2009年07月29日
オーストラリア代表FWジョシュア・ケネディに続いて、名古屋がモンテネグロ代表MFイゴール・ブルザノヴィッチを獲得した。ズヴェズダからの獲得ということはPIXYコネクションを生かして…ということだろうが、個人的にJに旧ユーゴ系の選手が増えるのは大歓迎だ。
ただ、“サヴィチェヴィッチ2世”なんて形容も見かけたりするが、さすがにそれは言い過ぎだろう。このブルザノヴィッチ、実は去年の麒麟杯で来日したモンテネグロ代表にも選ばれており、松本でのコロンビアとの対戦を実際にスタジアムで目にしている。
ポジションはセカンドTOP或いはオフェンシブなMFで、チャンスメイク能力と得点力を兼備する技巧派というのがその時の印象だった。ドリブルもできるが、圧倒的に相手を抜きさるほどの威力はなかったと記憶している。まさに多くの部分でマギヌンにカブる選手。獲得に至った判断、経緯は知る由もないが、一応名門ズヴェズダ★で⑩番を背負ってきた選手。期待したい。
さて、今節の名古屋は埼スタに乗り込んでの浦和戦。今季のここまでの状況を鑑みると、正直、大きな期待はできないと思われたが、終わってみればJ1で今季3点差以上付けて勝ったのは初!という快勝劇を演じてみせた。
やはり相性というのはどこかにあるのだろうか!?その昔、黄金時代の読売クラブが、どうしても日産だけは苦手にしていたというように、どんなに調子が良くても苦手な相手、逆に芳しくない成績でも何故か波長が合う、やること成すことハマりまくるといった相手とは、存在するのかもしれない。
名古屋はJ創設以来、とにかく浦和に分が良いという印象が強い。この日もアウェーの埼スタながら随分落ち着いてプレーしているように見えた。
“ケネディ効果”なんて言葉も早速使われているが、確かに効果はありそうだ。特に前半は早めにケネディをターゲットに長いボールを送る場面が再三あったが、闘莉王のいない浦和DF陣はかなりナーバスになっていた。また、シンプルに長いボールを送り中盤の絡みを減らすことで、イージーな失い方が少なくなり、それが必然的に浦和のパスサッカーを封じることにも結果的に繋がっていた。
押し込む時間帯に玉田が上手くDF二人を交わして先制!まさにハマりまくっているように映った。
後半はボール支配される時間帯が増えたが、キッチリしたDFと効率の良いカウンターで2GOALを追加!玉田の2点目はなかなかに美しい軌道だった…。
一番良かった頃に比べるとまだ物足りなさは残るが、今後に向けての一つのキッカケとなるGAMEとなったことは間違いない。ケネディの高さに依存しすぎるのはまた危険だが、楔として上手く活用することで、本来のスタイルを取り戻してほしいものだ。
この試合、前でタメが出来るようになったからか、攻撃的な選手たちが一頃より随分機能しているように見えたが、さて、ブルザノヴィッチはどこで使われるのだろうか??
posted by JIN18 |22:40 |
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2009年07月25日
昨年大躍進を遂げた大分の低迷については何度か触れているが、こちらも天皇杯での戦いを観る限り、ここまでの落ち込みは予想しづらかったのが、18節終了現在17位に位置する柏だ。
既に高橋真一監督が解任され、新監督にネルシーニョ監督が就任している。J黎明期、隆盛を誇ったヴェルディ川崎を束ね、黄金時代を築いた手腕に疑いの余地はない。日本代表監督就任が内定していながらも、当時の協会会長のツルの一声でそれが流れた際の「腐ったミカン」発言もつとに有名なところ。
その指導の厳しさから“劇薬”と称されることもある同監督だが、このタイミングにおいてのSELECTとしては悪くない人選だ。低迷するTEAMとは悪い流れからなかなか抜け出せないモノ。
その流れを劇的に変えるには、TEAM内にそれなりのインパクトを与えなければならない。
シャムスカ監督を引っ張りすぎ手を拱いていた大分よりは、まだ、巻き返しの可能性はあると見る。
ネルシーニョ正式契約前ということで、井原正巳コーチが監督代行として指揮をとった18日のG大阪戦は、相手も今季期待に反する低迷を続けているだけに、どちらがそこから一歩抜け出すキッカケを掴むかという意味で注目された一戦だったが、結果はアウェーTEAMが2-0で勝利。
前半に関していえば北嶋秀朗のバーを叩いた惜しいボレーをはじめ、柏も互角かそれ以上の戦いぶりを見せていた。しかし、後半早々にPKで先制を許すと、李忠成とフランサを同時に投入し必死の反撃を試みるが、追加点を許し万事休す。
低迷しているTEAMだけに様々な課題を抱えているわけだが、特に気になったのだがプレー面、或いは精神面でTEAMの軸・支柱となる選手が欠けている点だ。どの選手も頑張りを見せてはいるのだが、90分+αという時間のなかで迎える多様な局面においてTEAMを束ね、ゲームをコントロールできるバランサーがいないように見受けられた。
サッカーのスタイルに関していえばリズムの変化に乏しいのだ。強いTEAMには必ずそういった点でコントロールできる選手がいるし、勝てないTEAMは悪い流れを打開できる者がいない。
