2010年03月13日

リヨンがレアルを破ってBest8へ!~遂に欧州の舞台で目覚めたか~

 リヨンがジャイアントキリングをやってくれた!

 緒戦を1-0でモノにしていたとはいえ、2nd.legはサンチャゴ・ヘルナベウでの対戦。レアルがひっくり返す可能性もかなりあったのだが、この試合をドローでフィニッシュし、トータルスコアで準々決勝進出を果たした。

 リヨンもフランス国内ではSUPERな強豪だが、欧州でイマイチ、パッ!としない過去の実績と、相手が“銀河系軍団”であることを考慮すれば、大物食いをやってのけたといって差し支えないだろう。

 FOOTの僅かなダイジェストでしか目にしていないが、前半はレアルが怒濤の猛攻を見せた模様。開始早々にクリスチアーノ・ロナウドのGOALで先制!いかにもリヨンにとっては分が悪い展開だったようだが、75分、ミラレム・ピャニッチが値千金の同点弾をGETしてトータルリードを守りきった。

 弱冠19歳の司令塔、ピャニッチは本当に進境著しい。昨年あたりからようやく試合に出るようになってきたはずだが、急加速で成長を遂げている。

 ボスニア・ヘルツェゴヴィナ代表は、先ほど現役時代“パリの王様”と呼ばれるなど、PSG他リーグ・アンで長く活躍したサフェト・スシッチが監督に就任したが、ピャニッチをどう据えるかに非常に興味がある。

 前監督ミロスラフ・ブラジェヴィッチは3-5-2の布陣を採用。TOP下が一人、中盤の底に二人。両サイドに縦へのスピードがあるセニヤド・イブリチッチとセヤド・サリホヴィッチを配置していた。TOP下にはズヴィエズダン・ミシモヴィッチが起用され、代表では新参者だったピャニッチは彼が欠場した際の代替え、或いは交代でのピッチインでの起用がメインだった。

 スシッチが現在の世界の主流である4-4-2を採用するのであれば、2TOPの後ろにミシモヴィッチ&ピャニッチの二人を併用することが可能になる。ただし!そうなるとドリブルに威力あるサリホヴィッチ&イブリチッチを少なくとも一人は欠くことにもなるが…。。。

 一流どころより落ちるボスニアのDFの弱さを考えると、中盤の底を一人にはできないだろうし、新監督の手腕と胸の内が気になるところだ。

 話をCLに戻すと…。
 フランス勢はボルドーがもう1チームBest8進出の可能性を残している。緒戦を1-0で制し、ホームにオリンピアコスを迎えての2戦目が17日に控えている。ボルドーもなかなかに良いサッカーをすると評判のようなので、勝ち上がりに期待したいところ。
 3日の【ちょっと興味が沸いてきた!?チャンピオンズリーグ】という項でも触れたが、フランス勢にはちょっと注目している。これで本田圭佑のいるCSKAモスクワあたりも8強進出なるようだと、個人的にはかなり興味深く面白い。

 「前半はハードだったけど、僕らは力強さを保った。今は次の対戦を待っている。僕らのCLはまだ終わっていないんだ」

 試合後のピャニッチのコメントどおり、フランス勢2チームには是非とも準々決勝で更なる新風をCLに吹き込んでもらいたいものだ。

posted by JIN18 |12:51 | ◎世界蹴球雑記系 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2010年03月09日

PIXYグランに“再び”感じた良い予感

 2010年のJリーグが開幕した。

 優勝候補の筆頭にあげられるのは、やはり何といってもJ1三連覇中の鹿島だろう。

 西野体制9年目を迎え、熟成度・戦力的にも西の横綱といっても良さそうなG大阪がその対抗一番手。

 いつも惜しいところで覇権を逃す川崎。若手代表選手を多く抱え、スタメンの顔ぶれではこれらのチームに引けを取らないFC東京、積極的な戦力補強で一気に豪華な陣容が整った名古屋が、同じく優勝争いに加わってくると見る向きが多い。

 そんな中、開幕節でG大阪名古屋がいきなりの対戦!今季の行方を占う意味でも、非常に興味深い顔合わせとなった。

 オフにアルセーヌ・ヴェンゲル(アーセナル)やカルロ・アンチェロッティ(チェルシー)と会い、それぞれのチームを視察してPIXY監督が得たのは、今季を4-3-3で戦うという結論。常に攻撃サッカーを標榜する同監督らしいし、既存+補強で獲得した戦力を有機的に使うには、非常に面白い試みだと思う。

