2009年12月15日

私的2009年J1リーグBest11

 勝負所を心得た強さが際立ち、史上初の三連覇の偉業を成し遂げた鹿島。今年も詰めの甘さで初タイトル獲得こそ成らなかったが、リーグNo.1の64GOALの攻撃サッカーで楽しませてくれた川崎。一時は昇格即Vの可能性すら感じさせた“調子乗りサッカー”の広島。若い選手の躍進に可能性を感じさせたFC東京清水。そして、ダントツの降格候補と見られながら何とか踏みとどまった山形。

 予想以上の活躍を見せたチームも多く、それはリーグに爽やかな新風を吹き込んでくれた。

 が!その半面!G大阪名古屋浦和といったところは、戦力的に優勝候補にもあげられながら、奮わずに終わってしまった印象が強い。磐田横浜といったかつての強豪も中位あたりを彷徨ったままFINISH!

 多くのSTAR☆選手を揃えた本来リーグを引っ張るべき力のあるこれらのチームの低迷は、今年のJ1リーグがそれほど高いレベルの戦いでなかったことを如実に表していると思う。
 W杯イヤーで世間の注目もより集まるであろう来季は、また高いレベルでの混戦というものに期待したい。

 と、まぁ、簡単に今年のJ1を総括?したところで…。

 独断と偏見によるBest11を選出してみたい。

 チームによって観戦数に差はあるが、今年は毎節何試合かCHECK!していたので、それなりに多くのチームは網羅したつもりではある…。が!とうとう京都の試合だけは1試合も観ることがなかった…(スイマセン)(^^;

 異論反論もあるかとは思いますが、あくまでも独断と偏見によるモノなので、当然好みが反映されている部分もある点はご容赦ください。

【GK】
 川島永嗣(川崎)

【DF】
 市川大祐(清水)
 岩政大樹(鹿島)
 イリアン・ストヤノフ(広島)
 槙野智章(広島)

【MF】
 中村憲剛(川崎)
 遠藤保仁(G大阪)
 小笠原満男(鹿島)
 石川直宏(FC東京)

【FW】
 ジュニーニョ(川崎)
 前田遼一(磐田)

 川島は総合力が光る。国際舞台での経験さえあれば代表でも楢崎(個人的には現状No.1)と遜色ないと感じる。クロスの質が光る市川は代表でも右SBで使ってほしい。読みの鋭いDFと最後尾からゲームを構築するストヤノフは、ヒサビサにホンモノのリベロを観た感。槇野は本来CBだが該当者のいなかった左SB(チームでも左CBなので…)でフィニッシュに絡む攻撃力を期待!

 代表戦等含めると、今年一番多くの試合に出場しコンスタントに活躍した憲剛。優勝した鹿島のセンターで利きまくっていた小笠原。同じようにG大阪でも代表でも中盤に安心感を与えアシストも多かった遠藤も外すことはできない。そしてMFながらリーグ4位の15GOALを決めFC東京躍進に貢献した石川は、終盤の怪我がなければ得点王の可能性もあった。

 FWはTOPスコアラーの前田とそれに次ぐジュニーニョ。02年高原以来の日本人得点王となった前田は外せないし、優勝こそ成らなかったが、多くの舞台であと一歩の好成績を残した点でジュニーニョも外せない。

 MVPは余程のことがない限りやっぱり優勝チームから選びたいので小笠原満男!!MVPに選んだからといって今代表に必要かというと、また微妙なのだが、鹿島優勝に対する貢献度は大!!だと見る。

【最優秀監督】
 オズワルド・オリヴェイラ(鹿島)
 未曾有の3連覇なので文句ナシ!岡ちゃんの後の代表監督になってほしいくらい。

 最後に惜しくも?Best11入りからは漏れたが、今年のJ1を盛り立ててくれたと感じる次点の11人をば。

【GK】
 曽ヶ端準(鹿島)

【DF】
 森勇介(川崎)
 岩下敬輔(清水)
 千代反田充(新潟)
 徳永悠平(FC東京)

【MF】
 明神智和(G大阪)
 柏木陽介(広島) 
 松下年宏(新潟)

【FW】
 興梠慎三(鹿島)
 佐藤寿人(広島)
 岡崎慎司(清水)



※以上は自分が個人的に感じたモノのピックアップなので、変更の余地はございませんが!他に印象に残る選手がいましたら、理由を添えて書き込みでも頂ければと思います。

posted by JIN18 |23:27 | ■J-League 2009 | コメント(8) | トラックバック(0)
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2009年12月08日

最終節:鹿島が見事に3連覇達成!

