2007年08月29日

馬インフルエンザ、シーズン前に大きな被害

オーストラリアでも8月23日、馬インフルエンザの発症が確認されたことを受けて、26日から28日まで北部準州をのぞく全国で3日間(72時間)レースが中止になった。この3日間ビクトリア州とニューサウスウェールズ州だけで被害総額は7000万ドル(約67億円)と言うダメージの大きさ。

外国から種馬として連れてこられた馬がビールスを運んできた可能性が高いため、メルボルンカップを含む春のレーシングカーニバルに出走予定だった日本からの5頭も参加しないことが決まったようだ。特に昨年メルボルンカップで1位、2位のクイネラを決めたデルタブルースとポップロックは前人気も上々だっただけに競馬ファンをがっかりさせている。一時はメルボルンカップを含む春のレーシングカーニバルのG1レースすべてを28日遅らせて開催する案も検討されていたが、現在のところ実施は計画通り。ただし海外からのエントリーは激減しそうだ。

この馬インフルエンザ、感染力が非常に早くて強いため、9月1日(土)から始まる約2ヶ月の種つけのシーズンを控え、海外から連れて来られた種馬たちも検疫所に足止めでこれが1ヶ月に及ぶと被害は10億ドル(約960億円)に上るとされている。

競馬だけでなく郊外の乗馬クラブや農家にまで活動の見合わせや違う州への馬の移動を禁止するなどの影響を及ぼしているこの馬インフルエンザ騒動でホクホクなのはギャンブルファンの関心が流れたグレイハウンドレース業界と26日にレースを実施し記録的な賭け金を集めた北部準州だけ?





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2007年08月22日

地元ケーシー・ストーナー活躍で前人気上々のモトGP

 今回の話題はモトGP。世界で一番小さなペンギンが毎晩巣穴に戻ってくるペンギンパレードで有名なフィリップ島。そこを舞台に繰り広げられるのがモトGPオーストラリアングランプリ。今年は日本での第15戦の後、10月12日から14日までの開催の第16回戦になる(最終は18回戦のスペイン・バレンシア)。

 今年のオーストラリアグランプリ、開催1ヶ月半前にしてすでに前売り券の発売枚数が昨年を超えているという人気の高さで、主催者側は観客席の拡張を約束している。

 その人気の秘密はなんといってもCasey Stoner ケーシー・ストナー、21歳。1994年から98年まで5連覇を果たしたオーストラリアが生んだスーパーライダー Mick Doohan ミック・ドゥーハン(1999年引退)以来の逸材で、モトGPデビューの昨年は総合で8位。ベビーフェイスとしかいいようのないあどけない風貌ながら、今年は早くも12戦のうち7勝、プラス3位以内が2回と圧倒的な強さで、チャンピオンValentino Rossi バレンチノ・ロッシ(この人もベビーフェイス!)もたじろぐ大活躍ぶり。生まれてはじめてハンドルを握ったのが4歳、その3年後には国内レースで初勝利を収めているというからまさにバイクの申し子だ。

 地元勢が活躍するとレースも盛り上がり、今年は98年の入場者数記録10万3700人を抜くことは間違いないと見られている。避暑地としても知られるフィリップ島にこれだけ多くの観客が集まるのは1年のうちでもこのときだけ、ペンギンもガマンしてくれるかな。

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2007年08月17日

プロだけじゃない!ゲームが目の前、草フッティの楽しみ

 日本代表チーム「サムライズ」の前キャプテン、加瀬毅選手と前副キャプテン、榊道人選手が現在メルボルンでプレイしているのは頂点のプロ・AFLから数えて上から3番目くらいのレベルのリーグ。運営方法はリーグによって違うが、いわゆる「草フッティ」(セミプロまたはアマ)だ。

 この草フッティ、3月から8月末まで、ビクトリアならあらゆる町はずれのグラウンドで、ほとんど毎週、土曜日の午後、試合が行われている。11時40分からの2軍に続き、1軍の試合は2時から。相手チームのグラウンドにビジターとして行った翌週は本拠地で試合…という具合で、シーズン中は1チームとほぼ2試合ずつあたるリーグ戦方式を取っている。

