2008年06月03日
開催までハラハラどきどきだったW杯三次予選のサッカルーズ対イラク戦。試合も手に汗にぎる好ゲーム、リバプールを解雇されたばかりのキャプテン、ハリー・キュール Harry Kewellはヘッドで決勝ゴール。ホームゲームではW杯予選27年間土つかずを誇るオーストラリアだけに、得点するまで本当に苦しかったことだろう。後半お役ご免でベンチに下がるキュールに4万8676人の観客はスタンディングオベーションで労をねぎらった。
さて、ご存知のようにオーストラリアがオセアニア・フットボール・コンフェデレーション(OFC)を脱退し、アジア・フットボール・フェデレーション入りしたのが2006年。以来W杯での活躍、再編成されたプロAリーグの成功と、サッカーがラグビー、フッティを脅かす人気になってきていることは何度かお伝えしている通り。特にAリーグは2008/09のシーズンからは2チーム増え10チームに、さらに2010/11のシーズンからはさらに2チーム増えて合計12チームでリーグ戦を戦う予定になっている。
2008/09から加わるのはゴールドコースト・ギャラクシーと、タウンズビル本拠のノーザン・サンダー。2010/11にはシドニーとメルボルンの新チーム、さらに中核都市のウーロンゴン(ニューサウスウエールズ)、ジロング(ビクトリア)、首都キャンベラをホームにするクラブが有力とされてきたが、これに太平洋諸島のチームも新たな候補にあがってきた。
これはフットボール・フェデレーション・オーストラリアのフランク・ロウイー Frank Lawy会長がOFC関係者と会談、「OFCとしてプロのチームを作ってみてはどうか。島々を代表するチームが加われば1千万人以上の観衆の増加につながる」と可能性を示唆したもので、これにはオーストラリアの2018年のW杯招致をめぐって、OFCからの支持を確実にしようとする意図があると見られている。なおすでにAリーグにはOFC参加国、ニュージーランドのウエリントン・フェニックスが加盟している。
2018年のライバルはイギリスを含む少なくとも8カ国、先週FIFAのセップ・ブラッター Sepp Blatter会長が「2022年の方がオーストラリアにとって可能性が高い」と発言したこともあり、オーストラリアの出方が注目されていた。
次回2010年の開催国、南アフリカの実行委員会、さらにイタリアのサッカーフェデレーション(FIGC)からのお墨付きももらい、あくまでも2018年の開催を目指すという強気のロウイー会長、地歩固めにぬかりがないようだ。
posted by yuko0312 |14:31 |
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2008年05月30日
現在シドニーでFIFA評議会が開催中で、2018年ワールドカップ招致を目指すオーストラリアのサッカー界はこれでもかというドラマに見舞われている。
まず先立つ23日、ガーナとの友好親善試合で、試合開始前のセレモニーでガーナの国歌が流れず、ハーフタイムに仕切り直し。決してそのせいではないのだが、オーストラリアでの開催が大きく期待されていた2009、2010年のクラブ・ワールドカップはアラブ首長国連邦へ行くことになり、2011、2012年は日本に戻って開催と、オーストラリアにとっては理想的な結果に結びつかなかった。
加えてオーストラリアの2010年ワールドカップ出場を賭けたグループ戦、6月1日の対イラク戦の開催をめぐり、政府の介入によりサッカー協会が解散に追い込まれたことを良しとしないFIFAはイラクに対して1年間の出場停止を宣告、イラクチームが5月28日にオーストラリア入りしてからも試合の開催が危ぶまれていた。もしイラクが交渉に応じなかった場合は不戦勝になるオーストラリアに1試合につき3ポイント、アウェイ戦と合わせ6ポイントが棚ぼたで転がりこむところだったが、時効の1日前、イラク政府はサッカー協会の存続をFIFAに通達、試合は予定通り実施されることになった。
オーストラリアにとっての明るいニュースは2018年のワールドカップ開催招致に向け、次回2010年の開催国である南アフリカの実行委員会、さらにイタリアのサッカーフェデレーション(FIGC)からのお墨付きをもらったこと。
しめくくりは今夜30日、メルボルン・ビクトリーがイタリア・ユベントスを迎えての親善試合…と思ったら、6月シドニーで予定されていたジダンを中心にしたフランスの1998年のワールド杯優勝リユニオンチームのエキジビション試合の開催中止のニュースが飛び込んできた。ふう。
