2009年05月31日
麒麟杯で得た収穫
まるでバルセロナ五輪で優勝した時のスペイン代表のようなデザインのユニフォームを纏ったベルギーだが、スパーリング・パートナーとしてはかなり物足りなかったといわざるを得ない! まさか、秋葉原にでも買い物に行くことで頭がいっぱいだった…なんてことはないと思うが、80年代~90年代半ばまで世界を席巻した“赤い悪魔”の面影は、残念ながら見あたらなかった。 同じスコアでも、最後まで油断ならない相手だったチリのほうが、遙かに骨のある相手だったことはいうまでもない。 とはいっても、麒麟杯2試合を終えて、例年以上の収穫を感じたのもまた事実だ。 特にドイツW杯での大惨敗以降、「組織ではそれなりに戦える。後は局面を打開する個の力が足りない」とは、事あるごとにいわれてきたこと。 といっても、一朝一夕でそんな選手がポンポン表れるモノでもないのだが、この麒麟杯ではヒサシブリにそういった意味で、本当の可能性を感じさせてくれる選手がいた。 本田圭佑と岡崎慎司だ。 きっと、多くの人が同じように感じたことだろう。 本田はオランダ二部とはいえ16GOAL13アシストの大活躍で、TEAMの一部復帰に大貢献!この2試合でもとにかく成長した姿を披露してくれた。 一番目を見張ったのが身体の使い方だ。 元々スキルの高い選手でGOALへの意欲もあったが、身体…特に腕の使い方が抜群に上手くなっていたのには驚いた。 巨人揃いのオランダ人、しかもテクニック面で劣る二部はよりフィジカルに頼った戦いになるのはどこの国でも相場だ。決して身体能力に恵まれてるわけでない日本人が、そこで活躍するためには相応の工夫が必要だと見るが、厳しい環境に揉まれる中で、1RANKレヴェルを上げた印象を受けた。 SHOOT!の意識があっても、詰めてくる相手に吹っ飛ばされれば当然打てない。自分がFINISHするためのスペースと時間を創り出すにはどうしたら良いのか??を、高い意識を持って突き詰めた結果が、先にあげたGOAL数に繋がったのだろう。 本日対戦したベルギーも巨人揃いという点ではオランダにも負けないTEAMだが、複数人にプレスを掛けられながらも、当たり負けせず、上手にボディバランスを取ってマイボールを保持し続けたKEEP力は目を見張るモノがあった。 また、チリ戦で岡崎の先制GOALのアシストとなったブレ球ミドルも、SHOOT!まで持っていく一連の動きに感心させられた。寄ってくる相手を交わしながら流れてコースを探し、GOALへの道を見つけるや否や素速く左足を振り抜いたのだが、あの状況下にあって尚ブレ球ミドルを正確に枠内に放てる余裕。人任せの選手が多いなかで、「俺が打つんだ!」という強い意識がビンビンに感じられた点も◎(だからといって独りよがりなわけでもない)。 俊輔とはまた違った種類のFKという武器も持っているし、個人的にはこの2試合で南アフリカW杯メンバーの当確切符を手に入れたと見ている。それぐらいインパクトがあった。 岡崎もこの2試合でFWのポジション争いから一歩抜け出すような活躍を見せた。3GOALという結果だけではない。何よりも賞賛したいのは、この選手、点を獲る形があることだ。嗅覚に優れているのはもちろんだが、ここでパスを受けたらこう動いて、このコースへ打てばGOALが決まる!というストライカーらしい自分の形を持っているように見受けられた。 久しく代表レヴェルでこういうFWはいなかったのではないだろうか!? ちょっと記憶を辿ってもKING-KAZU以来ではないか!?という気がする(REALで浮かびません…)。。。 わりと汎用性が高く、多岐に渡って平均点以上…というFWは幾人かいたかもしれないが、SHOOTを打って確実にGOALを決められるというストライカーは、まさに日本代表にとって待望久しい人材といっていいかもしれない。 (最も、これまでにそんな選手がいればドイツで大惨敗を喫したり、常に「FWが得点力不足」などと嘆かれ続けることもなかったはずだが…。。。) 前戦でも大活躍した二人だが、この試合でも本田が起点になって展開、右からの大久保嘉人のクロスを岡崎がダイビングHEADで押し込むという目の覚めるようなGOALがあった。 二人のPLAYを見ていると、「アピールするってのはこういうことだ!」というモノを示している、体現しているような気がしてならない。これまたヒサシブリに、観ていて「伝わってくるモノがある選手」という点でも好感なのはいうまでもない。他の選手たちにとっても良い意味で刺激になったのではないだろうか。 個人的にはW杯アジア予選に関しては結構楽観的だ。何だかんだといいつつも、次のウズベキスタン戦でドイツの時に続いてW杯切符世界第一号を掴むのではないかと思っている。今の日本の力であれば、それを手中にするのに苦戦したり逃すことのほうが大事件である。 問題はその先だ。 岡田武史監督は「W杯Best4」を目標として掲げているが、これまでの戦力や戦い方ではGroupリーグを突破できるか否か…というのが、客観的且つ冷静な視点で日本代表を見つめた時の位置付けだろう。 岡田監督が就任してから約1年半、組織&戦術というTEAMとしての熟成の度合いを深めているのは間違いない。骨子もほぼ定まりつつある。後はそこに味付けをする“個”というスパイスがどれだけ出てくるか…という点がキーになると見ていただけに、本田と岡崎の覚醒した感もあるこの麒麟杯での活躍ぶりは素直に喜びたいところだ。 決して真剣度の低い親善試合だったからとは思っていない。二人のPLAYの質は真剣勝負の場でも何かを起こせそうなモノだったと見ている。 願わくば、もっともっとこういった選手が出てきてほしい。 今季セリエAで一皮剥けた感もある森本貴幸はじめ、可能性を秘めた選手はまだまだいるはずだ。
