2008年04月30日
このブログで序盤戦について書いてからほぼ1ヶ月、早やシーズンの4分の1が経過してしまった。6節を終わり全勝の3チーム(ジロング、ホーソン、ウエスタンブルドッグスは1引き分けあり)がすべてビクトリアに本拠を置いていることも手伝ってか、今年は観客動員数もテレビの視聴率も例年以上にいいらしい。団子状態なのが4位以下。アデレード、シドニー、ノースメルボルン、コリングウッド、ブリスベン、そして9位のセントキルダまで、星はほとんど互角。そのすぐ下にはリッチモンド、カールトン、ポートアデレード、エセンドン、そしてフリーマントルと続く。
先週の金曜日、ジロングと対戦したフリーマントルは3万8000人の地元ファンの前で第3クオーター終了まで25ポイントのリードを守りきれず、相手1ポイントリードで迎えた最終クオーター残り33秒で最後のチャンス、キャプテン・マシュー・パビリッチ Matthew Pavlichのフリーキックがゴールポストに当たる不運で1ポイント差で敗退。開幕前、期待されていた初優勝はデータ上早くも絶望、ジロングももしこの試合を落としていればシーズン初黒星と両チームにとって大きな大きな試合になった。
ゴールドコースト移動の是否をめぐってストーブリーグの話題を集めたノースメルボルンはテレビ「フッティ・ショー」の司会者で、元クリケット選手のジェームス・ブラッドショー(ハンサムなんですけど今の髪型はちょっと…=私見)のチェアマンとしての手綱さばきがいいのか。シドニーとは先週惜しくも引き分けたがこの後アデレード、ウエスタンブルドッグス、ブリスベン、ジロングと続いて対戦、上位いじめの期待がかかる。いつも胃が痛そうなコーチ、ディーン・ライドリー Dean Laidleyの禅問答のような試合後の記者会見も見逃せない。
インターステート勢でひたひたと来ているのがアデレード。NABカップから一躍注目を集める存在になった昨年入団のラック、カート・ティペット Kurt Tippettはバスケの選手としてクイーンズランド州代表だった経歴の持ち主。2メートル1センチの長身、そしてバスケ仕込みなのか、コンテストが楽しそうなところが頼もしい。「アデレードにこの人あり」だったマーク・ルシュート Mark Ricciutoからキャプテンを引き継いだサイモン・グッドウィン Simon Goodwin(名前もスポーツ選手向き!)がミッドフィールドからゴール前に回り現在17ゴールと得点力不足も解消。今後の対戦でエセンドン、ホーソン、ジロングと地元で戦えるのが強い。
唯一まだ勝ち星のないメルボルンについては、ここまで来たら勝ちなしの記録を作るところまで行って欲しい、と自虐的に言っておこう。今シーズンで引退を発表したキャプテン、デビッド・ニーツ David Neitzが昨シーズンで引退していたら…いまさら言っても遅いけど。辛いです。
posted by yuko0312 |14:23 |
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2008年04月17日
AFLが2012年をめどに現在の16チームから、シドニー近郊とゴールドコーストを本拠にする2チームを加え、18チームに増える見込みなのはすでにお伝えした通りだが、4月15日、タスマニア州政府がこれに「待った」をかけた。ポール・レノン Paul Lennon州首相、タスマニア出身で元ホーソンホークスのピーター・ハドソン Peter Hudson氏らが、AFLのアンドリュー・ドミトリューCEOと会談、タスマニアを本拠にするチーム立ち上げへの提案許可を正式にとりつけたのだ。
オーストラリアの6つの州のうち、50万人と最も人口が少ないタスマニアだが、オージールールズの歴史は古く、1864年からプレイされているとの記録が残っている。これまでに輩出した選手はAFLとその前身のVFLを合わせると300人。その中には現ウエスタンブルドッグス・コーチのロドニー・イエード Rodney Eade、ブリスベン・ライオンズ3連覇の時のフルフォワード、アリステア・リンチ Alistair Lynchなどの名プレイヤーも。現在リーグで活躍するタスマニア出身の選手はマシュー・リチャードソン Matthew Richardson(タイガース)、ラッセル・ロバートソン Russell Robertson(デーモンズ)を筆頭に19人。競技人口は州全土で3万2000人、そのうちシニアレベルは4500人と言われているから、人気のほどが伺われる。
