2009年02月28日
先週末の試合なので、既に随分時が経ってしまったが、BARCA TVでようやくバルセロナ・デルビを観た。結果は周知の通り、2-1でエスパニョールの勝利。AWAYの聖地カンプ・ノウでの勝利は、何と26年ぶりのことらしい。
バルサのセイドゥ・ケイタが前半途中に退場するというエクスキューズはあったものの、試合全般を通してなりふり構わぬ勝利への執念が強く感じられた。他のTEAMならば、AWAYのカンプ・ノウならばドローでも御の字という心構えにもなるところだろうが、人気・規模で劣るとはいえ、同じバルセロナの街に本拠を置くTEAMとしての意地もあったに違いない。
2GOALをあげたのはイヴァン・デ・ラ・ペーニャ。
左からのクロスがファーへ流れたところ、フリーでHEADで突き刺した1点目。
GKヴィクトール・ヴァルデスのキックミスを拾い、落ち着いてそのヴァルデスの頭上を抜くループで、ボールをさりげなくGOALに鎮めた2点目。
どちらも深く印象に残るGOALだった。
ループSHOOT!は彼の持つスキルの高さからすれば容易いことなのだろうが、HEADでのGOALはタイプ・スタイルを考えると、なかなか貴重な一撃だったのでは。
そして、もちろん!バルセロナ相手というシチュエーションが、GOALの印象を一層強くしているのはいうまでもない。AWAY観衆のブーイングのなか、両手を突き上げ咆吼していた姿も深く目に焼き付いた。
デ・ラ・ペーニャがカンテラ上がりの元バルサの選手というのは今さら説明するまでもない。ヨハン・クライフの秘蔵っ子の一人としてリーガ・デビューを飾り、ロナウドとのコンビなど天才的なパスセンスで瞬く間に名を馳せると、“リトル・ブッダ”の愛称で親しまれ、将来を大いに嘱望された存在だった。
しかし、1997年に就任したルイス・ファン・ハール監督とはソリが合わず、98年にラツィオに移籍すると、以降はなかなか安定した出場機会の得られない流浪を続け、2002年にやってきたのがエスパニョールだった。
いくら一撃必殺のパスを出せても、運動量やDFで力を発揮するタイプではない、或いはそこに期待できないだけに、変革を遂げるモダンなサッカーのスタイルのなかでは、一昔前のゲーム・メーカーとして使いづらいタイプ、終わった選手と位置付けそうにもなったが、しかし、デ・ラ・ペーニャはエスパニョールで華麗に復活を遂げた。2006年にはフル代表に初招集され、ドイツW杯メンバー入りも期待されたほどだった(結局、落選)。
現在のスペイン代表は中盤に名手が居並ぶだけに、正直、彼がそこに定着するのは確かに難しい所業ではある。10代でTOPデビューを果たしたデ・ラ・ペーニャも今年で33歳。すっかりベテランの域に達してきている。それでも所属CLUBにおいて、いぶし銀ともいえる働きを見せている姿を目にすると、何だか喜ばしい気持ちにもなるし、まだまだもう一花咲かせてほしいと願ってしまう。
そこにはかつてはサッカー界を席巻していた天才肌の選手が、非常に生き残りにくくなってきてる昨今の状況下、何とかその価値と存在を示す方法を提示し続けてほしい!という願いが、たぶん込められているのだと思う。
posted by JIN18 |10:36 |
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2009年02月11日
久々に感情移入して観れた代表の試合だった。
内容的には悪くなかった。
しかし、結果として得られたのは、最低限の勝ち点1。
相手にとって不足ナシ。
オーストラリアは文字通り今最終予選最大のライヴァルで、実力・能力的には亜細亜No.1か地域の枠をはみ出るだけのものがある。
マーク・シュウォーツァー(GK/フラム)
ルーカス・ニール(DF/ウェストハム・ユナイテッド)
マルク・ブレッシアーノ(MF/パレルモ)
ヴィンス・グレッラ(MF/ブラックバーン・ローヴァーズ)
ティム・ケーヒル(MF/エヴァートン)
ジョシュア・ケネディ(FW/カールスルーエ)
などなど、ほぼ全ての選手がプレミアを中心とした欧州CLUBで活躍するメンツは豪華そのもの。今季のプレミア中継で目にする機会があった選手も結構いる。
