2008年08月10日
北京・チケット協奏曲
いよいよ今日から競技が始まり、北京も本格的な五輪モードです。 昨日の開会式時は、道路も歩道も閉鎖され、10m間隔で警備が立ち並び、一度出かけてしまうともう戻れないほどの有様でした。 一夜明け、今日。 日本でも報道されているかと思いますが、現地での「チケット獲得」も非常に困難を極めています。 パスの枚数も限られる五輪では、フリーのライター、カメラマンは試合を見るためにチケットを購入して、スタンドから観戦取材をしています。 これまで私もシドニー、アテネと夏季五輪を二度現場で見てきました。 シドニーでは、市街地に数箇所チケットボックスが設立され、ほしいチケットをそこで一括して買える仕組みになっていて、シドニー五輪のときは4時間ほど行列に並んで目当てのチケットを購入しました。 アテネは、各会場の入り口にチケットボックスがあり、そこですべての競技のチケットを購入することができました。 さらにアテネでは、市街地のチケットショップ(日本の金券ショップのイメージです)でも、さまざまな競技のチケットが売られていたので、チケットを求める私たちにとっては非常にありがたい状況でした。 ところが。 北京はその2大会とは全く異なっています。 まず、事前ではあると言われた「当日売り」ですが、今日1日の限りでは、そのようなものを見かけることは全くありませんでした。 さらに。 これは違法行為なので、あまり大きくいえないことですが、オリンピックには常にダフ屋がいます。 そして私が見てきた2大会では、ほぼ定価でダフ屋がチケットをさばき、どうしても見たかったけれどチケットを手にできなかった人たちが彼らを頼りにしていました。 でも、そんな彼らの姿も北京では見かけることがありません。 見るのは「求、入場券」、「I NEED TICKET」と書いた紙を持った人ばかり。 日本のテレビ中継ではお馴染みのあの人も、とある会場で、チケットが手に入らないと困り果てていました。 チケット込みの応援ツアーなどとは別個に、私たちのように個人で飛行機、宿、チケットを手にする人間にとって、これほど大変なオリンピックはありません。 「とりあえず行ってみよう」とは思っても、1枚も手に入らず、何も見られないというリスクすら生じています。そしてそのリスクを避けるために、中国、米国、欧州などのチケット取り扱い代理店にチケットを購入を頼んだ場合も、定価の3~10倍の価格が求められ、支払をしたにもかかわらず、「確定」の連絡を受けたにもかかわらず、現地で「やはり手に入りませんでした」と言われてしまった人もいます。 今日の夜に行われた女子バレーのチケットも、事前に代理店を通して何とか手に入れることができましたが、定価の数倍です。 いわゆる「プラチナチケット」を手にし、実際に会場に入ると、あちらこちらに空席が目立ちます。 バレーボールの場合、2試合を1組としたカテゴリーごとにチケットが売られているので、現地時間の20時から行われた中国×ベネズエラ戦を見て、地元の方々が帰ってしまったという事情もあります。 でも、他競技の中継を見ても、減り方を見ても、本当にチケットがないとは思えない状況です。 それでも、手に入らない。 果たして、チケットはどこにあるのでしょう? 明日は、現地時間12時から男子バレーボールのイタリア×日本戦が行われます。 このチケットも、非常に入手困難でした。 10時からのセルビア×ロシア戦の後にイタリア×日本戦が行われますので、2試合をじっくり見て、どの程度客席が埋まるのか、どの程度「満席」なのかをしっかり見てこようと思います。 それとあわせ、これまたなかなか大変な、現地の交通事情もお伝えしたいと思います。
posted by tanaka yuko |02:49 |
北京五輪 |
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