2007年06月19日
武藤敬司の峻烈、グレート・ムタの華燭。私なりの“ハッスル劇場”観戦録
%size(2){実は、彼ほど従えがたいプロレスラーもいないのかもしれない。なまじっか、筆者は筆者なりに氏の新日本入門当時からの幾多、様々な変遷史みたいなものをつぶさに見もし、察してもいるつもりだから、先のハッスル登場とあいなって、ひとり、考え込んでしまった。
ある機会にある場所で、「もはや常人ならまともに歩くこともままならぬ」その両膝の破綻ぶりを筆者なりに述べて、それでもリング上にてムーンサルトを放ち続ける氏に、感嘆と賞賛をなればと、ものした。
入門当初、そのあまりの鍛錬の過酷さゆえに、何度も辞めようと意を決したそうだが、そのたびにあの小鉄氏に“センス”を見込まれて引き止められた話しは有名で、ある種、のちの“レスリング・マスター”と謳われることになる氏をもってしても「ローマは一日にして成らず」なるものかと勘考すれば、感慨もあらたというものであろう。
若手時代の“武勇伝”にもこと欠かず、あの前田氏が氏を賞賛するのも頷ける。おいそれと“ジキルとハイド”博士と怪人を演じているわけではない。確かなバックボーンというフィルターを見定めていればこそ。
そんな氏の新日本在籍時、人気絶頂の氏を指して一言ぶったのは、まさしく、かつての新日本総帥・猪木氏である。いわく、「済まないという気持ちが先に立つ。本当ならば、彼が若手の時代にもっと手取り足取り、伝えたかったものがあった」
猪木氏流の檄。けっして“武藤敬司のプロレススタイル”を肯定してのそれでは無い。だが当時、筆者には猪木氏らしい含みはあれど、温かい師弟関係としての投げかけた言葉に柔らかさを感じ、ひとりごちた。認められぬものではあるが、無碍に否定出来ないほどに、既に突き抜けているから良いということだろう。そういう響きを猪木氏の言葉尻に筆者は感じたりもしたものだ。
それからのち、氏は大量離脱後の全日本の“竪(たて)”となり、崩壊を救い、自ら社長就任をもって、氏、創造するところの“パッケージ・プロレス”を推し進める。
だが、他の団体共々、無論、こう冷え切ったプロレス界においては安泰では無い。武藤色が色濃くなればなるほど、昔からの全日本ファンは離れていったし、ひところくちさが無い面々には“第二新日本プロレス”とも揶揄された。当の新日本が身売り話しで“ガタ崩れ”した際は真しやかな合併話しが水面下で交渉されていたという辺りは、無論、今となっては知らぬものがいないくらい、有名な話しだろうから、今後も観客動員数等で苦戦を続けるようなら、またぞろ大きな動きが起こるかも知れない。
“ハッスル”登場にもあらぬ噂はあとを立たぬが、あまりのお笑い劇場に擦り寄らぬ限りにおいては、氏の世界を保つことは出来るだろう。
“ハッスル”に関しては、氏の昔からのファンならずとも年季の入ったプロレス者たちには、そうして翻ってプロレスラー自身においても“良い意味で従えれば踏み絵”になったし、今後もなることであろう。
小川選手も故・橋本選手も
悪い意味で“擦り寄った”と嘲笑われた。
或いはもともとがそうだったのだ!!とも指摘・糾弾を受けた。
長州選手は、己の世界を保ったとされる。
天龍選手はいかようか!?
川田選手はどう、捉えよう?
