2008年09月05日

北京五輪追記 「Kizuna」

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 国際ハンドボール連盟(IHF)のフォトギャラリーからの1枚  一観客として赴いた五輪で、本当に悔しかった時が2度、ありました。  2度とも同じ理由です。カメラにおさめたい瞬間があったのに距離が遠すぎて、その 一瞬を逃してしまったときです。  もしかしたら、と思って先日アクセスしたIHFのページに見つけたあの「瞬間」。  私が逃した一瞬を確実に捉えていた方がいました。私と同じように心を動かされて いたのだろうと、気持ちが手にとるようにわかると同時に、この光景を見事に残して くれたその方に心から感謝しています。    この2人の選手は、昨年ハンブルグで共に1年を過ごした戦友です。  ハンブルグは昨季、モンスター・グループといわれた欧州チャンピオンズリーグの グループⅢを劇的に勝ち抜け、チャンピオンズリーグ制覇まであと少しのところで シウダー・レアルに敗戦し涙をのみました。ドイツ・ポカールでは決勝でキールに 破れ、タイトルを逃しました。大きな喜びと大きな悲しみとを繰り返す、波乱万丈の 昨シーズンを送ったハンス・リンベア選手(左・デンマーク)と尹京信選手(右・韓国)。  北京五輪男子ハンドボール競技最終日・第1試合デンマーク対韓国の試合終了後。  それぞれが自分のチームでの労いを終えたあと、自然に近付いてコートの真ん中で 抱き合い、肩を組みました。その直後のふたりの姿がこの写真です。    昨シーズンでドイツから韓国へ戻り、今回の五輪で韓国代表を退く尹選手。彼が 代表最後の試合でリンベア選手と戦ったことも、縁があってのことなのでしょう。次に 会う機会がいつ訪れるかわからないことをお互いが意識しているかように離れがたい 様子で、両選手はコートからミックスゾーンを抜けるまでずっと話し続けていました。  全ての試合を終えた、2人の最高の笑顔。  彼らの絆は、この1枚に凝縮されています。


posted by yuki |23:14 | Beijing 2008 Olympic Games | コメント(2) | トラックバック(0)
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