2007年04月18日

「優勝」と同じ日に行われたもう1つの激戦

サントリーサンバーズ、久光製薬スプリングスがともに3年ぶり、5年ぶりの優勝を飾り、2006/07V・プレミアリーグは閉幕した。

頂点を目指したどちらの戦いも、1点1点、1つ1つのプレーがその勝敗のカギを握る激戦であったことは間違いない。

そして同じ日に、さいたまスーパーアリーナからは遠く離れた、新潟県長岡市市民体育館で「2006/07Vリーグ男女チャレンジマッチ大会」が行われた。
プレミアリーグ残留か、それとも降格か、はたまた昇格か。
男女各4チーム、計8チームがそれぞれの目標を掲げ、2日間の戦いに挑んだ。

「負けられない」という独特の緊張感と雰囲気が生まれるチャレンジマッチ。
豊富な指導経験を持つ監督ですら「入れ替え戦はしんどい」と漏らすほどの、想像を上回るプレッシャーとの戦い。

なかでも、プレミアリーグ第8位・大分三好ヴァイセアドラーと、チャレンジリーグ第1位・FC東京との一戦は序盤から熾烈を極め、まさに「激戦」と呼ぶにふさわしい一戦となった。

「マイヨという柱がいてくれることに安心してしまって、精神的に受け身に回ってしまった」(大分三好・南選手)
「上のリーグで迎える入れ替え戦は初めてで、『ものすごいプレッシャーがかかる』と言われ続けていたにもかかわらず、悪いところが出てしまった」(大分三好・小川選手)

プレミアリーグでも得点王に輝いたマイヨの得点力があれば、大分三好が有利だろうというのが大方の見方だった。
現に、南という抜群の「経験」を持つ選手ですらそう口にした。
しかし、打倒大分三好に対して、どのチームよりも強い思いを抱くFC東京の、チャレンジマッチにかける意気込みは、その当初の予想を大きく上回り、覆すに十分すぎるほどのものだった。

組織での動きが統一され、サイドへの動きも速いブロックが序盤から効果を発し、マイヨの攻撃が決まらない。
思わぬ展開に、大分三好に焦りが生まれる。

この状況を救ったのは、大嶋、前田といったプレミアリーグではなかなか出場機会を得ることのできなかった選手たちだった。
「今日の試合は僕がラッキーボーイだったと思う。ブロックも思い通りにできたし、練習の成果をすべて出すことができた」
その言葉が示す通り、調子の出ないマイヨ、小川に対し、ブロック・スパイク決定率でともに高い数字を記録した大嶋が、チームに勢いを与える。
24-24からネットインサーブで25点目を挙げたのも大嶋だった。
ベテラン南がブロックで26点目を刻み、互いにとって大きな意味を持つ、初戦の第1セットは大分三好が手にした。

しかしこの両者の戦いは、最後まで一方のみが勢いを持つことなどなかった。
「どっちが点を取っても追いついて、追いつかれて。力の差は全く感じなかった」(FC東京・福田選手)

そのわずかな差は、終盤のポイントとなって、大分三好が手にした。
初戦は3-1。
24-26、28-26、23-25、27-25。
すべてが2点差での決着だった。

翌日の2戦目。
初戦の勝利でやや優位に立った大分三好。
だが、「初戦を終えてようやく自分たちもプレッシャーがなくなった」(福田)というFC東京の勢いが勝り、第1セットはFC優位で試合が進む。

サポーターが掲げる「どんな状況になっても 最後の最後まで戦い抜け! 俺たちもついていく!」という言葉と、声援の後押しを受け、得点を重ねるFC東京。

何とか流れを断ち切りたい。
そんな願いを一身に受け、2本のブロックを1枚で決めたのがキャプテン・小川だった。
FCのキャプテン・福田が放った渾身のスパイクを2本続けてシャットアウト。
初めて臨んだプレミアリーグで、思うように勝ち星を挙げられず、自身のプレーもできないなかで「本当に苦しいです…。どうしたらいいかわからない。しんどいです…」搾り出すようにそういい続けた、苦悩し続けた主将が、土壇場でチームに流れを引き寄せた。

さらに昨日とは打って変わって、第1セットから好調の主砲・マイヨの強打が序盤から容赦なくFCコートに襲い掛かる。
わかっていても止められない。ブロックの上から放つマイヨのスパイクで、大分三好は徐々に勢いをつかみ始める。

勝敗にかかわらず、前日の結果を受け、2セットを得れば大分三好のプレミアリーグ残留が決まる。
第1セットはマイヨのバックアタックで30-28。
第2セットもマイヨのスパイクで28-27。
あと1点。

マイヨのサーブでレシーブが崩れたところを、大嶋が押し込む。
届く距離まで1mmでも遠くへ、懸命に、必死で手を伸ばし、何とかボールをつなげようとするFC東京の選手たち。