妖しく光る、プロレス世界の“陰と陽”。“ハッスル”でも独自の世界を貫けるなら、筆者においてはまた「武藤敬司」は是、なのである。見せてほしい!!。筆者にとっては現行のプロレスラーと呼ばれる一群の中で、氏、彼だけは“最後の砦”なのだと書き連ねたならば何を大迎なと、何故にそうまで!?とまさしく嗤われる物言いであろうか?
posted by 美城丈二 |18:59 |
プロレス、この果て無き浪漫 |
この記事に対するコメント一覧
Re:武藤敬司の峻烈、グレート・ムタの華燭。私なりの“ハッスル劇場”観戦録
武藤敬司もまた日本が世界に誇るプロレスラー。本場アメリカで”稼げた”のは馬場さんと武藤くらいでしょう。日本では80年代”610”で悶々として、90年代”HOLDOUT”に乗り颯爽と登場、坂口新日本の柱として数々の名勝負、またもう一つの顔グレートムタでも大ブレーク、2000年代新生武藤全日本を確立。名言も残してます「プロレスはゴールの無いマラソン」「この脚プロレスにくれてやる」膝がボロボロで歩くのもままなららしいですね。彼もまたプロレスに命を張ってますよね武藤曰く「プロレスラブ」ですか。
はてさて”ハッスル”ですが困ってます・・昨夜美城さんのコラム「小川直也、IGFをまたぐ!?」で”泣き”をいれましたが、どうにもこうにも・・天竜、川田が参加してるのにもまいっちゃてますが、天竜がHGに負け役を演じるとは(残念ながら”演じる”としか表現できません)人一倍プロレスにプライドを持ってる彼がね・・ギャラがよほどいいんですかね。高田には辟易してます。「ふざけろ!」です。こんなもの見せられた日にはよく美城さんのコラムにコメントしてくる「プロレスてやらせでしょ?」的な言葉に「・・・」です。当のプロレスラーがすっとんきょうな事をしてるんですからね。馬場さん亡き後、猪木あなたが物申さずどうするのですか!IGF期待してますよ!私はノアに引きこもろうかな?・・本当に今日は「・・・」が多いです(苦笑)
posted by 鈴木 | 2007-06-19 21:48
Re:武藤敬司の峻烈、グレート・ムタの華燭。私なりの“ハッスル劇場”観戦録
自分のところでもお祭りとはいえお笑い芸人を上げたりしていますし、
プロレスは舞台と言い切る武藤の芸風において時代劇の殺陣のようなプロレス以外に
新喜劇的なものも今の時代ならありだと判断したのでしょう
なによりお客さんがそれで盛り上がっているということが武藤にとっては
ありだという基準になっていると思います
ランジェリー武藤にブラをを渡されてリアクションできなかったと困っていましたが
次があればWWE張りに客を見まわして煽った後、付けるフリをしてブラでランジェリーの首をしめるくらいはやってのけるでしょう
ハッスルにしてもF-1にしても通常ではないお祭りだから、たまにですが、そういう武藤も見たいファンが多いのでしょう
posted by 空 | 2007-06-19 21:59
Re:武藤敬司の峻烈、グレート・ムタの華燭。私なりの“ハッスル劇場”観戦録
おはようございます。
武藤敬司にハッスルですか・・・。
私にとっても踏み絵的なコラムですね。
アントニオ猪木の格闘路線の継承者が前田日明を初めとしたUWF戦士であるとすれば、エンターテイメント性の後継者は武藤敬司ではないでしょうか?
若い頃から、海外遠征の機会も恵まれ、世代闘争の補足要員にもなり、ずっと特別待遇を受け、生まれ持っての嗅覚により「おいしいところは全部俺が持って行く」という術を完全に身につけたと思っております。王道プロレスからパッケージプロレスに変更はあったにせよ、あの「全日本プロレス」の看板を守ってるという事では感謝の気持ちで一杯でありますが、ハッスル登場は??ですよ。
続いてハッスルですが・・・。
私の中のプロレスストライクゾーンは、内角高めがプライドで外角低めが全日本プロレスですかね。ノアと新日本はど真ん中といったところでしょうか?
ハッスルは完全に敬遠球なので無視!と言いたいところですが、数々の熱狂させてくれたレスラーが上がっているとなればボール球だけど、心理状態によっては手が出てしまうというところなのでしょうか?
