2009年11月15日
南スラヴ勢の南アフリカへの第十四歩! ~ボスニアがポルトガルに惜敗~
FIFAランク上位4つが下位4つと対戦するという強国有利な組み合わせとなった欧州プレーオフ。個人的には下位4つが本大会出場したほうが新鮮味もあって期待できそう(ロシアは面白そうだが…)だと見ていたが、14日に行われたプレーオフ第1戦は、一番拮抗していそうなギリシャとウクライナの対戦を除けば、軒並み上位ランクの国が結果を残した。 EUROの再来もありそうなフランスや面白さも新鮮さも欠けるギリシャあたりより“魂のチーム”アイルランドや攻撃力を秘めるボスニア・ヘルツェゴヴィナのほうが、遙かに本大会に華を添えてくれそうなのだが…。文字通り予選最終戦となる第2戦でのこれらのチームの奮起に期待したい。
【 ポルトガル 1-0 ボスニア・ヘルツェゴヴィナ 】 1-0 31' ブルーノ・アウヴェス 戦前に見聞きした様々な声が、思いのほかボスニア・ヘルツェゴヴィナへの期待が高いのに結構驚かされたが、プレーオフのドローが決まった折、エディン・ジェコが「最も嫌な相手に当たってしまった」ことを素直に認めたように、プレーオフ出場国のなかで最強といって良い相手との対戦は、クリスチアーノ・ロナウドを欠くといってもポルトガル優位と見るのが妥当なところ。 ボスニアとしてはアウェーの第1戦をドローで凌ぎたいところだったが、31分にブルーノ・アウヴェスが決めた1点が決勝GOALとなり0-1で惜敗を喫した。 右のナニからのクロスがGKとCBの間の難しい位置に送り込まれたが、ファーから中央へ入ってきたブルーノ・アウヴェスを、ボスニアの選手は誰も捕まえていなかった。 2TOPにエディン・ジェコとヴェダド・イビシェヴィッチ、その下の司令塔にズヴィエズダン・ミシモヴィッチのBundesトライアングル。右に心境著しいセニヤド・イブリチッチ、左にセヤド・サリホヴィッチとサイドからのチャンスメイクを期待できる選手を据える強気な布陣で臨んだボスニアだが、後半開始からしばらくの時間を除けば概ね攻勢だったといって良い。 やはりクリスチアーノ・ロナウドがいるといないとでは大違いだ。何よりDFに掛かったときの神経の遣い方が違うし、いなければその分意識を攻撃に割ける。ボスニアが互角以上の戦いを繰り広げられた要因には、(実力+)間違いなくその影響もあっただろう。 数々の好機を得ながらNO GOALで終わったのにはツキのなさもあった。38分のサリホヴィッチの強シュートはGKに弾かれ、CKからのイブリチッチのヘッドはバーに嫌われた。 そして、最も惜しかったのは89分の場面。右からのクロスをヘッドしたジェコのSHOOTがワンバウンドしてバーを叩き、その跳ね返りをズラタン・ムスリモヴィッチがダイレクトシュートすると今度は左ポストに弾かれた! 1試合で3度もバーやポストに嫌われると、なかなか勝利を掴むことは難しい。 とはいえ大きな可能性が感じられたのも事実。次もやってみなければどう転ぶか分からない。それぐらい拮抗した対戦だった。 トランペットが掻き鳴らす「I Will Survive」が、やけに耳を付いたエスタディオ・ダ・ルスで勝利を収めたポルトガルの面々からも、辛勝には勝利の喜びよりも安堵感のほうが大きいように感じられた。 2点差以上で勝つ!! ボスニアに残された道はそれだけ。 しかし、その可能性は大いにある。 プレーオフはまだ“前半”を終わっただけだ。 【 ロシア 2-1 スロヴェニア 】 1-0 40' ビリャレトジノフ 2-1 52' ビリャレトジノフ 2-1 88' ペチュニク ディニャル・ビリャレトジノフにしてやられた! 速い球回しからのボールをGOAL前でDFを背負って受けると、素速い向き直しと切り返しでDFを交わし豪快にGOALに突き刺した1点目は、テクニックを見せ付けられた。 2点目はこの日の彼が持っていたツキ?の賜物か!?左のアンドレイ・アルシャヴィンからのパスは一旦合わせ損なったように映ったが、そのボールがDFに当たり再び何と!眼前に。二度目はしっかりとGOAL左に流し込んだ。 力的にはロシアが勝るだけに誰もがロシア優位と見た顔合わせ。そのまま終了していれば文字通り快勝!…となったわけだが、終了3分前にスロヴェニアがネイチ・ペチュニクのGOALで1点を返したことにより、第2戦への興味は失われずに済んだ。 スロヴェニアはロスタイムにも右からの長いボールにオフサイドトラップをかけ損なったDFの裏を突き、マルコ・シュレルが1対1のSHOOTを見舞うが、ここはGKイーゴリ・アキンフェエフが横っ飛びでナイスセーブ。そこで追いつければ御の字だったが、アウェーで1点取ってホームに戻るのは大きい。 スロヴェニアのウリは何といっても欧州予選で2番目に少ない4失点という堅守。その堅守が威力を発揮し次戦でロシア攻撃陣を封じきれば、スコアは1-0でもOKということになる。それほど高いとはいえないスロヴェニアの攻撃力を考慮したとき、そういった戦い方は至極現実的だと思うし、ここを0-2で迎えるのとは大違いという意味で大きなアウェーの1点だった。 とはいうものの、ロシアもW杯でかなり観たいチームだけに、実はこのカードだけハムレットの心境だったりするのだが…(他はボスニア、アイルランド、ウクライナに勝ってほしい!)。