 鹿島がJ史上初の3連覇という偉業を成し遂げた!最終節はアウェーの埼スタでの浦和戦、右の内田篤人が早めに送ったクロスが跳ねたところ、ダイビングした興梠慎三が頭で押し込んだ67分のGOALが決勝点となった。
 シーズンを通して、或いは1試合の中での勝負所を見極める目は、Jで随一だと改めて感じさせられる優勝だ。

 前節はG大阪相手にキックオフから相手のお株を奪うかのような猛攻を見せたが、最終節はアウェーということもあってか慎重な立ち上がり。というよりも浦和の出来が思いのほか良い。

 この試合に優勝が懸かった鹿島。
 既に降格の心配もなくとにかく目の前の胴上げを阻止したい浦和。

 それぞれこの試合に臨むにあたってのモチヴェーションがあったはずだが、より大きなプレッシャーが掛かるのはやはり前者のほうだったに違いない。前半は終了間際こそ鹿島に押し込まれる場面があったが、浦和のほうがより持ち味を発揮しているように映った。

 スコアレスで迎えたハーフタイム。

 2位川崎Fはこの時点で柏に対し3-0のリードで勝利濃厚。この経過を鹿島の選手が分かっていたかは知る由もないが、優勝するにはほぼ勝つしか道がないという状況で後半を迎えた。

 尚もそれぞれの意地がぶつかり合う一進一退の攻防が続いた。59分にマルキーニョスの大きな右への展開から、野沢拓也がフリーの小笠原満男へクロスを供給する。も!小笠原がこれを決められない。

 なかなかGOALが奪えず、嫌な時間帯にもなりかけていた。それだけに、それから程なくして興梠が決めたのは大きかった。後は「この1点を守り抜くんだ」というチーム全体で意思統一された戦いぶり。こういったやり方をさせて、日本で鹿島の右に出るチームはいない。

 後半ロスタイムにセルヒオ・エスクデロに決定機を与えるなど、際どい場面もあったが凌ぎきりタイムアップ。

 優勝!!

 終わってみればやっぱり鹿島は強かった…という感が強い。今季途中5連敗を喫し順位を落としたあたりでは、そのままの状態で優勝されてはJ1のレベルに疑問符が付くので他チームに覇権を掴んで欲しいと思ったものだが、30節からの内容を伴った5連勝でのフィニッシュには文句も付けがたい。

 川崎Fに初優勝をさせたいという思いもあったが、1年を振り返るとトータルの安定度ではやはり鹿島のほうが一枚上だったということだろう。

 既にオズワルド・オリヴェイラ監督の来季続投が決定しているが、当然そこで狙うは悲願のACL制覇になるはず。17年目を終えたJで7度目のリーグ制覇と、J黎明期から今日に至るまで常に強豪で在り続けたチームに唯一欠けたタイトルだ。

 時代が移り選手が少しずつ入れ替わっていっても受け継がれる勝者のメンタリティー。常に意識と質の高い選手を揃え、高いレベルでの競争の中からピッチに立っているであろう選手たちが、W杯イヤーを迎える来季、またどういった戦いを繰り広げるかには注目しなければならない。

posted by JIN18 |23:18 | ■J-League 2009 | コメント(4) | トラックバック(0)
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2009年11月29日

33節:鹿島がG大阪に完勝し3連覇に王手!

 もちろん異論もあるだろうが、試合内容、相手との力関係などを考慮すると、個人的には鹿島の今季一番のゲームだったのではないか!?と感じるくらいの快勝を収めた。

 ホームで立ち上がりから気合い十分の鹿島は、攻守の動き出しの速さで圧倒的ともいえるくらいボールを支配し、G大阪に対して猛攻を仕掛けていた。

 ただ、G大阪も百戦錬磨のチーム。GOAL前のエリアではしっかりとしたDFを見せ、本当に決定的な場面は容易に与えない。一見押しまくられているようでも、抑えるべきところはしっかり抑えて、虎視眈々と反撃の隙を窺っているようにも感じられた。

 超!ハイペースの鹿島の運動量が90分続くとは思えなかったが、前半の半ばあたりからペースダウンしてくると、G大阪が徐々に盛り返し、実際、決定機に至りそうなシーンが幾度か演出された。

 スコアレスで前半を終え、後半に入ってもややG大阪に勢いがあると感じられたその矢先!鹿島に先制点が転がり込んだ。

 小笠原満男からのパスを引き出した興梠慎三が、個人技でシュートコースを作り流し込んだ先制GOAL!その余韻冷めやらぬ間に野沢拓也が左足で巻き気味にサイドネットに突き刺した“らしい”技ありの2点目!

 敗れると優勝への望みが絶たれるG大阪も反撃に転じ、二川孝広のGOALで直ぐさま1点差に詰め寄る。

 そして、にわかに動き出したゲームは、60分台に決着を見ることになった。二川のGOALが入った僅か2分後、野沢の左からの低いクロスを、エリア内に突進してきた興梠が中央で合わせて再び2点差にしたのだ。

 それは、1点差にして更なる逆襲に転じたかったG大阪にショックを与えるには十分すぎるGOALだった。68分にはルーカスが2枚目で退場。

 ここで勝敗の行方は決した。

 G大阪はその後も攻撃的な選手を投入することで反撃の意思こそ伺わせたもの、終盤、それぞれ交代出場の田代有三とダニーロにダメ押し弾を喰らいTHE END!優勝への道はここで断たれることになった。

 やっぱりリーグが終盤に差し掛かったところでの優勝を争うチーム同士の激突とは、なかなかに熱く面白い。敗戦が許されないG大阪が、スコア挽回のために攻撃に出て逆襲を喰らったことは責められない。それよりも最終節前の佳境に、このような素晴らしい試合を披露した鹿島を賞賛すべきだろう。

 立ち上がりから見せた気迫溢れる猛攻は、勝負どころを心得た本当の強豪チームのみが体現できる術のように感じられた。一時調子を落としリーグで5連敗を喫した時には、その流れと質の悪から、今年これで優勝するとJ1全体のレベルに疑問符が付く…と感じたものだが、29節のドロー以降6連勝。きっちりと帳尻を合わせてくるあたり、改めてサスガだと思う。

 最終節はアウェーの浦和戦。2位川崎Fとの得失点差を考えると、どうしても白星で締めくくりたいところだ。アウェーの埼スタは難所だが、この日の鹿島の試合っぷりを観る限り、しっかりと勝利で優勝を手繰り寄せそうな気もするが…さて、どうなるやら!?

posted by JIN18 |11:40 | ■J-League 2009 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2009年11月24日

32節:清水に快勝したG大阪が優勝戦線に残る!