今季に関していえばフランサが攻撃に関してその役割を担うはずだったのだろうが、コンディションが整わないこともあり上手くいっていない。石崎信弘前監督とどちらを取るかという選択で、TEAMはフランサを中心に据えることを望んだわけだが、現在のところは全くの裏目に出ている。
軸となる選手の脇を固めるタイプの選手はたくさんいるのだが、肝心の軸が定まらない、見あたらないだけに枝葉の選手たちも本来の輝きを出し切れていないようにも感じられる。
さて…。そこで新監督ネルシーニョだ。新外国人のアンセウモ・ハモンはなかなかに評判が良いようだが、フランサの復活?も含めて、どういった点から改革に着手するのか!?劇薬も“良薬は口に苦し”であること願いたいものだ。
posted by JIN18 |00:02 |
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2009年07月11日
“人もボールも動くサッカー”とは今季の両TEAMが標榜するスタイル。
その対決に注目が集まった一戦だったが、広島にとっては内容で勝って試合に負けて…という結果だった。ただし!同点に追い付かれて以降は、焦りを感じさせるPLAYで縦に急ぐ攻撃に終始。ベンチの采配も裏目々々に出ていた感がある。
69分に柏木陽介が退いたことでタメができなくなったことが、追い付かれてからの広島の攻撃から緩急が失した要因の一つだと見受けられたが、更にそこで代わって入った丸谷拓也が全く機能せず、83分に同じFWの平繁龍一に代わるという無駄な交代。後半早い段階で右サイドに入った橋内優也も、TEAMのリズムとはイマイチ噛み合わないPLAYが目に付いた。
試合を支配しながら決定的チャンスを決めきれず、追い付かれひっくり返されるというのは、広島にとってはこの試合が初めてというわけではない。そういう意味からすると、良きにつけ悪きにつけ広島らしい試合だったといえるのだが、それにしても惜しい一戦だったといわざるをえない。
この試合に関していえば、決して調子に乗りすぎてひっくり返されたというわけではないからだ。
失点はオフサイドトラップをかけそこなってのモノとセットプレーから。。。
非常に悔いが残る形だ。
68分に追い付かれるまでは、恐らく試合前に描いていたアウェーでのゲームプラン通りの戦い方を遂行できていたのではないか。開始早々に佐藤寿人が、倒れこんでボールに合わせるという技ありアクロバティックなSHOOT!を決めて先制!したことで、広島にとってはよりDFに集中できる条件が整っていた。
この試合前までに連敗を喫していることもあり、本人たちもとにかく不用意な失点を減らそうという意識はかなり高かったのだろう。集中力を感じさせるDFで、相手にボールを持たせつつ、逆に奪ったらDFラインの裏を狙う鋭いカウンター攻撃に転じていた。相手が手薄な左サイドを中心に何度も決定機を演出、38分にも佐藤寿のバー直撃弾があったが、早い段階で追加点を決めていれば、試合はまた違った展開になったのかもしれない。
サッカーの質に関していえば、タイスコアになるまでは広島が浦和を凌駕していた。それは両TEAMがそこまでに創出した決定機の数が物語っている。
浦和のほうは相手陣内でボールを支配していても複数で連動する有機的な動きが見られないのに対し、広島のほうはボールを奪ってからTEAMが一つの意思の元に連動して、迷いなく各選手が走り出していく。そのあたりにはやはり一日の長がある。
まぁ、「ローマは一日にして成らず…」ではないが、簡単にモノにできるようなスタイルであれば、どこのTEAMもすぐにやっているはず。
それでも試合をモノにしたのは浦和だった。勝負強さとそこに対する厳しさという点では、やはり経験豊富な浦和のほうに、逆に一日の長があったということなのだろう。
posted by JIN18 |21:57 |
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2009年07月08日
前半33分、相手SHOOTをゴールライン・スレスレの位置での内田篤人のクリアがハンドを取られPKを献上。
オマケに意図的ではないにしろ、左上腕でボールを弾き出したように映った内田は一発RED■で退場。このPKをジュニーニョに決められ1点のリードを許し、かつ一人少ない10人で追いかけなければいけない展開は、鹿島にとっては絶体絶命のピンチといえたが、それでもキッチリ御の字の勝ち点1をものにするあたり、やはり強い。
リーグ2連覇中の常勝軍団は、それを成し遂げる過程で様々なシチュエーションを経験しているだけに、その時々でTEAMとして、或いは個人として何をすべきかを全員がよく心得ている。
DFの選手が欠ける際、よく前の選手を減らして代わりのDF選手を投入するケースがよく見られるが、鹿島は本山雅志を内田がいたポジションに据え、2TOPには手を付けなかった。
「FW2枚を残したのは監督の“攻めろ”というメッセージ(小笠原)」
「もちろん監督の意図を感じた(本山)」