 実際、立ち上がりから名古屋のこの布陣がハマる。中央のジョシュア・ケネディがターゲットとなり、その左右を玉田圭司、金崎夢生が豊富な運動量で掻き回す。
 予め予想立てされていたとはいえ、リーグ戦でのお披露目はこの日がお初。当然、研究するには限りがあるだろうし、そういった意味でG大阪が面食らって受け身になり、対応が追い付かない部分が確かにあったのではないか。

 名古屋の先制点の形が素晴らしかった。
 左の金崎がケネディにクロスを上げた時点で、スコアラーとなる玉田はケネディが落とすことを確信してエリア内に走り込んでいた。全てがドンピシャでハマってGOALが転がり込んできたわけだが、この場面以外でも、味方がボールを持った時の動き出しの良い場面が幾度も目に付いた。

 恐らく、キャンプから攻撃の形を相当に確認し、練習を積んできたであろうことが、そこからは伺えた。

 4-3-3の布陣で肝になるのは中盤の『3』。相当な運動量とバランス感覚が要求される。

 後半の立ち上がりからしばらくG大阪に好機を演出される時間帯があったが、そこでは引いたDFとMFの間のエリアを、遠藤保仁、二川孝広、ルーカスらに上手く突かれた格好。二川のミドルがポストに弾かれるなどツキにも救われたが、CMF吉村圭司をフレッシュなダニルソンに代え、且つリードを奪って以降は、容易にスペースを与えないDFができていた。

 一度は追い付かれながらも、68分にケネディが奪ったGOALのリードを守りきってのタイムアップ。強豪相手に幸先の良いスタートを切ったといえる。

 まだまだ完成形とはいえないが、今季への大いなる可能性を感じさせてくれたのは確か。PIXY監督初年度、2節の浦和戦で相手にサッカーをさせない完勝を収めた時ほどではないが、何か面白いことをやりそうな予感が漂う。次節はホームで川崎戦と、開幕早々強豪対決が続くが、ここで勝利を収めれば一つ弾みが付きそうだ。

posted by JIN18 |21:32 | ♧Jリーグ系 | コメント(2) | トラックバック(0)
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2010年03月07日

エジプトは本当に好チームだった…~ネーションズカップ2010~

 ご存じの方も多々いらっしゃると思うが、GAORAで先のアフリカ・ネーションズカップが放送されている。全て録画とはいえこれは非常に興味深く助かる。これまでなかなか目にすることがなかった大会のレベルや盛り上がり、その全容を知ることができるからだ。W杯出場国に関しても予めチェックできたのは大きい。

<3位決定戦>ナイジェリア vs アルジェリア   03月08日(月) 20:00~22:30
<決勝>ガーナ vs エジプト   03月11日(木) 20:00~22:30

 初回放送で残すは上記2試合のみ。

 可能な限りの試合を観戦したが、まず驚いたのがアンゴラのスタジアムとピッチの緑の美しさ。この大会に向けて新調が成されたのかもしれないが、たまに『futbol mundial』なんかでアフリカでのW杯予選の試合映像を観ると、茶色掛かった芝でところどころが禿げたようなボコボコのピッチで、スタンドも随分と古びたスタジアムで試合が行われていたりする。

 =アフリカのスタジアム環境とはそういったもの。という先入観が勝手に植え付けられてしまっていた(勉強不足といわれればそれまでだが、何しろアフリカでの試合を観る機会がほとんどこれまでなかったもので…)のだが、それだけに試合が行われていたアンゴラのスタジアムが、何れもとても綺麗なことにビックリした次第。

 試合の質、レベルはアジアカップあたりと良い勝負…というのが正直なところ。それだけにチームの有名無名に関わらず、退屈に感じる試合もあった。

 ただ、個々の選手の質、タレントという点でいうと、欧州で活躍している選手も多い分、やはりアジアより上回るのは確かだった。

 大会全般を通じて、世界に名の知れたSTAR☆プレーヤーの活躍度がもう一つだったというのも、全体のレベルに対する物足りなさを感じた一つの要因かもしれない。

 今月11日にガーナのアクラで発表される2009年度アフリカ最優秀選手賞にもノミネートされているサムエル・エトオ(カメルーン)、ディディエ・ドログバ(コートジヴォアール)、ミカエル・エッシェン(ガーナ)らは、時に発揮するハイパーな能力からすると、何れもその才を発揮しきれなかったようにも映った。



