2009年06月25日
めでたく!日本代表がW杯出場を決めた中断期間を経て、J1が再開された。
何だか一強とその他の構図になりそうな気配も漂う今日この頃だが、どうしてどうして!一戦一戦を観ていると、なかなかに白熱した試合があったりする。
両TEAMあわせて7GOALも入った広島と神戸の対戦は、広島が良い意味でも悪い意味でも“らしさ”を見せた試合だった。開始1分に左から服部公太が上げたクロスが神戸DF北本久仁衛の頭を滑って?ネットを揺らすと、その勢いのまま前半は主導権を握り続けた。
前半終了間際には槙野智章が広島らしい崩しから追加点をGET!これで試合の行方がかなり見えてきたようにも思われたが、後半は不運な失点もあったが何と!3失点を喰らいひっくり返されるという、これもある意味広島らしい試合の流れ。
後半は広島のやり方に慣れた神戸が上手くいなしていたので、そのまま逃げ切るようにも思われたが、残り時間が5分に迫るところで立て続けにGOALをあげて再逆転!まさに広島FANにとっては一喜一憂…そして、終わり良ければ全てヨシ!という結末になった。
それにしても、相変わらず広島のサッカーはなかなかに面白い。ボールの出し手、受け手の他に、常に第三の動きがふんだんにあるから、ハマったときは見事に相手DFの組織を崩せる。
特に前半終了前の槇野の追加点は、日本代表がお手本にしたいようなGOALだった。
柏木陽介のSHOOTの零れ玉を拾った青山敏弘が中の高萩洋次郎に楔のパス。自らはワンツーを受ける形を意識して、そのままエリア内に侵入しDFをつる。青山がDFを引き連れて空いたスペースへ高萩がワンタッチでボールを落とすと、後ろから走り込んできた槇野がペナルティエリアライン上からGOAL左へズドン!
抑えの効いたコントロールされたSHOOTは、そこいらのFW顔負けの一撃だった。何よりも、ボランチの選手ではなく、CBの槇野がGOALを意識してここまで上がってきてSHOOTを決めてしまうあたりに恐れ入った。超攻撃的CBの面目躍如だ。
広島はイリアン・ストヤノフが最後尾からゲームを組み立てるなど、DFの選手が積極的に攻撃に寄与する。槇野もミハエル・ミキッチが退いた後は右サイドに張り、再三好機を演出し、再逆転弾の起点にもなった。やはり、攻める選手がたくさんいれば当然チャンスは増えるわけだし、常に攻撃を意識した積極的な姿勢があったからこそ、最後に再度逆転することができたともいえる。
J1はまだまだ特色あるTEAMに欠ける印象があるが、是非とも広島には今後もこのスタイルを維持してほしい。
先のW杯最終予選では、フィールド選手で唯一出番がなかった槇野だが、戦力として考えたとき、先々には攻撃的CBとして期待したくなる。そう。ズバリ!闘莉王の後釜としてだ!
3節先の17節にはその闘莉王所属の浦和との対戦が控えている。攻撃的CB対決もそうだが、アウェーの埼スタで広島が自分たちのスタイルをどこまで出せるか!?或いは今季「人もボールも動くサッカー」を標榜する浦和が、今のJ1でその第一人者たる広島相手にどう挑むのか!?非常に興味深く楽しみなCARDだ。
最後に神戸についても少々。逆転して終了10分前まではしてやったりの自分たちのPACEだった。12節でも触れたが、決して悪いサッカーをしているわけではない。ちょっとした好転のきっかけがあれば、スルスルと順位を上げていく可能性はまだあると見る。鍵を握るのはドイツ帰りの大久保嘉人となるだろうか。。。
ただ、個人的には大久保にはもう少しヴォルフスブルクでやってほしかった。まぁ、ブンデス得点RANK1&2位のグラフィチとエディン・ジェコの牙城は、ちょっと崩すのは容易ではないが、半年で戻ってくるというのはちょっと早すぎる気がする。もちろん、本人のW杯出場に掛ける強い気持ちがこの決断に至ったのだろうが、マジョルカのときといい今回といい正直!負け犬感の印象は拭えない。