 28節に広島と引き分けて、暫定ながら今季初の首位に立った清水だが、そこから今節を迎えるまでリーグ戦で3連敗を喫し、悲願の年間初Vが大きく遠のきそうになっている。

 首位に立った時点では、失点が下から2番目の少なさという堅守を礎に戦ってきたチームだったが、3連敗中喫した失点は9!しかも対戦相手には柏や大分といった降格圏を彷徨うチームが含まれている。

 粘り強く戦ってきたこの1年だが、どうやら息切れしてきた感もある。優勝への望みを残すためには、もう一つも負けられない状況で迎えたのがこの日のG大阪戦だった。

 一方のG大阪もここにきて急浮上してきたチームだ。今季は5/16の12節浦和戦で引き分けた後、ACLのFCソウル戦に敗れたのを皮切りに、15節の横浜戦の白星を間に挟み何と!8連敗を喫するという不調っぷり(NC含む)。四冠制覇をも視野に入れていたチームとしては、考えられない低迷だった。

 しかし、夏の終わりから秋口に掛けて、ようやく安定した戦いを披露するようになり、首位を走っていた鹿島の足が止まったこともあり、ここにきて優勝戦線に顔を覗かせるに至っている。もうこれ以上落ちられない清水と、昇り調子↑のG大阪の対戦は、白黒の結果がそのまま優勝の可能性を示す戦いだった。



■ 清水エスパルス
 相手が攻撃力のあるチームということもあり、慎重になっているのか!?とも思ったが、時間が経過しても出来はあまり芳しくなかった。

 元々それほど攻撃にバリエーションがあるわけではない。先制点を奪われてからようやく前目に攻撃に掛かる人数こそ増えたが、動き出しに乏しいためなかなか良いパスの出しどころがない状態。パスは止まっている足元から足元へ。右の市川大祐の質の高いクロスを生かそうすにも、ターゲットとなるヨンセンが負傷欠場中。岩下敬輔あたりが苦し紛れ?に送ったフィードはいとも容易く弾き返されていた。

 あまり動きのない相手を見ていれば良いのだから、G大阪DFとしても捕まえやすく対応に苦労しているようには感じられなかった。18分、36分と岡崎慎司がフィニッシュに至る決定機を得たが、岡崎だけはエネルギッシュに動き回り、何とか良いボールを引き出そうという意識が感じられた。

 リードを許して折り返したこともあって、後半に若干ギアを上げたようには映ったが、活路は右サイドからのクロスのみ。正直、今の攻撃力で2点3点と積み重ねていく姿はちょっと想像し難い。

 70分に追加点を奪われたところでTHE END!組織を整えた守備がしっかりできるのは今季実証された。来季は藤本淳吾や兵働昭弘といった攻撃センスの長けたタレントを、より生かせる戦い方が観たいものだ(まだ残り2試合あるが…)。



■ G大阪
 快勝を収めたといって良いだろう。プレーの質、サッカーの質でも相手を上回っていた。遠藤保仁、ルーカス、二川孝広に両SBあたりが絡む攻撃は、変化に富んでいてなかなかに面白かった。

 清水との違いはマイボールになったときの周りの選手の動き出しの質とその速さ。好機を迎えた時にそこに絡んでくる人の数が違う。傍観者がいない。14分のルーカスの先制GOALも高木和道がチャンスボールを送ったというよりも、ルーカスがそれを引き出す動きをしているように映った。

 まぁ、今季不調を囲った時期があったとはいえ、昨年は亜細亜を制したほどの実力を誇るチームである。チーム全体での相手エリアへの押し上げ方、緩急の使い方や熟成されたコンビネーションに一日の長があるのは、当然といえば当然なのかもしれない。

 68分にピッチに入ったチョジェジンが、71分にファーストプレーで2点目GET!これでこの試合は勝負あった!