実際私のまわりのプロレスファンもハッスル容認派は増えてますね。「プロレス復興の為ならしょうがない。」とか言って・・・。
「プロが栄えればアマが栄える。」という言葉が私の中ではキーワードであります。子供が憧れてそのリングに上がりたいかどうかが重要だと思っております。
猪木と馬場から唯一ピンフォールを取った人がHGに負ける事に何か意味はあるのかい?
全日本プロレスを最後まで守った人が信じてついてきた人達を裏切ってまで素人とからむ意味はどこにあるのかい?プロレスラーになりたくて高校のレスリング部に入部したんでしょ?三沢超えができないからやけになってしまったのかい?
愚痴の連続になってしまいました。
彼らも考えた末、腹を決めたのでしょう。
我々ファンも腹を決める時です。
あのアントニオ猪木についていくか?ハッスル楽しむか?プロレスを完全に見切るか?真剣に考え、決断を下す時ではないでしょうか?
今日は“?”ばかりの文章で、すっきりしません。
なので最後に!
「ジャンボ鶴田は最強だ!」
これで、すっきり!!
posted by J | 2007-06-20 11:38
Re:武藤敬司の峻烈、グレート・ムタの華燭。私なりの“ハッスル劇場”観戦録
私は猪木さんと武藤選手が始めて対決した後楽園の試合を見に行きました。武藤選手が当時中堅もいなかったこともあり早くから海外に出されシンデレラボーイということで売り出され凱旋したシリーズの最終戦でした。開幕戦ではいきなり藤波さんに勝ってましたね。
タッグでしたが私の中で5本指に入るくらい理想のプロレスでしたね。猪木さんが怒りの表現という言葉をよく言いますがあの試合は猪木さんも健悟さんも本気で怒ってましたよね。
試合が終わっても武藤選手を立てなくなるまで殴り続けてた猪木さんの壮絶さを体感し何かを伝えようとしてるんだなとこちらに伝わってきました。テレビでは古館さんが売り出した武藤を潰してしまうんじゃみたいなことを小鉄さんに聞いたところポツリと「でもやらしたほうがいいですよ。」と。小鉄さんは涙を浮かべてたらしいですね。それでも誰も止めず、リングサイドで若手の橋本選手たちの「武藤立て!」という言葉にたいへん感動しました。殴られた武藤選手は試合後、猪木さんの控え室に土下座してお礼をしたという記事を読みこれまた感動しました。本物のプロレスでしたね。
歴史と経験を積み重ねてきたその武藤選手がどのリングに上がっても問題なく見ていられますね。
posted by りこ | 2007-06-20 13:33
Re:武藤敬司の峻烈、グレート・ムタの華燭。私なりの“ハッスル劇場”観戦録
エイドに登場したムタは輝いてましたね。
不思議な化学反応がおきた試合でした。賛否はともかく、プオタを自認する人たちは、あの試合を観るべきだと思います。
HGに負ける天龍を見るのはちょっとしんどかったですね。普通にプロレスをしてしまう、できてしまうHGをレスラーとして観ると天龍戦は物足りないし力不足。「芸人が物凄く頑張ってプロレスしている」と観るべきなのでしょうね。しかしあれだけエース扱いされている姿を見るとそこに矛盾も感じる。天龍に勝つ必要があったのかはいささか疑問です。勝つにしてももっと工夫(配慮)が欲しかった。
勝敗はともかく、ハッスルに出ている天龍はいつも本当に楽しそうですよね。そしてマニアでは是非、ムタVSエスペランサーを実現して欲しいと、今回エイドでムタを観て改めて思いました。
posted by 4 | 2007-06-20 14:53
Re:武藤敬司の峻烈、グレート・ムタの華燭。私なりの“ハッスル劇場”観戦録
お邪魔します。
