2009年12月21日
東龍選手たちの涙
春高やインターハイで、センターコートに立つ彼女たちの姿は何度も見てきたはずなのに、天皇皇后杯、東京体育館のセンターコートに立った東龍の選手たちを見ていたら、試合中から妙に感極まってしまいました。 冷静に、冷静に。そう思いながらも、1年生だった頃に取材したときのことをあれこれと思い出し、何だか胸がいっぱいになりました。完全に、親戚のオバチャンのような状態です。 特に、エースの長岡選手。 彼女を取材するときは、いつの涙の後でした。 春高で勝利しながらも、急逝した父を思い、込み上げてきた涙。三冠を狙った大分国体で敗戦を喫した後の悔し涙。最上級生になって、初めて迎えた春高でケガを乗り越えて勝利を得た後の嬉し涙。 いつもグシャグシャに泣いた後で、一言一言を丁寧に話す彼女の言葉をノートに記してきました。 NEC、パイオニアに勝利し、「気づいたら準決勝まで進んでいた」という天皇皇后杯で、久光製薬に敗れた後、コート上で、長岡選手はまた涙を流しました。 「これでもう、みんなでやるのは最後なんだなと思ったら込み上げてきてしまって。3年間のいろいろな出来事を思い出してしまいました」 グシャグシャの後で、照れくさそうに笑いながら、明かした、涙の理由。 試合後の記者会見で、3年間の思い出を問われ、長岡選手は栄選手ともに、涙を言葉で詰まらせながら、 「東龍に入って、この仲間たちと最高のバレーができた。3年間、頑張ってきた結果を出すことができました」 と、やはり一言ずつ丁寧に話しました。 何度も涙を拭いながら、「神様が味方をしてくれた」と話す姿を見ていたら、会見場の隅で、思わず涙がこぼれてしまいました。 本当に、よく頑張った。東龍での3年間を取材することができて、とても幸せでした。 プレミアリーグ男子大会は今週末から再開し、年が明ければ女子大会が再開、そして春高予選も始まります。 2009年の最後に東龍が起こした旋風、与えた刺激がどんな作用を起こすのか。新しい始まりに、また楽しみが加わりました。
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posted by tanaka yuko |17:29 |
バレーボール |
コメント(5) |
この記事に対するコメント一覧
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東龍選手たちの涙
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古都の侍さんとおっしゃる方のブログで
東龍の快進撃について、
1.ポイントは第1にセッターで監督がゲームメイクの指示を出している。
2.Vのチームは3-0で勝つ義務がある。
とおっしゃっていたように思いますが、田中さんのスポーツナビ本編の記事を読ませていただいて、栄選手の素晴らしさ、監督さんのご指導、日本のバレーボール界における今回の快挙の重さについて、しみじみ感じ入りました。
「この選手(今回は栄選手)が光っていた」んですね。
ありがとうございます。
今の世代は中田久美さんという素晴らしいセッターについてなかなか知る機会がないなぁ、と思っていたのですが、アタッカーを光らせることで自分も輝くセッターという縁の下の役割にも生きた見本があることを小学生、中学生の女子が手本にしてもらえたら、と思います。
日本バレーの発展のために。
いつもリコメントありがとうございます。
来年2月北九州市のVリーグチケット取りました。
チームとして大好きな堺VS大好きなセッターのいる東レ戦が楽しみなのですが、田中さんがおっしゃるように豊田合成VS大分三好の試合もしっかり見て「光る」選手のご報告ができれば、と思っています。
posted by こにゃとんパパ | 2009-12-21 21:24
東龍選手たちの涙
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田中さんのコラムとブログ記事を楽しみにしておりました。
一東九州龍谷バレーのファンとして、田中さんの視点、東龍選手への愛情を感じながらうれしく読ませていただきました。(もちろん他の競技や競技者と特別扱いしているという意味ではなくて)