 今節終えて首位鹿島とは勝ち点3差の3位。次節はその鹿島と直接対決が控えている。リーグ2位の59点をあげ得失点差では鹿島をリードしているだけに、ここで勝利すれば逆転優勝への道が大きく拓けてくる。

 2位川崎Fの動向も気になるところだが、川崎は今節何と!J2降格が既に決まっている大分に0-1で敗退。曲者新潟や残留に執念を燃やす柏との残り試合は予断を許さないだけに、3チームのどこが覇権を掴むかは、正直予想が付かない。

posted by JIN18 |00:04 | ■J-League 2009 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2009年11月08日

31節:劣勢でもしっかりした戦いを見せた浦和と追い付き追い越せなかったFC東京

 午後の味スタに足を運んだ。
 快晴で好カードということもあり集った観衆は40000人超え。

 FC東京浦和。双方欠いている選手はいたものの、対峙している様からは力的に五分と五分に映った。それだけに、得点差こそ最小だったが、総じてなかなか質の高い攻防が繰り広げられた試合だった。

 唯一のGOALは後半早々の49分エジミウソンが決めたもの。右からのチャンスボールを見事なボレーで叩き込んだ。

 ほぼ互角に推移していた展開に変化が訪れたのは、浦和が先制した直後の53分、原口元気が2枚目ので退場になってからだった。人数が減った浦和は当然のごとくDFを固め引き気味になる。一方のFC東京は数的優位を生かして押し込み、追い付き追い越せ!といきたいところ。

 だが、以降の時間どちらがしっかりとしたサッカーができていたかといえば、それは浦和のほうだった。リードしていることもあって、且つ人数が減った分、やるべきことは明確だ。DFの意識を高めしっかりと守って、ボール奪ったら素速くカウンターを仕掛ける。相手はリードされているだけに当然攻めてくるし…というところで、生来浦和が得意とするスタイルが、見事にハマるシチュエーションになったというわけだ。

 実際、浦和の選手たちは特にやりにくそうな風でもなかったし、途中から観ていたら、多少押し込まれているにしろ、人数が少ないとはあまり感じないほど普通にプレーしていた。闘莉王がやみくもに上がる場面も、当然のことながら状況的にはないわけで、結果として付け入る隙を与えない。

 逆にFC東京のほうは数的優位をなかなか生かせなかった。先制されて早く追い付きたいという焦りもあったのだろうが、どうにも気持ちばかりが逸って上手くボールが回らない(前半あたりと比べると)。

 焦るFC東京とは対称的に浦和のプレーには老獪さすら感じた。
 そこには、代表クラスの好選手を多数抱える両チームだが、よくいわれるところの“経験”の差が、もしかしたら表れていたのかもしれない。

 より若い選手を抱えるFC東京は代表勢といっても新顔が多く、一方の浦和にはW杯などを経験した強者が揃う。チームとしての経験値でもJ1やACLを制したことがある浦和のほうが勝る。そういった一日の長の差があるのかもしれないと感じられたのが、後半しばらくの時間帯だった。まぁ、引かれた相手を崩すのは、どのチームにとっても容易なものではないのだが…。

 終盤はさすがにFC東京が押し込む時間が続いたが、結局浦和がその攻撃を凌ぎきって逃げ切った形に。浦和にとっては決して満足のいく勝利ではなかったかもしれないが、刻々と変化する状況下でそこに応じたやるべきことをしっかり遂行して得た勝利と感じられた。個人的には評価のできる勝ち方だったと思う。

 一方!ナビスコ杯制覇の余勢を駆って強豪打破!といきたかったFC東京は、残念ながらそれは成らなかったが、着実に地力が付いていることは感じられるだけに、今後の試合で立て直し良い形で今季をFINISHできれば、来年は本当に優勝争いに加わるだけの可能性を秘めると見る。

posted by JIN18 |21:32 | ■J-League 2009 | コメント(2) | トラックバック(0)
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2009年10月28日

30節:ガチンコ制した川崎に寄せる期待!

 獲りも獲ったり!前半途中で10人になった広島を容赦なく攻め続けた川崎Fが完勝を収めた。
 
 
【川崎 1-0 広島】 19分 ジュニーニョ
 エリア外で内へ移動しながら間合いを計る森のスルーパスを引き出した、ジュニーニョの動き出しの上手さで勝負アリ!右足でGOAL左に蹴り込んで先制!
 
 25分、森脇2枚目川崎 2-0 広島】 61分 鄭大世
 直前のレナチーニョのSHOOTがポスト右へ逸れゴールキックに。そのリスタートからのボール、広島が繋ごうとするところをかっさらい最後は鄭大世が蹴り込んでGOAL!
 
【川崎 3-0 広島】 70分 田坂祐介
 広島GOAL前の攻防から左サイドに流れたボールを拾った村上和弘が、フワリとしたクロスを上がってきた田坂祐介へ。ワンバウンドしたボールを田坂がダイレクトで叩くと、前の選手に当たってコースが変わったボールがGOALイン。
 
【川崎 4-0 広島】 74分 レナチーニョ
 自陣からの中村憲のDFラインの裏を狙ったロングフィードにエリア内で追い付いたレナチーニョが左足を一閃!
 
【川崎 5-0 広島】 85分 中村憲剛
 登里享平→井川→登里と右サイドでの細かいパス交換を経て、中央でフリーになっていた中村憲へ。ワンタッチで素速く右足を振り抜くとカーブの弧を描いたボールが左サイドネットへ。中村憲のすぐにシュート体勢に入れる位置にコントロールした、左足での上手いトラップが全てだった。
 
【川崎 6-0 広島】 86分 登里享平
 自陣から中村憲が縦への速いスルーパス。背走する広島の最終ライン付近でジュニーニョがこのボールにコンタクト、出てきたGKと交錯する形でボールは右サイドに流れるが、走ってきた登里が無人のGOALへ蹴り込んでGET!
 