武藤敬司(グレート ムタ)。現在の日本のプロレスラーの最高峰の選手だと思っております。
むしろ‘ミスタープロレス‘の称号はこの人の物だと。
格闘路線やエンタメ路線等、色々迷走中のプロレス界ですが、この人は一貫して武藤流。(年齢や怪我のせいで動きは落ちてますが)
まず喋れもしないのに、やたらとマイクを持ちたがるレスラーが多い中、武藤は滅多にリング上でマイクパフォーマンスをしない!リングに立っただけでこれ程のインパクトを放つレスラーは現在皆無。(ムタに至っては一言も喋らない!爆笑)
喋れないレスラーは断じてマイクパフォーマンスするべからず!!と勝手に思ってます。(笑)
全日だろうが新日だろうがハッスルだろうが、どこに立っても武藤なんです。(ムタなんです。)
ハッスルに関しても、まぁこれはこれでいいかな?とも思いますし。(あえて容認派です)
馬場さん流に言えば‘それもこれも全てプロレス‘と言う感じかと。(プロレスに‘殺‘を求めてる方。すみません。それも絶対必要と思ってます。)いまのプロレス界には全て必要な物になってしまったんでしょうか。だって今や総合系もTV局と組んで昔のプロレスの手法で番組作りです。プロレス界も考える所でしょう。
でも、やっぱりエイドでもムタは異彩を放ってくれてたみたいですし。他のレスラーもせっかく出るんなら思い切りやりきって欲しいです。(天龍さんもなんのかんの言いながら楽しみながらやってると思いたいです)
僕的には、白使(新崎)&黒士無双(ムタ)のタッグがNO 1です!(笑)
posted by ゆうじ | 2007-06-20 16:31
Re:武藤敬司の峻烈、グレート・ムタの華燭。私なりの“ハッスル劇場”観戦録
鈴木さん、
天龍選手のフォール負け、波紋を起こしているようで、その大半は否定派の方々から、発せられている嘆きかと・・・。私的にも度し難いものがございますが、かといって現行もっとも客入りの良い“ハッスル”劇場でのひとこまともなれば・・・。たとえばHGがあのキャラを敢えて封印して天龍に挑んだだとか、もう少し工夫がほしかったとは思われます。天龍が負けてこその“ハッスル”だとは思われますが、今回の負けは天龍選手の未だ熱烈なるファンの方々にはかなり尾を引く“事件”であったろうとも感じております。
空さん、
武藤選手には、“ハッスル”においても色落ちしないバックボーンというものがございますから、広義の上では、“ハッスル”登場も楽しめる領域のものなのでしょうね。
ご本人は、試合後、今後の“ハッスル”登場をやんわり否定なされておられる。心は全日本愛、されど魅せてくれた氏のセンスにはやはり未だに惹かれるものがございますよ。
Jさん、
僭越ながら、Jさんらしい、筆の運びようにかろやかな微笑を私は持ちえました。
天龍選手に対する檄や川田選手に対する思いは、やはり熱烈なるファンにとっては心痛なるものでしょうね。ご本人たちは折り合いをつけて割り切ってリングに上がられておられるだろうけれど、ファンにとっては堪らないものがあると思えます。
私はいまこそ、“ハッスル”に対する強烈な対立概念としての団体なり存在が必要かと思われますね。ゆえにIGFがどう、転ぶか!?相手を攻撃し、自身を際立たせることに関してはぴか一の猪木氏。けだし、見ものです。
4さん、
“勝つにしてももっと工夫(配慮)が欲しかった。”
まさしく、仰られる通りかと。純粋にプロレスを愛してやまぬファンにも何がしかの配慮とともにリング絵巻は演じられるべきで、そういう配慮が多分に感じられないからこそ、プロレス者は怒るのだと思いますよ。他の格闘技には無い魅力、それら配慮なるものを見出すことも立派なプロレス特有の見方だと思われますから。