戦前から最も注意すべき選手として、盛んにケーヒルの名があげられていたが、それは至極納得のいくものだった。ドイツW杯で日本を奈落の底に叩き落とす“カイザースラウテルンの悪夢”を見舞ったり、アジアカップ2007でも散々日本を苦しめてくれたから…というだけではない。
プレミアのエヴァートンでPLAYする29歳のシャドー・ストライカーは、今季所属CLUBでFWの故障者が相次ぎ、遂には本職FWがいなくなってしまうという絶体絶命の苦境の中、取りあえずの?急場凌ぎでFWにコンバートされたのだが、見事に貴重なGOALを重ね現在6位に付ける原動力となっている。
その汎用性の高さと、GOALへの嗅覚を併せ持ち危険な香りを漂わせるPLAYには、一瞬たりとも油断はできないということだ。
このケーヒルが今日の試合で1TOPで起用されたのは結構な驚きだったが、日本にとってはそれが奏功した部分はある。1TOPに入るということは常に最前線でPointを作ることが要求される。となると、彼が本来持つセカンド・ストライカーとしての神出鬼没的な動きには、多少なりとも制限が欠けられるというもの。アウェーということもあってか、周囲の選手のサポートも決して厚いとはいえない状況だった。
日本としては中央でケーヒルをしっかり抑えつつ、前のMFやFWが積極的にプレスを掛け続け、球の出所から良いボールを入れさせないことで、“最要注意人物”ケーヒルを分断し孤立させ消耗させ、ほとんど仕事をさせなかった。
危険なエリアでの稚拙なミスパスは何本かあったものの、完封した日本のDFに関しては結構評価できると思う。
ここ数試合失点が続いていたことで、いろいろ危惧されてもいたが、個人的にはそこまで心配はしていなかった。毎度毎度絶望的な崩され方をしたわけでもない。セットプレーからの失点が多かったと記憶しているが、それは練習の中でズレ等キッチリ修正は計れるもの。後は気の緩みや集中力など精神面で締めることができれば、すぐに立て直せると見ていたからだ。
さて、DFが安定していたとなると、お次に目を向けるのは攻撃面だが、こちらも無得点には終わったが先々への可能性を感じさせてくれた。
前半は高いポゼッションのわりに相手GOAL付近で攻めあぐねたり、跳ね返されたりという場面が続いた。押してるわりには俊輔のFKの場面以外恐さがない。サイドからのクロスを意識した攻撃を見せるが、中央のDFに高さと強さがあることを考えると、普通に攻めて上げるばかりなので、なかなか決定機にまでは至らなかった。
42分に右サイドで俊輔のスルーに反応して抜け出した長谷部が、ラインのギリギリまで抉りマイナスクロスを送るも、中央の選手に惜しくも合わずチャンスを逸したPLAYが、前半最大の決定機だったか。。。
後々に続く好機の場面もそうだが、やはり決められるときに決めておかないと、このレヴェルが相手だとなかなか勝ち点3は得られない。
前半は守勢に回る場面が多かったオーストラリアが、後半に入ると一転!ギアを上げて前掛かりになる。しばらく押し込まれる時間が続いたが、ここを凌ぐとオーストラリアの選手の足が止まり、完全に日本の時間帯になった。
組織で連動した動きと細かいパスで相手を揺さぶり、前半はあまり見られなかった深い位置まで入って崩しに掛かる場面もかなり増えた。遠藤のミドル、CKからの長谷部のダイレクトボレーなど惜しい場面もかなりあった。
しかし、最後の最後で決まらない。
先の話になるが、南アW杯で日本の浮沈の鍵を握るのは、やはり、この最後の最後を決められる選手が現れるか否かだろう。チャンスを作るまではできる。でも最後が決まらない。永遠の課題?決定力不足…。。。残る1年半弱ではたして誰が覚醒するだろうか!?
内容的には悪くなかった。
しかし、結果として得られたのは、最低限の勝ち点1。
この結果をどう捉えるべきか。
オフ明け(海外組は除く)の試合にしてはよくやったと思う。地の利を生かし終始アグレッシヴだった点も評価できる(ただし!アウェイ(シドニー?)でも同じように戦えるかというと、微妙だろう…)。
後の評価は、この試合での内容的な部分が、今後の試合でも継続できるかどうかを観るまで保留!