戻ってきたからにはJ1でまた良いPLAYを見せてほしいが、先のオーストラリア戦なんかを観ても、海外仕様で揉まれた選手がもう少しいないと、W杯Best4はおろか、Groupリーグ突破もおぼつかないと改めて感じた身としては、ちょっと残念に感じる次第なのである。
posted by JIN18 |00:07 |
■J-League 2009 |
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2009年06月23日
22日、中村俊輔のスペイン1部、エスパニョールへの移籍が発表された。
個人的にはこの決断を大変嬉しく思う。
以前、このブログ内でも触れたように、横浜復帰が有力視されていた当初から、今こそ満を持してスペインに行くべきではないか!?と感じていたからだ。
今回の移籍に際しては、エスパニョール側も相当な熱意を持って臨んでいたといわれている。
俊輔は7年に渡って欧州でPLAY、特にセルティックではTEAMの中心選手として数々のタイトル獲得に寄与してきた。同じ欧州のリーグでその能力を示しただけに、物差しとして計りやすく、スペインでも十分やれるという計算がしっかりできているということだろう。
5月にスペインに行った折り、エスパニョールの試合を観戦する機会があった。
相手が強豪ヴァレンシアだったこともあるが、とにかく守備のTEAMという印象が強く残った。TEAMとしてDFの意識が高く、引いて組織を固めてしっかり守り、身体を張ったDFで相手の攻撃を凌いで、スピードあるカウンターで反撃に転じるというスタイル。恐らくどこが相手でもやり方にそう大差はないだろう。
それは、一般的に「スペインのサッカーとは…??」と尋ねられて想起するスタイルとはちょっと違うかもしれない。スペイン代表に象徴されるような「これでもか!」というくらいボールを繋いで相手を崩すやり方とは一線を画しているように映るからだ。
攻撃の中心に君臨するのはイヴァン・デ・ラ・ペーニャだ。卓越したテクニックと視野を誇る彼の類い稀なるKEEP力とパスセンスが、鋭いカウンターを生み出す礎になっているのは間違いない。
反面、この“王様”が封じられたり、調子がもう一つだったりすると攻撃力が半減する感は否めない。
そう。攻め手が決して豊富とはいえないTEAMだけに、俊輔加入の意義があると見ているのだ。
デ・ラ・ペーニャがセンターに位置するとして、俊輔は恐らくその前か左右のMFを務めることになるだろう。かつて日本代表でnakataや小野らと共存したように、俊輔は人を使うだけではなく、使われる…TEAMの中で生きる動き、働きもできるはず。
二人のファンタジスタの併用は、ポジションが全く重なるわけではないだけに十分可能である。現在のエスパニョールは、極端に言えばデ・ラ・ペーニャとラウール・タムードのホットラインが攻撃の生命線。そして、デ・ラ・ペーニャへの依存度がかなり高いTEAMにあって、俊輔というもう一つのチャンスメーカーが在ることは、必然的に攻撃に多様性を生み出すものと考えられる。
タムードの他に、前にもう一人スピードがあって生かされるPLAYができる選手がいると、結構やれるTEAMになるではないだろうか。
それが、娯楽性に富んだ面白いサッカーかどうかは別にしても、元々が堅固な守備を誇るだけに、攻撃力がUPしたことに伴いより安定した戦いを披露しそうな気がする。
或いは上手くハマれば、新設されるUEFAヨーロッパリーグ圏内に近いあたりまで、いけそうな気も…。。。
テクニックの面が強調されがちなリーガ・エスパニョーラだが、何気にDFの当たりは結構激しい。しかし、より強さや激しさが全面に出るスコットランドであれだけやってこれたのだから、その点に関してもさほど心配はいらないだろう。俊輔はDFもそれなりに頑張れる選手で運動量もあるだけに、TEAMのDFバランスも崩れるようなことはないはずだ。
本当に、早々にフィットしてほしいものだ。
リーガで成功した日本人はいないだけに期待感は大きい。