ゆうじさん、
“殺”には誠に縁遠い“ハッスル”世界。私は、あの舞台にそういうギミックをまったく求めておりません。果たして今後、どんなレスラーが、どんな団体がそれを持ち出すのか!?私はじっと目を凝らして見つめている最中です。
皆々様、誠に真摯なコメント、嬉しき限りです。今後ともお見知りおきくだされば幸いに存じます。有り難うございます。丈
posted by 美城丈二 | 2007-06-20 18:18
Re:武藤敬司の峻烈、グレート・ムタの華燭。私なりの“ハッスル劇場”観戦録
まぁ年に2度の大きな大会の目玉のひとつとして、鈴木・高山とともにプロレスファンに向けてのカードですね
1試合だけの契約でしょうし、今後2度目があるかどうかは微妙です
なにより武藤が戦いたいと思う相手がいないでしょうね(今の高田=エスペランサーがそれほどおいしい相手とも思えない)
大目玉カードとして、ムタ・三沢vsエスペランサー・川田あたりがハッスルマニアで実現できるならチケット買いますが
見に行った友人の話によると発表された15k弱の入場者数は全くのウソだとのこと
半分くらいは空席だったようです
無料チケット(招待チケット)もかなり出回っているようで、ハッスルも苦戦してるんだなと思います
posted by TNA | 2007-06-20 18:19
Re:武藤敬司の峻烈、グレート・ムタの華燭。私なりの“ハッスル劇場”観戦録
りこさん、
私もその試合場に居りました(笑)。
当初、決していたブックを猪木氏が勝手に結末を変えたと言われる試合のひとつなのです。猪木流の檄・・・実際にリング上で体現してみせた、“闘魂三銃士”は猪木氏、最期の世代であろうと。そういう観念を知る者にとっては、“ハッスル”登場も無論、余裕で見られるのかも知れませんね。現行の新日本ではどうやら醸し出されていない、まさしく“怒り”の精神。そこから自身のプロレスを結実させた、武藤選手。何故に彼が人気があるのか、察せられる気が致します。コメント、誠に有り難うございました。今後ともお見知りおきくだされば幸いに存じます。丈
posted by 美城丈二 | 2007-06-20 18:31
Re:武藤敬司の峻烈、グレート・ムタの華燭。私なりの“ハッスル劇場”観戦録
今晩は、ここ最近愚痴り気味の鈴木です。今日は週プロを買おうとしたらハッスルが表紙なので購買拒否しました(苦笑)アレルギー反応がいよいよひどくなってきました。一昔前のターザン山本率いる”極右翼”の週プロが懐かしいです。(これにはゴング派を始め拒否派が多数いるのは百も承知です)彼ならどういう切り口でハッスルなるものを切り捨てていたでしょう?SWSの時は凄まじいまでのバッシングでしたものね。新日や全日とももめましたね。自分のプロレス観を「これでもか!」とばかりに週プロを通して発信していました(押し付けてた?)あまりにもしつこく購買拒否をしてゴングを読んでいた時期もありましたが、あの刺激を経験すると物足りなくなり、いつの間にか週プロに帰っていました。今の週プロは”情報誌”ですね。ゴング亡き後、無難にまとめ上げなくてはいけないのでしょうが、ハッスルに「NO!」を出せないのですかね?昔からの週プロ派の嘆きです。それとも私の考えが古いのか・・?良識ある”ご意見番”菊池孝氏、門馬忠雄氏、竹内宏介氏やあのI編集長にも聞けるものならハッスルなるものの意見を聞いてみたいものです。勿論美城さんのご意見、応答には心をいやしてもらってますよ。
posted by 鈴木 | 2007-06-20 21:47
受難は、一日にして溶けず!?