 そんな中、最も目を惹いた選手は優勝したエジプトのモハメド・ジダンだった。マインツ時代によく観ていた選手なので非常に思い入れもあるのだが、スピードとテクニックの精度という点では、その当時と比べても更にレベルが上がっているようにも感じられた。エジプトがフィット型ユニフォームだったということもあるかもしれないが、身体も前より大きくなっているような…!?改めてジダンがW杯で観られないのが残念でならない。

 エジプトはチーム自体も非常に洗練されていた。ベテランが多いことからも分かるように、長年同じメンバーで戦ってきたことからの熟成度が高く、組織力という点ではこの大会随一に見受けられた。ブラックアフリカ勢ほど突出した個の力は感じなかったが、大会3連覇を成し遂げただけあって攻守のバランスの良さは参加チームの中でもピカイチ。大会MVPに選出されたアーメド・ハッサンのプレーと精神面でチームを引っ張るキャプテンシーも目を惹いた。

 仮に今夏W杯に出場していてもBest16あたりには十分進めるだけの力は秘めていた。5ヵ国のアフリカW杯出場国を眺めても、チームとしてこのエジプト以上に力があると感じられるチームは、この大会を観る限り正直いってなかった。

 残念だ。。。



 観てると自然と本気目線になってしまうのが、日本とW杯Groupリーグ緒戦で相対するカメルーンの試合だった。Groupリーグ突破のためには絶対勝たなければいけない試合で、ベテラン、リゴベル・ソングの衰えからくるDF陣の不安定さに付け込む隙が…なんて文言をここのところよく目にするが、いわれているほど簡単な相手ではない。

 エトオ以外なかなか知られていないようだが、力のある選手がかなりいる印象を受けた。筆頭はプレミアで活躍するアレクサンドル・ソング。大会ではアーセナルで見せるほどの攻守に渡る影響力は発揮できなかったが、間違いなくチームの中心たるプレーヤー。彼がその支配力を代表にも還元できるようだと、日本にとってかなり厄介な存在になりそうだ。

 エスパニョールで活躍するGKイドリス・カメニの反射神経にはやはり見るべきものがあったし、ネーションズカップには招集されていなかったようだが、懸案のCBにはトッテナムで活躍するセバスティアン・バソンもいる。負傷で同じくこの大会にはエントリーされなかったブノワ・アスー・エコット(トッテナム)は、世界レベルでどれだけ通じるか疑問符だが、代わりに左SBを務めたアンリ・ベディモは縦へのスピードと突破力がある。

 この布陣に対し、正面から攻めて行っても個vs個では引けを取るだろうし、サイドから単純に上げるだけでは高さと強さがある中央を、なかなか崩すには至らないだろう。

 FWにはモハマド・イドリス、ソメン・チョイ、ジョージ・クエマハと190cm-overが3人もいる。この高さとエトオのスピードを日本のDF陣がはたして止めきれるだろうか。

 そして、カメルーンは、とにかくボールを奪ってからの前への意識が非常に高い。それが組織的かどうかは微妙だが、一気に押し寄せるその波を、狼狽せずに防ぎきれるだろうか。

 頭の中で両チームをシンクロさせると、どうしても不安が過ぎる。

 力がありながらも毎回のごとくお家騒動でチームが崩壊し、ここのところW杯では出てもなかなか成績を残すことができないカメルーン。現在はフランス人のポール・ル・グェン監督が指揮を執るが、チームを組織的戦力的に整備する他に、“一体感”のあるチームを作れるか否かが、このチームの躍進の鍵を握ると見る。

 逆にまた不協和音が流れるようであれば、それは日本にとって最大の付け込む隙になるかもしれない。

posted by JIN18 |15:16 | ◎世界蹴球雑記系 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2010年03月06日

南ア版日本代表の最終形とは!?

