2012年02月10日
どうにも「幻の…」というフレーズに弱いらしい。“幻の欧州チャンピオン”だとか“幻の優勝候補”だなんてフレーズを目にすると、どうしても興味を惹き付けられてしまう。
崩壊した旧ユーゴスラヴィア然り。
94年アメリカW杯に臨んだコロンビア代表然り。
勝負事に「たら」「れば」は禁物だし、そこに大きな意味を見出せないことも重々承知ではある。俎上にあがるということは、即ちそれだけの力があったかもしれないという一つの事実でもあるが、最終的に「幻」と付いた時点でそれはあくまで仮定の話ということになるからだ。
それでも適わなかった “夢”に想いを馳せてしまうのは何故だろう。それは、決して全てが思い通りに進むわけではない道を生きていく人が、人々が、時に過ぎ去った過去にノスタルジーを感じてしまうことに似ているようにも思える。
【清武 弘嗣/MF/セレッソ大阪】
今や五輪代表どころかA代表でも貴重な戦力に成りつつある大分が生んだ最高傑作。ドルトムントで活躍するセレッソの先輩・香川のように欧州で大きな輝きを放つ可能性を秘める。
【東 慶悟/MF/大宮アルディージャ】
パスセンスに長けた司令塔でボール推進力と決定力を兼備する。ロンドン五輪を目指す代表でも“ジュウバン”を背負う若武者。
【金崎 夢生/MF/名古屋グランパス】
スピードとキレのあるドリブルでDFを切り裂く攻撃的アタッカー。11年は怪我もあり出場機会が多くなかっただけに今季は巻き返しが期待される。
【家長 昭博/MF/蔚山現代FC】
G大阪JY時代から“天才的”と称された逸材。 “和製メッシ”と形容されたこともある突破力あるドリブルを武器に、サイドで起用されることが多いが、中央でもプレーできる。プロ入り後はその期待に見合った活躍度とは言い難いが、マジョルカ⇒蔚山現代へとステージを変える今季、心機一転真の才能開花が待たれる。
いきなり4人の若手選手の名をあげさせてもらった。
蹴球ファンであればもしかしたら一目でピン!とくるところかもしれない。
この将来を嘱望される4人のMFのキーワードは“大分トリニータ”。2009年シーズンの後半、今季FC東京の新指揮官に就任したランコ・ポポヴィッチ監督の薫陶を受けて、大分でプロ選手としてのキャリアを大きく踏み出したという点で共通する(家長はG大阪でもそれなりに出場していたが)。
ここのところ誌面などでポポヴィッチ監督のインタビューを目にする機会がなかなかに多い。昇格チームで期待の新監督ということで注目を集めているわけだが、その中で必ずといっていいくらい話題に出てくるのが、大分で指揮を執っていた頃のことやその日々の中でこれら日本サッカー界期待の若手選手とどのように関わっていたかだ。
結局、途中就任したポポヴィッチ監督と選手の奮闘空しく、大分は2009年シーズンを17位で終えJ2に降格。
「厳しかったけどポポともっとやりたい」
そう願った選手たちの願いも潰えることとなった。以降大分は今季までずっとJ2を舞台にした戦いを続けている。結果、ピックアップした4人をはじめとする多くの主力選手がチームを去った。他チームへと移籍し、そこで主力として活躍する選手も多く、中には日本代表に選ばれている者もいる。
それは当時の選手の質自体は決して低くなかったという証左だが、もし、当時J2に降格することなく多くの選手が残っていたらその後どうなっていただろう。それを仮定してチームを作り上げてみたのが下図のフォーメーションになる。
森島康仁 チェ・ジョンハン
金崎夢生 清武弘嗣 東慶悟
家長昭博 宮沢正史
上本大海 森重真人 深谷友基
西川周作
有名どころを当て込むために無理くり超攻撃的布陣にしてしまったが、これはなかなかにすごいチームとはいえまいか!?この布陣でポポヴィッチ監督指揮の元、J1を1、2年戦って研鑽を積めば本当に驚きの強チームになりそうな、優勝候補の一角にでも名前があがりそうな、そんな面々である。
敢えて“幻のJ優勝候補”(になるはずだった)と呼びたい。
大分は当時から若手育成に定評あるチームだったが、彼らがもう一つ芽が出るまでJ1のステージに踏ん張ることができていたならば、夢の布陣も現実になったのかもしれない。
今となってはもはや実際に実現する見込みはないのだが、それがないだけに、ここにその可能性があったことを、夢のチームが生まれる可能性があったことを記し留めておきたい。
個人的にはJ1のチームは全国に散らばっているのが面白いし望ましいとも思う。サガン鳥栖が昇格したことによって、九州のチームがJ1からなくなるという事態は何とか免れた。
福岡、北九州、熊本、大分とJ2には九州勢が4つ。
その中にあって大分は、2008年にナビスコ杯を制するなど九州勢屈指の実績を誇る。願わくば再びJ1の舞台で輝く姿を目にしたいものだ。もちろん、そこは“幻”ではなくリアルでv
posted by JIN18 |18:51 |
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2012年01月09日
市立船橋が劇的な逆転勝利で初の単独優勝を狙った四日市中央工を下し、9年ぶり5度目となる選手権制覇を成し遂げた。
“セットプレーの市船”
そんな声も聞こえてきそうなくらい今大会の市船はCKやFKなど、リスタートを起点としたGOALが多い。準決勝までにあげた9GOALのうち実に6つがセットプレーからのGOAL。
そして、決勝でチームの窮地を救ったのはまたもやセットプレーだった。
開始1分に満たない時間に四中工に先制を許し、以後は追いかける展開。終盤にはガムシャラに押し込み続け、CKを何本連続で取ったことだろう…。しかし、DFやGKの好守に遭いどうしてもGOALが割れない。そうして四中工がそのまま虎の子の1点を守り逃げ切るかと思われた後半ロスタイム。
右CKからのGOAL前の混戦、こぼれ球を和泉竜司が素速く蹴りこんで起死回生の同点GOAL!!