しかし無常にも、そのボールはFC東京のコート前方に落ちた。
第2セットは29-27。
大分三好のプレミアリーグ残留が決まり、歓喜の輪をつくるコートの横で、FC東京の選手たちはガックリとうなだれた。

それでも、最後まであきらめることなどなかった。
「自分たちは3年連続V1(現:チャレンジリーグ)で優勝したのに、実力がなくて上に上がることはできなかった。それなのに、優勝を逃した年に勝った三好が運もあって上に上がった。本当に悔しかったし、三好に勝ってプレミアに上がることだけを考えて、この1年間必死でやってきた。
でも、負けたセットは全部ジュースで。あと2点の差って何なんでしょうね…。それがわかればいいのにね。…今は、切り替えるのが難しいです」
24-26で第3セットを落とし、ストレート負けを喫した後、福田はひと言ひと言つぶやくように残した。
ストレッチをするトレーニングルームでは、多くの選手がタオルで顔を覆った。コートを引き上げる彼らに、サポーターは言った。
「俺たちの誇り」

負けたくない気持ち、この試合にかける思いは、大分三好も劣ることなどなかった。
キャプテン・小川は言った。
「プレミアリーグに上がることができたけれど、2勝しかできなくて、練習中から厳しいことを言われて、自分も思うようにできなくて。本気で辞めようと思った選手もいた。そんななかで試合は続いて、仕事も普通にやってきて、その状況を戦い続けることができたという自信も意地もあった。FCさんの気持ちはよくわかります。でも苦しかったこと、必死だったことは僕たちも同じだから…。絶対に負けたくなかったし、負けるわけにいかなかった」

すべてが2点差でついた決着。
リーグ最終戦を締めくくるにふさわしい激戦が、長岡でも行われていた。







posted by tanaka yuko |21:07 | バレーボール | コメント(2) |
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2007年04月09日

セミファイナル第3戦、大阪

この試合で、サントリーサンバーズが1つセットを得れば決勝進出が決定。
パナソニックパンサーズが決勝進出を果たすには、この試合での勝利が必須。
絶対に負けることはできない試合だった。

越川、荻野、山村、津曲といった全日本の中心選手だけでなく、このセミファイナルで「ここからがスタート、非常にいい状態で戦うためのモチベーションが高まっている」というレオナルド、彼らを操る司令塔の栗原。レギュラーラウンド1位で終えた「王者」と呼ぶに過言でないサントリー。
対するパナソニックは、山本、ソトという2枚看板を、天才セッター・宇佐美のトスでその強さと鋭さ、華やかさを1枚も2枚も厚いものにする。

サントリーは2戦を終えて2勝。優位であることに変わりはないが、まだ決勝進出を決めたわけではない。
負けられない、負けたくないのはサントリーだけではない。

両者の意地から生み出される白熱したプレー。
決勝進出を決める1セットを得た後も、サントリーの勢いは止まらない。
第2セットも24-21で先にセットポイントに到達する。
しかしここから、パナソニックが怒涛の反撃。
山本の2本のスパイク、ソトのサーブでレシーブを崩して、高さのあるセンター枩田のブロックで一気に5点を挙げ、土壇場で逆転。
最後は山本が豪快にスパイクを決め、第2セットは27-25でパナソニックが奪取する。

しかし続く第3セットはまるで違うチームのように、リズムの崩れたパナソニック。25-14と大差をつけてサントリーが第3セットを得る。

「追い上げに転じなければいけないところで、1人1人の個人プレーに走り、まとまりがなくなってしまった」(パナソニックキャプテン・川村)
「コミュニケーションが取れず、歯車が合わなかったことがこういう結果を招いてしまった。いいところまで粘ることができるのに、そこから取れない弱さがこれからの課題だと思う」(パナソニック・今井)
第4セットを奪い、フルセットまで追い上げ、あと一歩のところまで何度も迫りながらも、得なければならない1勝を得ることはできなかった。

まだ決勝進出の可能性はこの時点で消えたわけではない。
しかし、下村監督はこの状況を受け止め、敗因を次のように語った。
「昨シーズン優勝した堺ブレイザーズを引っ張っていた石島選手のように、泥臭くチームを引っ張るような選手がうちにはいない。周りの選手も引っ張っていけるような、盛り上げていけるリーダーがいない。技術は決して負けていない。切羽詰ったなかでチームを一気に引っ張ることのできるリーダー不在ということが最大の課題だと思う」

パナソニックパンサーズの決勝進出は、東レアローズの勝敗に託された。

3-1で勝利すれば東レの決勝進出が決まる。
「負けられない試合というプレッシャーは確かにあったけれど、それをはねのける勢いがあったと思う」(東レ・笠原)
大切な立ち上がり。そこで最も必要な「勢い」と「主導権」をチームに与えたのはキャプテンの篠田だった。