 アジア杯予選のバーレーン戦。
 先の東アジア選手権での体たらくから、これ以上の失態を犯すことが許されない事態となったため、岡田武史監督も前言を翻し、可能な限りのBestメンバーを揃えて臨んだ試合は、内容は別にしても、取りあえず2-0で勝利を収めることができた。

 サプライズ…というのとはちょっと違うかもしれないが、この試合で大きな注目を集めたのは本田圭佑のFW起用だった。シュートを打たない(打てない?或いは決まらない)既存のFW陣に業を煮やしたのか?本来MFとはいえGOALへの意識と決定力が非常に高い本田を、よりGOALの近くに据えるという配置だった。

 考え方としては全然アリだと思う。

 正直、日本国籍を有する蹴球選手たちを多々思い浮かべても、W杯の舞台でGOALをGETしてくれそうなイメージが沸くFWは全く思い浮かばない。岡崎慎司が代表戦でプチ量産体制に入っている?といっても、レベルやシチュエーションを考えるとW杯の舞台で同様の活躍ができるかには、疑問の余地が残る。

 日本のようなまだまだ世界の中で力の足りない部類に入る国は、より点を獲れそうな確率の高い選手を、前から並べていく…というのは、至極全うなやり方だと思う。


 
 先の東アジア選手権での不調を受けて、各誌で監督交代の是非を問うような企画がやたらと多い。確かに続投に不安は感じるが、じゃあ現実的に代わりに誰がいる??というのが多くの人々の本音だろう。この短期間で仕上げるとなると…、うーん、確かにフース・ヒディンクぐらいの名しか浮かばない。。。

 監督も代わらず選手も今さら新しい人材が加われるとも思わない(そんなハイパーな選手がいればとっくに試しているはず…)。

 とすれば、既存のピースをどう上手く使うかということになるが…。
 本田のFW起用もそういった工夫の一端と受け取れるから肯定する次第。


          佐藤寿     森本

        松井          本田

          長谷部    稲本

 勝てるかどうかは別にして、体力・フィジカル・経験等総合的に判断したうえで、取りあえず現状でそれなりに戦えるメンツを並べるというのであれば、このメンツをレギュラーにするのが一番期待が持てそうだと個人的には思う(ケースによってFWには平山、CMFには今野も)。

 代表での実績に乏しいとはいえ、森本貴幸&本田の相手プレッシャーを凌駕する可能性を秘めた爆発力は、他の選手にはないもの。佐藤寿人のポジション取り、シュートの上手さや抜け目のなさは、正直、岡崎以上だと思っている。好調時の松井のドリブルは外したくないし、欧州リーグで活躍した長谷部誠&稲本潤一の“肌で知る経験”とそこへの対応度は、それを知らない選手とは一線を画すと見る。稲本は後半バテる傾向もあるので、そこでボール奪取能力とスタミナに長けた今野を入れる…といった具合で。。。

 そう。
 ここに俊輔の名前は今のところない。
 先ほど横浜Mに復帰を果たしたが、彼一人に依存して勝てるほどの力は正直いってない。しかし、彼がピッチにいると皆が彼を頼ってしまう(バーレーン戦は観てないのでどうだったのかは分からないが…)。そこに一つ代表の問題点が介在するようにも思うので、『本当に全員で攻めて全員で守る』ならば、これくらい極端なことをしないと南アでは何もできないまま終わってしまう可能性もある。

 もちろん俊輔に世界の舞台での花道を飾ってほしい想いもある。ドイツW杯で不完全燃焼だったこともよく理解している。
 横浜でBestのコンディションを維持して、名ばかりでないピッチ上の圧倒的な指揮官として君臨してくれるのであれば、それに越したことはないのだが。



 本大会開幕まであと3ヶ月強。
 雨の中本日J1も開幕する。
 南アフリカ大会版日本代表は、はたしてどういった最終形を見せるのだろうか。

posted by JIN18 |13:44 | ○蹴球雑記系 | コメント(2) | トラックバック(0)
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2010年03月04日

スペインがフランスに快勝!いよいよW杯年が本格化!

 3日、世界各地で国際親善試合が行なわれた。W杯年最初のAマッチデーだけに、やはり注目度は否応にも高くなろうというもの。中でもフランスvsスペインという強豪国同士の対戦には最も興味を惹かれた。結果はアウェーのスペインが多くのメンバーを試しつつも2-0で完勝!FIFAランク1位の実力を見せ付けた。

 注目の構成はアンカー+4MF+1TOPという布陣。セスク・ファブレガスとチャヴィ・エルナンデスが前後半交代で入れ代わったため、惜しくも元祖“クアトロ・フゴーネス”揃い踏みとはならなかったが、シャビ・アロンソもそこに入れても良いくらいの力量の持ち主。拙Blogでも先月初めに「Quien sera el Quatro Jugones??」」と題打って、誰が最終的に起用されるのかを想起してみたが、本当に本番が楽しみなところである。

