専らフィギュアスケート

五輪シーズン初戦 雑感

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五輪シーズンとなる2017-18シーズンが開幕した。 各選手はGPS前の調整を兼ねて今月から続々と大会に出場している。 そこで私が感じた各選手へのざっくりとした感想。

◆羽生結弦

シーズン前に五輪シーズンのプログラムをSP・FSともに 2年前の「バラード1番」と「SEIMEI」をそのまま持ってくるというニュースを見て、 「ガチで連覇を狙いにきた!」と思った。 どの選手も五輪シーズンには勝負プロを用意するが、 用意したプログラムで思ったより点数が伸びず、 五輪直前になってプログラムを変える選手は意外と多い。 それならば、2年前に世界歴代最高得点を叩き出し、ジャッジ受けも抜群のプログラムを使い、 難度を爆上げした方がリスクは少ない。 ファンとしては色んなプログラムを見たいが、 男子初の連覇がかかっている(しかも割と実現可能なレベルで)以上、 あまり冒険をすることも難しいだろう。

初戦ではいきなりSPで世界歴代最高得点を更新し、 「今からこんなに飛ばして大丈夫?」と思ったが、フリーはまさかの大爆死。 この調子なら、シーズン後半に息切れする心配もなさそうである。

◆宇野昌磨

SPはヴィヴァルディの「四季」より「冬」。 渋い! FSは、シニアデビュー年に使った勝負プロ「トゥーランドット」。 トゥーランドットは、2年前とは全く違うプログラムのように感じた。 同じく初戦から飛ばしていたが、宇野はシーズン通してあまり波がない選手なので、大丈夫かな?

◆本田真凛

シニアデビュー初戦のUSインターナショナルクラシックで優勝しただけで大騒ぎである。 記事の内容は安易に持ち上げるものから、 「あの優勝はご褒美だ」とかわけの分からないディスリ記事まで様々。 大事なことだから何度でも書くけど、 フィギアスケートに限らす、女子スポーツ選手をアイドル扱いするな。

ただ、安藤美姫も指摘していたように、今の若い世代はマスコミ馴れしている。 特に妹が子役・女優として活躍している本田真凛は、マスコミ受け、一般受けする対応を熟知しており、こちらが思うほどにはストレスを感じずにいるようなのが幸いである。 大人の狡さも裏表も全部分かった上で、逆に利用しているような いい意味での“あざとさ”も感じる。 それが、仇にならなければ良いが……。

演技の方は、低酸素状態でフラフラにも関わらずよくまとめた、といったところ。 SPの曲は何になるのか、とても楽しみだ。 初戦の優勝で「五輪金メダルも……」という記事が出ていたが、どうか……。 しかし、今現在第一次ピークが来ているのは確実で、 調子の読めない4年後よりは今季の方が確率が高そうだ。 かつて五輪の女子フィギュアでは、 ダークホース的立ち位置の10代の選手が金メダルを掻っ攫う傾向にあったが、 新採点方式の導入以降その傾向はなくなった。 荒川静香は女子フィギュア史上、最年長の五輪金メダリストだし、 金妍児もソトニコワも前のオリンピック前後にシニアデビューして実績を積んできた。 PCS=格付け点、という都市伝説のような話があるが、この傾向を見るに否定できない説だ。 ジュニア女王の実績は強いが、 ジュニアラストイヤーではなく、その1年前に女王になってしまったのは不運だった。 しかし、GPSでの演技次第で変わってくる可能性は充分にある。

◆樋口新葉

実は今シーズン、日本女子で大化けするかもしれない、と私が思っているのが樋口。 初戦はスポーツニュースで十数秒見ただけだが、相変わらずのスピードジャンプに加え、 ステップでの表現が昨シーズンまでと全く違うものになった。 磨いてきた表現力が爆発し、ジャンプも安定すれば一気に得点が伸びてくる。 早くGPSで見たい。

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記事カテゴリ:
B級大会
タグ:
樋口新葉
本田真凛
宇野昌磨
羽生結弦

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