エスパニョールは今季まで本拠地として使用していたお山の上のモンジュイックから、新シーズンはバルセロナ市西部に新築されたエスタディ・RCDEに居を移すという。新スタジアムのシンボルとして輝ける活躍を披露できるか、それこそ桐光学園を出た10代の頃から彼が夢見て止まなかったリーガ・エスパニョーラの舞台での躍動を、心から楽しみにしている。
posted by JIN18 |22:24 |
◎世界蹴球雑記系 |
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2009年06月12日
6日の前節、そして今節とボスニア・ヘルツェゴヴィナ代表はゲームがない。
代わりに親善試合を2試合行なっている。1日には国内組を中心とした構成でウズベキスタンと対戦(0-0)。8日はサラエヴォにオマーンを迎えて、今度はフルメンバーで臨み2-1で勝利を収めている。
この試合でもGOALをあげたエディン・ジェコは依然好調を維持しているようだ。今季、マイスターシャーレを獲得したヴォルフスブルクでは26GOALをあげBundes得点RANK2位。その後ろTOP下で攻撃のタクトを揮い、破壊力抜群の攻撃陣の一翼を担ったズヴィエズダン・ミシモヴィッチもボスニア代表での僚友だ。
予選最新試合の3月末からのベルギー2連戦ではともに良い勝ち方をした。そのうえ現在乗りの乗ってる選手を擁するだけに、このタイミングで代表戦をこなせば、更に弾みが付くようにも思ったのだが。。。
ただ、WSD誌面で特集が掲載されるなど、確実に世間、イヤ!世界の注目は集まってきている。次節は9月のアルメニアとトルコ戦。国内組から新たな新戦力の発掘はあったのだろうか!?攻撃陣は豊富な陣容を誇るだけに、DFで更なる上積みがあれば、より予選突破の可能性は拓けてくるだろう。
【 マケドニア 2-0 アイスランド 】
1-0 9' ストイコフ
2-0 85' イヴァノフスキ
緒戦でスコットランドを破って以降、4試合勝利のなかったマケドニアが久しぶりに勝利をあげた。
4月にスレチコ・カタネッツが辞任した指揮官の座に新しく就いたのは、同国元U-21監督のミルサド・ヨヌズ。新監督にとってはもちろん!今予選初采配になる。
HOMEでの開催ということもあって、是非とも勝利を収めたいマケドニアは、立ち上がりから積極的な試合運びで攻勢に出た。
9分には幸先よく先制点を奪う。左サイドへ展開したボールを受けたフィリプ・デスポトフスキが内へ持ち込み、個人技で二人を抜いて上げたクロスを、アツォ・ストイコフが上体を捻りボールの方向を変えるHEAD!コースが変わったボールは一直線に伸びGOAL左に突き刺さった。
TEAMの予選4試合ぶりの得点は、ストイコフにとっても今予選初GOAL。
同い年のゴラン・パンデフとともに、かつてインテル・ミラノのプリマヴェーラに所属していたFWも今年で26歳。将来を嘱望されながらなかなか目が出ず、毎年CLUBを転々とし現在はハンガリーでPLAYしているが、そろそろ代表でもエースとして収まってほしいところだ。
ストイコフは17分にもワンツーで左サイドを抜け、そのまま内へ切れ込みGKと1対1という好機を掴む。角度のないところから右足で放ったSHOOTはGKに弾かれるが、更に詰めてきたパンデフがこぼれたボールに左足でコンタクト。SHOOT!はポスト右へ逸れたが、マケドニアが良い流れで試合を進めていった。
53分のチャンスも惜しかった。
自陣でのパスカットから素早くDFラインの裏へフィードが送られると、反応していたパンデフがこのボールを拾い正面右からエリア内へ侵入。切り替えしでDFを交わしてコースを作ると、得意の左足を振り切った。勢いのある弾道だったがボールはポスト右へ外れた。
さらに84分には決定的なチャンスを迎える。
イルチョ・ナウモスキが右からのクロスをドンピシャHEAD!GKに弾かれたボールを再度至近距離から左足でSHOOTするが、GKグンレイフル・グンレイフソンがこちらも繰り返しのSUPERセーヴ!