【川崎 7-0 広島】 93分 ジュニーニョ
 直前までピッチ外で治療、足を引きずっていたはず?のジュニーニョが締めの1点。自陣でのボールカットを傍で受けた中村憲がダイレクトで左のオープンスペースへ。拾ったジュニーニョがゆっくりとDFに付かれながらもエリア内へ侵入。ワンフェイントでコースを作ると、コントロールSHOOTをGOALへ流し込んでFINISH!
 
 
 ザッ!っと各GOALまでの流れをまとめただけでも、何とまぁ盛りだくさんなことか!
 
 25分に左から入ってきた田坂祐介掴み倒した森脇良太が2枚目のイエローで退場。ちょっと厳しい判定にも思えたが、早々に広島が10人になってしまった事実は間違いなくこのスコア差に影響を及ぼした。
 
 セオリーであれば、前を一人削って替えのCBでも足しそうなところ、広島が採ったのはボランチの森崎和幸を森脇のいたポジションに下げるという策。何とも強気に感じられたし、攻撃サッカーのスタイルは崩したくないという意思が感じられた。
 それは、広島が常に優勝を宿命付けられたチームでないからこそできたといえなくもないが、劣勢で尚自らのスタイルを貫き通したのは天晴れ!だ。
 
 むしろ人数が減ってからのほうが、同点GOALを狙いに行ったということもあるが、川崎優勢で進んでいた試合を広島が盛り返しているようにも映った。一人一人が運動量を増やすことで、一人少ないことを感じさせないプレーを展開していた。
 
 が!ミスから鄭大世に2点目を決められてショックを受けたのだろうか。それまで無理を重ねていたことに精神的ショックが重なったことで、歪みが運動量の低下という形で一気に顕著になった。
 
 後は川崎のGOALラッシュ!
 
 「1点差でも7点差でも負けは負け」
 
 誰のコメントかは忘れたが、一人少ない状況で尚ガチンコで挑み(守りに入ればこれだけ点差も開かなかったはず)これだけやられれば、むしろ後はサバサバしたモノなのかもしれない。劣勢のなか、あくまでも最後まで自分たちのスタイルを貫こうとしたことを賞賛したい。後は言葉通り気持ちを切り替えて次節に望んでほしいモノだ。
 
 さて、川崎だが…。
 大勝で首位の座を堅持し、いよいよ悲願の初戴冠に向けて勢いを付けた気がしないでもない。
 
 強くて面白いサッカーをするチームが優勝することを常に望んでいる。強いチームが必ずしも面白いとは限らないし、面白いサッカーをしていても勝てる保障はない。しかし、真の王者たるはその両方を兼ね備えているべきだと思うし、そうあることが理想だ。面白いサッカーが結果を残すことは、リーグの雰囲気、或いはサッカー界が未来に指向すべきスタイルの一つの道標にもなる(そういった意味では川崎や広島が今季結果を出しているのは良いことだ)。
 
 あくまでも独断と偏見による判断だが、今季のJ1にはそういった優勝する“資格”を持ったチームが非常に少ない。ここにきての混戦模様も首位をひた走っていた鹿島の予期せぬ長き低迷に依るところが大きい。
 
 優勝するチームは勝ち点70は欲しいところだが、今年そのラインを突破するチームは既にない。負け数が10敗にも至りそうなチームの優勝は、そのチームの強さとともにリーグのレベルが疑われる。敗戦最小の清水も引き分けが多すぎる。上位陣の勝ち点が伸び悩む中気付けば浮上してきたG大阪、或いは混戦の原因を作った鹿島は低迷の時期が長すぎる。
 
 と、(勝手に)絞っていくと、優勝に最も相応しいのは川崎ではないかと思えてくる。リーグ最多得点を誇る攻撃力は魅力だしハマったときは痛快だ。
 何度も惜しいところでタイトルを逃してきたが、今年に関しては状況的にも格的にも、本当に優勝して然るべきだと感じるのだが果たしてどうなるか??
 
 残すはあと4節である。

posted by JIN18 |23:40 | ■J-League 2009 | コメント(4) | トラックバック(0)
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2009年10月18日

29節:まさに明暗別れたFC東京vs柏戦

 対戦相手のメンバー構成が微妙だっただけに、来年のW杯に向けた強化という意味では疑問符の付く先の代表3連戦だったが、新戦力の積極的な起用とその成果という点においては見るべきものがあったのは確か。
 
 岩政や森本などはそのままレギュラーに据えたくなるようなインパクトを発揮したが、招集28人中一番多くのメンバーを送り込んでいたCLUBが、実はFC東京だった。
 左SB長友佑都、右SB&CB徳永悠平、CB&ボランチ今野泰幸、OMF石川直宏の4人である。代表戦でのアピールは一長一短…といったところだったが、これだけ多くの選手を送り込めるというのは、相応にチームが好調である証ともいえる。
 
 前節終了時で7位と、位置的には可もなく不可もなくだが、現況が非常に気になったので、久しぶりに味スタにまで足を運んでみた。
 
 対戦相手はJ2降格圏に足を踏み入れて久しい柏レイソル。ネルシーニョ就任以降確かにチームは変わったが、なかなか勝ち点を大きく積めず苦しんでいる。この日はパクドンヒョク、大津祐樹といった最近特に貢献度の高い選手を欠いての一戦となったが、結果は攻守に柏を圧倒したFC東京4-0と完勝を収めた。
 
 FC東京にとってはもしかすると今季J1で最高の出来ともいえる試合だったかもしれない。前半こそ引き気味の柏の粘り強いDFの前になかなかGOALを割れなかったが、ロスタイムに羽生直剛のスルーパスに動き出し良く反応した赤嶺真吾がSHOOTをGOALに突き刺すと、流れは一気にFC東京に。
 
 55分、今度はライン際で粘った赤嶺のお膳立てから羽生がGOALをGET!62分には羽生のパスを受けた平山相太が、DFの寄せを抑えつつ左足でキッチリとボールをGOALに沈めると、7分後には羽生とともに前線で躍動していた石川がダメ押し弾!
 