「セミファイナルという場が僕にあのサーブを与えてくれた」
と笑いながら振り返った「サーブ」。サービスエースを含む篠田のジャンプフローターが豊田合成の守備を完全に崩し、攻撃のチャンスを与えない。
「あんなに後ろから打ったこともない」
という篠田のサーブは30%以上の効果率を記録。東レが優勢に試合を進め、終盤に競り合いながらも、まず第1セットを先取。

第2セットに入っても、東レの優位は変わらない。
ニコロフのジャンプサーブやバックアタックで得点を重ね、最後はレギュラーラウンドでもブロック賞を獲得した新人・富松のブロックで東レが2セット目も制する。
第3セットは両チームが点を取り合うなか、やはりここでも篠田のサーブが功を奏し、連続得点のきっかけをつかみ、第3セットも東レが制し、3-0のストレート勝ち。
「負けられない試合で勝ててよかった。この勢いを持って、決勝でサントリーにリベンジしたい」(東レ・今田)

決勝戦はサントリーと東レ。
レギュラーラウンド1位、2位の両チーム。
最後の最後に笑うのは、どちらのチームになるか。
レセプションの返球率、基本的なプレー、爆発的な攻撃。
自チームらしいプレーで、試合を制するのはサントリーか、東レか。
王者は14日に決定する。

posted by tanaka yuko |00:50 | バレーボール | コメント(0) |
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2007年04月08日

セミファイナル第2戦、大阪

チーム一丸となって臨む短期決戦、セミファイナル。
しかし「勝利」を手にするために、絶対に不可欠なのが「柱」となり、「軸」となる存在。 

セミファイナル第2戦、サントリーサンバーズと、東レアローズを勝利に導いたのは、強く、折れない2人の“柱”だった。

初戦をストレート勝ち、攻撃陣の調子もよく、さらにそこに加えてセミファイナルやファイナルを何度も経験している強みもあるサントリーサンバーズ。
第2戦目の豊田合成トレフェルサ戦でも、レオナルドを中心に、破壊力のある攻撃にプラスして、センター線からのコンビをうまく絡め、序盤から優勢に試合を運ぶ。

1セット目を先取し、2セット目も危なげなく連取。
迎えた第3セットもサントリー優位は変わらない。
しかし終盤に近づき、後がなくなった合成もエースのファビアノを中心に攻め込み、反撃に転じる。
いくつもある攻撃の枚数。そのどこを使うことで、よりチームを勝利に近づけることができるのか。
20-22、21点目と23点目をかけた攻防。合成のサーブはファビアノ。
バックアタックと見間違うほどの強烈なサーブがサントリーコートに見舞われる。
しかし、そのボールを荻野が処理し、ボールはセッター・栗原へ。
迷わず、栗原はレフトの荻野へトスを挙げる。
「荻野さんからの『自分のところにトスをもってこい』という視線を感じながら挙げた」
笑みを浮かべながら、振り返る栗原。
強固なる大黒柱が、サントリーに2勝目をもたらした。

2試合目は、初戦をストレート勝ちのパナソニックパンサーズと、ストレート負けの東レアローズ。
すでにサントリーが2勝目を挙げている。ここで負ければ、東レには決勝進出のチャンスがなくなる。

スタートメンバーのなかに、背番号「11」がいる。
試合前に何本もの痛み止め注射を打ちながらも、「痛みについてはここで話をすることもできないほど」というほどの痛みを抱えたニコロフがコートに立った。

「東レさんはもう後がない。当然ニコロフが出てくることも予想していた」
パナソニック下村監督の予想をもはるかに上回る、ニコロフの不屈の精神力からなるプレーが、試合開始から随所で展開される。
自身が放つ最初のサーブをサービスエースで飾り、ベンチに向かって「どうだ」とばかりに指を差す。大事な場面で帰って来た、絶対的エースに抱きつく東レの選手たち。
1セットだけで3本のサービスエースを奪うニコロフの活躍で、第1セットは東レが先取。

「最後に決めてくれる存在がいてくれるということがチームにとっても大きかった」
昨日の敗戦後とは一転、安堵の表情で試合を振り返った東レのキャプテン・篠田。
前日の敗戦後、選手同士で「もう一度、自分たちのバレーに帰ろう」と話し合い、コートの中を走り回りながらプレーすること、その姿で相手に対してプレッシャーを与える“東レバレー”への回帰が、価値ある1勝の要因になったと語った。

シーズンを通しても、あまり賛辞の言葉を出すことのない矢島監督も、この日の試合を「ベストゲーム」と述べ、その理由をこう示した。
「優勝した年を除いて、大事な試合ではなかなか勝つことができなかった。それが今日のようなプレッシャーのかかった試合で、選手たちが最高のモチベーションを持って臨んでくれた。自分たちでつかみ取るという、非常にいい状態でできた試合だった」

勝因は1つではない。
いくつもの条件が連鎖して、ベストプレーやベストゲームが生まれる。

ニコロフは言った。
「ケガをしたときは楽観的な状況であるとは言いがたい。でも、プレーするのが不可能な状況のなかで、チームドクターやトレーナーがそれを可能な状況にしてくれた。彼らの力がなければ私はここに立つこともできず、この勝利もなかった。そのことに、まず感謝したい」