土壇場で追い付いた。
勢いに乗った市船は延長後半にまたもや和泉が裏へ抜ける動きでボールを受けると、対峙したDFを冷静に交わし強シュートをネットに突き刺し逆転!!
2-1で勝利を収め見事栄冠を手にした。
高校生は毎年選手やチームが替わるので一概に当てはめることはできないが、市船は伝統的に先手を取ると強いけれど、追い上げてひっくり返したりするイメージは、これまであまりなかった(そもそも追い上げる展開もそうそうないのだが)。
強い時はいつでも堅守がベースになっていて、攻守に組織的で隙がないチームという印象が強かった。そもそもリードを許さない。だから、逆転勝ちというとあまり思い浮かばないし、PK戦も苦手な部類だったはず。
ふと思い出す試合が一つある。
1991年の70回大会の準決勝だ。
高校生ながら五輪代表に選出された高田昌明(懐かしい…)を擁し順当に勝ち上がった市船は準決勝帝京戦も1-0でリード。そのまま初の決勝へ駒を進めるかと思われたが、終了3分前に追い付かれ、ロスタイムに入ろうかという時間に逆転を許しよもやの敗戦。
まさに今日の決勝のような展開だった。
ただし!今回は市船が20年前の呪縛?を解き放つかのように逆に勝者の咆哮をあげる側となった。
ちなみに20年前にその帝京と決勝で戦い両校優勝となったのが四中工だった。今大会に帝京は出ていないが、個人的には何だか20年の時を経ての巡り合わせのようなものを感じずにはいられない。
追い掛ける展開やPK戦での市船にあまり良いイメージが抱けていなかったのは、或いはこの敗戦を目にした時の悲劇的衝撃があまりにも大きすぎ、それがずっとどこかに残っていたからかもしれない(少なくとも選手権本大会においては)。
今日の決勝でようやくそれも払拭されそうだ。
今大会の市船は本当に粘り強かった。緒戦の長崎日大戦もリードを許す苦しい展開だったが、終了4分前とロスタイムに和泉が連続GOALをあげ逆転発進。
屈指の好カードと目された3回戦の清商戦に完勝した時点で恐らくそのまま覇権まで走るだろうという予感はあった。
躓く可能性があるとしたら器が大きく変わる準決勝で、そこで普段通りの力を発揮できるかどうかだと見ていたが、大分に勝ち決勝進出。
優勝の予感は確信に変わった。
はずだった。。。
正直、今日の試合がこんな展開になるとは思いも寄らなかった。市船のほうが少し上手だと見ていたし、その見方が反映された展開になると思っていた。だから良い意味で予想は裏切られた。
開始早々のスミ1的な1点のみでタイムアップを迎えていたら、恐らく強烈且つドラマティックな印象をこの試合に抱くことはなかっただろう。
素晴らしい試合には最高の勝者と最高の敗者が存在する。キャプテン・国吉祐介を累積警告で欠きながら、市船をあと一歩のところまで追い詰める戦いを繰り広げた四中工の健闘があったからこそ、この試合は後世まで語り継がれるに違いない一戦になったのだと思う。
両校選手の健闘を讃えたい。
posted by JIN18 |22:48 |
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2011年12月31日
キヨショウが還ってきた☆
名将・大滝雅良監督にとって教員生活最後の年という節目に決めた11年ぶりの選手権出場。過去に選手権制覇3回、多くのJ選手どころか日の丸戦士をも輩出してきた超名門も、新世紀以降はすっかりご無沙汰ということになる。
今年のチームのエース・風間宏矢は周知の通り日本代表や広島で活躍した風間八宏氏の次男。父の高校時代と同じ背番号⑧を背負い、大滝監督には親子二代に渡って薫陶を受けたことになる。
そんな話題に事欠かぬ“王国静岡”の超名門を観たい衝動に駆られ、埼スタまで足を伸ばしてみた。
清水商の緒戦の相手はルーテル学院(熊本)。スタミナと運動量自慢のチームらしいが、戦前から緒戦でヤられるとしたらこういうチームなのではないかという予感めいたものがあった。
風間はもちろん他にもユース上がりの選手が多いこともあって、個々のスキルだとか繋ぎや組み立ての上手さ、攻守の切り替えの速さだとかは素人目にも清商のほうが一枚上なのは開始後すぐによく分かった。実際に幾度かGOALに繋がりそうな決定機も創出していた。
しかし、ルーテル学院のDFは局面局面で粘り強くGOALだけは許さない。前評判撮り運動量は最後まで衰えなかったし、複数で対応すべきところではしっかりと付いて抑えていた。ルーテル学院はとにかく球際に強い印象で、時には勢い余ってファウル判定になることもあったが、少なくともDFでは絶対に隙を見せまいという気迫のこもったプレーは最後まで目を惹くものがあった。
逆に今日の清商にはそういった激しさや強さが物足りなくも映った。一人一人の上手さや身体能力の高さに疑いの余地はないが、何か観ていて強くて上手いけどコロッと負けてしまいそうな印象も受けた。高い注目度や緒戦の堅さもあったのかもしれないが、覇権奪回を狙うのであれば、スマートなだけでは頂点に辿り着けないだろう。
そういったことから、「勝負強さという点でどうなんだろう…」という疑問が観ていて脳裏に過ぎったが、ロスタイムのラストプレーで決勝GOALをあげるあたり、勝負強さは持ち合わせていると見るべきか!?
