2008年05月30日

サッカルーズ対イラク W杯予選開催3日前まで中止の危機に

 現在シドニーでFIFA評議会が開催中で、2018年ワールドカップ招致を目指すオーストラリアのサッカー界はこれでもかというドラマに見舞われている。

 まず先立つ23日、ガーナとの友好親善試合で、試合開始前のセレモニーでガーナの国歌が流れず、ハーフタイムに仕切り直し。決してそのせいではないのだが、オーストラリアでの開催が大きく期待されていた2009、2010年のクラブ・ワールドカップはアラブ首長国連邦へ行くことになり、2011、2012年は日本に戻って開催と、オーストラリアにとっては理想的な結果に結びつかなかった。

 加えてオーストラリアの2010年ワールドカップ出場を賭けたグループ戦、6月1日の対イラク戦の開催をめぐり、政府の介入によりサッカー協会が解散に追い込まれたことを良しとしないFIFAはイラクに対して1年間の出場停止を宣告、イラクチームが5月28日にオーストラリア入りしてからも試合の開催が危ぶまれていた。もしイラクが交渉に応じなかった場合は不戦勝になるオーストラリアに1試合につき3ポイント、アウェイ戦と合わせ6ポイントが棚ぼたで転がりこむところだったが、時効の1日前、イラク政府はサッカー協会の存続をFIFAに通達、試合は予定通り実施されることになった。

 オーストラリアにとっての明るいニュースは2018年のワールドカップ開催招致に向け、次回2010年の開催国である南アフリカの実行委員会、さらにイタリアのサッカーフェデレーション(FIGC)からのお墨付きをもらったこと。
 しめくくりは今夜30日、メルボルン・ビクトリーがイタリア・ユベントスを迎えての親善試合…と思ったら、6月シドニーで予定されていたジダンを中心にしたフランスの1998年のワールド杯優勝リユニオンチームのエキジビション試合の開催中止のニュースが飛び込んできた。ふう。

posted by yuko0312 |15:30 | サッカー | コメント(0) | トラックバック(1)
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2008年05月23日

さよならニータ デーモンズのキャプテン、シーズン途中で引退へ

 タイトルを書いただけで、一瞬涙が出そうになってしまった。「ニータ」Nietaとはこの5月19日、シーズン途中での引退を表明したメルボルン・デーモンズのキャプテン、デビッド・ニーツ David Nietzのこと。 デーモンズのキャプテンを8年間、175試合に渡って務め、オールオーストラリアン2回(1995、2002)、年間最多ゴールキッカーに贈られるコールマンメダル(2002年)受賞と、どのフルフォワードと較べても遜色のないキャリア。さらにチーム歴代最多試合出場(306試合)、最多ゴール(631)と、今年150周年を迎えるチームのために、新コーチ、ディーン・ベイリー Dean Baileyをキャプテンとしてサポートしたいという思いもあったのだろう。

 15歳からトップレベルでプレイを続けてきたのは並大抵のことではないが、もし膝を痛めた去年のシーズンでやめていれば…。今シーズンはそれに慢性的な首の痛みが加わり全身に鞭打っているところは、むしろ痛々しいほど。それでもマークしようと跳躍する姿に、ファンなら誰もが「無理しなくていいから…」と声には出さず叫んでいたと思う。特にチームは今、8試合を戦ってわずか1勝とどん底状態で、歴代最も長くチームを率いてきたキャプテンとしては、居ても立ってもいられなかったのだろう。

 今回の引退を評して、昨年まで10年間、デーモンズを率いてきたニール・ダナハー Neal Daniherは「気持ちとは裏腹に、身体が先にギブアップしてしまった」と語っているが、こちらの胸中も察するにあまりある。
 今後はアシスタントコーチとしてチーム指導にあたるというニータ。本人がつけていた背番号9を渡せるくらいの名選手を育ててくれることを期待しよう。

posted by yuko0312 |10:45 | AFL オーストラリアンフットボール | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年05月19日

シーズン中盤、小ネタ特集

今回はシーズンほぼ中盤を迎えての小ネタ特集。

 先週行われたエキジビション・ゲーム「ビクトリア対ドリーム・チーム」。リーグ150周年の記念イベントにも関わらず、シーズンを反映した緊迫した試合になった。これを受けて1999年までAFLでも毎年行われていた出身地別対抗戦を再び定期的に開催してはどうかという声が上がり始めている。頻度については3年に1度、オリンピックと同じ4年に1回など意見はバラバラだが、実施するという方向はひとつ。シーズン真ん中に3ヶ月に渡って毎月1試合ずつ「ステート・オブ・オリジン」を行うNRLへのライバル意識から、という見方はうがちすぎ?