決勝へ進出するのは2チーム。
王者になるための権利をかけた戦いに臨むことができるのはどのチームか。
勝因の引き出しを、より多く持ちえるのは、果たして――。

posted by tanaka yuko |10:29 | バレーボール | コメント(0) |
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2007年04月07日

セミファイナル第1戦、大阪

セミファイナル第1戦、対するはレギュラーラウンド第1位のサントリーサンバーズと、第2位の東レアローズ。

対戦成績は2勝2敗。
これまでの勝敗は関係なく、この3戦のみの勝敗で決勝進出が決まる、一発勝負といっても過言でない短期決戦。
レギュラーラウンドとはまた異なる、独特の緊張感が漂う。

出だしから、レオ、高杉、オポジットの両選手を中心とした攻撃で、互いが点を取り合うサイドアウトの攻防が続く。
1点、1点と刻まれていく展開を打破したのは、サントリーのキャプテン、栗原のサーブだった。
サーブレシーブをするサイドの今田、リベロの田辺のちょうど間、絶妙な場所に放たれたサーブがエースになり、まず1点。
栗原のジャンプフローターにレセプションが乱されたところを、山村のBクイックでまた1点、そして焦りから打ち急いだ感が否めない今田のスパイクミスでまた1点。
12-12だった得点は、15-12とサントリーが一気に突き放し、二度目のテクニカルタイムアウト。

ベンチアウトの勝野、山本がメガホンを持ち、コートの選手に声援と指示を送る東レ。
雰囲気は悪くない。
しかし、短期決戦に必要な「勢い」を得るための突破口がなかなかみつからない。
セッター・近藤の丁寧で堅実なトス回しから、今田や高杉が攻撃を仕掛けるも、流れを再び引き寄せるほどの爆発的な攻撃力とは言いがたい。

「序盤の勢いに乗りたいところで、レオがよく決めてくれた」
セッター・栗原の言葉通り、第1セットで10本中8本のスパイクを決めたレオナルドの活躍で、まずサントリーが25-19で先取。

続く第2セット。
「流れを変えるためのキッカケになればと思って、選手交代を試みた」(矢島監督)
セッターは近藤から阿部へ。
高さのある阿部。第1セットと比べて、東レのブロックからの返球率、攻撃決定率が少しずつ上がり始める。
5-7とサントリー2点リードの場面、ベンチでは矢島監督がニコロフを呼ぶ。

今季の東レの絶対的エースとして、チームを牽引してきたニコロフ。
レギュラーラウンド最終週の堺ブレイザーズとの試合中に捻挫をするというアクシデントに見舞われ、このセミファイナル出場も危ぶまれていた。
「起こってしまったことは仕方ない。今いる戦力で臨むだけ」
矢島監督はただそう言い続けた。

13-14、ニコロフ投入。
「何かを変えてほしかった」
競り合いのなかで、ニコロフがコートに入ることで、逆転に向けた起爆剤を生み出してほしい。
わずかなところでつかめずにいる“流れ”と“勢い”を手にしたかった。

大事な初戦。
「ウチはブロックされた選手ではなくて、ブロックフォローができなかった選手、しなかった選手を叱る。そこは徹底しているはずですよ」
今季からコーチを務める東レ・小林が言うように、徐々に本来のリズムを取り戻し始めた東レ、キャプテンの篠田や阿部のフォローから、攻撃が繰り広げられ、今田、斉藤の攻撃で応戦する。

しかし、
「ついていくのにやっとという状態だった」(矢島監督)
「今季一番のゲームができたと思う」(サントリー・河野監督)
指揮官の言葉が表すように、勢いの差は歴然としていた。
ピンチサーバー・吉田のサーブが功を奏し、第2セットの競り合いも制したのはサントリー。
「終盤の苦しいところで、レオが決めてくれた。2セット目を取ったことで気持ちに余裕が生まれ、3セット目にうまくつなげられた」(サントリー・越川)

2セット目を得たことでサントリーには「余裕」が生まれ、東レには「焦り」が生まれる。
「レギュラーラウンドから、センター線へのマークがきつくなることは予想できたので、あえて最初はサイド中心に組立て、サイドの選手がそれに応えて頑張ってくれた。3セット目からはブロックがそこに振られていたので、逆にセンター線を使ったことで、よりよく機能できたと思う」
司令塔・栗原の巧みなトスに、翻弄される東レ。
攻守の連係が崩れ、第3ット序盤に喫した7連続失点が響き、第3セットは25-15と大差をつけてサントリーが手にし、セットカウント3-0、最高の形でセミファイナル初戦を終えた。

