2009年07月01日

15節:首位と最下位の差

 勝ち点35と4。
 15節を終えた段で、気が付けば両TEAMの間にはこんなにも大きな差が拡がっていた。首位をひた走る鹿島と最下位大分の対戦は2-1で鹿島の勝利。

 10節でも一度触れたが、とにかく大分はJ1で勝てない。
 唯一勝利を収めた2節の京都戦は、もう3ヶ月以上前の出来事だ。3節に引き分けてからは何と!黒星●のみの11連敗。浮上のきっかけがつかめないまま折り返し地点に差し掛かろうとしている。

 とにかく勝利を!勝ち点を!切望して止まない大分にとって、ホームとはいえこの段で鹿島と相対するのは、あまりにも困難なハードルだと感じられた。

 しかし、両TEAMスコアレスで終えた前半に関していえば、予想以上によくやっていた。鹿島の調子がもう一つ…ということもあったが、気迫溢れるDFで、鹿島がピッチの様々なところから繰り出す攻撃を弾き返していた。

 鹿島が攻め疲れたわけではないだろうが、後半に入るとホームの声援にも後押しされ大分が攻勢に転じる。47分に超決定機を外した清武弘嗣が、その汚名返上とばかりに先制GOALをGET!した直後は、「今日こそは…」という雰囲気が漂っていたが…。

 王者はやはりただでは転ばない。GOAL前での粘りからボールを繋ぎ、最後は野沢拓也が中央から左エリア内へ上げたクロスを、ダイレクトボレーで叩き込んだ小笠原満男の一撃はBEAUTIFULの一言!その後は一進一退、両TEAMほぼ互角の攻防を繰り広げていた。

 イヤ!互角の攻防に見えても消耗度は違ったのかもしれない。。。
 首位と最下位の余裕の差とでもいえば良いだろうか。72分にCK崩れから岩政大樹が決めて鹿島が勝ち越した後、大分の選手は目に見えて疲労の色が濃くなってきた。後がない戦いにより精神的な消耗度を強いられていたのだろうが、均衡が崩れたことによって一気にバランスを失したようにも見えた。

 反撃に転じなければならないのだが、どうしても攻撃に弱さを感じてしまう。手数もそうだが、攻め手・バリエーションに乏しく、全体で押し上げる分厚いアタックがどうしても仕掛けられない。攻撃に入った時の両TEAMの全体的な位置取りの高さの違いが、その差をよく表している。

 決して面白いサッカーをしていたとは思わないが、そのまま試合をFINISHさせた鹿島はやはり勝ち方を心得ている。

 或いはもっと近い順位で対戦していれば、結果はまた違ったものになったのかもしれない。両TEAMが置かれている現況、それに伴う余裕の差が勝負の明暗を分けた気がしてならない。

 この試合を終えて大分はリーグ12連敗…。シャムスカ監督の解任も噂されている。全く見どころがないという戦いぶりではなかったが、何か手を施さなければならない時期に差し掛かっているのは確かだ。

 恐らく大幅な選手補強が難しいであろうことを考えると、ショック療法として監督を代えるというのは一つのやり方ではある。昨季まで大分の躍進に貢献したシャムスカ監督の手腕に疑いの余地はないが、今のこの悪い流れを断ち切るには、劇的な変化をもたらす英断を下すことも必要だ。

posted by JIN18 |22:18 | ■J-League 2009 | コメント(4) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加