2007年05月26日

IGF理念とはIWGP設立理念に基づくのか!?見えてきた猪木の本心!?

 思いつくままに。
 敬称略にて。
 忍び書き、いや、独り語り・・・。

 本日(5・26)、リリースのYAHOO!スポナビ、その報によって、猪木の新団体、IGFの理念なるものが朧(おぼろ)げなりにも、見えてきた。以下は、猪木の語る、IGF旗揚げ戦における一応のアウトライン、骨子とでもいえようものなのであろう。

 “IGF参戦のジョシュ、カートともにすでに熱くなっておりますが、彼らの要望でもありますしIGFの旗揚げには、「世界中の王者を集結させた戦い」IWGP本来の姿に戻すべく、初代IWGPを賭けた戦いを検討しております。カート・アングルもTNAのチャンピオンとしての誇りもあるでしょうし、また、ジョシュ・バーネットもこのベルトを巻くのに十分な資格があると思います。ブロック・レスナーも3代目のベルトを保持している以上、初代のベルトには無関心ではいられないでしょうし、そうなった場合は自身のベルトを賭けざるをえないでしょう。日本人選手でもこのベルト奪回を目論んでいる奴がいるようですし。とにかく、IGFは強くあることを目指します。アントニオ猪木”

 言葉尻だけを捕らえれば、IGFの理念はあのIWGPの設立理念に通じているということなのだろうか!?
 もし、そうならば、現役全盛時の猪木の醸し出していたレスラーとしての佇まいに、誠に相応しい理念だと思えるが、またそれは翻って、あまた存するプロレス界のチャンピオンたちを統一へと向わせる、あまりに稀有壮大なプランだったのだから、果たして、この期に及んで、あの理念を持ち出したとしてもうまくいくだろうか?

 いや、そうではない、あまた存するチャンピオンたち、またはそれらに準ずるチャンピオンクラスの者たちを一同に会して、NO.1を決するイベント的な大会を行うまでだ!
 なら、IWGPの設立理念とは異なる。もともと世界中に存するプロレス界に携わるチャンピオンを統一・統合して、NO.1を決めようじゃないか?という、誠に誠に今更ながらに思考しても、あまりに非現実的なプランであったが為、頓挫してしまったのであり、それでも時の猪木信者ならずとも多くのプロレスファンが、このプランに酔えたのは、「あの猪木なら、何かしら、どでかい、そのプランを実現し得るかもしれぬ」という、大いなる期待感、夢への橋渡し的存在として猪木を見据えていたからに相違なかろう。

 あの頃は、時代も世論も見方につけていた猪木。一部の八百長論者もまさにまゆをひそめつつも大手を振って喧々諤々(けんけんがくがく)、抗弁など出来ぬほど、“世論の追い風”が吹いていた。折からの空前絶後の初代タイガーマスクブーム、長州vs藤波・名勝負数え歌、そうしてvs国際プロレス勢との果て無きとも思えし遺恨闘争。これら一連の猪木の手管、手法“アングル”に乗せられて、時代は確かに猪木のその手の平に委ねられるが如しであった。

 だが、時代はいまや、あの頃の風など、どこ吹く空、一掃されており、ジョシュ、カート、そしてレスナーを揃えても世界一決戦とは言い難い時代背景なるものが在り、まして現行の日本人チャンピオンのNO.1とおぼしき小橋、或いは三沢の参戦などあろうはずも無く、これではまたまた、“突っ込みどころ満載の猪木プロレス”などと揶揄されてしまうことは容易に想像出来、難くない。

 5月中には発表したいと予定されていたカードのうちまだ一組も発表されておらず、果たしてこの先、大丈夫かいな!?という危惧感はやはり拭えないのである。

 あの“藤田”が参戦!?という怪情報も流れているが、仇花的な一夜の夢、というのならまだ、そうはっきりと名言した方が、こちら側としてはこころ易い。格闘技色の濃いプロレス、先のUFO、その一定線上のものだと思考するなら、噂に上がるメーンカード、ジョシュ、カート、レスラー、三つ巴の3WAY決戦ではとてもとても、その色は出せぬだろう。

