2007年08月17日
プロだけじゃない!ゲームが目の前、草フッティの楽しみ
日本代表チーム「サムライズ」の前キャプテン、加瀬毅選手と前副キャプテン、榊道人選手が現在メルボルンでプレイしているのは頂点のプロ・AFLから数えて上から3番目くらいのレベルのリーグ。運営方法はリーグによって違うが、いわゆる「草フッティ」(セミプロまたはアマ)だ。 この草フッティ、3月から8月末まで、ビクトリアならあらゆる町はずれのグラウンドで、ほとんど毎週、土曜日の午後、試合が行われている。11時40分からの2軍に続き、1軍の試合は2時から。相手チームのグラウンドにビジターとして行った翌週は本拠地で試合…という具合で、シーズン中は1チームとほぼ2試合ずつあたるリーグ戦方式を取っている。 入場料は車1台につき5ドルが相場、元選手や関係者と行くと「顔パス」になることも。郊外では車ごと、フィールドの際まで入っていって、車の中からフロントウインド越しに観戦。応援するチームがゴールを決めると一斉にクラクションが鳴る。車を駐車場において、備え付けのスタンドに座って観戦できる場所も多い。とはいえグラウンドと観客席の間にフェンスもなく、大人の腰の高さほどの白い仕切りの柵が立っているだけ。試合中でも子供や犬がグラウンドに飛び出していくことも少なくない。しかし試合が目の前という点に関しては、どんな設備の整ったスタジアムにもかなわない。選手たちのスピード、ぶつかりあいを、スパイクが土を噛むリズムで、紅潮する筋肉や飛び散る汗で、観客もフィジカルに感じることができるのが最高の醍醐味だろう。 リフレッシュメントはクラブハウスの中か、選手の家族がボランティアできりまわすキャンティーン。売っているのはサンドイッチ、飲み物(缶ジュース。コーヒーは99%インスタント)、そしてフッティ見物にはここでも欠かせないミートパイ、ホットドッグ、チップス。チョコレートバーやグミを長くのばした極彩色のスネーク。身体にあまりよくないとは分かっていてもつい手が伸びてしまうジャンクフードのオンパレード。気の利いたクラブはハーフタイムにクラブハウスで「アフタヌーンティー」(チーズ、フルーツ、クラッカー、ケーキ類にドリンク付)を出したりもする。 観客層はグラウンドのあるエリア、チームが本拠を置くエリアによって全然違うが選手を個人的に知っている人が大半ということは同じ。観客のリアクションからゲームとのより親密な関係をみることができるのもプロとの違いかもしれない。 この時期オーストラリアにいて、土曜日の午後、町のはずれのグラウンドでゲームを見かけたらぜひ一度観戦してみて。ルールがわからなくても、フッティがどんなに浸透していて、どんなに愛されているかはわかるはず。
posted by yuko0312 |10:57 |
AFL オーストラリアンフットボール |
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