2007年02月01日

ささやかなる、いくつかの私なりの提言‘クリーム塗付’‘胴着着用’‘増強剤乱用’その第一稿

 或いは、そこかしこで論じられておりますので、今更感は拭えないのかも知れませぬが、この辺りで私なりに想う、総合格闘技界に対する疑問点、提言を、いくつか述べさせていただこうかと想います。

 そのひとつめは、先の「K-1 PREMIUM 2006 Dynamite!!」(京セラドーム・大阪)VS桜庭戦における秋山成勲選手の所謂‘クリーム塗付’問題についての私なりの補足。

 柔道家時代から何かと疑惑の渦中にあった選手ゆえに、その人権・人種的問題に踏み込んでまでの糾弾は、さすがにどうかよ?とは想いましたけれど、翻ってそれは、明らかに故意で塗っているにも関わらず、二転三転した、まさしく‘言い訳論調’があまりにみっともなく、格闘技ファンの神経をそこまで逆撫でしてしまったから、そこまで踏み込ませてしまったからと想えなくもない。

 聞けば、桜庭選手。両膝に水が溜まり、歩行もままならない。眼下底骨折の後遺症でものが二重にだぶる、などの障害を抱え、ぼろぼろの状態の身体に鞭打ち、修練し、おのれの精神を制御しつつ、近来稀にみるベストな状態で臨んだ、秋山戦であったそうだ。その苦行は並大抵の精神では保ちえず、だからこそ、秋山選手の足を掴もうとしたとき、まさに「スルリ」と抜けた際、自身、保っていた‘良識’が一気にほころんだとしても誰も咎めるものはいや、しません。

 「なんで!?
  俺はそれでも正々堂々と戦いたいと腐心してきたのに、
  おまえは何かよ!?
  ベタベタと身体に塗りやがって!!」

 まさしく哂えない、それは桜庭和志、格闘家であるまえにひとりの男として、人間としての悲痛な叫びであろうと私には感じられました。

 しかるに、要は、そういった故意に不正を起こす選手を事前にチェックする機関、もしくはそれらに準じる基準、体制が定められていないという、主催者側、それこそ踏み込めば総合格闘技界自体に問題があるということです。

 いつから、この一案にしても問題になってきているのですか?私の幼き頃からもぽつりぽつりと、この手の問題はありました。いまや、平成、格闘技、PRIDE、K-1、成熟期。この期においても、またおざなりの「そのうち、この問題も収束するだろう。それなりの見解でまあ、様子見で!!」「どのみち、みんな、やってることじゃん!?」何か、そういった感覚が見え透いて、私たち、長年、格闘技を見定めてきた人間たちをも馬鹿にされているようで、いい加減、それこそ愛想が尽き果てそうです。

 K-1の谷川Pも、‘元’オリックスの中村‘ノリ’選手に「どうですか?K-1、来ませんか!?」などというトンチンカンなことを言う暇があるなら、その前に、何がしか早急に取り組まねばならぬ問題があるのじゃないですか?

 いまだに、これこれこういったチェック体制を整えました、だとか、いま、こうこうこういった体制を整えつつあります、だとか、‘クリーム塗付’に関する後日報道は私の知る限り、ありません。そういう取り組む姿勢をここらで提示しても罰はけっして当たらないと想うのですけれど・・・。

 先の大晦日以後。各マスコミ等で明らかになった桜庭選手側におけるいくつかの事柄は、やはり曲がりなりにもこの胸打たれるものがございました。格闘技界はいまや一代ムーブメントを引き起こし、私の幼き頃と違い、世間のまさにしかと‘市民権’を得たと想います。そのムーブメントが下火になりつつあるいまこそ、エンターティメント性、ひとつに‘視聴率’等に振り回されることなく、その足元を見つめ、確固たる地盤を築く、好機でもあると想うのです。

 世間には恒に堂々と胸を張って対峙していてほしいのです!!

 臭い物には蓋!!昔から格闘技界、総合格闘技界のそれは悪しき習慣。

 ここらでおざなり用件をひとつでも整備してもらえたら、私の長年の憂憤も晴れるというものです。

 *この稿、しばらくのちまた。 

 
  

posted by 美城丈二 |16:04 | 魂暴風Personal【格闘技の在り処】 |
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この記事に対するコメント一覧
Re:ささやかなる、いくつかの私なりの提言‘クリーム塗付’‘胴着着用’‘増強剤乱用’その第一稿

谷川Pのセンスの無さには、言葉がでません。
KIDがKー1と距離を置く気持ちが痛い程わかります。
石井館長の復帰を!

posted by jonny | 2007-02-01 19:39

Re:ささやかなる、いくつかの私なりの提言‘クリーム塗付’‘胴着着用’‘増強剤乱用’その第一稿

  jonny さん、ようこそ、お越しを!!
 
 仰せの通り、谷川Pの露出が増すたびに、K-1は坂道を転がるように‘勝負論’から遠ざかっていきましたよね。その点、石井館長は、それこそ‘上手く、センス良く’世論を沸騰させる手管が感じられて見事なものでした。あまり‘エンターティメント性’を追求し過ぎても・・・格闘技は滅する、という、良い事例ではないでしょうか?

