2008年01月12日
薬物依存症
アメリカを席巻しているミッチェル・リポートによる薬物騒動。その影響は、MLBの多方面に影響を及ぼしている。 まずは野球殿堂。 今年はかつてダイエーにも在籍していたリッチ・ゴセージの選出が話題になったが、その影で、薬物使用者・マーク・マグワイアは今年も殿堂入りに必要な投票率75%にはるかに及ばない25%程度の投票率に終わった。これはもう、その影響であることは素人目からも分かる。恐らく、殿堂入りは絶対無理であろう。それどころか、次回以降の殿堂入り権利を失う5%未満の投票率になってしまうのも時間の問題だろう。今年新たな暴露本を出版予定の薬物使用者・ホセ・カンセコのように。 となれば、薬物騒動の渦中にあるクレメンス、テハーダなどといった殿堂入り有力選手はやはり低投票率で殿堂入りを阻まれるのか。それとも、理由は違えど、野球賭博で球界追放となったピート・ローズのように、殿堂投票率100%も夢ではないと言われながらその権利すら失ってしまうのだろうか。 そしてオリンピック。 なぜMLBは五輪にMLB選手を頑として出さないのかがよく分かった。表向きは「五輪期間とMLBシーズンが重なるから」という理由であるが、確かにそれもそうだが、真の理由は、これはもう「薬物の陽性反応が出そうな選手が山ほどいる」からに他ならない。 五輪は全世界が注目するスポーツ大会の最高峰。そこで薬物使用者が多数出ようものなら、MLBは世界中からバッシングを喰らうのは必至だし。 マイナーの選手で統一するのも、マイナーの選手は薄給なのでとても薬を購入できない、そのためその多くが陰性の選手である可能性が極めて高いからだろう。 2012年のベルリン大会で野球が競技から除外されるのはMLBから見れば好都合なのかもしれない。 あと、WBC。 WBCでは、アメリカ戦にアメリカ人審判が出場するといった国際大会ではありえない事態が起こるなど、様々な問題点を抱えて第1回大会を終えた。その中で、薬物使用や検査については一切触れられなかった。 WBCはMLB主導で開催された大会、おそらくMLBの薬物使用者が表沙汰になるのを避けるために薬物検査を実行しなかったのではという見方も取れる。 審判問題も大事だが、何より薬物の管理を徹底するのも大会の発展につながるのではないだろうか。WBCは来年に第2回大会が開催される。それまでにそのルールを具体化し、そして実行してもらわねばならない。 日本の選手も、MLB選手も含めまさか意図的に薬物に手を出す選手はいないと思う、いや、そう信じている。
posted by yukizi |23:34 |
コラム(唯一のまともカテ) |
トラックバック(0)