posted by JIN18 |23:53 |
♡南スラヴ系 |
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ポルトガル対ボスニア・ヘルツェゴビナ 4-3-3 対 フラット3 【* 紅きダニューブ】
予選終盤で2位にすべり込んだポルトガルが、先月スペインに地元で5点を奪われたボスニア・ヘルツェゴビナを迎えた第一戦です。終了後、交代出場のムスリモビッチに笑顔… 動画は、最初が得点シーンを含んだダイジェストです。次は、70分ころからだけを5分ほど収めており、少しは連続したプレーを見ることができるもの。こちらには得点場面はなく、タイムアップ時に笑うムスリモビッチが登場します。 YouTube - Bosnien vs Portugal bosnia vs Portugal YouTube - P
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南スラヴ勢の南アフリカへの第十四歩! ~ボスニアがポルトガルに惜敗~
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アイルランドやボスニア・ヘルツェゴヴィナの方が、華を添えてくれそう。その通りかもしれませんねぇ。
難敵というか、この辺りの中堅がいるといないとでは、強豪国の士気も変わるでしょう。
ボスニアは次はホームでもあり、最後の最後とばかりに全力尽くせば充分勝機ありますよ。
posted by マティヒェン | 2009-11-16 00:41
南スラヴ勢の南アフリカへの第十四歩! ~ボスニアがポルトガルに惜敗~
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以前、もしかして、ユーゴスラビア1国のままだったら、欧州選手権ベスト4はいけるという記事を公開されましたか。
見た感じ、記憶にありませんが、「南スラヴ」という言葉遣いでなんとなく前に読んだ気がしました。こちらもトラックバックをしてみます。
posted by コリバノフ | 2009-11-16 12:08
南スラヴ勢の南アフリカへの第十四歩! ~ボスニアがポルトガルに惜敗~
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ポルトガルにしろフランスにしろ、他国に比べて抜きん出た力を持ってるかというとそうでもないのでしょうね。
現に予選は2位なわけだし、先を考えずにその一戦に集中できることを考えると、ボスニアとアイルランドの逆転も大いにありえると思います。
プレーオフって見てる側からすると面白いんですけど、選手の気持ちを考えるとすごく複雑な気分になりますね。
posted by 赤きN | 2009-11-16 14:10
南スラヴ勢の南アフリカへの第十四歩! ~ボスニアがポルトガルに惜敗~
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■ マティヒェンさん
アウェーGOALもないボスニア・ヘルツェゴヴィナはもう2点差付けて勝つしか道がないので、やることがハッキリしているといえばハッキリしています。
が!入れ込みすぎが逆に仇にならないかがちと心配。ポルトガルもクリロナがいないぶん、アウェーで無理して攻めてきたりはしないでしょうし、ボスニア同様やることがハッキリしていますが、攻勢(になるかな?)のボスニアの隙を突くようなしたたかさは持っていると思うので。
そこらあたりは最近の国際舞台での実績もあるぶんポルトガルが勝ってそうです。
イヤ!ホント!マジでボスニアに勝って欲しいです。ある意味南アで一番観たいチームなので。
posted by JIN18 | 2009-11-16 22:23
南スラヴ勢の南アフリカへの第十四歩! ~ボスニアがポルトガルに惜敗~
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■ コリバノフ さん
トラックバック快く受けてくださってありがとうございました。ポルトガルvsBIH戦、かなり詳細に綴られていたので思わず…って感じです。
仰るとおり、“仮想”ユーゴスラヴ代表をEURO2008でSELECTした折りにコメント頂いていますね。
私も何故か?コリバノフさんはよく覚えています。やっぱり名前のインパクトが大きいからでしょうか(笑)!?“コリバノフ”といえば、94年W杯USA大会で、主力ボイコットがなければロシアのACEだったFWですからね(SERIEでも結構活躍していた印象があります)。。。あの時のロシアはサレンコが得点王獲った以外散々でしたが、主力が揃っていればかなり強力なチームだったはず…と、今でも思っています。
