2008年12月06日

Jともプロ野球とも違う地域密着

3日ほど前にこんな記事を書きました。

Jリーグ新規加盟クラブ増加の是非

予想外にけっこうなアクセスを集めたようで、
予想内というか、いくつかコメントをいただきました。

ありがとうございます。


コメントしていただいた方々の意見を
勝手にはですが総括させていただくと、

「アマチュアもプロも企業の広告宣伝塔でしかない野球には見習うものはない」

といったところでしょうか。


ただ、僕が前回のブログで指摘した
「野球界では、おもしろい試みが出てきました」
というのは、
その旧来型のアマチュアでもプロでもない野球のかたちが出てきた
ということなんです。


つまり、企業におんぶにだっこではない形を目指すリーグやクラブが出てきた
ということ。


それが、2005年に開幕した
四国・九州アイランドリーグ
であったり、
昨年からの
BCリーグ、
そして来年からの
関西独立リーグ
であったりするわけです。


サッカーファンの方は詳しくない方も多いでしょうが、
(僕もそこまで詳しいわけではありませんが)
そこそこ盛り上がっているようです。

昨年3泊4日全車中泊という弾丸ツアーで
BCリーグを見に行きましたが、
地元の子供たちを中心に期待を集めているようでしたね。
(レベルはエラーが多くいまいちでしたが…苦笑)

四国あたりは経営的に厳しいという話も聞きますが、
クラブ数は広がりを見せています。
(このあたりは昨今のJと同じか…?)


これまでの野球と何が違うかというと、
それはクラブとして直接的な親会社がいないということ。

チーム名に会社名を冠する、
あるいは野球部として持つのが当たり前という野球界に、
新しい風を吹き込んだことです。

まあ、ここまではJリーグと同じですね。

ただし。

これらの独立リーグはあくまで地域の独立リーグであって、
(今のところは)球団としてどんなにがんばってもプロ野球にはいけません。

確実に収入を得られるチャンスが広がる全国区にはなれませんし、
将来的に各リーグが全国にいきわたって
「独立リーグ日本一」を決める機会ができたとしても、
あくまでプロ野球よりもレベルは下の位置づけになります。

つまり、上に突き抜けることができないのが、
サッカーのJを目指すクラブたちとの大きな違いであり、
だからこそ地域密着を積極的に推し進めるしかないし、
小さな経営規模で地道にやるしかない
のです。

(JBLがあって上に突き抜けられないという意味では、
バスケのbjリーグも同じでしょう)



Jを目指すクラブのほとんどは、
“無理をしてJに上がる”
のが前提になっているようで、
それは単なる懸念ではなく、
FC岐阜あたりはその不安が目に見えてきています。

一方、野球の独立リーグは、
無理をして上がることができない仕組み上、
「上がらないで成り立つ経営」
を目指さざるをえない。

プロをはじめとしたトップのスポーツ文化は、
やはりそれを支えるプロやセミプロ、アマチュアたちが
安定してそれを実践していくものだ
と僕は考えています。

だから、
(今はまだ「結果が出た」と言うには早すぎますが)
独立リーグが経営的に安定していくのであれば、
“無理のない地域密着型プロスポーツクラブ”
のモデルになれるんじゃないかな、
とちょっぴりだけ期待する一方、

サッカーにおいても
「全国リーグに上がらなくても地域の支持を得て経営的にもしっかりと成り立っている」
クラブであったり、
それを可能にする仕組みを考えていってもいいのではないかな
と思うのです。

posted by yuhki-110kin |00:07 | スポーツビジネス関連。 | コメント(5) | トラックバック(0)
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Jともプロ野球とも違う地域密着

コメント投稿者ID :

野球とサッカーは背景が違いますからねえ。

個人的には近年特に強く思うのですが、日本における野球とサッカーのレベルが共に頭打ちになってきつつあると感じています。
野球の場合はいわゆるトッププレイヤーが大リーグに移籍していく時代になりましたし、サッカーの場合はチームが増えすぎて試合内用の向上が遅くなっていると思います。

野球・サッカー共に海外リーグの試合をテレビで見られる時代になりましたが、Jリーグと海外リーグの試合の質が違いすぎる感が否めません。
同時に、日本の野球は大リーグにさほど劣っていないのでは、とも感じます。

野球・サッカー共にいえる事は、更なる内容の向上です。
プロ野球は大リーグのようにもっと海外に露出していっていいと思うし、Jリーグは海外のユース選手がJでプレーしたいと思うような魅力あるサッカーが出来るよう、代表戦よりもそちらに力を注ぐべきだと思うのです。

posted by 奈々氏 | 2008-12-06 01:55

Jともプロ野球とも違う地域密着

コメント投稿者ID :

上の方へ
大リーグに比べて劣ってると僕は思いますよ。
飛ぶボールを使用してる限り投手は通用しても打者はほとんど通用しないと思います
ヒット量産するタイプならまだしも

posted by zozo | 2008-12-06 03:42

Jともプロ野球とも違う地域密着

コメント投稿者ID :

夢物語だけど独立リーグはまとまってもらって、将来的にはNPBに代わる日本のプロ野球組織になってもらいたいですね。NPBは駄目なところだけ見ると本当に駄目な気がしますし、全体的に。

どうしてもMLBの方がNPBよりも活躍は難しいと思いますよ、特にバッターは。毎年相手チームの投手陣は変わるし、メジャー球でツーシーム主体のピッチング、ストライクゾーンまで違えば、元々約7割は打ち損じている訳ですし。NPBでもMLBでも2割8分行けば十分通用してるんじゃないですか?

posted by a | 2008-12-06 09:08

Re:Jともプロ野球とも違う地域密着

コメント投稿者ID :

日本は労働時間が長すぎる!これが日本のスポーツ界でクラブチームが育たない一因である気がしてなりません。遠距離通勤で疲れて家に帰り着くのが夜9時、10時の人が多い。これでは会社帰りにスポーツしましょうという気にはならないでしょう。余暇ができる→スポーツする人が増える→クラブレベルのチームの増加→国全体なレベルの向上、という流れにもって行ければ。目指すはMLBではなく、ヨーロッパの環境です。

posted by rokubansano | 2008-12-06 10:31

Jともプロ野球とも違う地域密着

コメント投稿者ID :

スポナビのコラムに、横河武蔵野FCの事がありました。
そういえば、JFLの存在は非常にユニークです。
ある意味、野球の独立リーグの役割も内包しています。

管理人さんの言う、
「全国リーグに上がらなくても地域の支持を得て経営的にもしっかりと成り立っている」
の答えは、JFLにあるのではないでしょうか?

posted by そういえば | 2008-12-10 21:16

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