 1TOPにしたのもフェルナンド・トーレスが故障上がりという点を考慮してのものかもしれない。EURO2008の時のように蓋を開けてみればダヴィド・ヴィジャ&フェルナンド・トーレスの2TOP…なんてことも大いにあり得る。

 何れにしろ、この“無敵艦隊”を中心に、今夏W杯が推移していくのはまず間違いない。



 旧ユーゴ各国では、セルビアがアウェーでW杯出場国アルジェリアを3-0で一蹴!年が明けても好調なところを示した。こちらも故障上がりのネマニャ・ヴィディッチが欠場した以外はBestな布陣。本大会のメンバーもここに召集された面々でほぼ固まったと見て良いだろう。

 多くの好選手を擁するように、元々地力があるのは誰もが認めるところ。それでも旧ユーゴ時代から思った以上に好成績を残せないのは、強きに強く弱きに弱い…というメンタル面からくる不安定さが起因するとはよくいわれるところ。
 しかし、今年に関していえば今までとは少々趣が異なる。2006年にモンテネグロと分離した結果、実に約90年ぶりに“セルビア”の名を冠した国名を取り戻し、以降初のビッグトーナメント参加に望むにあたってのモチヴェーションは、当然相当に高いと見られるからだ。

 1998年のフランスW杯で、同じように自国の名を世界に知らしめるべく躍動したクロアチアが3位に輝いたのはまだ記憶にも新しいところ。もちろん、気合いだけでは世界の舞台で勝ち抜いていけないが、当時のクロアチア同様今のセルビアには相応のタレントが揃っている。大会に良い入り方ができればBest8以上に進む可能性も十分にあると見る(贔屓目アリアリ)。

 ボスニア・ヘルツェゴヴィナはホームでW杯出場国ガーナを2-1で下した。こちらもズヴィエズダン・ミシモヴィッチが出ていない以外はほぼBestの布陣。ミシモヴィッチは週末のブンデスの試合にはフル出場していたはずだが…、その後何かあったのだろうか??それでもヴェダド・イビシェヴィッチ&エディン・ジェコの強力2TOPに、ミシモヴィッチに代わって先発した急成長中のミラレム・ピアニッチ、セニヤド・イブリチッチとセヤド・サリホヴィッチの両サイドが繰り成す攻撃力は、世界レベルの破壊力。惜しくもW杯出場は逃したが、EURO2012には大いに期待したい。



 アルゼンチンドイツを1-0で下したのも興味深い。タレント力を考えれば不思議でも何でもない結果なのだが、ディエゴ・アルマンド・マラドーナが監督就任以降、その低調なチームの出来に相まって、常に非難の矢面に立たされている印象もあっただけに、この勝利で国民の溜飲も少しは下がっただろうか!?

 持ち得るタレントを生かしきれずチームとしては全く固まっていないといわれる“セレステ・イ・ブランコ”だが、何故か今夏やりそうな気がしてならない。。。もう、直感以外の何モノでもないのだが、「優勝するのはどこか??」と問われれば、スペインとともにアルゼンチンの名前をあげたくなってしまう。

 もしや自分でも気づかぬうちにマラドーナ教の信者だったのかも!?←映画『MARADONA』参照…

 同じ南米勢ではアウェーでスイスを下したウルグアイも、本大会に向けて気になる存在。W杯は2大会ぶりの出場だが、前回出場した日韓W杯での戦いぶりが強烈な印象として残っている。1敗2分でのGroupリーグ敗退。成績的には全く良いところがなかったが、魂を感じさせるような頑張りが強く胸を打ったのだ。

 特にフランス戦は熾烈だった。相手が“将軍”ジネディーヌ・ジダンを欠いていたとはいえ、それぞれが持てる力をぶつけ合う様がビリビリと伝わってきた。双方スコアレスであれだけ熱いモノを感じた試合もなかなかない。

 当時も出場していた(はず)ディエゴ・フォルランはすっかりベテランの域に達してきたが、ルイス・スアレス(アヤックス)、ホセ・マルティン・カセレス(ユヴェントス)など若手の逸材も出てきている。南ア大会では開催国と曲者メキシコ、そして再びフランスと同居するという組み合わせになったが、どういった戦いを披露するかが非常に楽しみだ。



