書いてありました。
もう10年近く前のことですが、まだまだスポーツライターどころかライターにすらなれていなかった私は「続けて下さい」という言葉に重みを感じ、サインをもらえた嬉しさとはまた違う感情を抱いたのを今も覚えています。
最近、つくづく感じることがあります。
続けることの難しさ。
続けられる強さ。
私があきっぽい性格で、面倒くさがりだから余計にそう思うのかもしれませんが、続けることのできる人というのは、それだけで大きな価値を築いている人だと思えてなりません。
陸上競技とラグビーで「続ける」ことを貫いている方々に出会い、改めてそんなことを思いなおした1日でした。
posted by tanaka yuko |00:33 |
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2009年07月17日
先日、日帰りで福島へ取材に行ってきました。
帰路、休憩で立ち寄ったパーキングエリアで「何か腕が熱いなぁ」と左腕を見ると、バッチリと日焼けしていました。
しかも、きれいに半そで焼け。これからのシーズン、しばらくはノースリーブが着れない、見事なまでの半そで焼けでした。
取材対象である選手たちは、トラックでの練習前にしっかり日焼け止めを塗っている姿を見ていたにもかかわらず、くもっているから、それほど気を遣わなくてもいいか、まぁいいや、と紫外線を甘く見ていたせいです。
あーあ、やっちゃった、と思いながらも、ふと振り返ると、夏のたびにこんな半そで焼けを繰り返していることに気づきました。
何とまぁ学習がない。
バレーボール取材の際など、「何でまたこのパターン?」と敗因について手厳しいことを言ったり、書いたりするのですが、自分はというとこの始末。アスリートの大変さを改めて感じるとともに、だから自分には無理だったんだよなぁと半そで焼けを眺めながらまじまじと思いました。
やはり、日々のこころがけに勝るものはありません。
まずは日焼けしてしまった両腕の手入れをしながら、これ以上同じ間違いを繰り返さないよう、いい加減ちゃんとしようと思います。
何しろ今の時期は、高校野球地区予選という日焼け面で最大の難敵と向き合わなければなりません。ここで何とかしておかないと。
オススメの日焼け対策、日焼けしちゃった後対策があれば、お教えいただけると、とてもとても嬉しいです。
posted by tanaka yuko |18:16 |
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