2006年12月01日

決勝ラウンドを前にして

昨日の試合で負けたら終わり。
カナダ×アルゼンチン戦の勝者は決勝ラウンドへ、敗者はここで敗退。

アルゼンチンが主導権を握り、あっさりと2セットを連取。
カナダもミスが多く、そのまま逃げ切るかと思われた。
会場に応援に来ていた中学生からもカナダコールが起こり、自然とみんながカナダを応援する空気になっていた。

ところが。
そこからカナダが逆転する。
気づけば2-2。そしてフルセット。
20歳のメインビル選手の活躍もあり、2セットのビハインドを制して、カナダが大逆転勝利。

この大会が、代表として最後になるかもしれない、アルゼンチンの英雄、ミリンコビック選手は、試合を終えた後、頭を抱え、うずくまった。
でもそのすぐ後に、同じように頭を抱えてうずくまるチームメイトたち1人1人に近づき、声をかけた。
ミリンコビックに涙はなかった。

試合後の会見で、試合を終えた感想を問われ、ミリンコビックはこう答えた。
「とても悲しい」
「先のことなど、何も考えることができない」

会見場を去る際に、カナダの選手、そして監督に彼は両手で握手を求めた。
「彼らに言うことは、おめでとう、そしてグッドラック」
潔く、清々しく、悔しさを隠して。

10月31日に開幕した世界選手権も、いよいよ残り2日。
たくさんのベストがその場で発揮されることを願い、祈るのみです。



posted by tanaka yuko |02:37 | コメント(0) |
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