 ゲノム(遺伝子)、プロレス新団体、猪木が代表取締役社長、IGFとくれば、私はやはり無視など出来ぬ。既存のプロレス界、団体は、自身の殻に閉じこもり、一歩も外(総合格闘技界)に仕掛けぬから、未だに私たち、往年のファンは猪木に頼らざるをえない。一体、猪木は何歳なんだよ?と、ここ10年ばかりか、猪木がことを起こす度に忸怩たる思いで、格闘技界の在りようを見つめてきた。

 その道は険し。それでも多くのプロレスファン、格闘技ファンに馬事雑言、罵倒、揶揄されても、大花火を上げようと定期的に立ち上がってくる、猪木。誠にその全盛時、鳥肌の立つ思いで見つめていた“四角いジャングルの王者”猪木を知るものにとっては、怖ろしいほどに淋しく、その思いを通り過ぎて哀れでさえ思えて仕方が無い。

 この期においても、おいしいものは一番あとに取っておけ!!とでも言うのだろうか!?されば、次報を待たねばならない(やれやれ・・・)。        (敬称略)

posted by yoshiki812 |18:29 | 美城丈二の「僕らは格闘探偵団」 |
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この記事に対するコメント一覧
Re:IGF理念とはIWGP設立理念に基づくのか!?見えてきた猪木の本心!?

また来ました(笑)暇そうですか?違います。時間を割いてでもこのコラム、しかもIGFとくれば猪木ゲノムを少しでも分け与えられていると自負する私が書かずには居られません。

そうですよ。ようやくメンツが揃ってきました。まさしく、猪木信者の妄想である“世界一決定戦”なるものを今だから、この世の中に放つのです。そんな時代錯誤な事まだ言ってんのか!?呆れてモノも言えないよ・・・。こんな声があちらこちらから聞こえて来るとか来ないとか。良いじゃないですか。あのころのプロレスに狂喜乱舞した世代は常に思い描き、夢見ていた事なんですから。

しかし、あの時アリ戦を実現させたのは誰だ?周りが辣腕揃いだったが。そのメジャーさ故、チャンピオンならば「地上最強」と謳われるボクシングのしかも現役世界チャンプ。日本ではメジャーかも知れないが、単なる島国のプロレスラーとの対戦。言ってしまえばハイリスク、ノーリターン。世紀の凡戦と揶揄されようが、実現させた事そのものが大事な事。私はこう思いたい。お互いのプライドがあるからこそのあの試合が限界なんだと。

話はそれてしまいましたが。私も遅れながらにして猪木の全盛期をこの目で見た訳で、知らないヤツに茶番だ何だと語って欲しくはない。と、心の中では思っています。

未だに猪木だから。あの猪木ならその妄想を現実のモノとしてくれるだろうと願っています。実は、コレが最大の妄想であろうと感じますが(苦笑)

猪木の遺児と自負している人達は、まだ待ってますよ!!どんなに裏切られようと。プロレスラーアントニオ猪木とはそう思わせてくれるのですね。断っておきますが、期待しているのは「プロレスラー・アントニオ猪木」ですから。

posted by ビリー・ジャック | 2007-05-27 18:35

Re:IGF理念とはIWGP設立理念に基づくのか!?見えてきた猪木の本心!?

 ビリー・ジャックさん、重ね重ね、コメント、嬉しいです。

 vsアリ戦は、間違いなく、日本の格闘技史上における金字塔的一戦であり、この一戦を実現すべく、刻苦なされた関係者の方々に、今更ながらもその労をねぎらうべく、お言葉を添えたいですね。「誠に大いなる“夢”を有り難うございました」と。実現までの道のり、様々なメディアにてこれまで披瀝されてきたことを、読みつづり、あるいは耳に致しておりますけれど、あの“稀有壮大”なプランにいかに多くのプロレスファン、格闘技ファンが酔ったことであろうかと思うと、感慨もまさにひとしお。
 現在においては、“世紀の凡戦”と非難された一戦も、評価が少しずつ変わり、見直されてきております。実際的には、私はルールが全てだったと思っておりますし、「お互いのプライドがあるからこそのあの試合が限界なんだと。」まさに仰る通りかと。いまではリアル目撃者世代として、私は存したこと、一ファンとして、幸せだったなと感じてもおります。

 A・猪木・・・誠に未だ、不可思議な“底が丸見えの底無し沼”的その世界観。IGF、されどIGF、なのでしょうね?

