2008年08月28日
人工雨と人工晴
先程、突然の雨が降ってきました。 25日に帰国しましたが、日本の地で8月の雨を見るのは、今日が初めてです。 21日、北京でのこと。 女子ハンドボール順位決定初日、第3試合のノルウェー対韓国戦は以前こちらで 記しました通り、60分目のゴール判定で騒然とした試合になりました。終了後から 審判とテクニカル・デリゲーツの様子を伺っていましたが、ゴールインを認める審判 の判定が覆えることはないだろうとわかった時点でアリーナを離れました。韓国女子 チームの悲痛な訴えと落胆する様子を背後に見ながら。 メインエントランスで待ち人を探すと頬にぽつりぽつり・・・空からは雨が少しずつ 量を増してぱらぱらと降ってきていました。 まるで韓国チームの嘆きの涙のように・・・ 待ち合わせ時間が少し遅れることがわかって、知人に電話をかけた後、傘を求めて 売店に向かいました。オリンピックのピクトグラム(絵文字)が布に浮かぶきれいな傘を 前から欲しかったのです。アリーナを出たのが早かったので売店はそんなに混雑して おらず、傘を手にして満足気に歩いていると、国際審判員のレンメさんに会いました。 今回4度目の遭遇です。「広い会場、人も多いのによく会えるよね」ってお互いいつも 笑ってしまうのだけれど。レンメさんと先の試合の話しをして私は待ち合わせ場所に。 1分も経たないうちに、私の名前の呼ぶ声がしました。 同時に歩き始めて、私が傘を差しのべると「自分は大丈夫」そう言いながら、開いた 傘を、私が濡れないようにつんと押し返してきました。「体は心配ないけれど髪に悪い と思うの」、意地悪だと思ったけれど本人の痛いところをついて、傘に入れました。 待ち人は観念したというように笑って傘を持ち、空を見上げて「人工的に雨を降ら せているんだ、ロケットで・・・」そう説明し、足早に歩みを進めていました。 雨の量は多くなったり少なくなったり、普通には気付かないかもしれないけれど、 意識してみると自然の雨ではないような、そんな降り方が続きました。 24日、男子マラソンが行われる日の早朝、外は雨の降った跡が。打ち水の効果 のように、道路からは涼しさが漂っていました。夜の閉会式も雨の心配がなく盛大に 行われました。 たとえ人の手で作られたものでも・・・「笑ってお別れ」できそうな、祭りの終わりの 晴れた空・・・寂しいだけじゃない清々しさを、もたらしてくれたように思います。
posted by yuki |14:11 |
Beijing 2008 Olympic Games |
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