なかなか追加点が奪えず、1点差のままタイムアップを迎えそうな雰囲気も漂いそうなところだったが、しかし!その1分後、65分にストイコフに代わってピッチに立ったフィリプ・イヴァノフスキが、待望のGOALをGET!した。
エリア内で粘るパンデフからこぼれたボールを拾ったヴラトコ・グロズダノフスキがそのままライン際まで突進、グラウンダーで折り返したボールをイヴァノフスキが右足で押し込んだのだ。ややオフサイド臭いGOALだったが、イヴァノフスキにとっては代表初出場での記念すべき初GOAL。
結局、2点のリードを得たマケドニアがそのまま今予選2勝目をあげた。
この勝利でGroup内での順位は一つ上がって3位に浮上↑
試合数が一つ少ないとはいえ、勝ち点では2位スコットランドにも並んだ。
マケドニアが属するGroup9は、前節で欧州勢最速の本大会切符を手にしたオランダが、一国だけ勝ち点を独占し飛びぬけている状態。それは、裏を返せば、その他のTEAMにはまだまだプレーオフ出場権を狙える可能性があるということでもある。この試合で勝利を収めたマケドニアにも十分にチャンスはある。
【 フェロー諸島 0-2 セルビア 】
0-1 43' ヨヴァノヴィッチ
0-2 61' スボティッチ
セルビアがキッチリ!勝ち点3を奪取した。欲をいえばもう少し点数が欲しかったところだが、今予選、フランスに敗れた以外全て白星と、Group首位での予選通過にひた走っている。
この試合にセルビアは前節から幾人かメンバーを入れ替えて臨んだ。
ネマニャ・ヴィディッチ → アレクサンダル・ルコヴィッチ
イヴィツァ・ドラグティノヴィッチ → アレクサンダル・コラロフ
デヤン・スタンコヴィッチ → ズドラヴコ・クズマノヴィッチ
ダンコ・ラゾヴィッチ → ニコラ・ジギッチ
負傷したヴィディッチの代わりにはルコヴィッチが、左SBにはコラロフが入った。また、キャプテン、スタンコヴィッチのポジションには21歳のクズマノヴィッチが起用された。
202cmのジギッチのHEAD、マルコ・パンテリッチがカーブを掛け右サイドネットを狙い澄ましたSHOOTなど、惜しい攻撃がありながらなかなか得点に結びつかなかった前半だが、終了間際にようやく先制点を得る。
グラウンダーで左から上がったクロスに対し、パンテリッチの左足ダイレクトは身体を倒しながらブロックに入ったDFに阻まれるが、そこでこぼれたボールをミラン・ヨヴァノヴィッチが左足でPUSH!一旦はGKに弾かれるが、再度右足でGOALに押し込み均衡を破った。
後半に追加点を奪ったのは前項で奮起を促したネヴェン・スボティッチ。右CKのクリアボールを同サイドでもう一度拾ったネナド・ミリヤシュが再度上げたクロスに、中央の混戦の中いち早くHEADでコンタクトした。
2位フランスとの勝ち点差はこれで8に!消化試合が2試合多いとはいえ、Groupイチのライヴァルにプレッシャーを与えるには申し分ない進撃だ。
次節は9月にHOMEでフランスと対戦するが、ここを最低でもドローで抜けられるようだと、南アフリカへの視界はかなり良好になるだろう。
勝点 G W D L 得 失 G順位
セルビア 18 7 6 0 1 15 5 +10 1
ボスニア 12 6 4 0 2 18 7 +11 2
クロアチア 11 6 3 2 1 12 6 +6 2
マケドニア 4 6 2 1 3 4 7 -3 3
スロヴェニア 8 6 2 2 2 5 4 +1 5
モンテネグロ 4 6 0 4 2 5 8 -3 5
posted by JIN18 |22:08 |
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2009年06月07日
【 セルビア 1-0 オーストリア 】
1-0 7' ミリヤシュ
ズヴェズダ★のホーム・マラカナにオーストリアを迎えての対戦。昨年10月のアウェー戦では3-1で完勝を収めている。既に予選突破の可能性がほぼ潰えている相手だけに、油断さえなければ取りこぼさずに勝ち点3を得られるというのが戦前の見方だった。
この日の先発布陣は現状のベストメンバーといっても良いだろう。
GK、ヴラディミール・ストイコヴィッチ。
DFはネマニャ・ヴィディッチと1月にセルビア代表を選択したネヴェン・スボティッチがセンターを固め、右・ブラニスラフ・イヴァノヴィッチと左・イヴィツァ・ドラグティノヴィッチがサイドに入る4Back。
中盤はデヤン・スタンコヴィッチとネナド・ミリヤシュがセンターMFを組み、ミロシュ・クラシッチとミラン・ヨヴァノヴィッチという運動量豊富な選手が右左に入る布陣。
2TOPはマルコ・パンテリッチとダンコ・ラゾヴィッチ。ともに幅広く動いてボールをもらえるタイプで、ニコラ・ジギッチあたりと比べるとDFでの貢献度も遙かに高い。
セルビア・ボールでのキックオフ。キックオフを担当する2人はスタンコヴィッチとミリヤシュ。普段、他でそれほど注視しているわけでもないが、センターMF2人でキックオフというのは何気にRAREでは!?