 立ち上がりから動きの質、プレーの精度、連動性で柏を凌駕していただけに、FC東京優勢な試合運びになるとは思っていたが、このGOALラッシュには正直驚いた。
 
 というか、柏のDFがここ最近整っていると見ていただけにこんなスコアになったことも予想外。前半終了間際にリードを許したことで、後半頭からMF山崎正登に代えてFWの工藤壮人イン。逆襲に転じようとしたところで立て続けにGOALを奪われ、慌てて鎌田次郎を入れるあたり、采配がやや空回っていた感はある。
 
 それでもチームとしての完成度や安定感はFC東京が遙かに上だった。4GOALに絡んだ選手以外でも、バランサーとして抜群に機能していた梶山陽平、欠場した長友に代わり左SBに入った徳永など、多くの選手が持ち味を発揮していた。
 
 平山相太も随分チームのなかで機能していたように感じられた。オランダでの活躍で今を時めく本田圭佑とは対称的に、オランダから逃げ帰ってきた?平山は正直あまり好きではなかったのだが、この日のプレーを観る限り溜飲が少しは下がりそうな…。
 FC東京はとにかく攻守にバランスが良く、この状態を長くキープできるようであれば、来年あたり本当に優勝争いにでも絡めそうな、そんな気さえしたがはたしてどうだろう…。
 
 気になるのは得点時にDFと接触して負傷退場した石川の容態。先の代表戦ではもう一つ機能していない印象もあったが、さすがに自チームではピッチ上至るところでスピードと運動量を生かし、チャンスメイクと得点王争いに名を連ねるだけはある決定力を発揮していた。だけに長期離脱の可能性もあるという怪我の状況は気に掛かるところだ。
 
 着々とリードを拡げられた柏は反撃の術なく敗れ去った。
 如何せん中盤の構成力に乏しく、なかなか良いパスが出ない。ゲームを組み立てる選手もおらず、切り札フランサもベンチ外とあっては一瞬で局面を打開できる者もいない。奮闘していた北嶋秀朗と菅沼実以外はプレーも雑で、整ったFC東京のDF陣をとても崩せそうになかった。
 
 まぁ、1点差でも4点差でも負けは負け。それくらい割り切って次節以降に臨むしかないだろう。残りの試合数を考えると落ち込んでいる暇などない。パクドンヒョクが戻ってくればDFはもう少し締まるだろうし、大津がいれば左からの攻撃が活性化されるかもしれない。
 順位が近いところにいる山形、神戸、大宮との対戦がまだ先に控えるが、いずれも残留のためには絶対に落とせない一戦だ。

posted by JIN18 |16:31 | ■J-League 2009 | コメント(4) | トラックバック(0)
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2009年10月04日

28節:市川大祐を代表右SBにしてほしい!

 清水 1-1 広島

 勝ち点1を分け合った。優勝争いに加わろうかという両チームにとって、結果的にはそんな試合だったといって良いだろう。どちらも勝ちたいけれどそれ以上に負けたくない。

 特に後半はその傾向が顕著だった。ボールを奪って相手陣内に入った頃には、既にDFが5人6人と揃っている状態。攻める側は奪われた後のDFのことを考えるから、前の選手を追い越して行くような動きもあまりない。両方にGOALが入った前半はともかく、後半はこのCARDに対する期待感からするとやや退屈な内容に感じられた。

 GOALはそれぞれエースがあげたモノ。フィニッシュの形は異なるが、DFを外す上手い動きで決定的な仕事をしたという点では重なる。共に持ち味を出したといえよう。
 広島の先制点は佐藤寿人がお得意の抜け目ない動きで、ミハエル・ミキッチの裏へのスルーパスを引き出した時点で勝負アリ。岡崎慎司の同点弾もファーに逃げる動きでDFを外し、打点の高いヘッドを突き刺したもの。
 二人は最新の日本代表メンバーにも選ばれているだけに、来たる代表戦でのアピールぶりにも注目したい。

 尚、昨日の時点で勝ち点1を積み重ねるに留まった両チームだが、本日鹿島が新潟に敗戦を喫したため、暫定ながら清水が今季初めて首位に立つことに。まだまだ全く抜け出たわけではないが、今までの追う立場から追われる立場に変わることがどう変化をもたらすのか。今後はそのあたりも注視してみたい。



■ 清水エスパルス
 SBの人材が決して豊富とはいえない日本代表。岡田武史監督はどうして市川大祐を招集しないのだろうか??