鈴木さん、
ごめんなさい、私はターザン!山本氏の、そのときその時しのぎの弁舌、はっきり申しまして、嫌いですゆえ、昔から週プロは購買致しておりません。とにかく、時代時代でもっとも人気があるものに擦り寄る精神傾斜が見てとれ、それは私がもっとも嫌う“癒着”精神であり、これでは他を支持する良識者は介在の余地がありませんし、拒絶反応を示して当然だと思います。
私は故・井上義啓氏の書かれるものを好み、廃刊まで長らくファイトを購入致しておりました。氏もとやかく言われましたが、その主義主張は一貫しておられたと思います。
さて“ハッスル”ですが、私は絶対否定は致しません。やはり、少なからず、“売り手側”の悲鳴も見知っているゆえ、現行の客入りをおもんぱかると、無碍にも否定は出来ないのですね。ただ、翻って、誰が悪いということではなく、やはり先立ってコミッショナー制度を設けたり、一定のプロレスラーとしての条件や規定を律してこなかったかつてのプロレス界自体に問題の根はあると見ております。されど、それはもはや“なにものねだり”というものなのでしょうね。
ならばと、現在のプロレス界を鑑みた場合、“ハッスル”に対するプロレス界自体の中に、強烈なる対抗概念と申しましょうか、そういう団体が存していないということが、やはり問題視されてよい、事案なのではないでしょうか。昔からプロレスなるジャンルを見続けてこられた方々のはけ口とも成り得る、真に強烈なる思想をも有した団体、レスラー。かつての新日と全日のような・・・。言うは易しですが、私は切に希望致しておりますね。
・・・とにもかくにも、まだまだ私達にとっては“受難”の時代と申しましょうね。
コメント、誠に嬉しき限りです。心より、有り難うございます。丈
posted by 美城丈二 | 2007-06-20 22:39
Re:武藤敬司の峻烈、グレート・ムタの華燭。私なりの“ハッスル劇場”観戦録
こんにちは。こちらには2度目になります。
さて、私は「ハッスル」好きなんです(爆)。
確かに天龍がHGに負けました。
だからなんです?
あそこは「ハッスル」ですよ?
という感じなんです。
芸人や狂言師、引退したプロ野球選手までも引き込み、これでもかというくらいベタでくどい飾り立て。そして無茶な因縁と上下関係。
正直、あそこまで分かりやすくワザとらしくやってるものに、本気で怒る人の気が知れません。
天龍、川田、ムタ、みのる、高山。
みんなプロ中のプロです。
この豪華なメンバーが平気な顔で一同に会し、それぞれにとって一番適したパフォーマンスを繰り広げました。
私には、彼らの意識は昔を引きずるファンよりも何歩も先を行っているんじゃないかと思いました。
「お前ら、ちゃんとこれも楽しめ」とね。
とくにみのるなど、メインの活動を
パンクラスからプロレスに移した時に
「面白えじゃねぇか、プロレス!」と吠えた、
あの延長なんだろうな、という気がしましたね。
私はハッスルは、
これからもっとあの路線を進めてほしいと思っています。
そう、あのぬけぬけとしたワザとらしさと
ベタベタな対立関係の連続ドラマ。
それはすべて、もともとプロレスのものだったのですから。
posted by main | 2007-06-21 00:52
Re:武藤敬司の峻烈、グレート・ムタの華燭。私なりの“ハッスル劇場”観戦録
いやー美城さんには言われると思ってましたよ。ターザン山本絶対拒否は。私が猪木の否定論を美城さんがいつも冷静に聞いて下さってる様なもんですものね。よぽっど嫌いなのでしょうね。わかります。毎週の様に「猪木、猪木」と言ってたのがいつの間にかガチガチの”馬場派”美城さんにしてみれば”猪木、馬場”以前の事だと思いますが・・。コメントしといて何ですが私はけっして”ターザン派”ではありません。ただ現状の週プロが情報誌状態になってるのにはそれ以上に面白くありません。やはり情報を流すだけでなく主義主張を語ってもらいたい、見せてもらいたいと思ってます。新聞も数紙が在り、良くも悪くもその数だけの主義主張を述べて愛読者がいて均衡が取れてる様にゴングの休刊は痛いですよね。ただ美城派の私もハッスルには「ん?」です。悩んでいます。”ノアの武道館”を観ているとホッとしてますが。いつも付き合って下さって有難うございます(笑)