試合開始わずか50秒、スローインからのボールを受けたオーストリアのシュテファン・マイアーホファーが、ドリブルでDFラインの裏へアッサリと抜け出した。3人のDFの追走を受けながら、右からエリア内へ侵入しGKと1対1。SHOOTはポスト左へ逸れたが、セルビアにとってはいきなり肝を冷やされる場面だった。
これで目が覚めたのか。ホームの大声援を受けるセルビアが徐々に地力を発揮していく。
5分、相手GOAL前に詰めてDFのクリアミスをかっさらったラゾヴィッチが、そのままエリア内へ突進するところを、GK、ミヒャエル・グスプルニングが倒しPKを得る。これをミリヤシュが左足でGOAL左に流し込んで先制!
これで一気にPACEをつかみ攻勢に出るモノと思われた。
徐々に中盤のプレスが機能し、そこでのCUTから好機を演出していく。
10分には右CKからヴィディッチがHEADを放つがボールはバーを超える。その直後にも、サラサラ金髪HAIRを靡かせて、右サイドを突破したクラシッチがクロスを供給する。“セルビアのネドヴェド”ことクラシッチは、本日も攻守に運動量豊富だ。
右はクラシッチの希有なる縦への突破力と積極さを生かし、イヴァノヴィッチは上がることよりもその後ろをカヴァーする役割を担っているようだったが、左は精度の高いクロスを上げるヨヴァノヴィッチに、時にミリヤシュや左SBのドラグティノヴィッチが絡み、より連動した形での攻撃を意識しているように感じられた。複数で攻める左肩上がりの際は、或いは最終ラインもカヴァーのため少しずつ左へシフトしているのだろう。
12分過ぎ、ヴィディッチがピッチに倒れたまま右足首を押さえ悶絶している。DFで相手選手と接触した際に痛めたようだ。その後、普通にPLAYを続けているようにも見えたが、前半終了間際にも再び足を気にする素振りを見せ、結局前半のみでピッチを退いている。
スタンコヴィッチはインテルの時と比べると、センターMFということもあってか随分と低い位置に収まっている。バランスを取ることに主眼を置いている感じで、前の位置で攻撃に顔を覗かせる場面はあまりない。むしろ、DFでしっかりとチェックにいくシーンが目立つ。まぁ、子供の頃のアイドルがヴラディミール・ユーゴヴィッチだったというから、むしろ、このポジションでの役割とPLAYは願ったり…なのかもしれない。
前半も半ばを過ぎると試合が落ち着いてきた。というよりも何か親善試合のような雰囲気で推移している。攻める意思はあるのだろうが、オーストリアの攻撃には鋭さがない。セルビアのほうも合わせているわけではないだろうが、ちょっとペースが落ちてきている。
そのまま前半を終えるかと思われたが、終了間際になって両TEAMがその時間帯が来るのを待っていたかのように攻防を繰り広げた。ロスタイム、左からのクロスを中央から上がってきたアンドレアス・ヘルツルがダイレクトボレーで叩くが、ボールはバーの上を通過。オーストリアにとっては、久しぶりのチャンスだった。
HALF TIMEを終えて、セルビアはヴィディッチをアントニオ・ルカヴィナに交代。ルカヴィナが右に入り、イヴァノヴィッチが中央にポジションを移す形となった。
ドイツW杯でも負傷でヴィディッチが間に合わず、セルビア(当時はセルビア・モンテネグロ)はDF陣の構築にかなり苦慮した。DFのオプションという部分において、リードしている段で新たな組み合わせを試せるのは、むしろ、先々を考慮すると悪くないように思えた。
次戦の相手フェロー諸島は、よしんばヴィディッチが間に合わなくても、それほど手を焼く相手ではない。その点ではLUCKYな日程の巡り合わせだ。
47分 右サイドでDFを交わしたヘルツルがゴールライン付近まで持ち込み鋭いクロス。GK、ストイコヴィッチがパンチで弾きCKへ逃れる。そのCKからのボールをDFのマークを外したフランツ・シーマーがタイミングの合ったHEAD!を放つも枠の上。
リードされていて反撃に転じているということもあるが、後半に入ってオーストリアの積極的な攻撃が目立つ。
セルビアは52分にラゾヴィッチに代えて、ボシュコ・ヤンコヴィッチをピッチにIN。PKを獲得したチェイシングこそ光ったラゾヴィッチだが、その後は試合の流れのなかで、もう一つ良い働きを示せないでいた。運動量も落ちてくる頃合いだ。押され気味の時間帯にフレッシュな選手を入れて、局面を打開しようという意図が感じられる交代だった。
その交代出場のヤンコヴィッチが早々にチャンスを作る。ドリブルで右サイドから内へ流れ、相手のファウルを受け、中央でFKを得たのだ。このFKは決まらなかったが、直後の57分にも左サイドで突破を図ったクラシッチが倒されて、再びFKのチャンス。やや距離と角度があったが、ヤンコヴィッチの右足から放たれたSHOOT!はGKの手を掠め右ポストを直撃!!