優勢だった前半とは変わって、後半はルーテル学院の反撃に肝を冷やす場面もあったが、観ている我々同様、押し気味の清商の面々も「いつかGOALを割るだろう」と思っていたら、割れぬまま試合が推移し、ピッチ内でも次第に焦りが生じていたのかもしれない。
そのままスコアレスで終了しPK戦で敗退…ともなれば、まさに戦前思い浮かんだ悪い予感的中となるところだった。そういった意味では逆に、最後のGOALが決まるまでは、ルーテル学院ペースのゲームだったといっても良いのかもしれない。
ロスタイムに左サイドの突破から粘って折り返したクロスを、右から詰めてきた遠藤維也が左足シュートすると、GKが弾いたボールが勢いを失しながらゆっくりコロコロと転がり、DFがクリアで伸ばした足先より先に何とかGOALに転がりこんだという1点だった。
スマートに試合を進めているように映った清商が、最後に泥臭く?何とか奪った決勝GOAL。
この薄氷の想いでつかんだ勝利で、緒戦の緊張感や王国のプレッシャーの呪縛から解き放たれ、次戦以降また見違えるようなチームになるのだろうか!?高校総体準Vの静岡学園に快勝してやってきた今年のチームの真の力はまだまだこんなものではないはず。
次戦は年明けの2日に山陽(広島)と対戦する。
好ゲームに期待したい。
最後に清商で目を惹いた選手を何人かピックアップしたい。
例外的に?一人すごい気合いの入ったプレーを終始見せてくれたのが1TOPを張った佐野翼②だった。常に全力の熱のこもったプレーぶりで、「これは無理だろう」と見えたボールを収めるなど、球際の強さは光っていた。本日は後半途中で交代したが、この佐野のプレーは次戦以降も注目したい。
その佐野と交代で入った吉田雄介②も楽しみな選手だ。冗談抜きで“野人級”のスピードがある。思わず「速っ!」と漏れる声がスタンドからもチラホラ。身長163m。同じ静岡出身で清水などで活躍した向島健(161cm)の姿がふとダブった。
DFではCBの新井一耀③の高さが目を惹いた。184cmの長身を生かした空中戦の強さは際立っていて、攻撃の起点としての最後尾からの球出しもセンスを感じる。卒業後の進路は分からないが、大学経由ででも将来はJ入りする選手だと見る。
最後に風間宏矢③。
とにかく球捌きが巧みだ。
一言でいって上手い!柔らかいボールタッチと両足のキックは、テクニシャン揃いの清商にあっても一際目を惹く存在で、一応FWで出ているようだが、ポジションは流動的で後方から最前線まで幅広く顔を覗かせ、攻撃にアクセントを付けていた。
FKやCKなどプレースキックの精度も高く、一瞬の俊敏さや小刻みなステップワーク、パスセンスで、DFに眼前に詰められても翻弄する術を持ち合わせている。ハイボールの競り合いでもほとんど負けることなく、将来的に武器にするかは別にして高さ(180cm)も兼備。
何だか誉めまくりだが、去年の柴崎岳(鹿島)と比べても、(タイプはやや異なるだろうが)風間のほうが上ではないかと、個人的には感じられた。
ただ、スピードは目を見張るほどではないので、将来はセンターでチームをコントロールしてゲームを組み立てるタイプではないかと思う。
おおっ!
それこそまさに父・風間八宏の生き写しではないか!?
ユース代表はもちろん、気は早いが2016年のリオデジャネイロ五輪を目指すチームで、間違いなく中心となるだろう。
posted by JIN18 |22:26 |
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2011年12月15日
12月8日の開幕戦に登場してからこの1週間で3試合目。
柏レイソルにとって疲労の蓄積があった感は否めない。終盤の猛攻には見るべきものがあったが、せめてもう少しベストなコンディションで戦わせてみたかった。
柏の序盤の動きの悪さにはそんなエクスキューズが一因としてあるのは確かだが、しかし!それを差し引いてもやはりサントスは強かった。
トップギアとトップスピード(特に判断力)の差、シュートレンジとその精度の差には、南米王者とJ1王者の間に大きな開きがあることをGOALが決まるたびに、或いは試合展開の端々から感じた一戦だった。
「あの位置から巻いた弾道でGKが一歩も動けない見事なシュートを打つのか!?決めるのか!?」と驚愕させられたネイマールの美しい軌道を描いた先制GOAL。あの位置でDFを交わして打つというアイディアが出るのは、それができるだけのインテリジェンスと実現能力を有しているからこそ成せる業だし、それが“宝石”ネイマールにとっての“日常”なのだろうということを思わず感じずにはいられなかった。
元仙台のボルジェスの“お久しぶり弾”も威力と精度が見事な弾道だったし、若きセレソン、ダニーロが決めた後半のFKも壁の外側を巻いてねじ込むすごい一撃だった。
一言でいえばいずれも“決定力”の差…ということになるのだろうか。
前半のサントスの出来がとにかく素晴らしかった。GOALの素晴らしさだけでなく、DFに入った時の個人の寄せや組織の整い方が抜群に早く、正直、柏が崩せる隙はほとんどないようにも思えた。
整備された堅守速攻でJ1を制した柏だが、Jの中では洗練されていると感じるその様が遅く見えるくらいサントスは速かった。そして、それがそのままレベルの違いだということをまざまざと見せつけられた気がした。