 現在7勝1分け、負け知らずで3位につけているウエスタン・ブルドッグス。このシーズン中、国内すべての州(6)とすべての準州(2=北部準州と首都準州)で試合が組まれている。すでに本拠地ビクトリア、ニューサウスウエールズ(シドニー)、西オーストラリア(パース)では勝利を挙げているので、残るはタスマニア(ロンセストン)、北部準州(ダーウィン)、首都準州(キャンベラ)、クイーンズランド(ブリスベン)、南オーストラリア(アデレード) の5ヶ所。これに勝てば、リーグ始って以来、文字通りの「全国制覇」になる。10節(5月31日)ロンセストンでの対ホーソン戦に勝てば、記録達成がかなり現実的になりそう。

 選手交代のタイミングがゲームを分けるのはフッティも同じ。そのタイミングがわずかにずれ、フィールドに1人だけ余分のプレイヤーが出ていたカドで5万ドルの罰金を言い渡されたシドニー・スワンズ。それを受けて専門の係員が交代を監視するシステムが8節から試験的に行われたが、この評判の悪いこと悪いこと。「過剰対応」「必要なし」とゲーム後、コーチ陣からの批判が相次いだ。そもそもはスワンズのコーチ、ポール・ルーズとなにかにつけて反りの合わないAFLのボス、アンドリュー・ドミトリューが、お灸のチャンスを狙っているからに見えるけど…。
 スワンズといえば、通常ならシーズンを棒に振るケガになる膝の靭帯を切断したニック・マレスキー Nick Malceskiを斬新な手術、治療でわずか13週間で見事復帰させたことも大きなニュース。

 昨年リーグから進言された1億ドルの支度金付きでの本拠地移動を蹴ったノースメルボルン・カンガルーズが、今シーズン初めて、ホームになる予定だったゴールドコーストのカララ・スタジアムにお目見えした。対するはウエストコースト。シドニーかブリスベンが相手ならもう少し入っただろうと思われる観客は6354人。しかしフタを開けてみれば、ノースメルボルン持ち前のガッツあふれるコンテストに対してウエストコーストも応戦、何度も何度もリードが入れ替わるフッティらしい好ゲーム、終わってみれば89対83のタイトなスコアでカンガルーズが勝利。試合前は雷まじりの雨、試合中には照明塔の1本が停電と、嵐を呼んだゲームになった。



posted by yuko0312 |15:44 | AFL オーストラリアンフットボール | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年05月06日

オールスター戦、9年ぶりに復活

 この土曜日5月10日に行われるのが「ビクトリア対ドリームチーム」。かつてはAFLもNRL同様「ステート・オブ・オリジン」ゲームとして、出身州別の対抗戦が年1回、行われていた。最後にプレイされたのは1999年のビクトリア対南オーストラリアで、AFLが全国に拡大したのに合わせ、それ以降、このオールスター戦もなくなってしまった。
 
 今回はリーグ創設150周年記念の殿堂試合で「ドリームチーム」はビクトリア州以外の出身選手から選出されている。キャプテンはアンドリュー・マクロードAndrew McLeod(アデレード)。公式戦のケガの影響で若干顔ぶれは変わりそうだが、リチャードソン Matthew Richardson(リッチモンド)とパブリッチMatthew Pavlich(フリーマントル)のWマシュー、そしてランス・「どうにもとまらない」フランクリンLance Franklin(ホーソン)の強力フォワードライン、ラックがディーン・コックス Dean Cox(ウエストコースト)、中盤がダニエル・カー Daniel Kerr(ウエストコースト)、さらにブレット・「キャプテン」カーク Brett Kirk(シドニー)、キャメロン・ムーニー Cameron Mooney(ジロング)、アダム・クーニー Adam Cooney(ウエスタンブルドッグス)と「ドリームチーム」に偽りなしのラインアップ。ビクトリアに本拠を置くチームでおなじみのプレイヤーも、意外や出身は他の州ということに気づいていただけることと思う。

 対するビクトリアチームはキャプテンがジョナサン・ブラウン Jonathan Brown(ブリスベン)(ケガのため出場は▲)。フォワードのブランドン・ファボーラ Brendan Favola(カールトン)はちょっと荷が重そうだが、クリス・ジャッド Chris Judd(カールトン)、アダム・グッズ Adam Goodes(シドニー)、さらにジミー・バーテル Jimmy Bartel(ジロング)の豪華ブロウンロー・メダル・トリオの中盤を軸に、スピードのあるゲーム運びが期待できそう。
 
 ゲーム前には殿堂入りしているかつての名プレイヤーのパレードなども予定され、ビクトリア、そしてオーストラリアが生んだ「我らがゲーム」150周年のをお祝いムードを盛り上げる。
 これだけの顔ぶれが揃ったら、日本のプロ野球のオールスター・ゲームみたいにお楽しみのホームラン競争ならぬ「ゴールキック競争」なんて見てみたいと思うのは私だけではないはず。最終出場選手は金曜日に発表される。


posted by yuko0312 |12:56 | AFL オーストラリアンフットボール | コメント(2) | トラックバック(0)
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