2008年02月25日
AFLより風雲急なのがオーストラリアのサッカー。2月24日、連邦政府は2018年のワールドカップ招致に正式に乗り出すと発表した。正式な立候補届出が今年の11月、開催地が決まるのは2011年の10月というからまだまだ先の話のように聞こえるかもしれないが、報道されるや否や、連日新聞テレビでは関連するニュースはトップ扱いで、関心の高さが伺われる。
プロのAリーグが2005年にスタートしてから3期目、その間W杯での健闘などもあり、いまやオーストラリアの第2のスポーツになりつつあるサッカー、今回の立候補で「サッカーオーストラリア、ここにあり」を世界にアピールしたい意向だ。
しかし問題もいくつかある。まずW杯は開催時期が6月から7月なので競技場を使うAFLと NRLは少なくとも5週間、リーグ戦の保留を迫られる。特にAFLは主要なスタジアムと、もし他のスポーツとの日程が重なった場合はオリンピックの場合のみ(!)、優先を許可するという契約を結んでいるので、オーストラリアの2大プロスポーツコードからの協力は誘致成功に必至とみられていること。それからスタジアムの数。現在建設中・計画中を含め4万人以上収容のものが全国で8つ。これがFIFAのお気に召さない場合はニュージーランドとの共同開催案も検討されそうだ。また競技場の設備、観客収容数は遜色がないにしても、クリケットやフットボール用として設計されているものが多く、ピッチと観客が遠い。「テレビでの見栄えが悪い」との指摘も選考に影響するか。
またヨーロッパが最後にカップの開催地になったのが前回2006年のドイツ。特にイギリスは最後にW杯を開催してから50年以上たち、もしイギリスが立候補すれば、本命になること間違いなしで、オーストラリアはここでも「オールドカントリー」との対決を迫られることになる。新聞などでは「2018年がだめなら2022年。2022年がだめなら2026年。シドニー五輪だって最初から招致に成功したわけではない」と早くもけしかけるムード。
ちなみにAリーグは8月からはじまる来期2008・200909年から2チーム、さらに2011年のシーズンまでにもう2チーム増えることになりそうだ。今年新しく加わる予定なのはゴールドコースト・ギャラクシーと、ノーザン・サンダー。ゴールドコースト・ギャラクシーは、NRLのゴールドコースト・タイタンズとホームグラウンドを共同使用する予定。ノーザン・サンダーはタウンズビルを本拠地に置く。
なお2007・2008年度のAリーググランドファイナルは2月24日ゲームが行われニューキャッスル・ジェッツが1対0でセントラルコースト・マリナーズを征し、初優勝した。
posted by yuko0312 |14:20 |
サッカー |
コメント(1) |
トラックバック(0)
2008年02月19日
今年AFLはリーグ結成150周年。その記念行事の一環というわけでもないのだろうが、先週末、AFLのチェアパーソン、マイク・フィッツパトリック Mike Fitzpatrick氏が新聞との独占インタビューで「2011年までにゴールドコーストに1チーム、2012年までにはシドニー西部に1チーム、合計2チーム増やす予定がある」と発表した。
ゴールドコーストは昨年末、リーグからの約1億ドルの支度金付きでの移動案をノースメルボルン・カンガルーズが蹴ったいわば穴埋めで、これまでもたびたび話題になっていたが、物議をかもしているのはシドニー。本拠地に予定されているのは西部のブラックタウン Blacktownで、シドニー近郊でも最も人口が増えている地域。と同時にこのエリアには半径5キロ以内にペンリス Penrith、パラマッタ Parramatta、さらにウエストタイガースの準本拠地のキャンベルタウン CampbelltownとNRL(ラグビーリーグ)のホームグラウンドが3つもひしめき合っている。カンガルーズが要請を断った理由のひとつにホームグラウンドになるカララ・スタジアムの整備計画が、AFLとクイーンズランド州政府との間で最終的にまとまっていなかったことがあるとされているが、シドニー西部のチームができた暁にはホームグラウンドはシドニー五輪で野球の会場になったスタジアムを改装して使う可能性があるという。
スワンズが1982年に移動してから四半世紀。それまでほぼラグビー一色だったシドニーにクラブメンバーの開拓はじめ地道な努力で、ゲームを定着させ、グランドファイナル優勝まで果たしたリーグの「模範生徒」スワンズが地元の2チーム目の出現にどう出るか。風雲急!