posted by yuko0312 |15:30 |
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2008年04月09日
4月9日、メルボルンのテレストラドームでアジアチャンピオンズリーグ第一次予選(G組)3試合目は現在3位のメルボルン・ビクトリーが2位のガンバ大阪を迎え、対戦した。月曜日の午後入り、試合直後帰国というタイトな日程の選手にも負けず劣らずのスケジュールで大阪から駆けつけたサポーターは約20人。試合開始前からおなじみのバナーでフェンスを飾り、手拍子、歌で気勢を上げる。一方数に勝る地元のビクトリーサポーターはゴール裏に陣取ってスクラムを組んで縦横左右に飛び回る。遠くからみていると船酔いしそうだ。
さて、試合。おなじみの青黒ではなく、アウェー用の白のユニフォームのガンバは前半左から右へ攻める。しかし開始直後、動きが硬くパスもつながらない。一方のビクトリーは積極的にゴールを狙いに来る。開始3分40秒、カセレスからのパスをオーストラリア代表選手のアルソップが決めて先制。10分あたりからようやく攻撃体制が整ってきたガンバは遠藤の2回のコーナーキックをモノにできず、22分にはゴール前からバレーの決定的なチャンスも右へ。緊迫したムードになったが31分二川のミドルシュートで同点。続く38分遠藤のコーナーをバレーがヘッドで合わせて2点目と、応援席のムードは最高。しかし前半終了直前の41分、バーガスがコーナーから出たパスを右隅に決めて同点。両者譲らずのまま後半に入り、ビクトリーは少し動きが鈍くなったが、それでも高さとスピードを生かし、攻撃の手を緩めない。64分に再びアルソップがサイドからのパスをゴールして逆転。ガンバも遠藤、二川を中心に仕掛けるがネットをゆらすことができない。ようやく68分、遠藤からのパスを混戦のゴール前、山口がヘッドでついに同点。ガマンにガマンを重ねたガンバは、終了直前の88分、安田からのパスを後半出場のルーカスがヘッドで合わせてついに決勝。2勝目をスリリングな勝利で手に入れた。
ガンバ・サポーターの相手評は「意外と早いし強い」「パワーだけで押してくるチームとは違う」と、ビクトリー恐るべしといったところ。しかし結果は4対3というハイスコアの上に、最後は勝利とガンバにとっては申し分なし。「本当はレッズファンだけど、日本のチームの応援のためにゴールドコーストから来た」という男性や、会社を早退して開門からスタンドに陣取っていたという駐在員などガンバの応援に来た観客にとっても最高のゲームとなった。
posted by yuko0312 |23:42 |
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2008年04月07日
アジア・チャンピオンズ・リーグ(ACL)予選ステージ、対メルボルン・ビクトリー戦を2日後に控えたガンバ大阪が7日(月)夕刻、現地での初めてのトレーニングを地元日本人会などから聞きつけたフアンも見守る中、実施した。
初日の練習グラウンドとなったのはフォーミュラ・ワン・オーストラリアン・グランプリの会場、アルバートパーク内にあるボブ・ジェーン・スタジアム。干ばつの夏にも関わらず、全面天然芝が張りめぐらされたピッチにカクテル光線のナイター照明。チームはメルボルン入り直後、約2時間、汗を流した。
厳しいスケジュールの疲れからなのか、練習開始直後のウォーミングアップは至って静か、むしろおごそか。しかし1時間を超えたあたりから身体がほぐれるに従い、少しずつ声も出はじめ、リラックスムードで、初日を終了した。
ガンバ大阪はACL G組では現在まで首位。しかしひとつの組から1チームしか決勝トーナメントに出場できないため、「毎試合が決勝のような気持ちで臨んでいます」(事業部の唐津昌美さん)。
昨年浦和レッズがシドニーFCと同トーナメントで対戦したときは、大挙して応援にかけつけた浦和のファンにシドニーのファンがタジタジだったが、同じような状況をメルボルンでも作りだせるのか!?キックオフは水曜日午後7時半(日本時間午後6時半)。今から楽しみだ。
posted by yuko0312 |21:12 |
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2008年03月28日