posted by JIN18 |22:27 |
○蹴球雑記系 |
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麒麟杯で得た収穫
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岡崎がダイビングHEADで決めたゴールのクロスを上げたのは
内田ではなく大久保でしたよ。
posted by キリン | 2009-05-31 22:50
麒麟杯で得た収穫
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■ キリンさん
失礼しました!
大久保でしたか。
本田起点にしてパス交換して、最後上げたのが内田だと勝手に思いこんでました(^^;
ご指摘ありがとうございました。後ほど修正しておきます。
posted by JIN18 | 2009-05-31 23:03
麒麟杯で得た収穫
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HONDAはちと持ちすぎなところも含めて
攻撃意識もビンビン感じられ、
まさに、日本のC・ロナウドでした。
次のクラブ(AZ?)が楽しみですね、
posted by マルコスセナ@父 | 2009-06-01 13:29
麒麟杯で得た収穫
コメント投稿者ID :
■ マルコスセナ@父さん
何だよ~。
CL決勝のほう見てくれると思いきや、こっちですか(笑)!?
クリ・ロナは言いすぎ…かもしれませんが、あのSHOOT!の意識はGooですね☆
豊富な中盤の人材考えると、スタメンとしては捉えづらいですが、武器・特長があるだけに、オプションとしては残したい選手ですね。
posted by JIN18 | 2009-06-01 14:41
honda
コメント投稿者ID :
本田いいすねぇ。僕買ってるんですよ。
だって「オランダに来てから、力の抜きどころを覚えた」とか、
「無回転FKは(C・ロナウドより)俺のほうが先(&上手い)!」とか普通の日本人には言えないもの。
AZに移籍ですか、どうなんでしょうかね。
今年は昨年までの“オランダ1華麗なサッカー”を捨て(勝てなかったので序盤…)、
もろカウンターサッカーに切り替えました。
それが功を奏して優勝してしまうあたり、ファンハールはやっぱいい監督ですねぇ。
(来期は移籍とのことですが、また新人を育てる能力が高いという評価を確固たるものにしましたね)
そうそう、マレモートも期待してます。
ロベルトカルロスをぶっちぎったその日から(笑)。
日本のチョンテセにはなれるはず。。。。
posted by Barca | 2009-06-04 20:55
麒麟杯で得た収穫
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■ Barcaさん
岡崎!やりました!
良い嗅覚してますわ。何か覚醒した感すらあります。
本田も昨日は途中から出て頑張ってました。カタール戦ではスタメン器用しても良いんじゃないかなー!?もうW杯出場は決めたわけだし、Group順位に拘る必要もないでしょう(オージーにはBestメンツで当たって破ってもらいたいが)。主力は固定されつつあるので、それ以外の選手を試す場として使うのも、次のカタール戦なんかはアリじゃないかなと思います。
Barcaさんが本田を買っているのは「マウス買い」ですか(笑)??
AZ移籍は初耳です。ってゆーか!CL出場権あるとはいえ、もうちょいRANK上のTEAMに行ってほしかった気も…。。。
ファン・ハールはバイエルンの監督になるようですが、ドイツ人には彼のやり方は結構合ってそうな気がします。マリオ・ゴメスというすごいFWも入ってくるし、リベリーが残るようなら来季はCLでも結構やりそうな気がします。
森本も岡ちゃんの構想にはしっかり入ってるようなので、後はTEAMにどれだけフィットできるか。。。岡崎&森本の2TOP!メッチャ!アリですね。残る2枠に誰が入るのかも興味深いです。玉田、大久保、田中達、矢野、興梠…etc。果たしてどういったチョイスになるのか!?
posted by JIN18 | 2009-06-08 00:17
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