それでもギアをMAXに入れているふうには映らず、サントスは照準をあくまでも決勝に絞っているようにも感じられた。
後半、柏が反撃し、まがりなりにも好試合の様相を呈するにようなったのは、間違いなく酒井宏樹が決めた一発が起爆剤だった。左CKを滞空時間の長いジャンプからヘッドで決めたGOALは、改めてこの男が“世界基準”であることを伺わせた。
GOALだけではなく、酒井はこの試合でも都度都度スピードを生かして右サイドを疾走し、持ち前の攻撃力を最後まで発揮し続けた。例え対峙するネイマールがDFにそれほど熱心でなかったとしても十分に評価できる。サントスは右SBダニーロのFCポルトへの移籍が決まっているがその後釜として、自チームの左サイドを脅かし続けた酒井をクラブ関係者はますます欲しくなったことだろう。
酒井のGOALで勢い付いた柏の反攻が続いたが、終盤のサントスは少々ヘバっていたかもしれない。立ち上がりにかなり気合を入れて飛ばした影響なのか、それともチームとして決勝へ向けた中でまだ調整途上という影響もあるのか。良い押し込みを見せていただけに、柏にとってはダニーロに決められた3点目が本当に痛かった。
2点の差は終盤の苦しい時間帯に確かにサントスにとって拠り所となる余裕を与えていただろうし、逆に柏の攻撃にとっては焦り急くことに繋がったはずだからだ。
「今日の守備をやっていてはバルセロナに勝てない」
試合後のムリシー・ラマーリョ監督が語っていたように、バルサの攻撃力とフィニッシュ精度を考えると、この日の終盤のような猛攻を受け続けていればいつかはGOALを割られてしまう。
とはいえ、全体のペース配分を考え抑え目にいけば早々に相手を波に乗せてしまう。
難しいところだ。
やはり立ち上がりからギアを上げてプレッシャーを掛け続け、相手を自由にさせないことが肝要になるだろう。その間にネイマールの閃きとキープ力でチャンスを創り、前線の決定力でリードを奪い、後は気合いで守り切る!
サントスが優勝するにはこれしかない。
と思うが、どんなモンだろう。
その前に今宵のバルサがどれくらいの仕上がりか。。。
来日以降ピッチ外の話題で紙面を賑わせるBlau Granaだが、やはり楽しみなのはピッチ内でのパフォーマンスだ。
posted by JIN18 |15:06 |
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2011年12月12日
少し前にCWCといえばカップ・ウェイナーズ・カップの略を意味した(今でも真っ先に脳裏に過ぎるのはソレだが)。UEFA主催の欧州各国カップ戦王者が集うカップ・トーナメントだ(同大会は1999年にELと統合される形でなくなった)。
そして!今やCWCといえば!
それはクラブ・ワールド・カップの略を意味する。
今大会にはご当地枠ということで、今季J1を制した柏レイソルが出場している。
柏がJ1を制した際、“ネルシーニョが母国のサントス相手に挑む試合が観てみたい”という希望を綴ったが、そこに向けての難関になるのが本日のモンテレイ戦だと思っていた。緒戦に関しては相手のオセアニア代表オークランド・シティには申し訳ないが、負けたらJリーグの質自体が問われるレベルなので、よもや敗北を喫するとはこれっぽっちも考えていなかった。
しかし、ことモンテレイに関しては、メキシコ自体が北中米のみならず世界の強国といちもく置かれる存在だけに、油断のならない相手…というか、一つ格上のチームではないかと見ていた。
そんな予想に違わぬ白熱した展開となったゲームは、PK戦の末、柏が勝利、開催国枠のチームとしては初という準決勝進出を決めた。正直、面白い試合だったかというと微妙だが、終始目が離せない展開だったのは確かだ。
延長を含めた120分を終えてPK戦に突入することが決まった時、「これで柏が勝ち上がる」と何故だか確信めいた気持ちが沸いた。ハッキリとした根拠はないが、きっと菅野が何本か止めるだろうと思えてならなかったのだ。
そして実際その通りになった。
PK戦での活躍を抜きにしても、間違いなく勝利の立役者の一人として菅野孝憲の名前はあがるだろう。
立ち上がりからトップギアで猛攻を仕掛けてくるモンテレイに、観ている我々同様柏の選手たちも少々面食らっているように映ったが、最後尾の守護神が危険な場面に陥りそうなところで、安定感のある好プレーを何度も見せ、チームに落ち着きをもたらしていた。
危険な匂いを漂わせたモンテレイの攻勢だったが、それは90分ずっと続けられるペースにはとても思えなかった。だから、立ち上がりからしばらくを凌げば柏にも反撃の機会は必ず訪れると見ていたが…。
徐々にモンテレイのペースが落ちてくる…というよりも落ち着いてきたところで柏も反撃に転じ、カウンターから一進一退の攻防が繰り広げられるようになる。
そして、後半が始まってほどなくして柏が今季JリーグMVP男レアンドロ・ドミンゲスのボレーで先制!
負けじとモンテレイもチリ代表FWウンベルト・スアソのGOALですぐさま追い付く。
スアソは運動量もあり好機にもよく絡むのだが、個人的にはシュートが決まらないFWという印象がこれまでは強かった。彼にもっと決定力があれば、現・チリ代表はW杯やコパ・アメリカでベスト4ぐらいまで行けたのではないかと思うほどだった。しかし、ファーサイドに良いポジション取りをして決めた同点GOALは、さすがの決定力!失礼致しました!