 コメント、誠に有り難うございます。丈


 

posted by 美城丈二 | 2007-05-27 20:48

Re:IGF理念とはIWGP設立理念に基づくのか!?見えてきた猪木の本心!?

きっと失敗するんだろうな~と思いつつ見ています。

けど、失敗も成功も関係ないんだよな~この人には。と思ってます。

一般人と猪木の価値観、思想、尺度、常識あらゆるものが違うんですから。

提供されたものを見て評価、判断してもきっとこたえないんでしょうね。

超人ですからアントニオ猪木は。

posted by のり | 2007-05-30 10:40

Re:IGF理念とはIWGP設立理念に基づくのか!?見えてきた猪木の本心!?

「きっと失敗するんだろうな~と思いつつ見ています。」ダハハハッ。のりさんにかかると、もはや猪木氏は仙人みたいな域のひとということになりますね(笑)。確かに仰る通り、私なんぞには測りがたい感覚を有した方だと思うが為、幼い時分から強烈にひきつけられてきたのでしょう。ただ、全盛期の頃の猪木氏は、一般ファンのニーズにもきちんと応えていたはずだというのが、私の翻っての主張なのですね。ですから、非難轟々の猪木氏を見ていると誠に僭越なる物言いではございましょうが、何やら哀れにさえ思えてきて仕方がないのですよ。IGF、されど見続けていくしか、能の無い私です。度々のコメント、嬉しき限りです。丈

posted by 美城丈二 | 2007-05-30 12:56

RE:IGF理念とカートvsブロック

IGFのコメントになるといつも出てきてすみません(:-))

カートとブロックがいよいよメイン決定とのことで、以前のコメントでも書きましたが、数年前にWWEで見せた1時間無制限本数勝負と同じ戦いをやってくれたら本当にそれだけで猪木プロレスだけでなくノア的平成プロレスファンまでも含めた日本のファンを満足させることができると思います。

唯一心配なのはブロックです。長く試合から離れている上にMMA用の体に絞ってしまっていたら、TNAで大活躍している今のカートには試合内容で全くかなわないです。相手があっての戦いですのでブロックには本当に頑張ってほしい。

これも別で書きましたが、IGF理念は『猪木のリング』で最強を決める!と思います。そのために商業的な大成功とそれに伴い強い選手を世界中から集めて最強集団を作りあげるです。猪木がTUFやWWEの Tough Enough のミックス番組を民放で作れば大ヒットすると思います。勝手に名づけると INOKI's NEXT TOP FIGHTER! というTV番組です。皆様、私のこのコメントをご記憶ください。

ところで美城さんへの御願いですが、元祖バリツール(当時はこのようにと呼ばれていた)イワンゴメス、猪木に挑戦したがその凄さに逆に新日本へ入門してしまったことについて語ってください。猪木が最初にVTをプロレスへ取り入れたことを多くの人が知らないと思うのです。

posted by プロレスは社会の縮図@スーパーフリーク | 2007-05-31 23:56

Re:IGF理念とはIWGP設立理念に基づくのか!?見えてきた猪木の本心!?

 プロレスは社会の縮図@スーパーフリークさん、度々、コメントを頂きながらコメント返し出来ずに失礼致しました。
 いよいよIGF、メーンカードが発表されましたが、猪木氏のことなので、今後、新たな展開があるかもしれませんね。その行く末、注視致しておる次第です。

“元祖バリツール(当時はこのようにと呼ばれていた)イワンゴメス、猪木に挑戦したがその凄さに逆に新日本へ入門してしまったことについて語ってください。猪木が最初にVTをプロレスへ取り入れたことを多くの人が知らないと思うのです。”

