2011年12月08日

絶対負けられない神奈川ダービー

今シーズンもこの時が来た。

川崎フロンターレとの神奈川ダービー。

まず迎えるはホームでの一戦。
絶対に負けるわけにはいかない。
さらに昨シーズン移籍した小宮山に加え、今シーズンは田中、そして山瀬がフロンターレへ行ってしまった。
もっとも山瀬に関してはサポーターにとっては大いに不本意な部分があるが…
しかし、逆に谷口がマリノスへ移籍してきており、様々な思いに揺れる、今年の神奈川ダービーとなった。

ヒートアップの様相は、選手紹介から現れる。
フロンターレの両サイドバックが紹介されたときには大ブーイング。
自ら移籍を決意した者たちへの洗礼である。
ただ、山瀬には拍手。
多くのサポーターがやはり山瀬の移籍を望んでいなかった証である。
このことに対するサポーターの熱はまだまだ冷めてはいなかった。
まだサポーターの中には「横浜の10番」であり続けていることがあるのかもしれない。
しかし、マリノスの選手紹介になり、谷口が紹介されるとスタジアム全体で拍手。
こういったところはフロンターレサポーターは大人である。

スタメンは中村の不在にあたり、代わりに長谷川がスタメンで入る。
2トップは大黒と小野。
他は不動のレギュラーメンバーたちだ。

そしていざ試合が始まるが、序盤はマリノスが劣勢。
苦しい展開から始まった。
ディフェンスでは、マークの受け渡しがうまくいかず、ボランチの小椋もなかなかボールを奪えないため、ディフェンダーの体の張ったプレーとGK飯倉のファインセーブに救われていた。
特にこの日の飯倉は神がかったプレーを連発、再三のピンチを救ってみせた。
ディフェンスに追われることでサイドからの攻撃が全くといっていいほど組み立てられず、皮肉にも小宮山と田中のオーバーラップを許す悪循環。
この流れを打開しなければならなかった。
しかし、我慢を続けていたが前半22分、柴崎のゴールで先制点を許してしまう。
0-1。
さらに苦しい状況だ。

ただ、これでは崩れないのが今年のマリノス。
またここから追い上げが始まる。
そして前半37分にその場面がやってきた。
一本のパスに反応したのは大黒!!
巧みなトラップでボールを操りシュート!!
1-1の同点に追いついた。

ここからは攻められる時間があったとしてもマリノスが主導権を握る。
まるで、あえて攻撃をさせているかのよう。
また、パスを細かくつなぎ逆転弾を狙う。
さらに選手交代でも積極的。
ハーフタイムで長谷川に代え、渡邉を投入。
攻撃にさらなる変化を求めた。

そしてこの交代が身を結ぶものとなる。
後半26分。
その交代で出場した渡邉が値千金の決勝ゴール!!
2-1と逆転に成功した。
フロンターレの運動量も徐々に低下し、さらにマリノスは守備固めで天野を投入。
しっかりとそのまま逃げ切りを果たした。

絶対に負けられない相手に苦しみながらも、しっかりと勝ち点3をもぎ取った。

上位に食らいつくため一戦必勝。

ホームでもアウェーでもこのあとも勝ち続けろ!!


=採点=
飯倉大樹 7.5 神がかり的ファインセーブ連発
中澤佑二 6  失点を喫したが、その後は安定化に努め、逃げ切りに成功
栗原勇蔵 6.5 体を張ったプレーで相手を食い止める
小林祐三 6.5 前半は相手のサイドバックに苦しむも、最終的には右サイドを制圧
金井貢史 6  やや軽さが感じられたが、失点後は安定
長谷川アーリアジャスール 5 もっと前を向き、積極的なプレーが必要
小椋祥平 5.5 ボランチとしての守備のフィルター役になりきれなかった
兵藤慎剛 6.5 右サイドを中心に縦横無尽に躍動
谷口博之 5.5 古巣との一戦も中途半端なプレーが多かった
小野裕二 6  独特のリズム感あるドリブルで相手を苦しめた
大黒将志 7  早い段階で追いつけたゴールまでのトラップは秀逸
渡邉千真 7  途中出場でもキッチリ結果残す
キムクナン 5 攻撃の起点となるべく投入されるも、思うようなプレーはさせてもらえず
天野貴史 -  出場時間短いので評価できず