モンテレイからはあまり“メキシコの薫り”がしない。
例えばメキシコ代表だとか2008年のCWCで目にしたパチューカだとかは、とにかくショートパスを繋いで組み立て、安易にクリアをせず、局面での個人技の技術も高い遊び心に溢れた面白いサッカーだったという印象が強い。
戦前、モンテレイにも同じような期待を抱いていたのだが、立ち上がりの攻勢は別にしてもしっかりとDFを固め、カウンターでサイドから崩すスタイルは、洗練された普通の?欧州スタイルのチームと大差ないように感じられた。
DFが数人掛かりでないと抑えられないセサル・デルガドのキープ力は異彩を放っていたが、全体としてはメキシコ人にしては随分真面目なチームという印象だ。
柏も両SBの酒井宏樹、橋本和が再三積極的なオーバーラップを見せチャンスを作ろうと仕掛けるが、モンテレイDF陣には最後まで集中力があり、追加点をあげるには至らなかった。
酒井は荒さはあるが、このスケール感とスピードと積極性はやはり右SBとしてかなり買いだ。冗談抜きで既報のサントス以外のクラブからもオファーが届くのではないだろうか。
PK戦を制して、さぁ、次はそのサントス戦だ!
ネイマールばかりが注目されるが、サントスはコパ・アメリカで⑩番を背負ったガンソ、ブラジル全国選手権で得点王に輝いたボルジェス(元仙台)、南アW杯にも出場したエラーノなどセレソン級の選手を多数擁する。
とはいえ、コパ・アメリカで目にしたガンソであれば、正直!レアンドロ・ドミンゲスのほうが良い選手ではないかとも感じるが…。
この短期間で3試合めと体力的にはかなり厳しいものがある。今日の試合以上に苦しい試合になりそうだが、柏の監督は何といっても策士ネルシーニョだけに何かを期待したくなる。
サントスに胸を借りようなどという臆した考えは欠片もなく、ネルシーニョは必ず勝ちに行くはずだからだ。
posted by JIN18 |00:28 |
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2011年11月28日
思い立ったが吉日!
というわけではないが、昨朝、U-22日本代表vsU-22シリア代表の当日券があるという情報に触れて、衝動的に観に行こうと思い立った。ロンドン五輪を目指すチームについてこれまであまり観る機会がなかったということもあり、1回生で目に入れたかったというのもあるし、前日の土曜に味の素スタジアムで観たJの試合が堪らなく退屈で、消化不良気味だったということもあった。
試合は同点で迎えた後半41分に、左から比嘉祐介が上げたクロスを逆サイドから詰めてきた大津祐樹がダイビングヘッドでGOALに押し込み、日本が2-1で辛くも勝利を収めた。
早い段階で、決めるべき決定機で追加点をあげていれば、もっと楽に勝てていただろうし、予想外のプレーでいきなり肝を冷やすような場面も散見したものの、最終的には勝利を収めることができたし、観ていてそれなりに楽しめる内容だったのは間違いない。
たまたま自分がスタジアムに出向いた試合がそうだったのかもしれないが、ここ最近Jの試合を観に行くと、特に前半が退屈でつまらない試合が多い。両チームまず守備第一という考えからか相手の出方を窺っていたり、或いはスタミナが十分な時間帯なため、DFの運動量や集中力がしっかりと保持されていて、攻める側が崩しきれないという展開ばかり。前半半ばを過ぎても決定機やシュートがほとんどないという試合が少なくなかった。
それだけに昨日目にしたU-22の若武者たちが、立ち上がりからエンジン全開で相手に挑む姿は何だか新鮮に映ったし、観ていて爽快だった。Group最大のライバルとなりそうなシリア相手に、五輪出場へ前進するために勝利が必要な状況だったとはいえ、小気味の良い動き、プレーぶりには清々しさすら感じた。
それは、若さゆえの勢いといっていいのかもしれない。リスキーなクリアや稚拙なミスでのマイボールの失い方もあった(例えば黄金世代の頃ならありえないレベルのミス)が、経験のある選手、ベテランなどと比べると、なまじ戦況を把握する判断力や先を読む能力に長けてないぶん、自分の中ですぐに答えを出すという思考がなく、結果的に常に全力で前向きな戦いを繰り広げているようにも映った。もちろん、単純に若いから体力的によく動けるということもあるだろうが。
将来への可能性という点では右SBの酒井宏樹には大きな魅力を感じた。一番の魅力はそのスピードを生かした縦への突破力だ。球際に強く、多少相手と接触してもそのまま強引に抜き去るだけの力強さは圧巻だった。まるで“日本のカフー”だ(マイコンとはちょっと違うかなー)。A代表で同ポジションを務める選手と比べても、その点においては既に酒井のほうが上回るといっていい。 モダンなDFには攻守ともスピードが必須に成りつつあるが、酒井には“時代が求める最新の機能”が備わっている。