 イワン・ゴメス・・・懐かしいですね。ルスカとのセメントマッチはいまや伝説化しておりますし、猪木氏ブラジル遠征の際、挑戦表明をした猛者ですね。私は、木戸選手を立てたが、時のブラジルスポーツ教会が対戦を許さず、猪木VSアンドレ戦を見て、猪木の強さに舌を巻いたゴメスが新日本入門を嘆願した。そういう認識なのですがね?
 折りを見て、コラムにものしても良い、案件かとも思われます。ゴメスはもし現代に存したならば、一躍、時のひとになれたかも知れず、やはりあまりにも早すぎたのでしょうね。それにしても確かにきっとスーパーフリークさんが嘆いておられるように?猪木氏に対するかつての事柄を知らな過ぎる方々が、昨今のトピックス、その表層部分だけを取り上げてご批難なさる、この傾向は誠に誠に強いようです。私もいまや猪木氏に関しても是々非々論者ではありますが、一ファンの立場ながらも、きちんと襟を正してコラム作成に取り組んでまいろうとも思いますので、どうぞ今後ともよろしくお見知りおきくださいませね。コメント、誠に有り難うございます。丈

posted by 美城丈二 | 2007-06-01 08:11

Re:イワンゴメス

美城さん、ご返事有難うございます。各自都合があるのは十分承知ですし私も気楽にコメントしたいので、コメント返しなどは気にしないでください。

イワンゴメスについてはどれだけの実力者であったのか実際にはわかりませんが、ヴァリトゥードを既に30年も前にプロレスに取り込んでいる、というところが猪木プロレスの凄さであると思っています。

延髄切りがあたらず真空切りになってしまっても相手がそれにあわせて倒れてしまう :-) ようになってからの猪木しか、リアルタイムで見ていない方たちにとって、猪木のファイターとしての評価が落ちているのは良くわかるので、美城さんのコラムで、猪木の全盛期の強さ・凄さを少しでも知っていただけたらうれしいですよね。

難しいでしょうが、イワンゴメスだけでなく、やはりアクラムぺールワンは避けてとおれないでしょうし、少なくとも今後数十年は本当に深い部分の話しは無理と想像しますが、寛水流という猪木の名前までついてしまっている空手の水谷氏や熊殺しウイリーの極真勢とのリング内外の戦いは簡単にでも触れてほしいです。詳細はわからないですが、どちらも、リング外で、まさに命とプライドをかけた本当の戦いがあったことは事実でしょう。ボックやあの時のヨーロッパ遠征の戦いももっと知りたいですね。勿論、真相自体が人によって違い、いくつもの真実があるわけで、自分の見る目を試される、まさにプロレスを考えることは人生や社会の裏表を考えることです。

さて明日はダイナマイト。相手が誰になってもレスナーが勝ってIGFにつながりワインがおいしく飲めることを祈ります。

posted by スーパーフリーク | 2007-06-02 07:16

Re:IGF理念とはIWGP設立理念に基づくのか!?見えてきた猪木の本心!?

スーパーフリークさん、度々、コメント、嬉しき限りです。実は私、以前にあるところで、ゴメスに関すること、ペ-ルワン戦並びにパク・ソンナン戦、ウイリー戦等、私なりの思いのもと、書き留めたことがあるのですが、いま、私の手元には、それらに関する資料しかございません。いつとは断言致しかねますが、上記、事柄もまたものしていきたいと思いますので、是非、気長におまちくだされば(笑)。僭越なる物言いではございましょうが、かなりの猪木信者であられたのかなとも思えし、スーパーフリークさん、私も猪木氏に関しては思いが未だに様々、尽きませんね。IGFは、やはり目が離せません。

 今後とも宜しくお見知りおき願えれば幸いに存じます。丈

posted by 美城丈二 | 2007-06-02 09:59

Re:IGF理念とはIWGP設立理念に基づくのか!?見えてきた猪木の本心!?

ダイナマイトのPPV見ました。レスナーほぼ予想通り、パウンドでの圧勝でしたが、今後、立ち技の強い選手とあたるまでは本当の実力はわかりませんね。心配していたMMA用の体への絞りすぎも無く、IWGPベルトや藤田との戦いまで1~2秒流れたし、レスナーがIGFのエースなら誰も文句ないと思います。やっとプロレスラーでMMAでも通用するファイターが出てきた感じです。ゴールドバーグも解説者でIGFへ来れば良い。

今後はファイターとして呼んでくれとのレスナーの言葉、INOKI's NEXT TOP FIGHT というTV番組の可能性がますます出てきましたね。

posted by スーパーフリーク | 2007-06-04 01:19