「2セット目を取られたことで後がなくなり、コートにいたメンバーのプレッシャーが空回りして、ミスが出て、声も出なくなった。3セット目は、何もできなかった」
試合後、そう振り返ったのは篠田キャプテン。
ニコロフが投入されてもコートの雰囲気は変わらなかったこと、サーブで崩せなかったことで思い通りの展開に持ち込むことができなかったことを敗因として挙げた。


1位、2位対決に続いて行われたのは、レギュラーラウンド第3位のパナソニックパンサーズと、第4位の豊田合成トレフェルサの一戦。

「楽しくバレーをしようという気持ちで、この試合に臨んだ」
これまでVリーグで、どうしても「四強」の壁を打ち破ることができなかった豊田合成。松田監督の「楽しんでバレーを」という思いに加え、
「四強が決まるか、決まらないかというプレッシャーのもとで戦うほうがつらかった。今日はそのときよりもリラックスして試合に臨めていた」(盛重キャプテン)、肩の力がうまく抜けたプレーで、序盤はまず豊田合成が先行する。

17-19、豊田合成2点のリード。
抜群の跳躍力を活かしたソトのスパイクで18-19、その差を1点とし、続く19点目は宇佐美がブロックで豊田合成のエース・ファビアノを仕留める。
このブロックで一気にパナソニックが流れを引き寄せ、怒涛の7連続得点。25-20と逆転でパナソニックが第1セットを先取する。

勝敗を決するプレーは1つではない。
しかし、流れを引き寄せるための大きな鍵となり得るプレーというものがある。
「サーブで崩してブロックで仕留める。これができたときは、うちがすべきバレーができているときだと思う」
下村監督がそう発したように、山本、宇佐美が放つ強烈なジャンプサーブで合成の守備を崩し、2セット目だけで3本のブロックを記録した今井がまさに「壁」となり、その攻撃を阻む。
「まだまだきっちりしたバレーはできていない」(宇佐美)としながらも、ブロックで勢いを得たパナソニックが2セット目も連取し、第3セットも優勢に試合を運ぶ。

ここで松田監督は、セッターを島野から高橋へ、さらに盛重に代えて諸隈を投入。
「レシーブでつないで、二段トスをファビアノが決めるという展開はできていたと思う」(川浦)というように、中盤からジリジリと豊田合成が追い上げに転じ、第3セットはフルセットへ突入する。
短期決戦で大切なのは精神的強さ。「勝ちたい」という気持ちがどれだけ上回ることができるか。そんな気持ちの勝負を象徴するかのように、1つのボールに飛びつき、必死でつなぐ両チーム。
しかし、その思いが最後で上回ったのはパナソニックだった。
豊田合成・甲斐のスパイクを宇佐美がブロックし、最後はソトのスパイクが決まり、27-25、熱戦を制し、初戦を勝利で飾った。

2日目の今日。
サントリーが豊田合成に勝利し、パナソニックが東レに勝利すれば、両チームの決勝進出がほぼ決まるといっても過言ではない。

初戦を制した余裕が勝るか、それとも巻き返しに向けた意地が上回るか。
間もなく、その幕が開かれる。








posted by tanaka yuko |11:22 | バレーボール | コメント(0) |
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2007年03月27日

前哨戦、勝者・サントリーサンバーズ

3月25日、日曜日。
高知県でのレギュラーラウンド1位・サントリーサンバーズ、2位・東レアローズの直接対決。

両チームのファイナル前の対戦はこれが最後。ファイナルへの布石も含め、今季はレギュラーラウンド1位チームに賞金が出されることもあってか、前日、対戦を控えた両チームの選手は、
「明日が決勝戦だと思って戦います」(サントリー・山村宏太選手)
「ここで勝って、サントリーは怖いというイメージをつけたい」(サントリー・越川優選手)
「ファイナルに備えて隠す必要はない。明日はガチンコで行きます」(サントリー・木原丈裕選手)
「勝ちに行きます。ここで勝って、もう一度首位に立ちます」(東レ・篠田歩選手)
それぞれ、決戦の雰囲気を十分に漂わせるコメントを残した。

いざ、決戦開始。

立ち上がりから1本1本に両チームの気合がみなぎる。
まず先行したのは東レ。久しぶりの先発となったセッター阿部のブロックやツーアタックで得点する。

しかし、互いが一歩も譲り合うことなく終盤まで試合は進む。
越川がサービスエースを奪えば、負けじとニコロフがサービスエース。
ファイナルラウンド前哨戦といっても過言でない、手に汗握る好ゲーム。

1、2セットはともにジュースに突入。
1セット目はサントリー。
2セット目は東レ。
全く五分五分の戦いが繰り広げられているように見える。

ところがここから、少しずつ流れがサントリーへと傾きはじめる。

3セット目、3-7と4点のビハインドを背負い、サントリーはセッター・吉田に変えて栗原を投入。落ち着いたトスワークで栗原が少しずつリズムをつくり、再び攻撃を組み立て直す。
「1、2セット目に吉田がうまくセンターを使ってくれたので、サイドへのブロックが手薄になっていた。そこをうまく切ることができたと思う」
翻弄される東レブロック陣。