再び互いの攻防が繰り広げられる時間帯となった。
セルビアはクラシッチにエンジンが掛かってきたようだ。実際、セルビアの攻撃の鍵を握るのはクラシッチだと見る。それは、突破力という局面を打開できる能力を、TEAMのなかで最も有しているからだ。DFに阻まれたが、ラボーナでクロスを上げようとするなど、テクニックと得点力も有し、ピッチを縦横無尽に駆け回る。“セルビアのネドヴェド”と(勝手に)呼んでいるのは、金髪と運動量だけを指しているわけではなく、かつてチェコがネドヴェドがいないと凡庸なTEAMになっていたように、セルビアもクラシッチがいないとかなり変化に乏しいTEAMになると感じるからだ。
68分、そのクラシッチが右から上げたクロスを、逆サイドのヨヴァノヴィッチがHEADで合わせるが、GKの正面を突きキャッチされる。その1分後には左からのクロスをエリア内で受けたクラシッチが左足を一閃するが、DFのブロックにあいGOALならず。
オーストリアも負けじと反撃に転じてくる。この日は、前回アウェーで完勝した時より遙かに強さを感じる出来といって良い。攻防の移り変わりがより激しくなる。
78分、足を伸ばしたスボティッチがCUTしそこなったパスが、マルコ・ヤンコに通る。エリア外でやや距離はあったが、目の前はGKだけ。カヴァーに走ってくるDFが寄ってくる前に、ヤンコが左足を振り抜くと一直線に伸びた弾道がポストを直撃した。
危機一髪。。。
この局面以外にもスボティッチは1対1の応対で随分と甘いPLAYが都度都度あった。相手が一線級のFWだったら、決められていてもおかしくない場面もあったかもしれない。所属するドルトムントではもう少ししっかりしたDFをしていたと思うのだが…。。。
この日は右・ヴィディッチ、左・スボティッチというCBだったが、所属CLUBではそれぞれ逆のポジションでPLAYしているはず…。。。代表でもそれに倣えばと思うのだが、何か理由があるのだろうか!?
終盤に入り、セルビアが守りに入ったこともあるが、オーストリアが押し込んでくる場面が目立つようになってきた。
86分には左からヤコブ・ヤンツァーが上げたクロスを逆サイドからダイレクトで折り返され、中央でフリーの選手に渡れば…というところだったが、ストイコヴィッチが寸前でボールを弾き飛ばしセルビアは事なきを得る。88分にはシュテファン・レクサが思い切ったミドル弾。枠内に飛んでいたがこれもストイコヴィッチがキャッチ。
結局、1点のリードを守りきったセルビアが逃げ切り、Group首位の座を堅持した。欲をいえば追加点が欲しかったが、この日のオーストリアは決して与しやすい相手ではなかった。きっちりと3pointをあげられたことを評価すべきだろう。苦戦はしたが、TEAMとしてのしっかりとした纏まりは十分に感じられる戦いぶりだった。
次節は10日のフェロー諸島戦。確実に勝ち点3をあげておきたい相手だ。そして、その通りの結果を得ることができれば、いよいよもってGroup首位通過の目が現実味を帯びてくる。
【 クロアチア 2-2 ウクライナ 】
1-0 2' ペトリッチ
1-1 13' シェフチェンコ
1-2 54' ガイ
2-2 68' モドリッチ
勝ち点1は最低限の結果。イヤ!ホームだけにやはり勝ちたかったというのが本音だろう。内容的にはクロアチアのほうが決定機も多く、押していた試合だった。
開始早々得たFK。ダリヨ・スルナが直接GOALを狙いGKが弾いたところ、詰めていたムラデン・ペトリッチが詰めてPUSH!先制したあたり幸先は良かった。
しかし、その約10分後、左サイドのルスラン・ロタンがGOAL前に上げたクロスをアンドリー・シェフチェンコにHEADで突き刺されアッサリ同点に。フリーでGOAL前に侵入を許しては防ぎようがなかった。チェルシー移籍が失敗に終わりミランに戻ってきたシェフチェンコは、一頃より衰えた感もあるが、ストライカーとして勝負所は逃さないところはやはり流石だ。
タイスコアで迎えた54分には左サイドからセルヒー・ナザレンコが上げたFKからのボールを、これまたDFのマークを外したオレクシー・ガイがHEADでGOAL左にズドン!
