2008年05月23日

さよならニータ デーモンズのキャプテン、シーズン途中で引退へ

 タイトルを書いただけで、一瞬涙が出そうになってしまった。「ニータ」Nietaとはこの5月19日、シーズン途中での引退を表明したメルボルン・デーモンズのキャプテン、デビッド・ニーツ David Nietzのこと。 デーモンズのキャプテンを8年間、175試合に渡って務め、オールオーストラリアン2回(1995、2002)、年間最多ゴールキッカーに贈られるコールマンメダル(2002年)受賞と、どのフルフォワードと較べても遜色のないキャリア。さらにチーム歴代最多試合出場(306試合)、最多ゴール(631)と、今年150周年を迎えるチームのために、新コーチ、ディーン・ベイリー Dean Baileyをキャプテンとしてサポートしたいという思いもあったのだろう。

 15歳からトップレベルでプレイを続けてきたのは並大抵のことではないが、もし膝を痛めた去年のシーズンでやめていれば…。今シーズンはそれに慢性的な首の痛みが加わり全身に鞭打っているところは、むしろ痛々しいほど。それでもマークしようと跳躍する姿に、ファンなら誰もが「無理しなくていいから…」と声には出さず叫んでいたと思う。特にチームは今、8試合を戦ってわずか1勝とどん底状態で、歴代最も長くチームを率いてきたキャプテンとしては、居ても立ってもいられなかったのだろう。

 今回の引退を評して、昨年まで10年間、デーモンズを率いてきたニール・ダナハー Neal Daniherは「気持ちとは裏腹に、身体が先にギブアップしてしまった」と語っているが、こちらの胸中も察するにあまりある。
 今後はアシスタントコーチとしてチーム指導にあたるというニータ。本人がつけていた背番号9を渡せるくらいの名選手を育ててくれることを期待しよう。

posted by yuko0312 |10:45 | AFL オーストラリアンフットボール | コメント(0) | トラックバック(0)
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