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2011年12月05日

女子のTOYOTA CUP

国立競技場において、11月30日、なでしこリーグを制したINAC神戸レオネッサとイングランドチャンピオンのアーセナルFCレディースとの1戦が行われた。

ワールドカップを制してから女子サッカーへの関心も高まっており、私も一度は見たいと思っていた。
1万人以上の観客集め、シュートを放ったときや、パスが繋がったときには大きな歓声もあがった。

特に澤選手のプレーはやはり群を抜いている。
ボール保持の安定感やピンポイントのスルーパス、足下のトラップ、いずれも高いレベルで、他の選手との違いを見せていた。
日本代表でのプレーと同じようにやや下がり気味の位置でのプレーが多かったのでもっと前でのプレーを見たかったが、下がり気味の位置でプレーしたからこそ、フリーでボールをもらう機会も多く、前述のようなプレーを見ることができたのだとも思う。

結果は1ー1の同点優勝。
表彰式では両チームのキャプテンがカップを一緒に掲げるなど、素晴らしいムードで幕を閉じた。

男子のサッカーと比べてしまうと、パスのスピードや正確性で劣る部分も否めない。
また球離れも遅い。
球離れが遅いことで、相手に囲まれボールを奪われる。
また苦し紛れにパスをするも正確性を欠き、パスミスが何度も見られた。
しかし、パスミスが多い分、結果的に攻守の入れ替えが多く、双方にたくさんのチャンスがあったので、男子のサッカーとはまた違うスペクタクル(ヒヤヒヤ感)を感じられた。
男子のサッカーと同じ見方ではなく、ある意味全く違うものと捉えて見ると、もっと楽しく見ることができると思う。

INACに対してだけではなく、アーセナルに対しても多くの声援がかけられ、ホーム・アウェーなどのない暖かい環境でのサッカーを落ち着いてみれた。
ワールドカップから数ヶ月が経つが、今日と同じ位の観客(約10000人)が、これからも安定して来場してくれることを願う。

ただ、もっとも、一番大きな歓声があがったのは、プレゼンターに俳優の生田斗真さんが出てきたときなのだが。


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2011年12月01日

トランセンド?エスポワールシチー?それとも…

先週は日本馬ブエナビスタが強敵揃いの外国馬を打ち破ったジャパンカップ。今度はダートで勝負!!

と思ったら、ジャパンカップダートは外国馬の参戦なし…
ダートのレースの中心はブリーダーズカップクラシックなどのあるアメリカ。
しかし、アメリカの馬はあまり外国のレースへの参戦をしない。
ヨーロッパではダートレースは主流ではないので、ジャパンカップダートは外国馬を呼びづらいのかもしれないが、さすがの「ジャパンカップ」というのに残念だ。

こうなると注目は、ドバイワールドカップで2着になったトランセンドと、GⅠ5勝を誇るエスポワールシチーの日本馬2頭の対決に注目が集まる。
この2頭の直接対決は今年2度目。
10月の南部杯で対決している。
そのときはトランセンドに軍配が上がった。
しかし、エスポワールシチーもその後みやこステークスで完全復活。
万全の体制でジャパンカップダートへと来た。

しかし、トランセンドも前走のJBCクラシックでは2着に敗れたものの、負けて強しの内容。
相手もトランセンド以上の勢いを持ったスマートファルコンでは仕方ないとまで考える向きもあるくらいだ。

どちらも直前の調教も万全だ。
トランセンドは直前の追い切りでは800m52.6秒、しっかり強めに追ってきた。
一方のエスポワールシチーも直前ではレースでも鞍上を務める佐藤哲三騎手を背に一杯に追って、800m51.5秒。
人気もこの2頭に集中している。このまま2頭で決まりか・・・

しかし、当方が押す、1頭不気味な馬がいる。
それが現在3番人気のヤマニンキングリー。
前走がダート初挑戦(シリウスステークス)であったが、あっさり2馬身半差をつける快勝劇を演じて見せた。
タイム面では平凡ではあったものの、ダートへの高い適性能力を見せつけた。
一昨年の札幌記念では先週ジャパンカップを制したブエナビスタを撃破。
高い能力を既に見せている。
芝の舞台では大成できなかったが、前走の勝ちっぷりからダートなら…と夢を見たい。

