2010年03月03日

ちょっと興味が沸いてきた!?チャンピオンズリーグ

 90年代初めまでの各国リーグ覇者のみが集う真のチャンピオンズカップ(CC)、或いは各国カップ戦王者が集うカップ・ウィナーズ・カップが権威あるタイトルだった時代が良かったと思う身としては、毎年同じような顔ぶれが上位に残る今のCLはいささか食傷気味で、正直、セミ・ファイナルぐらいからしか興味が沸かない。

 だが、今年はいささか異なった様相を呈してきそうなので、Best16の現段でちょっと興味を惹かれている。

 なかでも期待しているのがオリンピック・リヨンボルドーのフランス勢。リヨンはホームでレアル・マドリーを1-0で下し、ボルドーはオリンピアコスをアウェーでこれまた1-0で屠っている。

 昨季こそボルドーの後塵を拝したものの、その前年までリーグ・アンで7連覇!を成し遂げたリヨンは、当然のことながらずっと欧州での活躍も期待されたが、なかなか良い成績を残すことができず、すっかり内弁慶の印象が強くなっていた。しかし、このレアル戦で金星を飾ることができれば、一つ壁を破って上へ↑突き進むかもしれない。

 エメ・ジャケ監督の元、アラン・ジレス、ジャン・ティガナ、パトリック・バチストンらを擁し隆盛を誇った80年代ですから、欧州王者の座に届かなかったボルドーは、昨季リーグ・アンを10年ぶりに制し、リヨンの8連覇を阻止した。地元開催の1998年フランスW杯で初の世界制覇を成し遂げたレ・ブルーで、中心選手として活躍したローラン・ブランが監督として指揮を執るが、攻撃的なスタイルはなかなかに評価が高い。

 フランス勢の欧州制覇となると、1992-93シーズンのオリンピック・マルセイユのみだったはず。それ以来の戴冠なるか否かが、今後のCLに対する大きな興味だ。


 個人ではやはり旧ユーゴ勢の活躍が気になる。
 Best16に残ったチームに所属する旧ユーゴ選手は以下の通り。

【セルビア】
 ヴラダ・アヴラモフ(GK/フィオレンティーナ)
 ネマニャ・ヴィディッチ(DF/マンチェスター・ユナイテッド) 
 イヴィツァ・ドラグティノヴィッチ(DF/セヴィージャ) 
 ブラニスラフ・イヴァノヴィッチ(DF/チェルシー)
 アデム・リャイッチ(MF/フィオレンティーナ)
 ズドラヴコ・クズマノヴィッチ(MF/VfBシュトゥットガルト) 
 ミロシュ・クラシッチ(MF/CSKAモスクワ) 
 デヤン・スタンコヴィッチ(MF/インテル・ミラノ) 
 ネマニャ・マティッチ(MF/チェルシー)
 アレン・ステヴァノヴィッチ(FW/インテル・ミラノ)

【クロアチア】
 デヤン・ロヴレン(DF/リヨン) 
 ダニイェル・プラニッチ(MF・DF/バイエルン・ミュンヘン)
 エドゥアルド・ダ・シルヴァ(FW/アーセナル) 
 イヴィツァ・オリッチ(FW/バイエルン・ミュンヘン)

【ボスニア・ヘルツェゴヴィナ】
 ミラレム・ピアニッチ(MF/リヨン) 
 エルヴィル・ラヒミッチ(MF/CSKAモスクワ) 

【スロヴェニア】
 ヴィド・ベレツ(GK/インテル・ミラノ)
 レネ・クルヒン(MF/インテル・ミラノ)

【モンテネグロ】
 ステファン・ヨヴェティッチ(FW/フィオレンティーナ)

【マケドニア】
 ゴラン・パンデフ(FW/インテル・ミラノ)


 フル代表も強国であるセルビアやクロアチアは、さすがに強いクラブに所属する選手も多いのか、結構良い選手の名が出てくる。モンテネグロとマケドニアは一人ずつのみだが、それぞれ同国を代表する“至宝”ともいえる存在。ってゆーか、インテルに結構旧ユーゴ選手が多いのにビックリ!スタンコヴィッチ、パンデフ、クルヒンあたりは知っていたが、他にも若手が2人ほどいる。

 個人的に特に期待して観たいのはクラシッチとピアニッチか。クラシッチはご存じ本田圭佑が先ほど移籍したCSKAモスクワの中心選手。右サイドを主戦場とし、突破力と運動量に秀でた攻撃に才あるSMFで、セルビア代表でも欠かせない戦力となっている。正直、この冬の移籍史上で西欧ビッグクラブに移籍すると見ていたのだが本人は残留を選択。本田とのコンビも含め、更にどういった活躍を披露するかが気に掛かる。

 ピアニッチは弱冠19歳の若さでリヨンの司令塔を務める逸材。長くリヨンで活躍し、“魔法”と称されるFKを武器にしたジュニーニョ・ペルナンブカーノの背番号⑧を受け継いでいることからも期待の程が窺えるが、それに恥じない活躍を見せ、早くも中心選手に成りつつあるという。ここでの成長が、悲願の国際舞台本大会初出場を狙うボスニア・ヘルツェゴヴィナ代表も還元されるであろうことからも、目が離せない存在だ。



 人ぞれぞれに楽しみ方は様々だろうが、来週のBest16第2戦を終えてどのチームが8強に名乗りを上げてくるかによって、俄然興味の度合いが変わってくる。プレミア勢が4強に3つとかいうのは、できれば今年は避けてほしいものだ。

posted by JIN18 |22:19 | ◎世界蹴球雑記系 | コメント(2) | トラックバック(0)
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