試合後、敗因は何かと問われ、キャプテン・篠田は言った。
「3レグのサントリー戦では越川にやられたので彼をマークしていたけれど、今回は荻野さんにやられた」
要所となるポイントで、しっかり得点するベテラン・荻野。
「東レのサイド陣に対してうちのサーブが前半から効いていた。そこであえてジャンプをやめて返球率のよくないフローターで攻めたことでジャブのように徐々にリズムを崩し、単調な攻撃へつなげることができたこと、そこをブロックで仕留めることができたのが勝因だと思う」

レギュラーラウンド最後の対戦、4レグはサントリーが3-1で勝利。
レギュラーラウンドは2勝2敗。
決着は、ファイナルラウンドで果たされる。




posted by tanaka yuko |23:02 | バレーボール | コメント(0) |
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2007年03月06日

フルセットな週末

いよいよ終盤、四強入りを目指し、勝負を決する佳境へと突入した男子プレミアリーグ。

長丁場の疲れも徐々に出始め、ケガ人も出てきたり、序盤とはまた違う厳しさが伴う3レグの戦い。
しかもここからは、「四強=決勝リーグ進出」や「入れ替え戦阻止」に向け、どのチームにとっても1つ1つがとても大切な戦いになります。

そのなかで。
現時点では「最高」と呼べる状態にあるのが豊田合成トレフェルサ。
昨年は7位で入れ替え戦。全日本にも選出され、パワーのある盛重、鉄壁のブロックを誇る北川、川浦など、充実した戦力が整っているにもかかわらず、どうしてもあと一歩前に進むことができなかった。
ところが今年は、開幕からいきなり5連勝。しかもそのすべてがストレート勝ち。圧巻とも言えるスタートダッシュだった。

その勢いに「待った」をかけたのが、東レアローズだった。
センター線の要・川浦を完璧に封じ、サイドにはしっかりブロックとレシーブを配置。豊田合成に対して、全く自分たちのバレーをさせず3-0で勝利、連勝は5でストップした。

好調をたどる豊田合成トレフェルサが、今季唯一勝ち星を挙げられないのが東レアローズだった。

3巡目の対戦も、やはり序盤の主導権は東レが握る。
前日はバラバラだったブロックと守備の連携が再び生じ、サイドの今田、オポジットのニコロフが高い決定率を残し、第1セットを難なく先取。
しかしここから、豊田合成の反撃が始まる。
レセプションが崩れ始めた盛重に変え、サイドに入った諸隈、センター・川浦の活躍で、セッター・島野のトスに余裕が生まれ始める。
逆にサイドアウトが取れなくなった東レに焦りが生まれ、単調になり始めた攻撃をセンターブロックがシャット。東レに傾いていた勢いは、一気に豊田合成へ。
2・3セットを連取し、遂に東レ戦初勝利かと思われた第4セット、ここで意地を見せたのが東レのエース・ニコロフと、キャプテンの篠田だった。
多少の崩れがあろうと、挙がったトスをすべて決めるほどの気迫みなぎるスパイクを次々見舞うニコロフ。相手に負けじと要所でブロックを連発する篠田。要となるべき選手の活躍が、再び流れを引き戻す。

しかし、24点目を取ったところで、東レに安易なサーブミスが出た。
多少のリードがあり、揺らぐような点数ではない。
だが、あまりに簡単に打ちすぎて、あまりに簡単にしすぎたミスだった。
ここ数試合続いていた東レらしくない安易なミス。
ここから豊田合成は連続得点。追いつくことはなかったが、ミスの許されない、そして何より勢いを要する最終セットに向けて、豊田合成からすれば「次につながる最後」であり、東レにとっては「嫌なセットの終わり方」だった。

そしてその結果が、最終セットの立ち上がりに顕著に現れた。

立ち上がりからいきなりの6連続得点。
二度のタイムアウトも、流れを引き止めるには至らなかった。
川浦の完璧なブロックが東レの攻撃を容赦なく阻み、前日のNECブルーロケッツ戦に続き、大事な1戦をまたもフルセットで豊田合成が制した。
試合後、松田監督の目にはうっすらと涙が浮かび、コート上の選手たちはまるで優勝を決めたように喜び、たたえあった。

試合後、東レの今田は「自分たちでミスミス流れを与えてしまった。勝っているときは『まとまって勝てた』といえるけれど、負けるときはバラバラで、すべきことができていない。もう一度気を引き締めて、これからの試合に臨みたい」と表情を引き締めた。
東レ・矢島監督も、「あとはやるだけ。選手がそれをわかっているかどうか。やることをやるだけですよ」と珍しく、感情をあらわにした。

これからの戦いも「チャレンジャーとして臨む」と述べた後、松田監督は言った。
「やっと東レに勝つことができた自信は大きい。受けて立つのではなく、常にぶつかっていく気持ちで残りの試合を戦いたい」

