2010年03月01日

俊輔の日本復帰に想うこと。

 中村俊輔が電撃的に?日本帰還を果たした。レッジョ・ディ・カラブリアに渡ったのがメンバー落選した日韓W杯後だから、それからもう7年半が経つことになる。
 
 昨夏に踵を返して一転スペインを選択したとはいえ、いずれ横浜に戻ってくることが将来の既定路線であることは、公然の事実だったといっても差し支えない。とはいえ、このタイミングでの慌ただしき復帰は、来たるW杯に向けてクラブで出場機会がなかなか得られない現状に、本人が相当焦っていることの表れと見ていいだろう。
 
 
 
 彼がスペインを選択したときには非常に嬉しく感じたものだ。ティーンの頃から公言してはばからなかった憧れのリーガに、回り道をしながらも遂に辿り着いたからだ。
 
 一抹の不安を感じたとすれば、選んだチームがエスパニョールだったということ。当時、他にアトレティコ・マドリーあたりがかなり有力な候補としてあがっていたが、俊輔が思い描くスペイン・サッカーを体現するのであれば、絶対に!アトレティコのほうが良い!と思っていた。
 
 もはやよく知られるところかもしれないが、エスパニョールは“テクニックと創造性溢れる攻撃的サッカー”というリーガ・エスパニョーラのイメージとは明らかに一線を画すチームである。引き気味でしっかり守り、攻撃は少ない手数でカウンターを仕掛ける。そのスタイルは決して昨日今日作られたものではなく、それがチームの伝統ともいえるくらい染みついたものでもある。
 
 昨春に直に観た折りにはそれがハマって見事な快勝劇を収めたが、果たしてそこに俊輔がフィットするのか??というのは、移籍当初からの懸念ではあった。
 もしかすると、チームはイヴァン・デ・ラ・ペーニャと俊輔を中盤に据えることによって、新しいスタイルを模索したかったのかもしれないが、開幕からなかなか調子が上がらないこともあり、結果的には今までのスタイルを踏襲、俊輔は浮いた存在になってしまったというのが現状だろう。
 
 当然、W杯に向けての強い決意を秘めて横浜に戻ってきたのだから、しっかりとコンディションを整えて、恐らく最後になるであろうW杯の舞台で悔いを残さないプレーを披露してもらいたいものだ。

posted by JIN18 |21:15 | ○蹴球雑記系 | コメント(4) | トラックバック(0)
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