背が高くCBもできるというのも買いだ。複数ポジションをこなせるユーティリティさという点ではもちろんだが、SBの配置だったとしても中央のDFが手薄になった時、カバーできるだけの高さや強さがあるのは、チーム全体のDFという意味においても貴重だ。
身体能力が際立つ反面、DFでは荒さや雑さが見られる応対もあったが、そこはより高いレベルの中で経験を積むことによって十分改善を計れるだろう。生来から持つ天性の資質のほうが大きく勝る。酒井には是非ともSHではなくSBとして大成してほしい。
昨夜の試合を観る限り、この酒井と既にA代表でキャップを刻んでいるGK権田修一に関しては、次の2014年ブラジルW杯本大会に出場する可能性がかなり高そうだと感じた。共に現時点でA代表に収まる器、そこで世界と戦えるだけのスケール感を十分に醸し出している。
期待の五輪代表の試合を観てたった二人!?……などと思うことなかれ。
今回のメンバーに招集されなかったとはいえ、この世代が逸材揃いなのは周知の通り。
海外で腕(脚?)を磨く香川真司(ドルトムント)、宇佐美貴史(バイエルン)、宮市亮(アーセナル)、指宿洋史(セヴィージャ)は実力的にはこの世代TOP級のものを誇るし、国内組においてもA代表との兼ね合いで招集されなかった清武弘嗣(C大阪)、原口元気(浦和)、そして個人的にはここのところJで頭角を表してきた柴崎岳(鹿島)なんかも楽しみな存在だ。
気は早いがいったい誰がロンドン五輪エントリーメンバーに名を連ねるかも興味を惹かれるところ。
本大会は狭き門でこれまで通りであれば18人がその枠になる。
恐らく、このチームを立ち上げた段から招集され続け主力を務める面々がベースになり、海外組では香川が入るかどうか…といったところに落ち着きそうだが、個人的には宮市や宇佐美が入った世代最強チームで臨んでほしいと思う。
今年J1は次節が最終節となるが、昨夜のような若武者たちの躍動ぶりを目の当たりにすると、早くも来年の開幕が楽しみになってくる。招集メンバーの多くがプレーするJでの活躍が伸び盛りの彼らをより成長させるのだろうし、そこが本大会出場に向けてのアピールの場にもなるからだ。
VAMOS!NIPPON!U-22!
posted by JIN18 |23:49 |
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2011年11月23日
先ほど清水に加入したフレドリク・ユングベリは、久々にJ1に加入した大物助っ人といっていい。まだコンディションがベストな状態に整っていないようだが、それでも試合ごとに随所にワールド・クラスたる片鱗を披露している。
久々に「これは早く1回生で観たい」という衝動に駆られた。
思い立ったが吉日。
というわけで週末に静岡遠征を敢行した。
アウトソーシングスタジアム日本平での首位柏との対戦は、清水にとって惜しくも逆転負けという結果になったが、ユングベリの随所にタメを作るプレーと体幹の強さを感じさせる踏ん張り具合は、確かに一味違うものがあった。
目的がJ1観戦とはいえ、ただ試合のためだけに遠路出掛けるのも何なので…。
前泊となった土曜は静岡の街に繰り出した。もう!傘なんか関係ないくらいすんごい!土砂降りの雨の中…(汗)。
まずKING-KAZUの実家のもんじゃ屋に膝下ずぶ濡れになりながら足を運んだのだが、何と!営業していないではないか!!定休日でもないので、たまたま天候具合から臨時休業的に暖簾を掲げていなかったのか、それとも閉店してしまったのか、真相は定かではないが…。(どうなんでしょう??)ここを訪れるのが静岡まで来た目的の一つだっただけに誠に残念な限りだった。
意気消沈して次に向かったのが、静岡おでんの店が軒を連ねる青葉横丁。
おでん屋のみが何件も軒を連ね、幾つもの赤提灯が夜の雨の中に煌々と照りつける様は何だかいかがわしくも映ったし、どこを選んだものかと正直悩みどころだったが、そのうちの1件に入り女将と歓談しながら名物おでんに舌鼓を打った。
何がキッカケかは忘れてしまったが、(その日の)翌日の清水vs柏戦を観にやってきたというところから波及していった流れだったと思う。Jリーグの話をして、静岡のサッカーの話をして。
辿り着いたところが「ベレーザは月に2回ほど(お店に)おでんを食べにくる」という女将の話だった。
ベレーザ!