残すところあと8試合。
勝利の女神は、どのチームに微笑むか。

posted by tanaka yuko |15:29 | バレーボール | コメント(1) |
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2007年02月25日

過信、まだ早し~2/24・東レアローズVS大分三好ヴァイセアドラー

首位を走る東レアローズと、現在8位の大分三好ヴァイセアドラーの一戦。

先週の試合を終えた後、3-2で敗れたにもかかわらず、東レのある選手の発した「この1敗はたいした負けだと思っていない」という言葉がひっかかっていた。
長いリーグ戦とはいえ、「1敗」に「たいしたことのない」負けなどあるのか。
過信があるのではないのか。

お金を払って見に来てくれる観客がいて、その前でプレーする選手である以上、しかも、男子バレー人口が減り続けるなかで、トップであるプレミアリーグの選手が発する発言としてどうなのか。
少し、疑問があった。

どこかにあった「過信」は、今日の試合でも顕著に現れた。
何でもないレシーブを、フライングレシーブで取ってみたり、これまでの東レアローズとは違うプレーが序盤から続く。
「うちの攻めどころはここしかない。相手が流れをつかむ前に、何とか主導権を握ろうと思った」
大分三好・小川選手の言葉どおり、どこか集中力に欠ける東レに対し、序盤からリズムよく攻め込んだ大分三好が第1セットを先取した。

「自分たちで勝手に崩れて、すべきバレーができなかった。甘い部分もあったと思う」
ちょうど1週間前に「たいした1敗ではない」と言った選手が、そう言った。
過信を持つにはまだまだ早すぎると、失セット「1」が教えてくれたようだ。

あまり感情を露にすることがない東レアローズ・矢島監督も、この日の試合では珍しく憤っていた。
「ファインプレーを連発する必要はない。あたりまえのプレーをあたりまえにできるようでなくては、優勝云々という資格はない」

今、首位にいるからといって、先も開けたわけではない。
過信はまだまだ早すぎる。
それに気づくことができるチームであるからこそ、東レアローズは首位にいる。
あたりまえのプレーで、あたりまえの強さを見せてこそ、王者の称号を手にすることができるはずなのだから。

明日は頂上決戦。
サントリーサンバーズと東レアローズの試合が行われる。
勝利するのはどちらか。
あたりまえのプレーがあたりまえにできるのはどちらのチームなのか。
現時点での「首位決戦」にふさわしい試合を期待しましょう。

posted by tanaka yuko |01:03 | バレーボール | コメント(2) |
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2007年02月11日

大分三好、遂に初勝利!

遂に初勝利!
開幕から12連敗。苦しみ続けた大分三好ヴァイセアドラーが、今日、対パナソニックパンサーズ戦で1勝目を挙げた。

今季からプレミアリーグに参戦し、セットを奪う善戦は見せながらも、どうしても手にすることができなかった勝利。
1/28の堺戦での完敗後、チームには覇気がなかった。
「本当に苦しいです…」
搾り出すように、キャプテンの小川はそう言い続けていた。
それ以外、発する言葉がなかった。

しかし昨日、結果こそ3-0のストレート負け(対サントリーサンバーズ)ではあったが、試合後の小川にはこれまでと違う変化があった。
「もう吹っ切ってやるしかないと思って…。でも、少しずつつかみかけているんです。何か越えられそうな、次こそはって思える何かがあるんです。明日、勝負です。頑張ります」
しばらく見られなかった明るい表情があった。

昨日・今日とセッターは兼任監督の増成ではなく、小西。
「ベンチから見ると歯がゆい部分もあるけれど、冷静に指示をしたり、選手のフォローをしてやることもできる。こうやって見えたものをまたコートで出せればプラスになるだろうなぁ」と増成は言い、小西は「増成さんと同じトスを挙げてもダメ。マイヨだけでなく小川に対してもトスを回して調子を上げていこうと思った」と振り返った。

敗戦のなかでも、チームは確実に何かをつかみかけていた。

そして今日。
序盤から、大黒柱のマイヨが大爆発と言っても過言でないほどの攻撃を見せつけ、次々得点を重ねていく。
第1セットを31-29で制するも、第2セットは25-21で競り負け、1-1のタイスコア。
ここでまた流れを引き寄せたのはマイヨ。2本のサービスエースで序盤の主導権をつかみ、再び突入したジュースでは豪快なバックアタックを放ち26-24で第3セットを奪取。

あと1セット。
どうしてもつかめなかった勝利が、少しずつ現実として近づいてくる。
18-13と三好が5点のリード。ラリーポイントでは5点はセーフティーリードと言っても過言ではないが、まだ得ぬ「1勝」へのプレッシャーからか、パナソニックの山本、ソトの二枚看板が三好に襲いかかり、その差はわずか1点。マイヨ、山本、ソトの打ち合いが続く。
26-26でパナソニックのサーブ。当然ブロッカーはスーパーエースのマイヨをマークする。
ここでレフトから冷静に決めたのは小川だった。
27-26。
サーバーは南。
「1勝のために、チームが全力で、必死で戦っていた」
南の思いのすべてを込め、放たれたサーブはパナソニック・岸本にあたって、そのままコートに落ちる。
28-26。
三好コートが、ベンチが、声援を送り続けたスタンドが歓喜で沸く。
互いを称えあい、喜び合う姿。
プレミアリーグで初めて見る姿がそこにあった。