オーストラリアが2018年のW杯招致に立候補することはすでにお伝えした通りだが、その前景気をあおるのに最高のニュースが飛び込んできた。2011年のアジア杯のオーストラリアでの開催がほぼ確実になったというのだ。昨年7月に会場に決まったカタールが何らかの事情から、開催に消極的で、これを見たアジア・フットボール・コンフェデレーションがオーストラリアを代替開催国の第一候補として大きくプッシュしており、もし正式に決まればオーストラリアにとってはW杯に向け、大きなはずみがつく。
オーストラリアがW杯開催に立候補する際、最大の問題と見られているのが大会開催時にシーズン真っ盛りを迎えているAFL、NRLとの会場のやりくり。FIFAの規則ではアジア杯の開催時期は1月または7月と決められており、特に7月開催はスタジアムの使用をめぐりW杯の同様の問題が起こるのは避けられず、W杯に向けての大きな試金石になりそう。しかし2018年W杯開催国が正式に決まるのがちょうどアジア杯終了後の2011年11月と、成功すればアピールには最高のタイミングになる。
開催資金として必要とされている3000万ドルも、クイーンズランド、ビクトリア、ニューサウスウェールズ3州の州政府合同で調達することが決まっているとも報道されており、水面下で準備が着々と進んでいる。
なおフットボール・フェデレーション・オーストラリアは日本で開催されているFIFAクラブ杯(トヨタカップ)の2009年または2010年の開催招致にも立候補している。オーストラリアン・サッカーはまさに日の出の勢いだ。
posted by yuko0312 |13:38 |
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2008年02月25日
AFLより風雲急なのがオーストラリアのサッカー。2月24日、連邦政府は2018年のワールドカップ招致に正式に乗り出すと発表した。正式な立候補届出が今年の11月、開催地が決まるのは2011年の10月というからまだまだ先の話のように聞こえるかもしれないが、報道されるや否や、連日新聞テレビでは関連するニュースはトップ扱いで、関心の高さが伺われる。
プロのAリーグが2005年にスタートしてから3期目、その間W杯での健闘などもあり、いまやオーストラリアの第2のスポーツになりつつあるサッカー、今回の立候補で「サッカーオーストラリア、ここにあり」を世界にアピールしたい意向だ。
しかし問題もいくつかある。まずW杯は開催時期が6月から7月なので競技場を使うAFLと NRLは少なくとも5週間、リーグ戦の保留を迫られる。特にAFLは主要なスタジアムと、もし他のスポーツとの日程が重なった場合はオリンピックの場合のみ(!)、優先を許可するという契約を結んでいるので、オーストラリアの2大プロスポーツコードからの協力は誘致成功に必至とみられていること。それからスタジアムの数。現在建設中・計画中を含め4万人以上収容のものが全国で8つ。これがFIFAのお気に召さない場合はニュージーランドとの共同開催案も検討されそうだ。また競技場の設備、観客収容数は遜色がないにしても、クリケットやフットボール用として設計されているものが多く、ピッチと観客が遠い。「テレビでの見栄えが悪い」との指摘も選考に影響するか。
またヨーロッパが最後にカップの開催地になったのが前回2006年のドイツ。特にイギリスは最後にW杯を開催してから50年以上たち、もしイギリスが立候補すれば、本命になること間違いなしで、オーストラリアはここでも「オールドカントリー」との対決を迫られることになる。新聞などでは「2018年がだめなら2022年。2022年がだめなら2026年。シドニー五輪だって最初から招致に成功したわけではない」と早くもけしかけるムード。
ちなみにAリーグは8月からはじまる来期2008・200909年から2チーム、さらに2011年のシーズンまでにもう2チーム増えることになりそうだ。今年新しく加わる予定なのはゴールドコースト・ギャラクシーと、ノーザン・サンダー。ゴールドコースト・ギャラクシーは、NRLのゴールドコースト・タイタンズとホームグラウンドを共同使用する予定。ノーザン・サンダーはタウンズビルを本拠地に置く。
なお2007・2008年度のAリーググランドファイナルは2月24日ゲームが行われニューキャッスル・ジェッツが1対0でセントラルコースト・マリナーズを征し、初優勝した。
posted by yuko0312 |14:20 |
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