ベレーザといってピン!とくる方がどれくらいいるかは定かではないが、多くの日本サッカーFANにとって「サントス」という名前から最初に想起する選手は誰だろう。
帰化して二度W杯に出場した三都主アレサンドロ(名古屋)だろうか。ボランチとして鹿島や清水で活躍したカルロス・サントスだろうか。
確かに2人のサントスの活躍ぶりと日本サッカーへの貢献度には多大なものがある。しかし、“清水”“サントス”というキーワードを聞くと、私の脳裏には加えてもう一人のサントスが自然と思い浮かぶ(3サントス何れも清水に在籍経験アリというのも奇遇だが)。
それが“ベレーザ”ことアデミール・サントスだ。
個人的には印象度では前述の2人に劣らないだけのものがある。
初見が鮮烈だった。
第65回全国高校サッカー選手権大会に初出場した東海大一(現・東海大翔洋)は、初出場とは思えぬ強さで進撃を続け、決勝でこれまた初出場だった国見を2-0で下し優勝を成し遂げた。
初の選手権とはいえ大嶽直人、内藤直樹、澤登正朗、吉田康弘ら後のJリーグや日本代表で活躍する実力派選手を多数擁し、“サッカー王国静岡”の代表校らしく戦前から優勝候補にもあげられるスター軍団だったが、中でも大会得点王に輝いた平沢政輝と2トップを組んだベレーザの活躍ぶりには目を見張るものがあった。
今でも語り草となっているのが決勝の国見戦で決めたFK。
GOAL正面左から放たれたシュートは6人の壁を外から巻くような軌道で、ポストの外側から枠内に飛び込んで決まった。鋭いカーブで決まったこのGOALは、東海大一の初出場・初優勝の快挙とあいまって、今でも“伝説”のように語り継がれている。
ブラジルからの留学生というだけでも異彩を放っていたが、自分が初めて意識してチェックして視聴した大会で、素晴らしい活躍で優勝に貢献したのを目の当たりにして、その名は深く刻み込まれた。
それから今年で24年が経ったことになる。
東海大一からヤマハ発動機に進み、1991年に創設された清水エスパルスに加入後もベレーザの動向には注視していたが、度重なる怪我や外国人枠の問題もあり、Jリーグではなかなか活躍できなかった。
96年に現役引退後は静岡市内で、“バナナシュート”というブラジル料理店を開いているということは何かで見聞きした記憶がある。まるであの選手権で自らが決めたFKを彷彿とさせるような店名だ。
おでん屋の女将の話では今はお店を閉じて、サッカーのコーチをしているとのことだった。
何れは自らを超えるような素晴らしい選手を世に輩出してくれるかもしれない。
あまりにもベレーザ話にこちらが食いついたもので、女将が何度か℡を掛けてくれたのだが、幸か不幸か発信は繋がらなかった(繋がったら何を話そうか若干ドキドキだったが…)。
しばし女将とベレーザ談義を交わすうちに、何だか懐かしくなったり嬉しい気持ちになり三ヶ日みかんウイスキー杯(ホントはハイボールだがハイボールという呑み物は美味しくないのでソーダ水を抜いた。これが結構イケた)を何倍もお代わりし、心地良く酔いしれた。
やがて外に出ると一日中悩まされた雨がすっかり止んでいた。
posted by JIN18 |00:04 |
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2011年08月20日
欧州の新シーズンが開幕した。コパ・アメリカ以降ペースダウンしていた観戦MODEと蹴球熱もここから徐々にUPさせたいところ。
欧州開幕に合わせてJ-SPORTSの『FOOT』も11-12シーズン版が今週からスタート☆何と何と!WeekDAYの5日間を連日別プログラムで放送するという新たな試みが取られたわけだが、うーん、どうなんだろー?正直、毎晩カバーするのは結構キツそうな気が早くも…(当然拙Blogでそっから毎回ネタを綴るのも今季は無理!)。再放送がもうちょっとあれば良いのだが。最終的には観る曜日厳選するんだろうな~…という予感が早くもアリアリである。
『Foot!WEDNESDAY』はJ特集。週に一度の国内サッカー話題メインの日だったわけだが、そこで思わず目を奪われたのがJの話題ではなく、久保建英くんの映像だった。
名前を聞いてもまだピン!とこない方もいるかもしれないが、川崎FのU-10所属の小学生が、FCバルセロナのカンテラと契約したというNEWSが、今月初めに駆け巡ったことであれば覚えている方も多いのではないだろうか。久保くんがまさにその人そこ子!なのだが、正直、自分もその記事を見た時それ以上特に気にもしていなかった。
でもってたまたま『Foot!WEDNESDAY』で取り上げられてるのを観て「あぁ、あの子か」と思い出した次第だが…。
正直!プレー姿を観て度肝を抜かれた。まず立ち姿が素晴らしい!足元じゃなくて、ちゃんと周囲を見ながら一瞬で状況を判断しプレーを選択できる。この年代の通常レベルがどんなモノなのかは知らないのだが、プロの一流選手でもなかなか見栄えする者はいるものではない。利き足は左だが、意識的にアウトサイドのキックでボールを散らす様を観てこれまたビックリ!こんな細くて小さい10歳の子供がよくこんなことができるモノだとひたすら感心。キープ力もありそうだしボールタッチも正確。
ボールを運ぶドリブル力がどれくらいあるのかは分からないが、上記の映像だけでもスゴイ司令塔になることが十分に予見できた。同じ左利きで例えれば、末はシャヒンかレドンドか!?