posted by 鈴木 | 2007-06-21 02:24
Re:武藤敬司の峻烈、グレート・ムタの華燭。私なりの“ハッスル劇場”観戦録
もう何年前になるでしょうか。地元の友人と新日を観戦し、歩くこともままならない武藤を見るのが辛かったです。ドームでの高田戦を見た時は、センスはあっても技術は未熟で、技が軽い武藤を残念に思いました。猪木さんの言葉は、才能がありながら(格闘技者として)開花させられなかったことに対する悔いなのかもしれません。
もっとも武藤自身強くなることよりもかっこよく見られることを望んでいたかもしれませんが。
新日離脱後の武藤については言うことはほとんどありません。私の中の武藤は大成することなく終わったレスラーでしかないので…。
もし膝の故障がなければ…もしスター路線ではなく地道に育成されていたらと今でも思う一人です。
でもやっぱり本人は強いレスラーよりはかっこいいレスラーを望んだのかな。
posted by T | 2007-06-21 09:03
Re:武藤敬司の峻烈、グレート・ムタの華燭。私なりの“ハッスル劇場”観戦録
私はハッスル大肯定派です。腹抱えて笑えます。
HGが足をガクガクさせながらストーリーを完遂しようとする姿や、インリンがラ・マヒストラルを習得した陰の努力に不覚にも感動しました。
天龍の汚点ではなく、天龍がそれを演じられた事を賞賛したい。インリンの股間に何の疑問も無く、毒きりを吹きかけ止めを刺す、ムタの懐の広さに惚れ直しました。
正義対悪、絶対的不利からの逆転、高田総統と観客との一体感、広い意味?での何でもあり、ハッスルはプロレスとして、何一つ欠けていない。私はそう思う。
posted by 王者ボブチャンチン | 2007-06-21 09:41
Re:武藤敬司の峻烈、グレート・ムタの華燭。私なりの“ハッスル劇場”観戦録
おはようございます。
昨日の東スポで「ハッスルの理念に共感したからリングに上がった、でも素人があがるのは許せない。」という内容のシンのインタビューを読んで色々考えさせられました。ハッスルの“理念”とはなんぞや?
不覚にも(笑)、私もハッスル見に行った事があります。当時はまだ芸能人は絡んでなく、小川がヒョードルに秒殺される前でした。サプライズは長州登場くらいで、客席も半分位しかうまっていませんでした。試合内容は全く覚えていませんが、ストーリーははっきりと覚えてます。
その帰りの友人との反省会(笑)で「DSEはプロレスの二面性、格闘性とエンターテイメント性の両極をPRIDEとハッスルで目指してプロレスを復興させようとしているのだ。」との結論に達しました。
小川がその後ヒョードル、吉田を追い詰め、DSEも存続していればその“理念”を感じ取れたかもしれません。状況は変わりましたが今もそうであってほしいと願ってます。
でも、何故天龍がHGにフォールされなきゃいけないんだ?どうせやるなら高倉健クラス引っ張り出してやれよ!と思います。
もし、アゴの突き出た「A」のイニシャルの人を動かす為にやっていたとしたら・・・。
これは認めない訳にはいきませんね。
最後はハッスルぽく締めてみました(笑)。
失礼いたします。
posted by J | 2007-06-21 10:35
Re:武藤敬司の峻烈、グレート・ムタの華燭。私なりの“ハッスル劇場”観戦録
武藤はプロレスは夢を売る仕事だと言っております
では現代においてプロレスで見る夢とは何か?
単純な「強さ」を求めるなら総合に出て勝つ必要があります
格プロ路線の完全な否定から武藤の中でこれはないでしょう
プロレスラー最強とプロレス団体内で叫んでも、総合がこれだけ浸透している今日
ただの遠吠えにしか捉えられません
武藤がいまプロレスで魅せたい夢とはどのようなものなのか?