日本馬だけの「ジャパンカップ」ダート。
ダート王となる日本馬はどの馬か。


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2011年11月28日

You's world news co., オリジナルポロシャツ価格改定について

この度の大地震・大津波の被害に際し、被災された方々におかれましては、心よりお見舞い申し上げます。

さて、当ブログを通じ、販売させていただいております「You's world news co., オリジナルポロシャツ」ですが、ご好評につき、ある程度の一括生産が可能となりました。

したがいまして、品質・デザインをそのままに、金額を大幅に見直しし、あらためてみなさまへご提供させていただきます。

これまでの金額より約40%OFFとなります、

一着 2,500円にてご提供させていただきます。

なお、東日本大震災への義捐金活動の一環として、引き続き売り上げの一部を寄付させていただきます。

今後も、You's world news co., をよろしくお願い申し上げます。


You's world news co.,
代表 You 
y_w_n_co@hotmail.co.jp

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2011年11月24日

驚きの的中率

9月17日。
セプテンバーステークス。
△シセイカグヤと◎ボストンエンペラーの組み合わせで、馬連82倍をHIT!!
その前の10レース、鋸山特別も堅いながらも◎▲(リバティバランス=アオゾラペダル)でしっかりと的中。

9月18日。
中山メインレースのセントライト記念こそタテ目で外すも、阪神メインレースのローズステークスでは10番人気のマイネイサベルの激走のおかげで中穴、50倍をHIT!!
(◎ホエールキャプチャ=△マイネイサベル)

そして9月19日。
エルムステークス(札幌)ではまたも人気薄のオーロマイスターの復調を読み、約30倍をHIT!!
(◎ランフォルセ=△オーロマイスター)
さらにこの日は阪神メインレースのエニフステークスも的中(◎ダノンカモン=○ケイアイガーベラ)。

軸としていた馬のほとんどは1番人気ではあるが、3日間で6戦5勝(他のレースは一切買ってません)。
高配当的中とは我ながらちょっと怖くなるくらいであった。
ただおかげさまで素敵な3連休!!


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2011年11月21日

横浜F・マリノスvsアルビレックス新潟

動きに全く精彩を欠いていた試合だった。

動きに連動性がなく、遅攻となる。
また、この日は特に小椋のパスが不調で、起点となることができない。
中村が怪我で欠場しているだけに、そもそも起点がなくなってしまっていた。

こうなると、得点を取るためのボール運びはFW任せがちになり、普段よりロングボールが増える。
大黒がポストプレーに奮闘していたが、ポストプレーで持ち味を発揮するタイプではないので苦戦。
キムクナンなど、ポストプレーのできる選手と組んだ方が活きたであろう。

また、中村不在に代わって出場した長谷川の動きもイマイチ。
相手のマークをかわすことができないし、前を向けない。
前線へパスを出せず、ドリブルもできない。
久しぶりの先発出場。
せっかくのチャンスであったはずだが、台無しとなってしまっていた。

パスの出しどころが不調、FWの役割違い、底上げができていないサブ組。

このような状況では精彩を欠くのは当然とも言えてしまう。

ただ、それでも昨シーズンと違うところがある。
それは「それでも勝つ」こと。

昨シーズンまでは、チーム状況が苦しいと、それがそのまま結果に反映した。
勝ち点を拾いきれない試合が多すぎた。

しかし、今シーズンは内容が悪くとも勝ち点3を拾える。
この試合も、兵藤がPKを決めて、そのまま1-0という結果で凌ぎ切った。

どんなに強豪と呼ばれるチームであっても、1シーズンを全勝してタイトルを取ることはまずない。
また全試合を会心のゲームをすることはない。
しかし、それでも勝たなければ優勝には到達できない。

勝ち点をしっかりと拾えるようになってきた今シーズン。
このままさらなる高みを目指してほしい。


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2011年11月17日

J1、3強の争い

Jリーグ、J1も残り3節を残すのみ。第32節は上位3チームはいずれもアウェーでの試合だ。

1:横浜F・マリノスー名古屋グランパス(19日、14時キックオフ)
マリノスは栗原勇蔵を中心とした堅守が売り。ケネディ・玉田圭司を中心に、その堅守を打開できるか。この2チームの対戦は開幕カードでもあった。そのときは引き分け。まだエンジンがかかりきっていなかったグランパスは、あとわずかで負けてしまいそうな展開であったが、快足を飛ばした永井謙佑の爆発的な走力で引き分けへと持ち込んだ。またその快足が見たかったが、オリンピック予選のため不在。飛び道具無しでしっかりと勝ち切りたい。