劣勢に立たされたクロアチアを救ったのは、頼れる男!ルカ・モドリッチだった。マリオ・マンジュキッチとのワンツーでエリア内に侵入すると迷わず左足を一閃!ボールはスライディングでブロックに来たDFの足に当たって跳ね上がるが、GOALの中へ吸い込まれた。
ホームで勝ち点3が欲しいクロアチアは、その後もモドリッチの狙い澄ましたSHOOT!、ペトリッチのエリア外からのSHOOTがともにポストに弾かれるなど、惜しい攻撃を幾度も見せたが再び勝ち越すことはできなかった。
怪我で招集されなかったエドゥアルド・ダ・シルヴァやニコ・クラニチャルをはじめ、出場機会に恵まれないことでコンディションの整わない選手が多かったことも事実。次戦は8月にアウェーで行われるベラルーシ戦。シーズン開幕前?の微妙な時期だが、先に現役引退したニコ・コヴァチの抜けた穴も含めて、今一度Bestな布陣を構築してほしい。
【 キプロス 2-2 モンテネグロ 】
1-0 13' M・コンスタンティヌ
2-0 45' ミハエル
2-1 65' ダミャノヴィッチ
2-2 77' ダミャノヴィッチ
記憶にも新しい昨季のアノルトシスのCLでの躍進など、近年のキプロスが躍進を遂げているのは間違いないが、それでもここで勝利を得られないとなると、モンテネグロはいったいどこで勝ち点3をあげるのだろう!?
シモン・ヴクチェヴィッチ、ステファン・ヨヴェティッチといった攻撃の主力選手を欠いたのは確かだが、アウェーとはいえ前半だけで2点のビハインドはかなり苦しい。むしろ、そこからよく追い付いたと見るべきなのか…。。。
2GOALをあげたのは、後半から交代出場したデヤン・ダミャノヴィッチ。今季ACLにも出場しているFCソウルに所属する27歳のFWの活躍で、最悪の結果だけは免れたが、国際大会初白星へ向けて茨の道は尚続く。。。
【 マケドニア 0-0 ノルウェー 】
Group最下位争いというありがたくない対戦となったCARDはスコアレス・ドロー。双方勝ち点1ずつで順位は変わらず。
とにかく5試合終えて2得点という、得点力不足が辛いところだ。ゴラン・パンデフというワールドクラスのタレントがいても、彼一人だけでは如何ともしがたい。
この試合でもDFはノルウェーをシャットアウト。前節オランダに4失点を喰らった以外、DFはそれなりに踏ん張っている。
オランダ戦前の合宿でパンデフと対立したことが元で、その試合後スレチコ・カタネッツ監督が辞任してしまったことも、或いは影響を及ぼしているのかもしれない。
勝点 G W D L 得 失 G順位
セルビア 15 6 5 0 1 13 5 +8 1
ボスニア 12 6 4 0 2 18 7 +11 2
クロアチア 11 6 3 2 1 12 6 +6 2
スロヴェニア 8 6 2 2 2 5 4 +1 5
モンテネグロ 4 6 0 4 2 5 8 -3 5
マケドニア 4 5 1 1 3 2 7 -5 4
posted by JIN18 |23:52 |
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