2009年12月09日

プレミアリーグ男子開幕で光った「感覚」

以前、ブログの中で自分が監督だったらこんな選手がほしい、と妄想することがある、と書いたことがあります。
そのときに、選手を選ぶ条件は「正確な技術」と「勝負勘」を持っていること、と記しました。

頭に浮かぶ選手が2人います。
2人とも、この開幕連戦に出場し、要所要所でさすが、と思える働きをしていました。
どうやったらあんな動きができるんだろう、どうやったらあの位置に打てるんだろう、どうしてあれが拾えるんだろう。
戦術の面白さを感じることも楽しみではありますが、1本のパスや、レシーブにうならされることがあります。
グラチャンの最終日、日本×ブラジル戦でブラジルのリベロのセルジオ選手が上げた二段トスの正確さと的確さに、会場から歓声が起こりました。
まさにそんな、見ていてゾクっと鳥肌が立つようなプレーができる選手は世界だけではなく、日本にもちゃんといます。
もしも会場に行くチャンスがある方は、練習前の対人レシーブ(2人1組のレシーブ)から、注目してみて下さい。きっと、楽しみが増すはずです。

前述の2選手のうちの1人に、雑談のなかで、いつも思っていた素朴な「どうやったら」の1つを聞いたことがあります。
答えは、「気づいたら動いていて、気づいたらできている」でした。
いわゆる「感覚」だそうです。

以前、トップアスリートの身体感覚というテーマで連載をしたことがあり、その際、さまざまな競技の選手に「感覚」について尋ねました。
平泳ぎの腕のかきを跳び箱にたとえた選手、剣の動きを爪にたとえた選手、シュートの感覚をごみ箱に紙くずを投げ入れることにたとえた選手。
表現はさまざまでしたが、どれも面白いものばかりでした。

ある人は「毎日毎日、100万回同じことを繰り返すことが、気づいたらできた、という究極の感覚につながると思う」と話しました。
感覚とは、実に奥深い。
そんなことを改めて感じた、男子の開幕週でした。


posted by tanaka yuko |16:51 | バレーボール | コメント(0) |
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