2:アルビレックス新潟―ガンバ大阪(19日、14時キックオフ)
アルビレックスは前節で首位を走る柏レイソルに完敗(0-4)。さらに天皇杯でもJFLの松本山雅FCにジャイアントキリングを演じられた。苦しい状況となっているだけにガンバ優位ではある。しかし、同じく天皇杯では水戸ホーリーホックに逆転負けしたガンバ。これを「不安要素」ととるか「リーグに専念」ととるか。遠藤保仁が万全でもない中で、本来の攻撃的なサッカーを見せることができるか。

3:清水エスパルスー柏レイソル(20日、13時キックオフ)
優勝争いをしている名古屋グランパスに勝つ力を見せた一方で、既に降格が決定しているアビスパ福岡と引き分け。終盤になってもエスパルスは、安定して力を発揮できない状況にいる。一方の柏レイソルは首位を走り順調。前節の快勝(対アルビレックス、4-0)に加え、天皇杯でもヴァンフォーレ甲府を一蹴(6-1)。この攻撃力を持って、エスパルスを打ち破ることができるか。

残り3節、アウェーであっても負けはもはや優勝争い脱落を意味する。ハイレベルなこの争いを制するのはディフェンディングチャンピオンの意地か、優勝候補がその実力を見せるのか、はたまたJ1昇格初年の大躍進か。泣いても笑ってもあと3試合で決する。


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2011年11月14日

ワールドカップ予選 北朝鮮戦に向け

サッカー日本代表チームは試合へ向け、平壌へと降り立った。
しかし、まず待っていたのは入国審査であった。
要した時間、およそ4時間。
早速のアウェーの洗礼だ。

国交のない北朝鮮、それに伴う厳しい入国管理。
さらにピッチは人工芝。
これまでの状況とは大きく異なる状況であるが、どうやら監督・選手たちは「想定内」のようである。
遠藤保仁「これくらいのことは想定していた。」
長谷部誠「(練習開始が遅れたが)それでも今日動けたので問題はない。」
清武弘嗣「タジキスタン(のピッチ)に比べれば、(人工芝の方が)変な跳ね方をすることがないからいいと思う。」
と、いたって冷静である。

実際11日のタジキスタン戦の勝利で3次予選突破は決定。
これまでにない状況下は今後へのさらなる糧とできるか。
未知の世界を体感するだけではなく、戦術面、選手層、あらゆることにチャレンジしてほしいものだ。

※コメント参照:ISM


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2011年11月10日

横浜F・マリノスvs柏レイソル

ホームで首位チームを叩く絶好のチャンス!!

しかし、結果は完敗。

チームの良さを消され、相手の良さがまんまと引き出された試合であった。
FWは渡邉千真・大黒将志がポストプレーをさせてもらえず孤立。
(そもそもポストプレーが得意ではないが)
その状況を打開させようと、キムクナンを投入するも、クナンへボールが渡る回数は少なく、やはり孤立してしまっていた。
またFWがボールをキープできないことで、後ろから上がるのが躊躇し、特にサイドの争いは完全に後手に回り、相手のオーバーラップを頻繁に許してしまう状況であった。
その後手に回ったのが、気持ちにも表れてしまったのか、2点目の失点は完全にサイドバックの対応ミスであった。

また根本的な対応ミスとして、選手たちはよく滑ってしまっていた。
スリッピーな芝へ対応できていなかった。
レイソルの選手たちにはそのような場面がほとんど見られなかっただけに、ホームチームとして何ともお粗末なものであった。
情けない。

様々な場面場面全てにおいて負けていた。
優勝を目指す上で改善しなければ、他のチームにも同じようなことをさせてしまうことになってしまうであろう。


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2011年11月07日

美しき、ベガルタサポーター

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3月11日に発生した東日本大震災に対して、「何か出来ないか」と考え、ブログの更新の他にも、ポロシャツ販売を通じて義捐金活動を実施したり、私自身も現地へ行き、4月中は福島県郡山市を中心にボランティア活動を行ってきた。
そして5月。
今度は仙台へと向かった。
短期間に限られたもので、他にも私用のある仙台訪問であったため、ボランティア活動はわずかなものに過ぎなかったが、「地消」・「現状を自分の目で見る」、そして「ベガルタ戦観戦」だけは必ず果たそうと考えた。
(「ゴールデンイーグルス戦観戦」はチケットが取れず。日を改めて…)