 コメント、誠に有難うございました。今後とも是非宜しければ、気軽にお越しくださいませ。   丈

posted by 美城丈二 | 2007-02-02 12:41

Re:ささやかなる、いくつかの私なりの提言‘クリーム塗付’‘胴着着用’‘増強剤乱用’その第一稿

 こんにちは。また来ました。のりです。

 大晦日の試合、その後始末に納得はしていません。某情報番組のデータ捏造同様放送したテレビ局にも問題があると思うのですが・・・。一応の終結を迎えたのでそのことにここで触れようとは思いません。

 さて、桜庭和志選手です。タイガーマスクに憧れ、強いプロレスラーに憧れこの道を選んだ男です。あまりにも有名な台詞『プロレスラーは本当は強いんです。』プロレスファンとしてどんなに心強かったか。そういいながら新日本VSUインターの時は新日を応援したのですが(笑)PRIDEなどで選手のバックボーンが記されますが、その『プロレス』の四文字がどれだけ嬉しかったか。

 普段プロレスしてない彼をプロレスラーと呼ぶのはどうだろう。確かにそう思う時もあります。

 しかし、彼はプロレスを愛していると思います。認めてあげていいと思います。

 僕が残念に思うのは、大晦日の試合の後プロレスラーが立ち上がらなかったことです。

 たしかに数人のレスラー、総合格闘家は異議を唱えました。

 違うんです。真っ先に声を上げるべきは新日本の選手たちなんです。プロレスラーが痛い目にあったのを紅白に次ぐ視聴者が見たんです。

 『団体が違う、あいつはプロレスラーじゃない。』そんな言い訳はいらない。

 プロレスラーが総合のリングで負け続けた時、あの時失意の底にいたプロレスファンの心を救ってくれたのが桜庭選手でしょう!プロレスを守ってくれたのが桜庭選手でしょう!

 なぜ立ち上がらなかったのか。悔しくて仕方ないです。最も同じ新日の選手が負けても仕返しに行かなかったからしょうがないのかもしれません。

 『俺がやってやる!!』

そして勝利後、
 
 『プロレス最高!!』

こんな格好いいことないと思います。古いプロレスファンの妄想と笑われるかもしれません。プロレスと総合は違うんだよと笑われるかもしれません。

 しかし、こうあって欲しいと願います。

  『プロレス最強!新日最強!!』

posted by のり | 2007-02-02 13:57

Re:ささやかなる、いくつかの私なりの提言‘クリーム塗付’‘胴着着用’‘増強剤乱用’その第一稿

 のりさん、読む者を圧倒するかのような、その熱き文章!!

 こころより有難く読ませていただきました。

 ‘『プロレス最強!新日最強!!』’

 ひとそれぞれのプロレス観というものがあり、さまざまな視点から、それを肯定する方もあれば否定する方もおられると想います。ただ、プロレスという定義において、電流爆破もストロングスタイルもハッスルもその定義内、だとするならば、だからこそプロレスは見るもの、ひとりひとりにまたそれぞれの価値観を生み出す、‘まさに特異なジャンル’であろうかと想われるのです。

 どのジャンルでもそうですが、のりさんのような熱狂的な信者が、その存在根底を支えていると想います。
 
 新日本プロレスは幸せものですよ。のりさんのような、熱き信者を多く有した団体なのですから。   
 コメント、誠に有難うございました。丈 

posted by 美城丈二 | 2007-02-03 20:04

Re:ささやかなる、いくつかの私なりの提言‘クリーム塗付’‘胴着着用’‘増強剤乱用’その第一稿

新日も上井が舵をとり、ジョシュ・エンセンが参戦した時は「総合への報復の開始か!」とドキドキしたものですが、結局そんな動きもなくなっちゃいましたね。パンクラスに出場した矢野なんて、絶対強くなると思ったのに。ルーキーであれだけの活躍したんですから。

その後、石澤はフリーとなり単なるかませ犬となり、矢野はたんなる悪役となり、成瀬は他団体へ。LYOTOはどこへ?(UFCへ出るようですが・・・)

それもこれも全てフロントの懐が小さいからですよ。ハッスルやNOAHの成功をみて、「ふつうのプロレスがいいんだ。」なんてつまんないこと思ってるからファンが離れちゃうんです。

新日のレスラーやフロント全員に、DVD「キラー猪木」全巻を毎日見せるべきですよ(笑)

posted by tyahan | 2007-02-05 09:29

Re:ささやかなる、いくつかの私なりの提言‘クリーム塗付’‘胴着着用’‘増強剤乱用’その第一稿

 こんにちは、のりです。

 先日はあまりにも一方的なコメント申し訳ありません。書いてるうちに熱くなり結局あのような内容となってしまいました。

 『いつだってやれるよ』そんな雰囲気をまとったプロレスラーがいなくなったのが本当に寂しいです。

posted by のり | 2007-02-05 13:49

Re:ささやかなる、いくつかの私なりの提言'クリーム塗付''胴着着用''増強剤乱用'その第一稿

tyahanさん、現在、故郷を私用にて離れておりましてコメント返し、大変遅くなりましたこと、お詫びいたします。すみませんでした。「キラー猪木」全巻、それは現行のフロントの方々には刺激が強すぎて、まず卒倒ものでしょうね(笑)。ふつうのプロレスを彼等は思考しているのであり、ましてただのかつての焼き増しでも相手さん、総合格闘技界はびくともしないかもしれません。

posted by 美城丈二 | 2007-02-11 08:21

Re:ささやかなる、いくつかの私なりの提言'クリーム塗付''胴着着用''増強剤乱用'その第一稿

それもこれも、いざシュートに強いという刀懐の士がいなくなったから!?。修練ひとつとってもまずはロープに飛ばすロープワークからだなんて、私、開いた口がふさがりませんよ。嗚呼、悲しき事態、なんとかしてよ、こてつさん!!状態(苦笑))ではありますよ。丈

posted by 美城丈二 | 2007-02-11 08:32