posted by JIN18 | 2009-11-16 22:28
南スラヴ勢の南アフリカへの第十四歩! ~ボスニアがポルトガルに惜敗~
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■ 赤きNさん
>現に予選は2位なわけだし
まさに仰るとおり!調子が出ないからプレーオフに回ってるわけで、まぁ、ポルトガルは来年になればまた息を吹き返す可能性もあるけれど、フランスはドメネク体制が続く限り南アいっても冴えない予感が拭えません。
ならば!アイルランドやBIHのほうが遙かに新鮮かなと。
アイルランドもサッカー自体はそんなに面白くはなさそうだけど、やっぱ日韓の時の不屈の“魂のチーム”ぶりが忘れられません。スペインを応援してたにも関わらず、土壇場でロビー・キーンが同点弾を決めたときは、やっぱ奮えるモンがありましたからねー。
>プレーオフって見てる側からすると面白いんですけど、選手の気持ちを考えるとすごく複雑な気分になりますね
力の差が歴然ならまだしも、拮抗しているとやっぱり戦い方が慎重にはなりますね。これまでのGroupリーグはその名の通りリーグ戦。プレーオフはノックアウト方式のトーナメント戦に近い感覚でしょうから。
あー、第2戦が待ち遠しい。。。というかBIH!勝って歴史を作って欲しい!
posted by JIN18 | 2009-11-16 22:34
南スラヴ勢の南アフリカへの第十四歩! ~ボスニアがポルトガルに惜敗~
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ありがとうございます。
> かなり詳細に
これは興味津々でした。一番旧ユーゴスラビアに近いかもなと。第二戦ですね。
コリバノフといえば、ソ連ではなくて、最近記事にしたフォッジャでの記憶くらいしかありません。ワールドカップは…、どうだったでしょう。
あのときは確かブラジル、カメルーンと、あとはどこだったか思い出せません。シャリモフは、? 忘れました。
ミラクル・フォッジャといえば、シャリモフ、バイアーノで、けがであまり出場しなかったコリバノフは、翌シーズンあたりからの、さほど記憶に残らない記憶程度ですね。
あ、あとシニョーリとかが印象的で。
posted by コリバノフ | 2009-11-17 08:40
南スラヴ勢の南アフリカへの第十四歩! ~ボスニアがポルトガルに惜敗~
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■ コリバノフさん
>ミラクル・フォッジャ
非常ーに懐かしいですねー!
ズデネク・ゼーマンが監督でSERIEに旋風を巻き起こしたことを思い出します。何度も得点王を獲得するシニョーリも、フォッジャで売り出したんでしたね。
94年のロシアはブラジル、カメルーンとあとスウェーデン(歴代最高ぐらいに良いチームでした)と一緒でしたね。シャリモフは確かボイコット組に入っていたはず。他、カンチェルスキスやドブロボルスキーとかも外れていたはずです。Bestメンバーが組まれていたら、得点王のサレンコもメンバー入りできなかったかも…というくらいのチームだったようですよ。
posted by JIN18 | 2009-11-17 12:59
南スラヴ勢の南アフリカへの第十四歩! ~ボスニアがポルトガルに惜敗~
コメント投稿者ID :
ああ、スウェーデン。でしたね。
> シャリモフは確かボイコット組に
そんな話題もあったなと、ようやく思い出しました。ドブロボルスキー時代のソ連は、いつも好チームなのにいつも失速という感じで。1988年とソウル五輪で終わっちゃったかのようです。
ボスニア・ヘルツェゴビナはミシモビッチを外しちゃったのでしょうか。残念でした。第二戦は夜に見てみます。
スロベニア、おめでとうございました。これで旧ユーは2つですね。今度、セルビアの再放送をながめてみようかと思い始めました。
posted by コリバノフ | 2009-11-19 09:28
南スラヴ勢の南アフリカへの第十四歩! ~ボスニアがポルトガルに惜敗~
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■ コリバノフさん
>1988年とソウル五輪で終わっちゃったかのようです
そうですね。
イタリアW杯、EURO92では優勝候補の一角にあげられながら何れもGroupリーグ敗退。激変する国内情勢の影響もあったのでしょうが、あのタレント力を考えると全く奮わなかったのは意外としか言いようがないですね。
スロヴェニアは決して強チームではありませんが、少ない持ち駒を生かした勤勉なサッカーで本大会切符を得た印象です。ミシモヴィッチは第1戦で負傷していたようです。彼の欠場が攻撃力低下に繋がったのは間違いないところでしょう。
posted by JIN18 | 2009-11-22 16:18
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