武藤の試合を見れば少しはわかると思います
posted by はやと | 2007-06-21 15:58
Re:武藤敬司の峻烈、グレート・ムタの華燭。私なりの“ハッスル劇場”観戦録
初めてのコメントです。
ムタの構えに惚れ惚れします。
強いのか、強くなりきれなかったのか。
転向したのか、していないのか。
その他諸々全て、私にとっては関係ありません。
殺気を秘めた構えの美しさ。
それだけで、私は武藤を評価します。
posted by クニ | 2007-06-21 22:53
Re:武藤敬司の峻烈、グレート・ムタの華燭。私なりの“ハッスル劇場”観戦録
武藤はかっこいいと思います。
三銃士として帰国して、NKホールでのIWGPタッグ戦。橋本、マサ斉藤組対武藤、蝶野組。
華やかであり熱くもあり新日の未来は安泰だと思ったのですが・・・。
posted by のり | 2007-06-22 09:35
Re:武藤敬司の峻烈、グレート・ムタの華燭。私なりの“ハッスル劇場”観戦録
丈さん、こんにちは。
武藤敬司は最高のレスラーのひとりですよね。
このころから雑誌を読みだし、ヤングライオンの試合をテレビ放映してくれていましたから、僕の中では見守ってきた選手の一人になっています。
G1の武藤、IWGPの武藤、三冠の武藤、そして別人であるムタ、すべて、興奮と驚きをあたえてくれ、そして感動もしました。
ハッスルはTVでしかみていませんが、ハッスルは楽しいと言う言葉のみしか浮かびません。
ハッスルはそれで言いと思って見ていますが。プロレスラーは選ばれた人しか成れないと言う幻想にとらわれている自分には芸人や(大阪人なんで芸人大好きなんですが)クロマティーに負けるレスラーの姿はやはり哀しいです。
これが世の中に発信され認知されるのは?ですね
レスラーと八ッスラー(週プロ参照)ははっきり別だと大声で叫びたい心境です。
ただしムタは違いましたね。
レスラーでありながら、ハッスルのファンに大歓声をうけ、そしてムタの世界を見せつけた偉大なレスラーです。
武藤敬司はプロレス会の紛れも無い宝です。
僕は感動があるプロレスをそして選ばれしレスラー達を応援します。
posted by けんしろう | 2007-06-23 10:49
Re:武藤敬司の峻烈、グレート・ムタの華燭。私なりの“ハッスル劇場”観戦録
mainさん、
素人まがいがリングにあがる、いわば歴然とした基準が存しないプロレス界長き悪癖が“ハッスル”を誕生させたのだと思います。楽しみ方はひとそれぞれだと思いますので、私は“だから悪”だという決め付けは致しませんが、残念ながら私はあれが本来のスタイルであるという考えには同調しかねますね。
鈴木さん、
実際、どうなんでしょうね?雑誌自体が存していること事態が奇特な状況になりつつあるいま、毒でも良い、強烈な主義主張を見せてくれという、鈴木さんのご意見には私も同意致しますね。そこにしか逃げ込む手立てはありませんから。カルトと呼ばれても光る方法論としては、毒を吐くしかない。私はともかくネット界には良識の譜が多数おられますから。プロの記者がアマの主張に負ける。これでは本末転倒というものですよね。
Tさん、
武藤選手は賢明な方だから“強さ”としてのプロレスにどこかで見切りをつけたのでしょうね。だからこそ自身の哲学を推し進めることが出来た。突き抜けておりますよね。良くも悪くも。一概に否定出来ないところに、武藤選手の“あく”が潜んでいるのでしょう。
のりさん、
かっこいい・・・これは重大なプロとしての要素ですね。私の思う“佇まい”に通じる観念かと思います。
けんしろうさん、
プロレス界はひとつの大きな時代を経ていまや過度期にあろうかと思います。ここからますますショー的要素が強まっていくのか?或いは・・・。未だに思案しておられる年季の入った方々も遂には離れるときもあるや知れません。重大なる過度期に入りました。
皆様、コメント、誠に有り難うございます。今後ともお見知りおきくだされば幸いに存じます。丈
posted by 美城丈二 | 2007-06-24 11:04


