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U-20W杯/質という部分での違いを見せ付けられた日本がウルグアイに完敗!

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 アディッショナルタイムに入った91分、一気にオーバーラップしてきたマティアス・オリヴェラが、マルセロ・サラッチからの少し浮かせたパスを受けてエリア内に侵入。左足を振り抜いて日本に止めを刺すGOALを決めるまでは、最小得失点差で競った攻防のようにも映ったが、その実、ウルグアイのほうが常に役者が一枚上の試合運びを見せていた。  大人と子供…というと言い過ぎかもしれないが、チームとしての成熟度、攻守においての力の入れどころ、完成されたチームとしての試合運びを観るにつけ、そういった対比が自然と脳裏に過った。

 日本にとっては不運な面もあった。前半の20分、CFWの小川航基が負傷のため早々に交代を余儀なくされてしまった。代わりにピッチに入るのは小川同様180cmを超える上背を誇る田川亨介かと思いきや、内山篤監督の選択は緒戦で決勝GOALをアシストしたスーペル☆キンセの久保建英。期待の程が窺える交代には観ている側としても高揚感を覚えるものがあったが、前線でのポストプレーでタメを作れる小川の不在は、結果的にチームのスタイルの変更を余儀なくした。

 南アフリカ戦では左サイドを主体にサイドからのクロスが攻撃における一つの武器だったが、小川が抜けて前線に高さがなくなって以降は、後方からのフィードを当てることを含め、当然のことながらそんな攻めができなくなってしまった。  時間の経過とともにサイドからのクロスを上げる形は全く見られなくなり、必然的に攻撃は中央に近いところで個人技や短いパス交換で仕掛ける形が主となった(その攻め方自体はキライではないが、望もうと望むまいとそれしか術がなかった)が、そもそもディフェンスが強固なウルグアイの守備陣が人数を割き中央を固めると容易に崩せるものでもない。密集の隙を突きシュートを放つ場面もあったが、その先でGKサンティアゴ・メレが落ち着いたセービングで守るGOALを割るには至らなかった。

 後半に入ると、ボールポゼッションして同点ゴールを狙いに行くような時間帯も増えたが、自分たちの力でそうしているというよりは、何か持たされてる感がアリアリだった。  持たせて攻めさせて前掛かりにさせて、奪ったら素速く一気にカウンター。  リードしているからこそ成せた業ともいえるが、ウルグアイは見事なまでに全体が意思統一されていた。

 注目の久保は随所に光るプレーは見せていた。なかなかボールに絡めない時間もあったが、ピッチ内の誰よりも繊細なタッチを生かしたキープ力は秀逸だったし、当たり負けしてふっ飛ばされる場面はあったものの、終盤にはそれを理解したうえでギリギリのところでの上手な球離れを見せ相手にボールを渡さないというクレバーさも披露した。

 最大の見せ場は58分のシーンだった。エリア手前でボールを受けると、すかさずドリブルで二人交わしてエリア内へ侵入。角度のないところから抑えの聞いたシュートを見舞った。GKにディフレクトされGOALこそならなかったが、大いなる可能性を感じさせるプレーだった。

 日本は67分にも右から抜け出した岩崎悠人がGKにセーブされる惜しいシュートを放ったが、ここもスルーパスを出してお膳立てしたのは久保だった。

 そう。  堅陣誇るウルグアイ相手とはいえ日本もチャンスが全くないわけではなかったのだ。  しかし、GOALが決まらない。

 そこで思い起こされるのがウルグアイの先制点のシーンだ。最終ラインからのロングボール一本!オーバーラップしてきた右SBホセ・ルイス・ロドリゲスが受けてすぐさま内へ折り返すと、後方から上がってきたニコラス・スキアッパカッセがDFの間合いを外して決めたというGOALだったが、このエリアに差し掛かったところでのスキアッパカッセの落ち着きというか冷静さには、ホンモノのストライカーの薫りが存分に漂っていた。

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