 今年最初のAマッチデーを経て、ようやくW杯年が本格化してきた気がする。
 大会まで3ヶ月。各国がどういった仕上げをしてくるのか、本大会を堪能するうえではその動向からも目が離せない。

posted by JIN18 |21:33 | ◎世界蹴球雑記系 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2010年03月03日

ちょっと興味が沸いてきた!?チャンピオンズリーグ

 90年代初めまでの各国リーグ覇者のみが集う真のチャンピオンズカップ(CC)、或いは各国カップ戦王者が集うカップ・ウィナーズ・カップが権威あるタイトルだった時代が良かったと思う身としては、毎年同じような顔ぶれが上位に残る今のCLはいささか食傷気味で、正直、セミ・ファイナルぐらいからしか興味が沸かない。

 だが、今年はいささか異なった様相を呈してきそうなので、Best16の現段でちょっと興味を惹かれている。

 なかでも期待しているのがオリンピック・リヨンボルドーのフランス勢。リヨンはホームでレアル・マドリーを1-0で下し、ボルドーはオリンピアコスをアウェーでこれまた1-0で屠っている。

 昨季こそボルドーの後塵を拝したものの、その前年までリーグ・アンで7連覇!を成し遂げたリヨンは、当然のことながらずっと欧州での活躍も期待されたが、なかなか良い成績を残すことができず、すっかり内弁慶の印象が強くなっていた。しかし、このレアル戦で金星を飾ることができれば、一つ壁を破って上へ↑突き進むかもしれない。

 エメ・ジャケ監督の元、アラン・ジレス、ジャン・ティガナ、パトリック・バチストンらを擁し隆盛を誇った80年代ですから、欧州王者の座に届かなかったボルドーは、昨季リーグ・アンを10年ぶりに制し、リヨンの8連覇を阻止した。地元開催の1998年フランスW杯で初の世界制覇を成し遂げたレ・ブルーで、中心選手として活躍したローラン・ブランが監督として指揮を執るが、攻撃的なスタイルはなかなかに評価が高い。

 フランス勢の欧州制覇となると、1992-93シーズンのオリンピック・マルセイユのみだったはず。それ以来の戴冠なるか否かが、今後のCLに対する大きな興味だ。


 個人ではやはり旧ユーゴ勢の活躍が気になる。
 Best16に残ったチームに所属する旧ユーゴ選手は以下の通り。

【セルビア】
 ヴラダ・アヴラモフ(GK/フィオレンティーナ)
 ネマニャ・ヴィディッチ(DF/マンチェスター・ユナイテッド) 
 イヴィツァ・ドラグティノヴィッチ(DF/セヴィージャ) 
 ブラニスラフ・イヴァノヴィッチ(DF/チェルシー)
 アデム・リャイッチ(MF/フィオレンティーナ)
 ズドラヴコ・クズマノヴィッチ(MF/VfBシュトゥットガルト) 
 ミロシュ・クラシッチ(MF/CSKAモスクワ) 
 デヤン・スタンコヴィッチ(MF/インテル・ミラノ) 
 ネマニャ・マティッチ(MF/チェルシー)
 アレン・ステヴァノヴィッチ(FW/インテル・ミラノ)

【クロアチア】
 デヤン・ロヴレン(DF/リヨン) 
 ダニイェル・プラニッチ(MF・DF/バイエルン・ミュンヘン)
 エドゥアルド・ダ・シルヴァ(FW/アーセナル) 
 イヴィツァ・オリッチ(FW/バイエルン・ミュンヘン)

【ボスニア・ヘルツェゴヴィナ】
 ミラレム・ピアニッチ(MF/リヨン) 
 エルヴィル・ラヒミッチ(MF/CSKAモスクワ) 

【スロヴェニア】
 ヴィド・ベレツ(GK/インテル・ミラノ)
 レネ・クルヒン(MF/インテル・ミラノ)

【モンテネグロ】
 ステファン・ヨヴェティッチ(FW/フィオレンティーナ)

【マケドニア】
 ゴラン・パンデフ(FW/インテル・ミラノ)


 フル代表も強国であるセルビアやクロアチアは、さすがに強いクラブに所属する選手も多いのか、結構良い選手の名が出てくる。モンテネグロとマケドニアは一人ずつのみだが、それぞれ同国を代表する“至宝”ともいえる存在。ってゆーか、インテルに結構旧ユーゴ選手が多いのにビックリ!スタンコヴィッチ、パンデフ、クルヒンあたりは知っていたが、他にも若手が2人ほどいる。