長岡選手がインタビューで時々『神様が見ている』という表現をしますが、久光製薬からセットをものにしたあの第3セット、東龍の攻撃が光っていただけでなく、重要な局面で久光のサーブミスが二本続けて出ました。(ちょっと言い過ぎかもしれませんが、)私には東龍に神風が吹いたように感じました。頑張ってきた彼女らにご褒美を・・・。彼女らには、そういう目に見えない力も呼び寄せる何かがあるのかな、とも感じてしましました^^
今回、東龍がプレミアから2勝を上げたことは、『金星ではなく必然であること。また大きな課題を残した』とコラムでは述べられていましたね。私も、まったく同感です。今回の高校生の活躍が今後のバレーボール競技の発展に光となることを祈念してやみません。
ステキなコラム&ブログをありがとうございました。これからも田中さんの記事楽しみにしております。
posted by 高校バレーファン | 2009-12-21 23:40
東龍選手たちの涙
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お久しぶりです。(笑)
17日18日と休みを取って地元から東京体育館に応援に行きました。
3年前の春高で田村選手のファンになり、それ以来東龍を応援してました。
私もなんだか勝手に親戚のおばちゃん気分で、NEC戦で久しぶりにコートにたつ田村選手を見た時にには涙が出てきました。
春高、黒鷲、インターハイ、国体、皇后杯と大会を重ねるごとに熟成され、ギリギリまで追い詰められても最後まで攻めの気持ちを忘れない・・・素晴らしいチームですよねっ。
いや~、ほんと、NECに勝った時、
「これはやばい、パイオニアにも勝つぞ!しまった!明日の最終便で大分に帰らなきゃいけないのに~!
無理やり土曜日まで休み取っておけばよかった~!」
と、どうにかして久光戦まで観て帰る手立てはないか本気で考えてしまいました。
3年生はいよいよ引退ですね。
彼女たちのほとんどがこれからも選手としてVリーグで活躍してくれることを願います。
そして、受け皿となる企業さんたちは、どうか、この素晴らしい金の卵たちを潰すことなく育てていってほしいなと・・。
田中さん、これからも記事よろしくお願いします!
乱文ご容赦ください。
posted by がちゃぴん | 2009-12-22 08:46
東龍選手たちの涙
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はじめまして
東龍はすごいですね。
何か気になって検索したら
長岡さんはお父さん
栄さんはおねーさんを
亡くされているのですね。
きっと頑張った分、神様も
少し味方してくれたのかもね。
これからの活躍に期待します。
栄さんはデンソーなんですね。
楽しみです。
東龍感動をありがとう。
良いチームでしたね。
posted by mai | 2009-12-22 16:25
東龍選手たちの涙
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>こにゃとんパパ さん
コメントありがとうございます。
栄選手の素晴らしさを1人でも多くの方に知っていただくきかっけになり、とても嬉しいです。
技術だけでなく、タフで、メンタルの強い選手です。
これからを楽しみにしていて下さい。
ありがとうございました。
>高校バレーファン さん
コメントありがとうございます。
私にとっても、バレーボールの原点、取材をしたいと思うようになった原点が高校バレーなので、やはり特別なものがあります。
コラムも読んでいただきありがとうございます。春高予選も楽しみですね。
ありがとうございました。
>がちゃぴん さん
コメントありがとうございます。
「金の卵をつぶすことなく」、本当にその通りだと思います。
彼女たちの競技人生はまだまだ始まったばかり。不景気で企業も苦しい状況であることに変わりはありませんが、未来を担う選手たちがいることを前向きに考えてほしいものです。
ありがとうございました。
>mai さん
コメントありがとうございます。
いいチームだった、と言っていただけるのが取材をして文にした書き手としては一番嬉しいことです。
本当に、いいチームであり、いい選手たちでした。私も、彼女たちのこれからが楽しみです。
ありがとうございました。
posted by 田中夕子 | 2009-12-24 18:51
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