バルサは13歳未満の選手は地元のカタルーニャ出身でなければ契約しない規定があるらしく、今回はまさに特例ということになる(メッシですら13歳で加入)が、そうしたくなるもの十分頷けるだけの才は確かに感じられた。
しかし、川崎Fはよくこんな将来の逸材を手放したものだ!U-10のコーチ?がVTRでエールなんか送ってる場合じゃないだろうとも思ったが…。JYぐらいならまだしも、逆にこれだけ若いと拘束力も発揮し難いということなのだろうか。
若くしてスペインのカンテラへ移った選手というと、アトレティコのカンテラに所属した玉乃淳の名が浮かぶ。当初からスピードやテクニックは申し分なかったがフィジカルが思うように大きくならず、年齢を重ねるとともに身体が成長してきた他の選手の前に苦労するようになったというジレンマ的な話を、以前、どこかで見掛けた記憶がある。大成は適わなかった。まさに「早熟」だったということか。
久保くんがどのような成長を遂げていくのか。期待はすれどこの先どうなるかは知る由もない。メッシのようにカンテラから世界に巣立つプレーヤーになれるだろうか。成功を確信するにはまだあまりにも若すぎるが、これからバルセロナで経験する様々な事は、必ず人生の糧になることだろう。
◎sportsnavi
「タケフサは、左利きのイニエスタ」
posted by JIN18 |07:58 |
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2011年03月31日
“持っている”といわれるのは不本意らしい。
「確かにチャンスは来たけど、それを生かせるかどうかは日々の努力。その一瞬にどれだけ集中し、どれだけ普段の力を出せるかなんです」
大阪長居スタジアムで行われた日本代表vsJリーグ選抜のチャリティーマッチ。
82分にJリーグ選抜唯一の得点となるGOALを決めたカズは、ここぞという場面で結果を残せるのは、日々の積み重ねの結果に過ぎないことを強調する。
トレーニング、食生活の管理、身体のケア。
人一倍のプロ意識から成る毎日のストイックな精進の賜物であるのは確かだが、こういった特別な舞台で結果を残すのを目の当たりにすると、やはり“何かを持っている”と感じずにはいられない。
幸運を引き寄せてそれをモノにするには、カズの言うとおりその場面で力を発揮できるだけの準備が必要なのは間違いない。しかし、逆にそれだけの準備を日頃から怠りなく行っているからこそ、そういった場面が訪れそれをモノにできているともいえる。
ある意味、この日ピッチに立った選手の中でカズは最もGOALを期待されていたはず。その期待にしっかり応えるのだから本当に恐れ入るし、それこそがKINGのKINGたる由縁であるといえる。
震災により何らかのダメージを受けた人たちの胸にも、確かに届く想いが詰まったGOALだった。そして、それだけの影響力を与えられる選手は、やはりカズをおいて他にいないだろう。
Number3月24日発売号の「カズへの手紙」は“キング・カズの由来”というお題だった。それによると、“ドーハの悲劇”として有名な1993年のアメリカW杯アジア地区最終予選での活躍を受けて、開催地カタールの現地紙で使われたのが世界初“KING KAZU”とのこと。
誌面には執筆した記者からカズに寄せる言葉が綴られていたが、改めて振り返ってみると、もう20年近くも前から、カズは常に期待を背負いそれに応えるべく努力を重ね、活躍し続けてきたことになる。
いずれ再開するJでのさらなる活躍も期待したいし、本当の意味で影響を与えられる数少ない選手の代表格であるだけに、元気な日本復興のために元気なプレーを披露し続けてほしいと願って止まない。
posted by JIN18 |00:27 |
○蹴球雑記系 |
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2011年01月30日
草木も眠る丑三つ時。
その瞬間!近隣の家々から歓声が上がっているのが遠くに聞こえてきた。目を離したくとも離せないギリギリのピンチの連続を、固唾を呑んで見守っていた想いが、咆哮を呼び一気に弾けた瞬間だったのだろう。
準決勝・韓国戦に続く延長戦。選手は疲弊し、オーストラリアの高さと強さに押されながらも凌ぎ続けるという展開。このままスコアレスで120分を終え、PK戦に雌雄を委ねることも視野に入りそうな頃合いにようやく迎えた好機だった。
左の長友佑都が粘って上げた鋭いクロスを、中央の李忠成が左足ダイレクトボレーでGOALに突き刺した決勝弾!幾度も好セーブを見せていたGKマーク・シュウォーツァーをしても、ほどんど微動だにできないほどの素晴らしい弾道だった。
例えば2000年アジアCUPで中村俊輔のFKを、名波浩が左足ダイレクトボレーで決めたシュート!
同じ年のEURO2000決勝でシルヴァン・ヴィルトールが左サイドライン際まで抉って上げたクロスを、ダヴィド・トレゼゲが左足ダイレクトでGOALに突き刺したGOLDEN GOAL!
記憶に残る左足の驚弾がフラッシュバックで蘇ってきて重なった。それくらい美しく価値がある優勝を決めるに相応しい一撃だった。
「来た瞬間、トラップしたらダメだと思った」というが、よくぞダイレクトで蹴りこむことを選択したと感心させられる。中央でドフリーになっていたことにもビックリ!だったが、100分を超える死闘の中で、オーストラリアのDFも疲弊しきっていて捕まえられなかったのだろう。
苦労人が決めた決勝GOALだけに感慨深いものがある。
李忠成は東京都出身。
FC東京のユースで活躍しトップチームに昇格したが、出場機会を得られず柏に移籍、ここで主力として定着し頭角を表すと、気合いの入ったプレーで人気を博していった。2007年には北京五輪を目指すU-23代表に参加するため日本国籍を取得、アジア予選突破に貢献したが、強い決意で挑んだ本大会は3戦全敗でGroupリーグ敗退。その後、怪我などもあり、なかなかベストのパフォーマンスを披露できずにいるうちに、徐々に柏での出番を失っていった。
2009年には再び出場機会を求める形で広島に完全移籍。しかし、このチームには佐藤寿人という類い希な得点感覚を持つ絶対的CFWがいることもあり、ピッチに立てるのはやはり限られた時間のみ。
正直!北京五輪前後を頂点に、徐々に第一線から消えていくのではないか…という想いもあった。
それだけに昨季も佳境に入りつつあった9月に、佐藤寿人の負傷離脱で先発出場の機会を得てから、シーズン終了まで12試合で11GOALを荒稼ぎした活躍にはこれまたビックリ!である。“水を得た魚”とはまさにこのことだ。
不死鳥のように蘇った李は、この活躍が評価された形でこのアジアCUPに臨む日本代表に初選出された。先発FWの前田遼一に替わって98分からピッチに入ったオーストラリア戦は、代表キャップ僅か2試合めだった。
そしてアジア王者を決めた決勝点が代表初GOAL。
最近流行りの“(何か)持っている”といっても差し支えないだろう。
真夜中の日本国中に興奮と感動の渦を巻き起こしたこの素晴らしいGOALは、日本の4度目のアジア制覇の栄光とともに長く記憶の中に留まり続けるに違いない。
posted by JIN18 |23:49 |
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