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コンフェデ杯を観て -メキシコに抱く期待-

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 ドイツが半端ない。

 ロシアで開催された先のコンフェデ杯にはB代表で挑んだにも関わらず、決勝でフルメンバーのチリを1-0で下しての優勝。遡ることその一日前には、ポーランドで行われていたU-21欧州選手権で、V候補筆頭と見られていたタレント揃いのスペインを同様に1-0で破り、同カテゴリーでは8年ぶりとなる戴冠を得た。

 かつてのブラジルなんぞは、「常に同レベルの代表チームが二つ三つ作れる」と、その層の厚さとタレントの宝庫ぶりが形容されていたものたが、コンフェデ杯でメキシコやチリといった強豪を下して優勝したドイツには、その形容がまさに言い得て妙だと思えた。

 この大会に召集されたメンバーでキャップ数が10を超えるのは6人。キャップ数0の選手は7人もいた。明らかにこの大会での結果よりも、連覇が掛かる来夏のW杯に向けての新戦力発掘を主眼に置いていることは明白だったし、それにも関わらず優勝してしまったことはまさに驚嘆に値する。結果を残したといっても、この中から来年のW杯メンバーに何人が選出されるか!?

 今のA代表の主要メンバーを見ると、それほど多くが割って入れるとも思えない。文字通りのレベルの高い競争がそこにはあるし、ハッキリ!言って来夏のW杯でドイツ以外のチームが優勝する様は、現状、なかなか想起出来ないものがある。

 と、ひたすらドイツに感心したのは事実なのだが、実は今回のコンフェデ杯で一番注目して全試合マークしていたのは違うチームだったりする。

 ズバリ!中米の雄!メキシコである!

 W杯には1994年アメリカ大会以降6大会連続出場中、何れも決勝T進出とすっかり強豪の仲間入りを果たした感もあるが、一方で全てベスト16で敗退と超えられない壁の前で足踏みをしているというもう一つの現実。

 欧州を中心にグローバル化が著しいフットボール★ワールドにあって、一定の強豪国ながら自国内でプレーする選手も多いという稀有な存在(今コンフェデ杯では国内組は9人に留まっているが…)だが、それだけに世界に知られたタレントがそれほどいないことから下馬評が決して高くないW杯でも、いきなり現れたような新星が目を見張るような活躍を見せるなんてこともままあったりする(98年のヘスス・アレジャノとか)し、或いはチームとして質の高いサッカーを披露したりする。

 そんな様に目を見張らせられることが続き、今や国際大会を観る際には必ず注目チームの一つとしてチェックするようにしている。

 もちろん魅せてくれるサッカーが面白いから!というのが大前提なのはいうまでもない。キープ力や独特のリズムを有したドリブルによる突破力など個人技に長けている選手が多く、且つショートパスを駆使した攻撃を主体とする様は、何か懐かしい薫りを漂わせ胸の奥を刺激するものがある。

 そう。それはまさに!かつての80年代までのブラジルを思わせるスタイルなのだ。単純に観ていて楽しいと思える。

 娯楽性を追求したスタイルとリアリズムとの共存はなかなか並び立たないものと見られていた。しかし、ティキタカのバルセロナが遂にそれを成し遂げ、他ならぬメキシコも2012年ロンドン五輪で優勝を飾り先の時代への期待感を大いに抱かせた。迎えた今コンフェデ杯や来年のロシアW杯はまさに金メダル世代の集大成ともいえる。

 日常、メキシコ国内やCONCACAFの試合はほとんど注視していない(スイマセン…)ので全く気付いていなかったのだが、個人的には今大会でカルロス・ヴェラがメンバーに名を連ねていたのは非常に嬉しかった。  11/12から所属するレアル・ソシエダでは、昨季終了までの6シーズンでリーが204試合に出場し65GOALをあげている左利きのテクニシャンは、2014年ブラジルW杯の出場を自ら辞退するなど長く代表から遠ざかっていたが、2014年末に3年半ぶりに復帰していた模様。

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