レノン州首相は人口110万人のアデレードに2チームが本拠を置いていることを挙げ「AFLを本当の『国技』と呼ぶためには国内全州でトップレベルの試合が行われるべき。もしチームができれば、これまでのブリスベンやシドニーより早く、いい成績を残せるだろう。なんといってもタスマニアにはこれまでに培ってきた土壌がある」と自信を示す。タスマニア第2の都市、ロンセストンのオーロラ・スタジアムで2011年まで1シーズン4ゲームを主催する契約を結んでいるホーソン・ホークスのジェフ・ケネット会長は、先日ゲーム前に「AFLの(新チーム設立の)決定はタスマニアを軽んじるものではない」と発言しているが、タスマニアが今回のチーム増設も含め、長い間リーグの拡大計画から置いてきぼりだったことに対する不満の声もこれを機会に噴出した格好だ。ゴールドコーストやシドニーのようなフッティ新興の地に、NRLの顔色を伺いながらチームを立ち上げるより、タスマニアに作ったほうが安あがりという試算もある。地元でのチーム設立キャンペーンのスローガンは「AFL: It’s time」。リーグ創設150周年の今年はタスマニアのフッティ関係者にとっても大きな節目の年となるか。
posted by yuko0312 |13:01 |
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2008年04月09日
4月9日、メルボルンのテレストラドームでアジアチャンピオンズリーグ第一次予選(G組)3試合目は現在3位のメルボルン・ビクトリーが2位のガンバ大阪を迎え、対戦した。月曜日の午後入り、試合直後帰国というタイトな日程の選手にも負けず劣らずのスケジュールで大阪から駆けつけたサポーターは約20人。試合開始前からおなじみのバナーでフェンスを飾り、手拍子、歌で気勢を上げる。一方数に勝る地元のビクトリーサポーターはゴール裏に陣取ってスクラムを組んで縦横左右に飛び回る。遠くからみていると船酔いしそうだ。
さて、試合。おなじみの青黒ではなく、アウェー用の白のユニフォームのガンバは前半左から右へ攻める。しかし開始直後、動きが硬くパスもつながらない。一方のビクトリーは積極的にゴールを狙いに来る。開始3分40秒、カセレスからのパスをオーストラリア代表選手のアルソップが決めて先制。10分あたりからようやく攻撃体制が整ってきたガンバは遠藤の2回のコーナーキックをモノにできず、22分にはゴール前からバレーの決定的なチャンスも右へ。緊迫したムードになったが31分二川のミドルシュートで同点。続く38分遠藤のコーナーをバレーがヘッドで合わせて2点目と、応援席のムードは最高。しかし前半終了直前の41分、バーガスがコーナーから出たパスを右隅に決めて同点。両者譲らずのまま後半に入り、ビクトリーは少し動きが鈍くなったが、それでも高さとスピードを生かし、攻撃の手を緩めない。64分に再びアルソップがサイドからのパスをゴールして逆転。ガンバも遠藤、二川を中心に仕掛けるがネットをゆらすことができない。ようやく68分、遠藤からのパスを混戦のゴール前、山口がヘッドでついに同点。ガマンにガマンを重ねたガンバは、終了直前の88分、安田からのパスを後半出場のルーカスがヘッドで合わせてついに決勝。2勝目をスリリングな勝利で手に入れた。
ガンバ・サポーターの相手評は「意外と早いし強い」「パワーだけで押してくるチームとは違う」と、ビクトリー恐るべしといったところ。しかし結果は4対3というハイスコアの上に、最後は勝利とガンバにとっては申し分なし。「本当はレッズファンだけど、日本のチームの応援のためにゴールドコーストから来た」という男性や、会社を早退して開門からスタンドに陣取っていたという駐在員などガンバの応援に来た観客にとっても最高のゲームとなった。
posted by yuko0312 |23:42 |
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2008年04月07日