「まだ1勝を挙げただけ。でも、この1勝は意味のある、とても大きな1勝。この1勝から、三好の歴史が始まっていくと思います」
晴れ晴れとした表情で、小川が言った。
そして最後のポイントを手にした南は、
「旭化成の本拠地だったこの岡山の地で1勝できたことは半端じゃない喜びがある。でも、これでフワフワして安心してしまったらダメ。僕らベテランが、明日以降につなげるものを伝えていきたい」
と喜びとともに課題も挙げた。
しかし最後には南はこう締めた。
「できるだけ多くの人に、この試合を見てほしかった。とくに子どもたちにこの試合を見て、僕らがここでプレーしている意味を感じとってほしかった」

苦しくても、投げ出さず、戦い続けた。
「決定率が低くても、怒られながらでも、小川を使い続けた。苦しみに負けなかったことが、自信を取り戻すことにつながり、自信を得られたと思う。これからが本当の戦い。奇跡を目指して戦っていきたい」
監督として、増成が締めくくった。

ようやく刻まれた1勝。
まだ1勝。
これからも戦いは続く。
でも、とても大きく、価値ある1勝であることは間違いない。

posted by tanaka yuko |20:19 | バレーボール | コメント(5) |
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2007年02月04日

本日のプレミアリーグ男子(町田)

本日の対戦と結果です。

NECブルーロケッツ×大分三好ヴァイセアドラー 3-0 NEC
サントリーサンバーズ×豊田合成トレフェルサ 3-1 サントリー

まず1戦目。
どちらにとってもどうしてもほしかった「勝ち星」を手にしたのはNEC。
勝利だけでなく、一昨年12月24日に前十字靭帯損傷し、戦列を離れていたNEC・菊地選手がコートに復帰。
これまでの道のりを「長かった」といいながらも、ようやくプレーできた喜びを「嬉しかったですよ。緊張はしなかったけど」と語っていました。

大分三好はなかなかきっかけがつかめません。
選手兼任監督の増成監督、キャプテンの小川選手、大黒柱のマイヨ選手、少しずつ表情が曇ってきているのが気になるところですが、何とか切り換えて、次の3連戦こそ初勝利をねらいたいところです。

続いて2戦目。
ともに7勝3敗で並ぶ両チームの対決。
互いにセットを取り合って迎えた第3セットを制したのはサントリー。
越川選手を中心とした攻撃力ももちろんですが、荻野選手、津曲選手の堅実な守備に加え、セッター・吉田選手のトス回しが効果的に機能し、河野監督は「今シーズン一番のゲームができた」と試合を振り返りました。
大事な試合で「今シーズン一番」といえるゲームができる強さ。全日本組の合流が遅れた影響から、序盤はやや苦戦したサントリーでしたが、少しずつ「形」ができ始めてきたようです。

前半の好調ぶりが光った豊田合成。
突っ走った分、他チームからはデータ分析をされ、十分な戦略を練られて臨まれます。
2レグ以降はなかなか思い通りの戦いができない試合もありますが、松田監督は「これからまた絞り直して、チームを建て直して次に臨む」とのこと。
真価が問われるのはこれからのようです。

来週は3連戦。
どのチームが抜け出し、突破口をつかむのか。
1レグとはまた違う楽しみが2レグでは見られそうです。

posted by tanaka yuko |17:23 | バレーボール | コメント(1) |
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2007年02月03日

打破するのはどちらか?~プレミアリーグ男子2/3~

大分三好ヴァイセアドラー、NECブルーロケッツの連敗がなかなか止まらない。
開幕から勝ち星を挙げることのできない三好と、仙台以来すべてストレート負けでの4連敗を喫しているNEC。
まだどのチームも戦力が整わず、どこか試しながら進んできた1レグと異なり、2レグになるとその勢いの差が顕著に形に現れる。

明日は開幕戦以来の両チームの直接対決。

攻撃面でスランプに陥り、目の前にそびえ立つ「壁」と苦悩するキャプテン、小川選手に対して、増成監督は
「それでも彼を使い続けることが大事だと思う。この試練を脱皮してさらに大きな選手になってほしい」
と少し厳しくも映る期待を寄せる。

NEC・楊監督は
「もう失うものはない。開き直って、全員で戦って行くしかない」
すべてを向けて、次の1勝に向かう決意を語る。

直接対決に勝利し、この状況を打破するのはどちらか。

posted by tanaka yuko |19:19 | バレーボール | コメント(0) |
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