ただ、この最終予選、1位になることが目標ではない。あくまでも出場権を得ることが第一の目標だ。下手に1位になって本大会で少しでもマークされるよりは、余力を秘めてサプライズにでもなってくれたほうが良い。というと志低すぎか!?でも、ぶっちゃけ!世界の中での日本の位置付けなど、常に正々堂々とやってのし上がっていけるほど高いものでもない。
最終予選はまだ折り返し地点だが、もう数試合を経て、現実的に出場が濃厚になってきたならば、少しはそういったことを考えても良いのではないかと思う。そのあたりは上手にやりくりしてほしいものだ。
オーストラリアは選手の質を考えると、期待していたほどのTEAMではなかった。構成力・支配力のある選手の欠如、かつてのマーク・ヴィドゥカほどの支柱はいなかったように見受けた。他、アウェイだから…とか、移動距離が…とか「たら」「れば」は幾つもあるに違いないが、ドイツW杯あたりと比べると、後はやはり監督の差と思わなくもない。
正直この試合、日本代表はオーストラリアをブッ叩いて欲しかった!本当は悪い意味で感情的な文面はあまり綴りたくないのだが、とにかく連日の監督:ピム・ファーベクのコメントが勘に触って仕方なかった。もうこいつにこの国での仕事を与えるな!というくらい醜かった。
名監督・大監督というものはそれなりに相手に対しても敬意を払うものだが…小物感丸出し。まぁ、試合を見終わった今となっては、自TEAMの不安面を押し隠すためだったのかとも取れなくもないが、確実にいえるのは、この監督じゃオーストラリアも前回大会のように、W杯で勝ち上がってはいけないということだ。
【あくまでも独断と偏見?による採点】
GK:
18 都築龍太 6
DF:
6 内田篤人 6
2 中澤佑二 6.5
4 田中マルクス闘莉王 6.5
15 長友佑都 6.5
MF:
7 遠藤保仁 6
17 長谷部誠 6.5
10 中村俊輔 6.5
8 松井大輔 5
→ 16 大久保嘉人(57分) 5.5
FW:
11 玉田圭司 5.5
9 田中達也 6
→ 13 岡崎慎司(83分) -
posted by JIN18 |22:54 |
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2009年02月04日
事務手続きに手間取ったため、発表が遅れたが、アンドレイ・アルシャフィンのアーセナルへの移籍が遂に決まった。
前々からかなり本気で獲得を狙っているとは見られていたものの、移籍期限ギリギリ!遂に来たか!というのが率直な感想。
タイプ的にアルセーヌ・ヴェンゲルが好みなのは間違いない。ドラガン・ストイコヴィッチはいうに及ばず、デニス・ベルカンプ、トマーシュ・ロシツキー、アレクサンデル・フレブ…etc(ルカ・モドリッチもかなり本気で狙っていたと思う)。例え多少華奢でも、高いスキルを有したホンモノのクラッキに対する嗜好は昔から変わらない。
アルシャフィンに関していえば、差し当たって負傷で欠場しているロシツキーの穴埋めになれるか!?といったところだが、アフシャフィンはセンターFWの周りのフリーマンといったIMAGE。ロシツキーはわりと深い位置でもPLAYできるタイプだけに、ややスタイルは異なるか…。。。
実力は先のEUROで実証されたように、疑いの余地はない。早くプレミアのスタイルにフィットして活躍してくれる日が待ち遠しい。
期限ギリギリ移籍といえば、ロビー・キーンがスパーズへ出戻り移籍したのも大きな話題になった。今季リヴァプールでなかなかフィットできず苦しんでいたのは周知のとおりだが、まさかこのタイミングで古巣に戻るとは…。。。
スパーズといえば、先ほどジャーメイン・デフォーもポーツマスから出戻りで帰ってきたが、今回のキーンの移籍ともども、こうなるとファン・デ・ラモスがいた時代っていったい何だったんだ!?と思わなくもない。二人ともファン・デ・ラモスに放出された選手だったと記憶しているが…。。。
ともあれフロントの得点力が足りないといわれていただけに、デフォーとキーンの移籍でカタチのうえでは一気にその穴を埋めたことになる。首位の半分にも満たない現在の勝ち点では、今季の最終順位も推して知るべし…だが、来季にはもう少し期待できるTEAMになるのではないかと思いたい。タレント的には四強に次ぐぐらいのモノはあると思うので。
posted by JIN18 |21:21 |
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