posted by yuko0312 |09:29 |
AFL オーストラリアンフットボール |
コメント(1) |
トラックバック(0)
2008年02月10日
2008年のAFLのオープン戦NABカップがいよいよ昨日開幕した。緒戦コリングウッド対アデレードの会場となったのは、なんとアラブ首長国連邦のドバイ。メルボルンから現地入りしたのは両チームの選手役員120人、テレビ中継関係者46人、審判団14人など総勢約200人、その中にはビクトリア州政府からジョン・ブランビー首相(コリングウッドの大ファン)の姿も。
通常はポロの競技場というグラウンドにゴールポストを立て、楕円のラインを書き、できあがった会場は155メートルx136メートルと、通常マッチが行われるグラウンドと比較しても遜色なし。テレビで見る限り、芝は少し日焼けしているものの、ボールもよくバウンスしていた。観客も6000人(熱狂的なファンベースで知られる2チームのことだから、「応援ツアー」でも来ているだろうけど)入り、初めて中東で行われたAFLマッチ、まずは成功したと言えそうだ。
AFLのCEOアンドリュー・ドミトリュー氏は5年前にはこんな日が来るとは考えられなかった、としたうえで、将来的に可能性のある海外でのオープン戦開催候補地として「(選手育成プログラムを実施中の)南アフリカ。それから日本、アメリカ」と明言。過去2年間日本代表チームの選手をシーズン前のトレーニングに招待しているエセンドン・ボンバーズも2009年には日本でのエキジビションマッチ開催の意向があると伝えられており、これで1987年以来の日本でのAFLのゲームがますます現実的なものになりそうだ。
posted by yuko0312 |16:13 |
AFL オーストラリアンフットボール |
コメント(0) |
トラックバック(0)
2008年02月04日
「ハニカミ王子」プロ緒戦はシドニーで。2月5日「ザ・レイクス」で行われる全英オープン出場予選がそれ。出場選手56人のうち、日本人は石川選手だけで、29日から現地入り、連日ラウンドしてトレーニングに余念がないとか。この週末、メルボルン・キングストンヒースで行われた女子「オーストラリアン・オープン」では桜井有希選手が5位に入る健闘、王子の予選通過を期待しよう。
テニスの全豪オープンの開催地が中国に移動になるのではという噂は開催中、絶えなかった。今度はこれに続く3月のフォーミュラ・ワン・オーストラリアングランプリがインドかロシア、または韓国に移動する可能性があるという。F1は近年、テレビ聴取者や観客数の減少から赤字続きで、打開策としてレースを現在の午後2時45分スタートから夕方に遅らせる案も出ており、2010年までメルボルンでの開催が決まっているというものの、その後については怪しくなってきた。
AFLはこの土曜日オープン戦にあたるNABカップでいよいよ開幕。会場はなぜかドバイ。ドバイにふさわしく、リーグでもお金持ちなことで知られているコリングウッド対アデレードが乗り込む。中東でAFLがプレイされているとはとても思えず、エキジビションマッチの趣きもあるが、スポンサー探し?もかねているのかしらん。なお選手発掘と育成には南アフリカの人気が高く、キャンプを張っていたフリーマントル対カールトンの練習試合に3500人が集まったというから立派。
posted by yuko0312 |10:59 |
AFL オーストラリアンフットボール |
コメント(0) |
トラックバック(0)