2007年02月17日
プロレスに‘アングル’は付き物である。‘アングル’とはつまり、その興行を成功裏に進める為の手段、手管、企て。 では、この本来ならば世間に喧伝されてはならない性質のものが、いついかなる形で流失し始めたかと申せば、どの辺りから?となるや!?
初代タイガーマスク、佐山氏の『ケッフェイ』辺りからか、或いはミスター高橋氏の『流血の魔術、最強の演技』辺りからか・・・
とは想い巡らしてみても、要はそれ、根っからのプロレス者には、そんな詮議などどのみち、どうでもよいのだ。胸焦がす、弩動の抗争劇が、それこそ血湧き肉踊るほどの迫真性をもって、我が身に迫ってきたならば、その時点で、そのプロレス者には、‘アングル’は‘アングル’としての効力を失い、‘ハプニング’になり得る。
だから、プロレス者に、所詮、昔をどうこう今更言ったところでプロレスなんて八百長でどうたらこうたら・・・はい、だから何!?で終い。熱く語れる者こそ、幸せであろうとプロレス者たちは胸を張る。
*この続きは、是非、こちらにてお読みくださいませ。
⇒『ファイト!ミルホンネット版魂暴風*a martial art side 』
にて。
posted by 美城丈二 |14:43 |
時代の目撃者・シリーズ“あのアングルの向こう側” |
2007年02月03日
プロレスラー・橋本真也があの世に召されてから、あと半年余り2年が経つ。‘時の魔術師’によって歳月の移ろいは脆くも早いが、未だに彼の熱狂的ファンだった者には、‘何故!?なにゆえ!?突然の訃報’ということになるのであろう。
私も彼には忸怩たる想いがあって、それは‘闘魂三銃士’以前より注目し続けてきたひとりでもあったという想いであり、だからこそ度々、自身のHPで取り上げる段及んで、きつい事柄を書き連ねる余り、よくお叱りのコメントをもらったものである。
とにかく‘プロレスする’ことが好きな男であった。そうして師・アントニオ猪木をこころから愛していた。その師にもみくちゃにされ、あがなっても、またその‘己、信じた道’を泰然と生き抜こう、貫こうとした男でもあったろうと想う。
幸せな男であった。猪木信者が、ふと幼き頃に憧れた夢の領域に踏み込んだ男。ゆえにけれど私なんぞが知れぬ苦渋もまこと舐めた、はずだ。私はというと、そんな橋本真也をときに羨ましがり、ときに憤慨し、ときに罵倒、してきた。
*続きは是非、こちらにて読了くだされば幸いに存じます。
初集、2集ともに、好評発売中です。(プロレス・国内欄にて)
⇒『ミルホンネット版魂暴風3忘れ難き青春の日本人レスラー篇』
⇒『ファイト!ミルホンネット版魂暴風*a martial art side』
⇒『ミルホンネット版魂暴風2感涙のトップ外国人レスラー篇』
posted by 美城丈二 |23:33 |
プロレス、この果て無き浪漫 |
2007年02月01日
或いは、そこかしこで論じられておりますので、今更感は拭えないのかも知れませぬが、この辺りで私なりに想う、総合格闘技界に対する疑問点、提言を、いくつか述べさせていただこうかと想います。
そのひとつめは、先の「K-1 PREMIUM 2006 Dynamite!!」(京セラドーム・大阪)VS桜庭戦における秋山成勲選手の所謂‘クリーム塗付’問題についての私なりの補足。
柔道家時代から何かと疑惑の渦中にあった選手ゆえに、その人権・人種的問題に踏み込んでまでの糾弾は、さすがにどうかよ?とは想いましたけれど、翻ってそれは、明らかに故意で塗っているにも関わらず、二転三転した、まさしく‘言い訳論調’があまりにみっともなく、格闘技ファンの神経をそこまで逆撫でしてしまったから、そこまで踏み込ませてしまったからと想えなくもない。
聞けば、桜庭選手。両膝に水が溜まり、歩行もままならない。眼下底骨折の後遺症でものが二重にだぶる、などの障害を抱え、ぼろぼろの状態の身体に鞭打ち、修練し、おのれの精神を制御しつつ、近来稀にみるベストな状態で臨んだ、秋山戦であったそうだ。その苦行は並大抵の精神では保ちえず、だからこそ、秋山選手の足を掴もうとしたとき、まさに「スルリ」と抜けた際、自身、保っていた‘良識’が一気にほころんだとしても誰も咎めるものはいや、しません。
「なんで!?
俺はそれでも正々堂々と戦いたいと腐心してきたのに、
おまえは何かよ!?
ベタベタと身体に塗りやがって!!」
まさしく哂えない、それは桜庭和志、格闘家であるまえにひとりの男として、人間としての悲痛な叫びであろうと私には感じられました。
しかるに、要は、そういった故意に不正を起こす選手を事前にチェックする機関、もしくはそれらに準じる基準、体制が定められていないという、主催者側、それこそ踏み込めば総合格闘技界自体に問題があるということです。
いつから、この一案にしても問題になってきているのですか?私の幼き頃からもぽつりぽつりと、この手の問題はありました。いまや、平成、格闘技、PRIDE、K-1、成熟期。この期においても、またおざなりの「そのうち、この問題も収束するだろう。それなりの見解でまあ、様子見で!!」「どのみち、みんな、やってることじゃん!?」何か、そういった感覚が見え透いて、私たち、長年、格闘技を見定めてきた人間たちをも馬鹿にされているようで、いい加減、それこそ愛想が尽き果てそうです。
K-1の谷川Pも、‘元’オリックスの中村‘ノリ’選手に「どうですか?K-1、来ませんか!?」などというトンチンカンなことを言う暇があるなら、その前に、何がしか早急に取り組まねばならぬ問題があるのじゃないですか?
いまだに、これこれこういったチェック体制を整えました、だとか、いま、こうこうこういった体制を整えつつあります、だとか、‘クリーム塗付’に関する後日報道は私の知る限り、ありません。そういう取り組む姿勢をここらで提示しても罰はけっして当たらないと想うのですけれど・・・。
先の大晦日以後。各マスコミ等で明らかになった桜庭選手側におけるいくつかの事柄は、やはり曲がりなりにもこの胸打たれるものがございました。格闘技界はいまや一代ムーブメントを引き起こし、私の幼き頃と違い、世間のまさにしかと‘市民権’を得たと想います。そのムーブメントが下火になりつつあるいまこそ、エンターティメント性、ひとつに‘視聴率’等に振り回されることなく、その足元を見つめ、確固たる地盤を築く、好機でもあると想うのです。
世間には恒に堂々と胸を張って対峙していてほしいのです!!
臭い物には蓋!!昔から格闘技界、総合格闘技界のそれは悪しき習慣。
ここらでおざなり用件をひとつでも整備してもらえたら、私の長年の憂憤も晴れるというものです。
*この稿、しばらくのちまた。
posted by 美城丈二 |16:04 |
魂暴風Personal【格闘技の在り処】 |