 個人的に特に期待して観たいのはクラシッチとピアニッチか。クラシッチはご存じ本田圭佑が先ほど移籍したCSKAモスクワの中心選手。右サイドを主戦場とし、突破力と運動量に秀でた攻撃に才あるSMFで、セルビア代表でも欠かせない戦力となっている。正直、この冬の移籍史上で西欧ビッグクラブに移籍すると見ていたのだが本人は残留を選択。本田とのコンビも含め、更にどういった活躍を披露するかが気に掛かる。

 ピアニッチは弱冠19歳の若さでリヨンの司令塔を務める逸材。長くリヨンで活躍し、“魔法”と称されるFKを武器にしたジュニーニョ・ペルナンブカーノの背番号⑧を受け継いでいることからも期待の程が窺えるが、それに恥じない活躍を見せ、早くも中心選手に成りつつあるという。ここでの成長が、悲願の国際舞台本大会初出場を狙うボスニア・ヘルツェゴヴィナ代表も還元されるであろうことからも、目が離せない存在だ。



 人ぞれぞれに楽しみ方は様々だろうが、来週のBest16第2戦を終えてどのチームが8強に名乗りを上げてくるかによって、俄然興味の度合いが変わってくる。プレミア勢が4強に3つとかいうのは、できれば今年は避けてほしいものだ。

posted by JIN18 |22:19 | ◎世界蹴球雑記系 | コメント(2) | トラックバック(0)
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2010年03月02日

GO!SPURS! ~好調パヴリュチェンコが活躍!~

 スパーズが苦しみながらも難敵エヴァートンを下し4位の座をキープした。

 前半戦では12月の始めに対戦、終始優位に試合を進めながらもタイプアップが視野に入りそうな86分に、ティム・ケーヒルに同点弾を喰らいドローで試合を終えている。この日も前半で2点のリードを奪いながら後半浅い時間帯の55分に、ナイジェリア代表のヤクブ・アイェグベニに1点差に迫られるGOALを決められた。

 徐々に足が止まり、詰めの甘さから白星を逸するのは今季のスパーズの専売特許?でもあるだけに、たっぷりと時間を残してのエヴァートンの追撃弾には嫌な予感が過ぎったが、何とかリードを守りきった。

 勝利の立役者は、何といってもチームに勢いを与える先制GOALをマークしたロマン・パヴリュチェンコに尽きる。

 3-0で快勝した27節のウィガン戦では73分にピッチに入ってから2GOALをGET!続く24日のFAカップのボルトン戦ではスタメン起用されてこれまた2GOAL!その好調さを買われて今節のエヴァートン戦では遂に今季初スタメンを飾った。

 これまではピーター・クラウチ&ジャーメイン・デフォーの凸凹2TOPがよく機能していただけに、なかなか他のFWに出番がなく、かつてチームのシンボルだったロビー・キーンをして、遂には先だってグラスゴウ・セルティックへとレンタル移籍してしまった。

 それ以上に出番に乏しかったパヴリュチェンコも、かねてから移籍希望を公言してはばからなかったのは周知の通り。ロシアのW杯予選敗退も、なかなかコンディションが整わないパヴリュチェンコの不出来がその一因とも見られていただけに、本人的にもかなり辛い時を重ねていたことだろうが、ここにきて!ようやく活躍の場を得られた形となった。

 右のデフォーからの低いクロスを、ライン裏ギリギリに抜け出し滑り込みながら左足で突き刺したGOALは、ストライカーらしい嗅覚の片鱗が感じられた一撃!
 このGOAL以外でも思いのほかデフォーとのコンビの良さが目に付いた。同じ長身FWのクラウチと比べると、高さという点ではクラウチが勝るが、スピードやシュートのセンスやパンチ力ではパヴリュチェンコのほうが秀でている。

 何よりも、クラウチとのコンビも随分対戦相手に研究されてきたのか!?最近精彩を欠いているようにも映ったデフォーがかなり活き活きとプレーしているように感じられた。結果が出たということもあるが、このNEW凸凹2TOPは、もしかするとしばらく基本布陣として据えられるかもしれない。

 追加点はニコ・クラニチャル→ルカ・モドリッチのクロアチアコンビから生まれた。アーロン・レノンが欠場しているとはいえ、揃ってスタメン起用されるくらいだから共に好調なのは間違いない。それぞれの持ち味をピッチ上でいかんなく発揮していた。

 そして、もう一人目に付いたのがギャレス・ベイルだ。まだまだ荒々しい部分も散見するが、縦へのスピードとスタミナを兼備した20歳の左SBは大いなる可能性を感じさせる。もう少しプレーの精度が増し安定感が出てくるようであれば、もしかするとプレミアを代表する左SBに育つかもしれない。現状でもブノワ・アスー・エコットからレギュラーを奪取したと見るが、識者の皆様、いかがなもんだろう!?