アジア・チャンピオンズ・リーグ(ACL)予選ステージ、対メルボルン・ビクトリー戦を2日後に控えたガンバ大阪が7日(月)夕刻、現地での初めてのトレーニングを地元日本人会などから聞きつけたフアンも見守る中、実施した。
初日の練習グラウンドとなったのはフォーミュラ・ワン・オーストラリアン・グランプリの会場、アルバートパーク内にあるボブ・ジェーン・スタジアム。干ばつの夏にも関わらず、全面天然芝が張りめぐらされたピッチにカクテル光線のナイター照明。チームはメルボルン入り直後、約2時間、汗を流した。
厳しいスケジュールの疲れからなのか、練習開始直後のウォーミングアップは至って静か、むしろおごそか。しかし1時間を超えたあたりから身体がほぐれるに従い、少しずつ声も出はじめ、リラックスムードで、初日を終了した。
ガンバ大阪はACL G組では現在まで首位。しかしひとつの組から1チームしか決勝トーナメントに出場できないため、「毎試合が決勝のような気持ちで臨んでいます」(事業部の唐津昌美さん)。
昨年浦和レッズがシドニーFCと同トーナメントで対戦したときは、大挙して応援にかけつけた浦和のファンにシドニーのファンがタジタジだったが、同じような状況をメルボルンでも作りだせるのか!?キックオフは水曜日午後7時半(日本時間午後6時半)。今から楽しみだ。
posted by yuko0312 |21:12 |
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2008年04月03日
開幕後2試合終了。早くも今年のシーズンは見えてきた?ただいま全勝4チーム、5分が8チーム、残る4チームが片目があかない。
まず昨年44年ぶりの優勝を果たしたキャッツは強い、とにかく強い、スキがない。緒戦のポートアデレードに続き、先週はチーム刷新したエセンドンを撃破。「ボールを持ちすぎることが今の問題」と試合後のコーチ、マーク・トンプソン Mark Thompson。勝てないチームの歯ぎしりが聞こえてきそうなコメントだ。対抗本命のセントキルダも負け知らず。昨シーズン末いったん引退を表明していたGトレインことフレーザー・ゲーリック Fraser Gehrig を再びドラフトで獲得するという離れ技で復活させ、優勝経験者のアダム・シュナイダー Adam Schneider(スワンズ)、スティーブン・キング Steven King(キャッツ)をトレードで獲得。今年で引退を噂される鉄人ロバート・ハービー Robert Harvey 36歳も健在だ。昨シーズンのファイナルシリーズの勢いそのままなのがホーソン。ランス・フランクリン Lance Franklin、新人ながら早くも「フッティの申し子」と異名をとるシリル・リオリ Cyril Rioli (おじさんは元エセンドンのマイケル・ロング)とその選手のためにゲームを見たくなるようなスターが活躍中。そして意外や、ブルドッグス。開幕緒戦を300ゲームで飾ったキャプテン、ブラッド・ジョンソン Brad Johnson効果?フッティをやっていなければ肉屋のおじさんにしか見えないような風貌のジョンソンはファン、敵も含めプレイヤー間に絶大な人気を誇る地元のヒーローだ。
勝てない4チームはちょっとこんな状態が予想されていたカールトン、まさかこんなことになるとは思われていなかったフリーマントル、開幕から組み合わせがちょっと悪すぎのポートアデレード、そしてチーム創設150周年の年、これでいいのかのメルボルン。とにかくメルボルンは「キリスト様がセンターのハーフフォワードに陣取っていてもゴールできない」(クラブ・マネージャーのクリス・コネリー)という状態。ファンは辛い。
この週末はライバル・ラウンド。パース、アデレードでは地元2チームの対決、ブリスベン対シドニー、全勝同士のブルドッグス対セントキルダと魅力的なカードが揃った。なお地元初登場となるキャッツはメルボルンと対戦。新聞には(両チームの差が激しすぎて)「R指定の試合」とまで。目を覆うことになるのはまたメルボルン・ファン?
posted by yuko0312 |14:23 |
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