 現在の右SBの一番手は内田篤人は、突破力があるが判断力・スタミナ面(ペース配分も含む)を考慮すると、将来性は買えるがW杯をレギュラーで戦うには正直心許ない。

 元々、市川は岡田監督が前の代表監督時代に見初めた人材。17歳322日での代表デビューは今も尚最年少記録である。

 この市川の良いところは何といってもそのクロスの質・精度だ。決まらずとも期待を抱かせるような常に安定した質のボールを供給する。そして、早めに巻いて上げたり高い位置から低いライナーで上げたりと、そのバリエーションも豊富だ。オーバーラップしてクロスを上げる姿がこれほど様になるSBは現状他に思い浮かばない。内へ入ってのロングシュートもあるし、守備はCBも兼備していたはず。

 ドイツW杯前後あたり…、右SBが良い形で崩してもフィニッシュに繋がる気が全くしなかった。クロスの質が酷すぎたからだ。たぶんそこからのアシストなんかもほとんどなかったのではないだろうか。観る者に期待を抱かせ、相手に脅威を与えるであろう市川のキックの質は十分買えると思うのだが…。

 前節神戸戦、そして今節広島戦と岡田監督は2節続けてアウトソーシングスタジアム日本平を訪れている。前節終了時には市川招集も噂されたが発表された代表メンバーにその名前はナシ。前節決勝GOALをあげ、今節も再三右から鋭いクロスを送っていた市川は、はたして代表監督の目にはどのように映っていたのだろう。。。



■ サンフレッチェ広島
 前節で“プチ鹿島”と形容した堅固な清水のDFを相手に、攻撃自慢の“調子乗りサッカー”がどう挑むのか。優勝を争うチーム同士ということもあってかなり期待した対戦だったが、試合は終始清水が押し気味の展開。広島は守備ゾーンにバランス良く人が散った清水のDFをなかなか崩すことができなかった。

 押されていながらも隙を衝いて先制したように、広島の選手はポゼッションで劣勢を強いられていても皆が“狙っている”。鋭いカウンターから際どい場面を演出することはあったが、人数掛けてガンガンに突っかけることを期待していた身としては少々拍子抜けの感も否めない。

 鹿島と新潟に次ぐ失点の少なさを誇る清水DFの出来が良かったのは確か。アウェーだったということもある。が!どうもポゼッションを高めてゲームを支配するという試合が最近は少ない気がする。

 疲れが溜まってきているのか。より現実的な戦い方を標榜するようになったのか。どこと対峙しても決して地力で劣っているわけではないのだが、どうもDFをしている時間が長いのだ。

 勝負所ではさすがに機を見て人数を掛けてGOALを奪ったりもするが、春先に驚かされた相手を押し込み圧倒するようなサッカーはしばらくお目に掛かっていない。
 ワイドに展開してゲームを構築するイリヤン・ストヤノフ不在の影響もそこには確かにある。清水戦を観ていても大きな展開を試みる場面はあまりなかった。

 ストヤノフは3戦連続欠場となったが、一方で森崎和幸が久しぶりに復帰したのは明るい材料だった。一時広島が調子を崩し掛けたのには、心臓ともいえる森崎和幸離脱の影響があったと見るからだ。特に攻撃型のチームにあって、彼の持つカバーリングやバランスを司る能力の欠如は舵取りのいない船のようなモノ。勢い宜しく突っ走って修正できないまま白星を逃した試合が幾つもあった。

 何試合後なのかは定かではないが、ようやく戻ってきた森崎和幸とコンディション不良のストヤノフが揃って、初めて広島は真の姿を取り戻すといえる。今節終えて順位を6位まで落としたが、それまでは何とか優勝戦線に踏みとどまってほしいし、フルメンバーが揃った暁には、また、押せ押せで支配しまくる試合を魅せてほしいモノだ。

posted by JIN18 |21:51 | ■J-League 2009 | コメント(10) | トラックバック(0)
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2009年10月01日

27節:気が付けばそこに…

 ヤツがいた(古っ!)。いや、清水がいた。

 というのが大袈裟からぬ率直な印象だ。 

 拙BlogではGWにスペインを訪れていた間を除いて、毎節1試合をピックアップして綴っている。取り上げたカード一つに付き、それぞれのチームに1試合ずつカウントしていったのが以下の集計結果。

 山形
 鹿島×5
 浦和×6
 大宮×2 
 千葉×2
 ×3
 FC東京
 横浜
 川崎×3
 磐田
 新潟×2
 名古屋×5
 G大阪×3
 神戸×2
 広島×9
 大分×2

 ここまでJ1-18チーム中一度も取り上げていないのが2チーム。
 それが清水京都だ。

 数字に偏りがある点においては「好み」の問題も確かにあるが、一度も取り上げてないというのは印象度が起因している表れでもある。

 代表FW岡崎慎司を擁するとはいえ、開幕時はむしろ下位に低迷し、その後も中位あたりに収まっていた清水には特に強烈なインパクトもなかった。そのまま可もなく不可もなく中位FINISHするのではないかと見ていたが、夏の訪れとともにジワジワと勝ち点を積み重ねている。

 順位の推移を調べてみると、何と!7月以降J1で負けた試合というのがない(8勝4分)。特に9月に入ってからは3連勝!上位を走っていたチームがもたつく間にスルスルと順位をあげ、気が付けば暫定とはいえ前節終了時には勝ち点4差の2位にまで浮上。

