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攻撃力不足で尻に火が点いたぞ!クロアチア!

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 世界各地で行われた9月のW杯予選2連戦は、本大会出場を狙う国々にとっては正念場の局面を迎えたともいえた。この連戦をどういった形を終えるかで、本大会切符という希望の道標が示されるか否かがハッキリとしてくるからだ。アジアでは日本代表が見事に6大会連続の本大会出場権を手にしたが、欧州の舞台でも本気でストレートインを狙う国々が熾烈な戦いを繰り広げた。

 ちょうど予選の半分を終えた3月の段では、Group9で無敗の首位を走りロシア行きがかなり楽観視されていたクロアチア代表に暗雲が漂ったのは、前の節の6月にアウェーのアイスランド戦で躓いてからだ。勝ち点1を分け合ってタイムアップかと思われた終了数分前に、決勝GOALを喰らってよもやの敗戦を喫してしまったのだ。  依然として首位の座は維持していたものの、後を追うチームとの勝ち点差は縮まり、悠長に構えてられなくなりつつあった。この9月の連戦は2日がホームのコソヴォ戦、5日がアウェーのトルコ戦となっていたが、ビッグトーナメント初参戦のコソヴォ相手の白星は織り込み済みとして、続くトルコ戦でもできれば連勝、最悪でも勝ち点1を持ち帰りたいところだった。

 招集メンバーを観る限りでは、DFに怪我人が相次ぎやや心許ない状況と見受けられた。特にアキレス腱断裂のヴェドラン・チョルルカ、脛骨亀裂骨折のティン・イェドヴァイは、この9月の連戦だけでなく10月の最終局面での復帰も難しいだけに、固定化されていない左SB含む最終ラインがどこまで安定するかが、予選突破を占ううえでの一つの鍵となるのは明白だった。

 しょっぱなのコソヴォ戦でクロアチアは出鼻を挫かれ大きく歯車を狂わされてしまう。降りしきる雨の中、ザグレブのマクシミールで行われたこの試合。モロに雨の影響を受けたピッチはそこら中が水たまりという有様。蹴ったボールは水を含んだ芝に止まり、スライディングをすれば水しぶきを上げて滑りっぱなしで止まれない。

 足下で繋ごうとしたところで、届くかどうかは“ボールに聞いてくれ”状態。ポゼッションもへったくれもあったもんじゃない。とりあえず早めに前に蹴り出して、サイドの高い位置まで繋がったら間髪入れずにクロス。

 行われているのは『蹴球』なのに、頭でGOALを狙うのが一番確実な戦法という逆転現象!?

 どちらのチームもやってることに大差ないが、本来であれば足下のテクニックに優れた選手を揃えるクロアチアのほうが、その持ち味を全くもって出せないという点で、いささか煽りを食ってる感があった。

 そのまま試合は進んでいくわけだが、あまりのピッチコンディションの悪さに遂には22分で中断。24時間以内であれば再開することができるという規定があるとのことで、翌日、同じ22分のところから再開するという非常に珍しいケースとなった。

 思わず脳裏に過ぎったのが、88/89チャンピオンズカップ2回戦で、ユーゴスラヴィアのツルヴェナ・ズヴェズダがACミランを相手に戦った試合だった。ホームでの第2戦、デヤン・サヴィチェヴィッチのGOALでリードを奪いながら濃霧のために中断(この時は中止だったか)となり、翌日の再試合ではトータルスコアで並ばれPKで敗れたという試合だった。

 というわけで、何だか嫌な予感もするところだったが、翌3日、前日、タッチラインを割って途切れた22分のコソヴォのスローインから試合が再開された。ピッチの復旧に相当な尽力を費やしたであろうことは、前夜あれだけ目に付いた水たまりがなくなっていることからも容易に察しが付いた。

 足を使った地上戦ができるとなると、さすがにテクニックに優れた個の力で勝るクロアチアが押す展開になるのは自明の理。格下コソヴォということもあって、イヴァン・ラキティッチ(FCバルセロナ)のトップ下にルカ・モドリッチ(レアル・マドリー)とマテオ・コヴァチッチ(レアル・マドリー)のダブルボランチという、リーガ二強で名を馳せる面々で中盤を固める強気な攻撃的布陣で臨んでいたが、ホームであわよくば点差を付けてフィニッシュしたいという意図が強く感じられた。

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記事カテゴリ:
♡南スラヴ系
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