2008年03月24日

地方巡業という名のノスタルジー“あの、咽喉も嗄れんばかりに声援を送り続けた子供たちはどこへ行った!?”

 
 久しぶりに、多くの方々からリクエストを賜わるプロレスというジャンルのお話しです。(今回は自身が管理するブログサイトコラム、ミルホンさんブログコラム併用という形でざっくばらんに書かせていただこうかと思います。)

 総合格闘技の人気沸騰という波に押され、未だ人気回復の糸口すら掴めない底冷え状態久しいプロレス界。お客さんの入りも一部、復調傾向にあると報じられていたりしますが、まだまだ隆盛期と比べれば雲泥の差という状態でしょうね。地域密着型プロレス団体はともかくとしても、いわゆるメジャー系団体の地方巡業なるものもますますめっきり減ってしまいましたね。かつては、と言ってももう随分以前2、30年前までのプロレス興行と言えば当たり前のように異郷の僻地、そういう場所まで巡業としてやって来ておりました。それだけ日本各地、津津浦浦までその人気が浸透していた証左でもあろうかと思うのです。

 シリーズ自体がロングランで1ヶ月以上に渡って一シリーズが行なわれることも年に数回はありました。その内訳はたとえば九州シリーズだとか、東北シリーズだとか、各地方をまんべんなく興行していくスタイル。場合によっては今日はこの町、明日は隣町などという、それこそあまたの地方を順繰りに廻って行くだとか、新日本、全日本も結構、そういうことがありましたよね。

 言うまでも無く、パブリシティという、興行論に根ざした経営体質改善によってもっとも公共に伝播し易い地上波TVの深夜枠移行が、悪く考えれば地方切捨てを生んだのでしょう。ゴールデン枠に毎週放送される場合に比べ、深夜枠は明らかにコアなファンでも無い限り見ようなどとは思いません。録画してまで見ようかという層にしてもこれもコアなファンに比重がかかる選択肢なのですから、いかにゴールデンという枠が宣伝効果を生んできたか、それは誰しもに考慮の及ぶ自明の理というものでしょう。ゴールデン枠には「どれ、そんなに面白いのであれば一度、見に行ってみようか?」などという地方在住の一見さんを生む土壌もあって、やはり深夜枠への撤退がプロレス巡業地方切捨ての一原因と見て間違いないでしょう。ゴールデン枠と深夜枠では放映権料も大きく違いますし、お客さんの入りも全然、隔たってきます。そうなると団体側はよりコストを落としたスリム経営を考えざるをえない。

 90年代新日本隆盛期、「闘魂三銃士」の時代は都市型集中興行形式で安定安泰経営がなされました。これらに反発するかのように生まれてきたのが、ザ・グレート・サスケ選手が先鞭をつけたみちのくプロレス地方特化型の経営方法論だったのですが、いまや地方によってはプロレス中継という番組自体すら放送されていない地域もあり、お客さんの閑散化はますます深刻な事態となってきております。

 そんなみちのくさんが我が古里で興行をまもなく打つのですね。東北地方発信で全国にその名が轟いたみちのくさんが、我が古里、南九州にやって来る。実はこれ、誠に貴重な興行で、当地初お披露目という実際、“快挙”ともいうべき興行です。地域振興の一環として行なわれるそうで私もふたりの子息を伴って見に行く予定です。

          (朝日新聞『ひと』欄より)
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posted by 美城丈二 |22:28 | プロレス、この果て無き浪漫 | トラックバック(0)
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2008年03月08日

“君がまだ見ぬ武者よ!!”極真「新怪物」テイシェイラ、いよいよK-1参戦!!

 
 “空手”という武道に魂を懸けた者が居る。それは安っぽい、薄っぺらい、まずは相手の心根を計るかのような、いかにも腹黒い心情を思わせるかのような眼差しで話しかけてくる若者たちが増えた、そんなこのご時勢にあっても。人知れず、黙々と空に向ってその両の拳を突き出す。次は右足だ。または拳だ。今度は左上段。誰も居ない風景。しんとした辺りの静寂を破るかのように漢が発した気が響き渡る。

 
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posted by 美城丈二 |02:15 | 魂暴風【pickup report】 | トラックバック(0)
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2008年03月07日

『戦極-SENGOKU-』は「火の玉ボーイ」“五味隆典”の為に在る。我れ、取留めも無く、雑感。

 
 栄枯必衰を繰り返す格闘技界。
 「果ては散りぢりにならねば良いが・・・」
 先達てのワールドビクトリーロード主催の格闘技イベント「戦極」の各試合を見ての感想がまず、そうであった。

 
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 五味隆典選手を獲得したことで一部“勢いづいた”と論評された「戦極」。その五味選手、やはり格闘技に懸けるひたむきさが画面からも伝わってきた。煽りVを見ていてそう思ったわけでは無く、闘う時の面構えがそう、映ったのだ。ひとそれぞれの感覚は無論あろうけれど、試合後のマイクアピールも朴訥としていて好感が抱けた。若い世代にも“受け”がいい彼を「戦極」は今後、上手に前へ打ち出さねばならない。


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posted by 美城丈二 |23:48 | 魂暴風【pickup report】 | トラックバック(0)
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