 負傷で後半早々に交代したトム・ハドルストーンの状態は気になる(思えば、エヴァートンが反撃の狼煙を上げたのもここからだった)が、TOP4フィニッシュに向けて、明るい材料は多々あるように感じられる。

 順位表を見ると上3つはほぼ確定的。少し開いた4位の座をスパーズ、マンチェスター・シティ、リヴァプール、アストン・ヴィラといったところが争う格好になっているが、この様相は恐らくシーズンの最後まで変わることはないだろう。力的にはどこも拮抗している(本当はリヴァプールは抜け出ても良いのだが…)。

 3強の優勝争いとともに、前述4チームで繰り広げられるCL出場権の懸かった4位争いも、今後のプレミアを観るうえで大いに注目を集めることになりそうだ。

 最後にエヴァートンについても少々…。

 大FANでもあるマルアン・フェライニは怪我で欠場。全治6ヶ月なんて話もあるらしい。早く再び抜群の存在感を誇るあの長身ボンバーヘッドをピッチで拝みたいものだ。

 フェライニと大黒柱ケーヒル不在の中、輝きを放っていたのが、南アフリカ代表のスティーヴン・ピーナール。なかなかにキレのあるプレーぶりで攻撃にアクセントを添えていた。あまり評判の芳しくないW杯開催国だが、ピーナールが一つ覚醒するようだと、W杯では番狂わせを演じるなんてこともあるかもしれない。

posted by JIN18 |21:18 | ♠GO!SPURS! | コメント(0) | トラックバック(0)
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2010年03月01日

俊輔の日本復帰に想うこと。

 中村俊輔が電撃的に?日本帰還を果たした。レッジョ・ディ・カラブリアに渡ったのがメンバー落選した日韓W杯後だから、それからもう7年半が経つことになる。
 
 昨夏に踵を返して一転スペインを選択したとはいえ、いずれ横浜に戻ってくることが将来の既定路線であることは、公然の事実だったといっても差し支えない。とはいえ、このタイミングでの慌ただしき復帰は、来たるW杯に向けてクラブで出場機会がなかなか得られない現状に、本人が相当焦っていることの表れと見ていいだろう。
 
 
 
 彼がスペインを選択したときには非常に嬉しく感じたものだ。ティーンの頃から公言してはばからなかった憧れのリーガに、回り道をしながらも遂に辿り着いたからだ。
 
 一抹の不安を感じたとすれば、選んだチームがエスパニョールだったということ。当時、他にアトレティコ・マドリーあたりがかなり有力な候補としてあがっていたが、俊輔が思い描くスペイン・サッカーを体現するのであれば、絶対に!アトレティコのほうが良い!と思っていた。
 
 もはやよく知られるところかもしれないが、エスパニョールは“テクニックと創造性溢れる攻撃的サッカー”というリーガ・エスパニョーラのイメージとは明らかに一線を画すチームである。引き気味でしっかり守り、攻撃は少ない手数でカウンターを仕掛ける。そのスタイルは決して昨日今日作られたものではなく、それがチームの伝統ともいえるくらい染みついたものでもある。
 
 昨春に直に観た折りにはそれがハマって見事な快勝劇を収めたが、果たしてそこに俊輔がフィットするのか??というのは、移籍当初からの懸念ではあった。
 もしかすると、チームはイヴァン・デ・ラ・ペーニャと俊輔を中盤に据えることによって、新しいスタイルを模索したかったのかもしれないが、開幕からなかなか調子が上がらないこともあり、結果的には今までのスタイルを踏襲、俊輔は浮いた存在になってしまったというのが現状だろう。
 
 当然、W杯に向けての強い決意を秘めて横浜に戻ってきたのだから、しっかりとコンディションを整えて、恐らく最後になるであろうW杯の舞台で悔いを残さないプレーを披露してもらいたいものだ。

posted by JIN18 |21:15 | ○蹴球雑記系 | コメント(4) | トラックバック(0)
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