選手は忠実に監督の指示を理解し、乱れることなくそれを遂行した。ともすれば攻撃力に定評ある川崎F相手であれば、まずはDFを整えて…と動きがちだが、強気の姿勢を崩さず挑んだことが、興梠慎三の同点GOALとして結実したのだろう。相手のミスを逃さないのは、まさに人数に関係なく“狙い続けていた”証だ。
TEAM状態が良いときに、素晴らしいサッカーを披露するのは当たり前。前節の大分戦もそうだが、鹿島はあまり流れが良くない時間帯でも耐え処を心得ているし、ここを逃してはいけないという勝負所ではキッチリと決めてくる。それはやはり結果を出し続けることによって得られた経験とその自信の賜物なのだろう。
ACLこそ決勝T緒戦でFCソウルに敗れ、既に大会から去ることを余儀なくされているが、J1でのこの安定感はちょっと他の追随を許さない。一強+その他の図式は、節を重ねるごとにより鮮明になっていく印象だ。
以前から述べているようにやってるサッカーにそれほど面白みは感じないのだが、“勝利”の二文字に対して、妥協なくとことんリアリストになれるという点では、成熟したTEAMとの印象を強く受ける。
この試合は、両TEAMが素晴らしい攻防を繰り広げた好ゲームだった見る向きが多いようだが、鹿島は50分以上“一人少ない状態だった”ということを忘れてはならない。逆に川崎Fはこういう試合をキッチリとモノにできないと、なかなか良いとこ止まりから上↑には行けない。
ともに代表選手をはじめ数々のタレントを擁する力のあるTEAM同士。それだけに、追い付きよりゲームをコントロールしているように映った鹿島と、一人多いにも関わらず、逆に時間とともに徐々に勢いを失したようにも見えた川崎F(終盤に好機はあったが…)。二つのTEAMの差が感じられた一戦だった。
posted by JIN18 |00:11 |
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2009年07月01日
勝ち点35と4。
15節を終えた段で、気が付けば両TEAMの間にはこんなにも大きな差が拡がっていた。首位をひた走る鹿島と最下位大分の対戦は2-1で鹿島の勝利。
10節でも一度触れたが、とにかく大分はJ1で勝てない。
唯一勝利を収めた2節の京都戦は、もう3ヶ月以上前の出来事だ。3節に引き分けてからは何と!黒星●のみの11連敗。浮上のきっかけがつかめないまま折り返し地点に差し掛かろうとしている。
とにかく勝利を!勝ち点を!切望して止まない大分にとって、ホームとはいえこの段で鹿島と相対するのは、あまりにも困難なハードルだと感じられた。
しかし、両TEAMスコアレスで終えた前半に関していえば、予想以上によくやっていた。鹿島の調子がもう一つ…ということもあったが、気迫溢れるDFで、鹿島がピッチの様々なところから繰り出す攻撃を弾き返していた。
鹿島が攻め疲れたわけではないだろうが、後半に入るとホームの声援にも後押しされ大分が攻勢に転じる。47分に超決定機を外した清武弘嗣が、その汚名返上とばかりに先制GOALをGET!した直後は、「今日こそは…」という雰囲気が漂っていたが…。
王者はやはりただでは転ばない。GOAL前での粘りからボールを繋ぎ、最後は野沢拓也が中央から左エリア内へ上げたクロスを、ダイレクトボレーで叩き込んだ小笠原満男の一撃はBEAUTIFULの一言!その後は一進一退、両TEAMほぼ互角の攻防を繰り広げていた。
イヤ!互角の攻防に見えても消耗度は違ったのかもしれない。。。
首位と最下位の余裕の差とでもいえば良いだろうか。72分にCK崩れから岩政大樹が決めて鹿島が勝ち越した後、大分の選手は目に見えて疲労の色が濃くなってきた。後がない戦いにより精神的な消耗度を強いられていたのだろうが、均衡が崩れたことによって一気にバランスを失したようにも見えた。
反撃に転じなければならないのだが、どうしても攻撃に弱さを感じてしまう。手数もそうだが、攻め手・バリエーションに乏しく、全体で押し上げる分厚いアタックがどうしても仕掛けられない。攻撃に入った時の両TEAMの全体的な位置取りの高さの違いが、その差をよく表している。
決して面白いサッカーをしていたとは思わないが、そのまま試合をFINISHさせた鹿島はやはり勝ち方を心得ている。
或いはもっと近い順位で対戦していれば、結果はまた違ったものになったのかもしれない。両TEAMが置かれている現況、それに伴う余裕の差が勝負の明暗を分けた気がしてならない。
この試合を終えて大分はリーグ12連敗…。シャムスカ監督の解任も噂されている。全く見どころがないという戦いぶりではなかったが、何か手を施さなければならない時期に差し掛かっているのは確かだ。
恐らく大幅な選手補強が難しいであろうことを考えると、ショック療法として監督を代えるというのは一つのやり方ではある。昨季まで大分の躍進に貢献したシャムスカ監督の手腕に疑いの余地はないが、今のこの悪い流れを断ち切るには、劇的な変化をもたらす英断を下すことも必要だ。
posted by JIN18 |22:18 |
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