 入場料は車1台につき5ドルが相場、元選手や関係者と行くと「顔パス」になることも。郊外では車ごと、フィールドの際まで入っていって、車の中からフロントウインド越しに観戦。応援するチームがゴールを決めると一斉にクラクションが鳴る。車を駐車場において、備え付けのスタンドに座って観戦できる場所も多い。とはいえグラウンドと観客席の間にフェンスもなく、大人の腰の高さほどの白い仕切りの柵が立っているだけ。試合中でも子供や犬がグラウンドに飛び出していくことも少なくない。しかし試合が目の前という点に関しては、どんな設備の整ったスタジアムにもかなわない。選手たちのスピード、ぶつかりあいを、スパイクが土を噛むリズムで、紅潮する筋肉や飛び散る汗で、観客もフィジカルに感じることができるのが最高の醍醐味だろう。

 リフレッシュメントはクラブハウスの中か、選手の家族がボランティアできりまわすキャンティーン。売っているのはサンドイッチ、飲み物(缶ジュース。コーヒーは99%インスタント)、そしてフッティ見物にはここでも欠かせないミートパイ、ホットドッグ、チップス。チョコレートバーやグミを長くのばした極彩色のスネーク。身体にあまりよくないとは分かっていてもつい手が伸びてしまうジャンクフードのオンパレード。気の利いたクラブはハーフタイムにクラブハウスで「アフタヌーンティー」(チーズ、フルーツ、クラッカー、ケーキ類にドリンク付)を出したりもする。

 観客層はグラウンドのあるエリア、チームが本拠を置くエリアによって全然違うが選手を個人的に知っている人が大半ということは同じ。観客のリアクションからゲームとのより親密な関係をみることができるのもプロとの違いかもしれない。

 この時期オーストラリアにいて、土曜日の午後、町のはずれのグラウンドでゲームを見かけたらぜひ一度観戦してみて。ルールがわからなくても、フッティがどんなに浸透していて、どんなに愛されているかはわかるはず。

posted by yuko0312 |10:57 | AFL オーストラリアンフットボール | コメント(3) | トラックバック(0)
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2007年08月08日

今年はトラフィクタ?国内一のレースに日本から3頭が出走

 AFLが終わる9月末から本番を迎えるのが春の競馬。スプリングレーシングカーニバルの頂点は「オーストラリアを止めるレース」と言われるメルボルンカップ。毎年11月の第1火曜日に開催され、その日はメルボルン中心部では祝日扱い。もっとも朝は8時からホテルでシャンパンブレックファースト、そのあとレースにご招待されている人は天幕の下でまたまたシャンペンとくれば、休みになった方が利にかなっているというもの。競馬なんて…という人にとっても実は6月以来の、しかも週の中にある貴重な祝日。何事についても議論が大好きなジモティもこのお休みばかりは肴にしないよう。
 さて昨年は日本から出走したデルタブルース(岩田康誠騎手)、ポップロック(ダミアン・オリバー騎手)が初出走で1位、2位を独占。前哨戦にあたるコーフィールドカップでもそれぞれ3着、7着と好調だっただけに人気も高かったが最高の結果はまさに想定外。今年はこの2頭に加え、トーショーナイトもメルボルンカップに参加申込み、もしかしたらワン・ツー・スリーの「トラフィクタ」が狙えるかも。ちなみにメルボルンカップは3200メートル、賞金総額は約5億2500万円、開催は11月6日。
 以上の3頭はこれに先立つこと約2週間のコーフィールドカップ(10月20日)にも出走の予定。さらにコックスプレート(10月27日)にはシャドウゲイト、ビクトリアダービー(11月3日)にはロックドゥカンブと、日本から全部で5頭がやってくる。
さあ今年も去年と同様、地元紙の見出しに「BANZAI!」の文字が躍るか。期待を込めて活躍を見守りたい。

posted by yuko0312 |13:16 | コメント(0) | トラックバック(0)
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