行く期間に行われたベガルタ戦は相手が横浜F・マリノス。
マリノスサポーターである私にとっては、まさにこの一戦は願ったり叶ったり。
そして5月28日。
ユアテックスタジアム仙台へと向かった。

スタジアムは震災の影響を感じさせない美しいピッチであった。
ピッチとスタンドとの距離も近い。
すぐに好きなスタジアムの一つとなった。
天候は決して芳しいものではなかったが、雨はなんとか降らず。
しかし、スタンド全面に屋根があり、観客側から考えるととても助かる。
そのような意味でも素敵なスタジアムである。

しばらくしてピッチにマリノスの選手たちが現れた。
普段であれば、直前の練習前に選手たちは自分たちのサポーターへ挨拶し、サポーターも士気を高めていくものであるが、選手たちがまず向かったのはベガルタのサポーターのもとであった。
被災地に対して、被災された方々へ。
心を込めて挨拶。
アントラーズ戦と同様、「何かできること」を模索するのはチームとしても、選手としても同様のこと。
ベガルタのサポーターたちも拍手で迎えてくれた。
そのような状況を見て、我々マリノスサポーターも拍手を送る。
試合となればもちろん敵の存在であるが、それ以外ではこのような行動一つ一つが大切であり、これからも震災に関係なくとも行い続けてほしいと思った。

しかし、この後もっと素晴らしいことが続いた。
ベガルタのサポーターがマリノスの選手たちや我々に対し「F・マリノス」コールを送ってくれたのだ!!
黄色いスタンドから聞こえる大きな「F・マリノス」コール。
心が震えた。
あれほどの出来事があったのに、こちらの方が勇気付けられ、元気をもらってしまった。
「直接被災していない我々が被災された方々を元気付けるべき」
しかし、ベガルタサポーターの「F・マリノス」コールがそのような考え方を打ち消させ、「容赦なく戦い合おう」と訴えてくれた。
一緒に復興に向けて努力し、協力することが必要。
ただ、同情は試合には必要ない。
それに今更ながら現地へ来て改めて気が付かされた。

試合は一進一退。
ベガルタは早いプレッシングで、マリノスに決定的なパスを出させず、シュートも打たせない。
マリノスも元来の堅守を発揮し、ゴールを割らせない。
しかし、前半20分、ホームのベガルタに先にゴールが生まれた。
赤嶺真吾がゴールを決める。
1-0。
ここまで無敗のベガルタ。
やはり勢いは本物。
しかしその後も一進一退の展開は続き、1-0のまま前半が終了した。

そして、後半もその展開は変わらない。
1点を守り抜こうとするベガルタとなんとか追いつきたいマリノス。
その中で先に動いたのはマリノス。
切り札、キムクナンを投入。
高さを活かし、前線に新たな基点を構築しようと動いた。
これが見事に奏功し、ついにマリノスにもゴールが生まれる。
後半24分、一瞬の隙を突き、谷口博之がゴールを決める!!
同点に追いついた。

その後も双方、一進一退の攻防を続けるも、ゴールは揺るがず、終了のホイッスルが鳴った。
1-1の引き分け。
勝ち点1を分け合った。

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普段であれば、1-1という結果では悔しさしか残らなかったり、特定の選手に対しての修正してほしい点などを考えたりしてしまうものであるが、この日は清々しかった。
それは「アウェーだから」というわけでも、「同点に追いついたというゲーム展開だから」というわけでもない。
ピッチ全体、いやスタンドを含めたスタジアム全体がサッカーをする(見る)喜びを感じられたことに他ならない。
もちろん、マリノスサポーターである限り、マリノスの優勝を願い、信じ、それが叶うように精一杯応援する。
勝ち負けも大切で、それが勝負の世界ではあるが、それ以上のものを感じ取れると改めて気が付くことができた素晴らしい一戦であった。
むしろ、ベガルタサポーターが素晴らしい「F・マリノス」コールをしてくれたのだから、お返しの「ベガルタ」コールをしても良かったのではないかと、マリノスのサポーターリーダーに対し感じてしまった。
その方が、お互いの気持ちの高まりをさらに強めたのかと思う。

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