 今節(27節)の神戸戦は前日に首位鹿島が黒星を喫したのを受けての試合。勝てば一気に勝ち点1差にまで詰められる。清水としては何としても白星が欲しい試合だった。

 試合は立ち上がりから地力に勝り、且つホームの後押しを受ける清水のペース。好調なチームの例に漏れずDFがとても安定している。チームが守りに入った時、ピッチにバランス良く選手が収まっているように映る。中盤の守備が良いのはもちろんだが、その前のFWから守備のできる選手が並んでいる。

 攻撃では前にフローデ・ヨンセンという高さがあるだけに、当然のことながらそれを生かすべくサイドからのクロスを意識している。右の市川大祐、左の枝村匠馬や太田宏介あたりがサイドからの攻撃に絡む場面が目立った。

 後半の頭こそやや神戸に盛り返された時間帯があったが、55分に金南一が2枚目ので退場となると、再びペースを握りGOALを奪いに掛かる。

 が!神戸の粘り強いDFの前になかなか本当の決定機にまで至らない。

 この神戸というチーム。何度か観るなかで、決して悪いサッカーをしているわけではないという印象をいつも抱く。DFはそれなりに整っているし、攻撃もバリエーションが豊富なわけではないが、狙いを持った攻めを試みようとしていると感じることもある。

 降格圏に足を突っ込みそうな順位にいるのが信じられないぐらいなのだが、この試合で清水との差を感じたとすれば中盤の差か。とにかくFWになかなか良い形でボールが繋がらない(スタメン2TOPの大久保嘉人や吉田孝行はどれだけボールに絡んだだろう!?)。

 繋ぎに長けているわけでもなければ、一人で決定機を創出できるわけでもない点で、とにかく攻撃に掛かったときの中盤の弱さが目に付いた。

 そこに勝る分、清水がやや押し気味に試合を進めていたわけで、そこにきてMFの金南一が退場したことで、一気に清水に流れが傾くかと思われたのだが…。

 逆に10人になったことで神戸はやることがハッキリした。人数が減ったぶん、とにかくしっかり守って奪ったらシンプルに繋いで逆襲を狙う。清水が攻めきれなかったこともあるが、時間の経過とともに数的不利にも慣れたのか、むしろやり方がハッキリとした神戸のペースのようにも映った。

 80分を過ぎてもスコアレス。清水にとっては状況的にドローでは決して御の字といえない。焦りが募ってきそうな時間帯だったが82分、遂にGOALをこじ開けた。

 藤本淳吾が蹴った右CKからの零れ玉を市川がGOALに流し込んだのだ。

 この1点を守りきってFINISH!
 1-0での勝利は今季これで8度目。今季J1での勝利数が13だから、いかに堅守で接戦をモノにしてきたかがよく分かる。

 この試合もシュート数が決して多かったわけでもないし、広島なんかの試合を観て感じるようなスペクタクルや面白さはあまり感じなかったが、「どこかのチームに似ている」と、ふと、思い浮かんだのが鹿島の姿。流れが悪くとも勝負所を逃さず、堅守でリードを保ちきるというスタイルが何となくダブって映った。清水も王者のように強くなりつつある過程にあるということだろうか。。。

 その鹿島とは遂に勝ち点1差。
 一時は鹿島と2位チームとの勝ち点差が10以上あったことが信じられないほどの混戦模様になってきた。J1のレヴェルという点で考えると微妙ではあるが、どこが優勝するか!?というこの段での興味においては決して悪くはない。

 4位の広島までと暫定6位の川崎Fあたりまでは優勝のチャンスがあると見るが、果たしてどこが抜け出すのだろうか。J1もいよいよ佳境に差し掛かってきた。

posted by JIN18 |23:23 | ■J-League 2009 | コメント(6) | トラックバック(0)
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2009年09月23日

26節:柏vs広島 ~良い意味で妥当だったドロー~

 まだ順位は降格圏内とはいえ、ネルシーニョ監督就任後明らかにチームの状態が変貌した。シーズンを経ていくなかで、魅せるだけでなく逞しさも兼備するようになってきた好調広島。

 そんな両チームの対戦は面白い顔合わせになると見ていたが、予想に違わぬ好ゲームになった。

 序盤から地力と完成度に勝る広島がボールを支配し、柏がそれを受ける形で推移していくが、ここで目に付いたのが柏のDF。選手の距離感が非常に良く、バランス良く守備陣形が構築されている。

 ネルシーニョ就任以前は、気迫はあるがそれぞれが個々の意思のみで相手に対峙しているように映ったが、今のチームには一つのプレスに連動するDFの共通意識・理解がしっかりと備わっている。
 バラバラだったチームに何か一本芯が通ったようにも感じられた。

 パスワークでの崩しに手を焼くと見た広島は、意図的に奪ってからDFが整う前に、後ろからの長いボールを入れる攻めをMIXして、何とかチャンスを作ろうとする。
 11分には青山敏弘の縦パス1本で、DFラインの裏へ抜けた佐藤寿人が惜しいシュートを放つなど、単調な仕掛けでもそこに狙いがあると効果があることを窺わせた。


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posted by JIN18 |14:12 | ■J-League 2009 | コメント(4) | トラックバック(0)
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